鬼様に生贄として捧げられたはずが、なぜか溺愛花嫁生活を送っています!?

小達出みかん

文字の大きさ
19 / 29

いらない末子(百夜視点)

しおりを挟む
「いってらっしゃい…澪」

 最後、百夜は笑顔で澪子を見送った。一秒でも長く、澪子を見ていたかった。百夜は遠ざかる彼女の背に目を凝らした。
するとふいに澪子が振り返って、ましろと共に手を振った。何も知らないその笑顔は、百夜の胸にずしんと重たい一撃を食らわせた。

「み、澪…澪」

 駆け出して止めたくなる衝動を、百夜はやっとの事でこらえ、笑顔をつくって手を振り返した。それを見て澪子は安心したように歩みを進め、やがて木々の間に二人の姿は消えた。

(今度(・・)こそ…澪子を助ける事ができた)

百夜は、縁側に腰かけて深いため息をついた。彼女を助けるには、こうするしかない事は、百夜自身が一番わかっていた。だがもう二度と会えないと思うと、百夜の胸に鋭い痛みが走った。

(でも―…いい。そのうち痛みも感じなくなる。私の命は今夜で終わりなのだから)

 百夜は目を閉じた。瞼の裏に、さまざまな映像が走馬灯のように浮かんだ。澪子の笑顔、ましろの走る姿、そして真っ赤な紅葉―…。

 ―百夜の脳裏に、遥かな故郷の景色が浮かんだ。ついに帰ることのなかった故郷が。


 火ノ原は美しい場所だった。燃えるような紅葉。天空を吹く透き通った風。子どもの百夜は一人になりたいとき、よく誰も来ない崖の上から下の世界を見下ろしていた。

 人間が居るという世界。
 人間というものは、どんなものなのだろう?家に帰る事が苦痛だった百夜は、よくそう考えながら時間を潰していた。

 家は、荒くれものの父と兄たちの天下だった。一人静かに書を読むことが好きな百夜の居場所などどこにもない。力も弱く女のような顔をしていると、いつも罵られ叩かれた。
 彼らに認めてもらおうと頑張っても、百夜は相撲も取っ組み合いも下手だった。いつも簡単にねじ伏せられて終わるので、反撃しようという気にもならない。そんな百夜を、闘志がないと兄たちは嘲るようになった。
そして出来の悪い末子は、早々に父の視界から消えた。何をしても数に入れられない。いるのにいないように扱われ、食事も風呂もいつも最後だ。

 友達と呼べるのは、峰に住む野生の狐くらいだった。百夜はいつも崖の上で、彼らと走り回ったり、話しかけたりしてやるせなさを紛らわせていた。ことに辛いとき、彼らはそっと寄り添ってくれるのだった。ある時彼らが、葉をくわえて百夜のもとへ来た事があった。

「ああ…それ、お前の好きなヨモギの葉…くれるのか」

 百夜は思わず笑って、伏せていた顔を上げた。

「知ってるかい?お前が好きなこの葉…こうして傷にあてると、痛みが和らぐんだ」

 百夜はよもぎの葉を揉んで、火傷の残る手にそれを張り付けた。昨日、すぐ上の兄に、火箸を押し付けられてできた傷だった。

ひりひり痛む火傷に、ヨモギの液が一瞬しみる。その痛みに、百夜は思わず顔をしかめた。だが傷の痛みよりも、胸中の痛みの方がやるせなかった。

なぜ自分は、こんなにひとりぼっちなのだろう。
誰にも認められず、数に入らず、こうして虐げられて―…。

 狐は心配そうに、唇をかみしめる百夜を見ていた。百夜は彼を見て、無理やり笑ってみせた。

「…大丈夫、こんなのいつもの、こと…」

 だが、強がると一層つらさが身に染みて、百夜は最後まで言えなかった。こんな自分が情けなくて、百夜は再び膝を抱えて顔を伏せた。
この姿を見られれば、女々しい弟だ、一家の恥だとまた叱られる。百夜は無理やり拳を握って、ぐっと嗚咽も涙も飲みこんで顔を上げた。

「もう…帰らなきゃ」

 百夜は無理やり立ち上がって、屋敷へと歩いて戻った。大広間に明かりがともっている。もう夕餉の時間だ。百夜は急いでずらりと並んだ膳の末席に滑り込んだ。隣の兄が、冷たい目で百夜を見た。

「何、ぐずぐずしてんだ。下っ端のくせに」

「…ごめんなさい」

 百夜は身を縮めてつぶやいた。そんな百夜を見て、兄は意地悪く目を細めて、大声を上げた。

「父上!こいつ、夕餉の席に遅刻をしました!本来ならば、一番先に来て待っていなければいけないのに!」

 一番上座に座った父上が、ちらりと兄を見た。百夜の背は凍った。
…咎められるなら、まだいい。一番いやなのは、そんな奴、遅れようがどうでもいいと言われること…
 父の無関心は、いつも百夜を容赦なく打ちのめした。

 が、その日だけは違った。父は百夜の手に目をとめて聞いたのだ。

「お前、その手はなんだ?」

 兄も気が付いてヨモギの葉を見た。兄はいつものように百夜を嘲った。

「はっ、お前は本当にクズだな、女こどもがやるようなままごとを一人でしてたのか」

 これは、狐が持ってきてくれたものなのに。冷たい家族と違って、いつも気にかけてくれる狐が…。そう思うと、百夜は珍しくムキになって、ヨモギをはがしてその下の火傷を見せた。

「違う、ヨモギには鎮痛作用があるから、こうして貼ってたんだ」

 が、兄はわけがわからないという顔になった。

「は?チンツウ?何言ってるんだ?」
 
「痛みを和らげるんだよ。傷に貼ってもいいし、煎じて飲めば病気にも効く」

 仏頂面で説明した百夜を見て、父は方眉を上げた。

「ほお、そうか。そりゃ知らんかったわ」

 遠くから響くその声は、ただしゃべるだけでもまるで雷のように響く。どこか面白がるかのように、彼は百夜を見て言い捨てた。

「お前、仙薬作りにでもなる気か」

 その言葉に、百夜は固まった。父が僕に話しかけることなど、何年ぶりだろう。心の中に、嬉しさ、ためらい、気後れ…様々な思いが翔けていくように浮かんでは消えた。だが早く返答を返さないと、父さんの目はすぐ他の兄弟へと向かうだろう―…百夜は焦って口にした。

「は、はい…!いつか誰も作ったことのない仙薬を、作ってみとうございます!!」

 百夜は頬を真っ赤にして、そう言った。すると父はふんと笑って杯を傾けた。

「それならせいぜい励むことだ。俺を長生きさせてくれ」

 百夜は目を見開いた。父がこの僕に、希望を言うことなど初めてだ…。百夜は意気込んでうなずいた。だが父の目はすでに百夜から離れていた―…。

 しかし、百夜の胸の内に、いままでなかった光がその時差した。

(仙薬―…不老不死の、薬)

 未だかつて誰も作れなかった幻の薬。もしそれを作る事ができれば、きっと父は喜ぶだろう。百夜の事を、役に立つ息子だと認めてくれるかもしれない。

(やってみよう、強くない僕が人よりできる事は、そのくらいなのだから―…。)

 百夜は密かに決心した。
 それが一番最初、調薬を志した理由だった。
 
 それから百夜は、仙薬を完成させるために人間界へと降りた。広い大陸や島々を渡り、妖や仙人を訪ねその作り方を研究した。何年もかかったが、ようやく独自の仙薬の処方を作り出した。

 ―仙薬の材料は、水銀でも金でもない。生きた人間の肝だ。

 百夜はそう確信していた。だが、ただ肝を取るだけでは仙薬は作れない。
 生命の根源は、体の中に詰まる五臓六腑だ。人間は、体の中に流れる気の力でもって、それを動かしている。気の流れが尽きれば、生き物は死を迎える。
 それを防ぐためには…より力の強い人間の臓腑から「気」を抽出し、薬に落とし込む必要がある。「気」を人間から取り出してとどめておくのは難しい技術と根気が要ったが、百夜は時間をかけて、その技を完成させた。今まで誰もできなかった技だ。百夜の心は高鳴った。
 これで、故郷の皆に認めてもらえる―…。

 臓腑は強ければ強いほど、多ければ多いほどいい。だから百夜はその材料を得るため、この青井山へ降り立った。
 捕らえた人間たちは眠らせて、苦痛を最小限にして肝を取った。だがそれは、彼らに慈悲をかけたわけではない。ただ単に、争うのが面倒だっただけだ。
 人間を犠牲にして薬とする事そのものには、なんのためらいもなかった。むしろこれで薬が完成に近づいたと思うと、嬉しくなるくらいだった。父に認められ、兄たちの仲間に入りたい。否定しようとしても、心の底には常にその思いがあった。
 百夜の生まれ育った世界では、強さこそがすべてだった。思いやりも愛も存在しない。弱いものは、餌食になるしかない。その世界しか知らない百夜にとって人間は、食材と変わらなかった。鬼よりも弱い力しかもたない彼らはただの「家畜」だった。

しかし、薬も完成に近づいたある日、百夜は思いもかけない事態に戸惑う事になる。
山のふもとの神社の巫女が、村人を返して欲しいと訪ねてきたのだ。

 寒い冬の晩だった。頭にかぶった被(かづ)きから覗く顔は白く、その体は吹雪に吹かれて飛んでしまいそうに細かった。しかしそのまなざしはまっすぐで、百夜を前にしても一歩も引かない強靭(きょうじん)さを持ち合わせていた。
 この人間の肝は、きっと強い気で満ちているに違いない。そう思った百夜は一にも二にもなく巫女を捉えようとした。が。
 その瞬間、ぶわっと巫女の袖の中から、色とりどりの紐が蛇のように飛び出し、百夜の身体を捉えた。

「…私も捉えて喰うつもりだったのですね」

巫女は冷たい声でそう言った。見下ろすその目は、軽蔑と怒りに満ちていた。そのまなざしを受けながらも、百夜は言い返した。

「食ってなどいない。人間たちは、薬の材料になってもらったのだ。」

「…何の薬?」

「仙薬だ。飲めば永遠に生きられる」

「あなたは…それを飲むつもりだったのですか。人の命を奪って、自分が生き永らえようと」

「自分のためではない。私はただ、薬を完成させたかっただけだ…!」

「では…あなたのその研究のために、たくさんの命が犠牲になったと?」

「…人間など、どうせすぐに死ぬ生き物だ。それのなにが悪い?」

 百夜のその言葉に、巫女の目は鋭く細められた。

「あなたと話しても、時間の無駄のようです」

 巫女はそう言って、懐から輝く何かを取り出した。その光に目が眩み、百夜は思わず地面へ手をついた。自分の力が弱まり、手足に見えない枷がはめられたかのように痛んだ。巫女は続けて叫んだ。

「私の命を使ってでも、あなたを倒します!村のみんなのために…!」

 その声は強く神々しく百夜の耳へ突き刺さった。だが百夜は抵抗を試みた。

「鬼の私が…そう簡単に、人間に倒されるとでも…!」

「倒すのが無理ならば、この地に封じます…!」

 巫女は絞り出すようにそう叫んだ。彼女は自分の持てる全ての生命力を使って、その光でもって百夜をねじ伏せた。彼女の力が、地面を通じてこの地全体に広がっていくのが感じられた。まるで全てを吸い込むような、強力な力だった。抗おうとしても、光を浴びた手足は萎え、百夜は地面へとはいつくばるより他なかった。百夜の意識は、そこでふっと途切れた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

処理中です...