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見苦しい女
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次の日の朝。
(うう……体が重い……疲れがたまっているのかな、頭痛もするわ……)
しかし、仕事は待ってくれない。たとえ疲れていても、つらい事があった次の日でも。
(やらなきゃ。がんばらなきゃ)
鉛のようにおもたい体をなんとか起こし、詩音はカプセルホテル備え付けのシャワーを浴び、メイクを整え、いつもよりも気合を入れて、少し早い時間にきっちりと出勤した。
「お、佐倉、早いね」
企画書に漏れがないか最終チェックを行っていると、後ろから部長が声をかけてきた。
50の坂に届こうという鈴木部長は、この部署の頼れるリーダーでもあった。
「部長も早いですね」
詩音が振り返ってこたえると、部長は少し怪訝な顔をした。
「それより佐倉、大丈夫か? なんだか顔色が悪いぞ」
「そうですか? 大丈夫ですよ」
メイクを濃い目にしたけれど、ごまかしきれてないか。
「ここのところ、人の代わりに残業続きだったろう。たまには休みなさい」
「いえ、残業のメインはこの企画書ですよ」
そりゃ、三輪に頼まれた仕事も多々あったが、一番時間を食ったのはこの企画書のデザインたちだ。
手にした企画書をパラパラめくりながら、部長はうなずいた。
「うん。気合入ってるな……。特にこのロゴのデザインが親しみとキャッチ―さがあっていいね。あれだ、前の歯ブラシの広告も評判よかったもんな。これが成功したら、佐倉はデザイナーからアートディレクターになってもいいかもなぁ」
吟味するように言われて、詩音は内心嬉しい半分、困惑半分だった。
アートディレクターは、こういった企画を管理、監督する立場だ。つまりデザインそのものにかかわる時間は少なくなる。
(お給料は上がるかもだけど……)
詩音はとりあえず曖昧に笑ってごまかした。
「ありがとうございます。それは別としても、ちょっと個人的な肩入れもあって……この仕事、どうしても成功させたいなって!」
「個人的にって……もしかして佐倉、スイーツ好きか?」
企画書の内容を見て、部長がちょっとからかうように言う。
「そりゃ、好きですよ。でも、気合入ってるのはそれだけじゃなくて……この『シュガードロップ』、私の地元の企業なんですよねぇ。だから応援っていうか……力になりたいなあって」
「なるほど、S県に本社があるようだな。地方発で首都圏に展開とは、経営者は相当のやり手だな。俺は会議には出れなくて悪いが、がんばれよ」
そんな話をしたあと、詩音は会議室に向かった。
(ええと、資料の数はこれで大丈夫よね……)
会議室の前で詩音が最終チェックをしていたその時、ふと目の前で立ち止まる人影があった。
「あららら、先輩じゃないですか」
それは――今一番会いたくない相手、三輪であった。
だが、仕方ない。仕事なのだ。詩音はいつも通り、軽い笑顔を浮かべて挨拶をした。
「おはよう、三輪さん」
三輪の顔から一瞬笑顔が消えた。しかし、詩音が手にしている資料を見て、またその顔に笑顔が戻る。
「その資料、もういりませんよ? 先ほど私が前もって、取引先の方々に配っておきましたから。フフ、おじさんばっかりでしたけど、イケメンな若手社員もいましたよぉ♪」
「え? 配ってきたって、今?」
「はい、さっきこちらにお見えになったので、さっそく。いつも先輩に仕事代わってもらったりしていますから、こういうときくらい恩返しできたらなって」
にーっこり、と彼女が笑う。
昨日までの詩音なら、彼女の働きをありがたく思っただろう。
けれど、昨日の今日でこんな事を言われては、さすがに疑いが先に立つ。
「ここにもうあるのに、わざわざ三輪さんの方で印刷しなおして、先回りして配ってくれたの?……もしかして私の資料に不具合でもあったかな?」
詩音はあくまで穏やかに探りを入れたが、三輪はさらに笑みを深めただけだった。
「そんなことありませんけどぉ」
「あの、私も三輪さんが配った方の資料を確認させてもらっていいかな?」
「何ですか? もしかして私がミスしてるとでも?」
彼女が不服げに眉を寄せたので、さすがの詩音もはっきりと言った。
「そうじゃなくて、ただの確認です。ほら」
するととたんに、彼女は表情をゆがめた。
「ひどぉい。昨日あんな事があったからって……私の仕事を疑うなんてぇ……」
彼女が言ったその時、営業の社員――亮が、取引先の人々を連れて会議室にやってきた。
「あっ、亮ちゃん」
三輪が嬉し気な顔になる。
社内でその呼び方はどうなの――と思ったが、部外者の前でもあるので、詩音はぐっと口をつぐんだ。
亮は駆け寄ってきた三輪に、小声で聞いた。
「どうした」
「あのねぇ、先輩がぁ……」
唇を尖らせて、彼女は何かを言いたげに詩音を見た。その様子から、亮はしかめ面で詩音に視線を投げた。そして、後ろの人々に聞こえないよう小声で言った。
「おい、社内で何してるんだ。公私混同だろ」
詩音はさすがに抗議した。
「違います。彼女の配った企画書の確認をしようとしただけです」
亮はさらに声を低め、詩音に吐き捨てた。
「――俺を取られたからって、いやがらせかよ。見苦しい女」
そういう話ではない。詩音は噛んで含めるように言った。
「いえだから、そうではなく……」
しかし、亮は取り合う気もないらしく視線をそらした。
詩音は思わず目を見開いて――そして、肩を落とした。
抗議する気が失せたのだ。
……何を言ったって、もう亮は詩音を『悪者』としか取らないのだろう。
今まで二人の間にあった親密な関係が、一瞬にしてこんな風に変わってしまった。そのことに詩音は改めて落ち込んだ。
「では皆さま、会議室へ」
一瞬前とは売って変わって営業スマイルで、亮は振り返って会議室のドアを開けた。
「はるばるS県からご足労いただき、ありがとうございます」
取引先相手――シュガードロップの社員は3名ほどいた。そのうちの一番年かさの男性が、ニコニコと笑って答える。
「いえいえ、会議をぜひにとお願いしたのはこちらですので。ねぇ」
彼が隣の男性に会話を振る。
この中で一番若い――20代前半と思える男性社員がうなずく。
「はい。うちは全国展開を見据えているので、その際のデザインの一新を、ぜひ有名なこちらのデザイナーさんにお願いしたく」
その言葉に、こんな状況であったが、詩音は少し気持ちが沸き立つのを感じた。
別に詩音がデザイナーとして有名なわけではなく、会社の名前が有名なのだが、仕事に期待してもらえるのは嬉しい事だ。
頑張って残業して、よかった。詩音が少し元気を取り戻していると、年かさの男性が何気なくいった。
「ええ、この企画は、社長の肝いりで進めていますから、ね」
詩音は相槌を打った。
「そうだったんですね。メールをいただいたのは、『岡本』さんからでしたが」
「ええ、岡本は私です。社長の指示で、私が今回東京までやってきたというわけで」
「なるほど……お世話になっております」
その時、詩音はふと視線を感じて、岡本の隣に座る男性社員の方を見た。
すると、彼は何でもないように詩音から目をそらし、机の上に置いた企画書に目を通し始めた。
伏せ気味になったまつ毛が、頬に影を落としている。黒いまっすぐな黒髪を一部上げた、若い男性によくある髪型だ。だが――まるで雑誌のスチール写真のように絵になっているその姿に、詩音の目は一瞬引き付けられた。
なるほど、三輪が『イケメン』と言っていたのは彼のことか。
「では、本題に入りましょうか」
わ、いけない、いけない。
詩音は自分を即座に取り戻し、資料をとんとんとそろえて、発言の前準備をした。
亮が会議の進行を務め、この企画を作った詩音が内容を説明するはずなのだ――が。
「企画書の説明をお願いします、三輪さん」
えっ……?
口を開きかけていた詩音は、亮の発言に耳を疑った。
三輪さんが? 何で?
思わずあっけにとられて固まった詩音を置き去りにして、三輪がにこやかにしゃべり始めた。
「では皆さま、先ほど配布したお手元の資料を御覧くださぁい」
ちょっと待って、と言おうとした詩音を、ちら、と三輪が目線で制した。
――たしかに、取引先の前だ。そういった話はここでするべきではない。
まぁいい。この企画を受けて、デザインを生み出したのは詩音だが、説明は別に誰がしたってかまわないのだから。
詩音はぐっと我慢した。が、次の瞬間、目を見開いていた。
「こちら、私がデザインしました、『シュガードロップ』社様の商品の新パッケージと、ロゴデザインとなっております♪」
……え?
詩音は耳を疑った。
(『私がデザイン』って……)
詩音は手元の資料に目を落とした。すると確かに、作成者の名前の欄には詩音ではなく、三輪の名前が入っていた。
「み、三輪さん……」
さすがに看過できず、詩音は声を上げた。
「どうしましたか?」
三輪は変わらずの笑顔で、詩音を見下ろした。
(うう……体が重い……疲れがたまっているのかな、頭痛もするわ……)
しかし、仕事は待ってくれない。たとえ疲れていても、つらい事があった次の日でも。
(やらなきゃ。がんばらなきゃ)
鉛のようにおもたい体をなんとか起こし、詩音はカプセルホテル備え付けのシャワーを浴び、メイクを整え、いつもよりも気合を入れて、少し早い時間にきっちりと出勤した。
「お、佐倉、早いね」
企画書に漏れがないか最終チェックを行っていると、後ろから部長が声をかけてきた。
50の坂に届こうという鈴木部長は、この部署の頼れるリーダーでもあった。
「部長も早いですね」
詩音が振り返ってこたえると、部長は少し怪訝な顔をした。
「それより佐倉、大丈夫か? なんだか顔色が悪いぞ」
「そうですか? 大丈夫ですよ」
メイクを濃い目にしたけれど、ごまかしきれてないか。
「ここのところ、人の代わりに残業続きだったろう。たまには休みなさい」
「いえ、残業のメインはこの企画書ですよ」
そりゃ、三輪に頼まれた仕事も多々あったが、一番時間を食ったのはこの企画書のデザインたちだ。
手にした企画書をパラパラめくりながら、部長はうなずいた。
「うん。気合入ってるな……。特にこのロゴのデザインが親しみとキャッチ―さがあっていいね。あれだ、前の歯ブラシの広告も評判よかったもんな。これが成功したら、佐倉はデザイナーからアートディレクターになってもいいかもなぁ」
吟味するように言われて、詩音は内心嬉しい半分、困惑半分だった。
アートディレクターは、こういった企画を管理、監督する立場だ。つまりデザインそのものにかかわる時間は少なくなる。
(お給料は上がるかもだけど……)
詩音はとりあえず曖昧に笑ってごまかした。
「ありがとうございます。それは別としても、ちょっと個人的な肩入れもあって……この仕事、どうしても成功させたいなって!」
「個人的にって……もしかして佐倉、スイーツ好きか?」
企画書の内容を見て、部長がちょっとからかうように言う。
「そりゃ、好きですよ。でも、気合入ってるのはそれだけじゃなくて……この『シュガードロップ』、私の地元の企業なんですよねぇ。だから応援っていうか……力になりたいなあって」
「なるほど、S県に本社があるようだな。地方発で首都圏に展開とは、経営者は相当のやり手だな。俺は会議には出れなくて悪いが、がんばれよ」
そんな話をしたあと、詩音は会議室に向かった。
(ええと、資料の数はこれで大丈夫よね……)
会議室の前で詩音が最終チェックをしていたその時、ふと目の前で立ち止まる人影があった。
「あららら、先輩じゃないですか」
それは――今一番会いたくない相手、三輪であった。
だが、仕方ない。仕事なのだ。詩音はいつも通り、軽い笑顔を浮かべて挨拶をした。
「おはよう、三輪さん」
三輪の顔から一瞬笑顔が消えた。しかし、詩音が手にしている資料を見て、またその顔に笑顔が戻る。
「その資料、もういりませんよ? 先ほど私が前もって、取引先の方々に配っておきましたから。フフ、おじさんばっかりでしたけど、イケメンな若手社員もいましたよぉ♪」
「え? 配ってきたって、今?」
「はい、さっきこちらにお見えになったので、さっそく。いつも先輩に仕事代わってもらったりしていますから、こういうときくらい恩返しできたらなって」
にーっこり、と彼女が笑う。
昨日までの詩音なら、彼女の働きをありがたく思っただろう。
けれど、昨日の今日でこんな事を言われては、さすがに疑いが先に立つ。
「ここにもうあるのに、わざわざ三輪さんの方で印刷しなおして、先回りして配ってくれたの?……もしかして私の資料に不具合でもあったかな?」
詩音はあくまで穏やかに探りを入れたが、三輪はさらに笑みを深めただけだった。
「そんなことありませんけどぉ」
「あの、私も三輪さんが配った方の資料を確認させてもらっていいかな?」
「何ですか? もしかして私がミスしてるとでも?」
彼女が不服げに眉を寄せたので、さすがの詩音もはっきりと言った。
「そうじゃなくて、ただの確認です。ほら」
するととたんに、彼女は表情をゆがめた。
「ひどぉい。昨日あんな事があったからって……私の仕事を疑うなんてぇ……」
彼女が言ったその時、営業の社員――亮が、取引先の人々を連れて会議室にやってきた。
「あっ、亮ちゃん」
三輪が嬉し気な顔になる。
社内でその呼び方はどうなの――と思ったが、部外者の前でもあるので、詩音はぐっと口をつぐんだ。
亮は駆け寄ってきた三輪に、小声で聞いた。
「どうした」
「あのねぇ、先輩がぁ……」
唇を尖らせて、彼女は何かを言いたげに詩音を見た。その様子から、亮はしかめ面で詩音に視線を投げた。そして、後ろの人々に聞こえないよう小声で言った。
「おい、社内で何してるんだ。公私混同だろ」
詩音はさすがに抗議した。
「違います。彼女の配った企画書の確認をしようとしただけです」
亮はさらに声を低め、詩音に吐き捨てた。
「――俺を取られたからって、いやがらせかよ。見苦しい女」
そういう話ではない。詩音は噛んで含めるように言った。
「いえだから、そうではなく……」
しかし、亮は取り合う気もないらしく視線をそらした。
詩音は思わず目を見開いて――そして、肩を落とした。
抗議する気が失せたのだ。
……何を言ったって、もう亮は詩音を『悪者』としか取らないのだろう。
今まで二人の間にあった親密な関係が、一瞬にしてこんな風に変わってしまった。そのことに詩音は改めて落ち込んだ。
「では皆さま、会議室へ」
一瞬前とは売って変わって営業スマイルで、亮は振り返って会議室のドアを開けた。
「はるばるS県からご足労いただき、ありがとうございます」
取引先相手――シュガードロップの社員は3名ほどいた。そのうちの一番年かさの男性が、ニコニコと笑って答える。
「いえいえ、会議をぜひにとお願いしたのはこちらですので。ねぇ」
彼が隣の男性に会話を振る。
この中で一番若い――20代前半と思える男性社員がうなずく。
「はい。うちは全国展開を見据えているので、その際のデザインの一新を、ぜひ有名なこちらのデザイナーさんにお願いしたく」
その言葉に、こんな状況であったが、詩音は少し気持ちが沸き立つのを感じた。
別に詩音がデザイナーとして有名なわけではなく、会社の名前が有名なのだが、仕事に期待してもらえるのは嬉しい事だ。
頑張って残業して、よかった。詩音が少し元気を取り戻していると、年かさの男性が何気なくいった。
「ええ、この企画は、社長の肝いりで進めていますから、ね」
詩音は相槌を打った。
「そうだったんですね。メールをいただいたのは、『岡本』さんからでしたが」
「ええ、岡本は私です。社長の指示で、私が今回東京までやってきたというわけで」
「なるほど……お世話になっております」
その時、詩音はふと視線を感じて、岡本の隣に座る男性社員の方を見た。
すると、彼は何でもないように詩音から目をそらし、机の上に置いた企画書に目を通し始めた。
伏せ気味になったまつ毛が、頬に影を落としている。黒いまっすぐな黒髪を一部上げた、若い男性によくある髪型だ。だが――まるで雑誌のスチール写真のように絵になっているその姿に、詩音の目は一瞬引き付けられた。
なるほど、三輪が『イケメン』と言っていたのは彼のことか。
「では、本題に入りましょうか」
わ、いけない、いけない。
詩音は自分を即座に取り戻し、資料をとんとんとそろえて、発言の前準備をした。
亮が会議の進行を務め、この企画を作った詩音が内容を説明するはずなのだ――が。
「企画書の説明をお願いします、三輪さん」
えっ……?
口を開きかけていた詩音は、亮の発言に耳を疑った。
三輪さんが? 何で?
思わずあっけにとられて固まった詩音を置き去りにして、三輪がにこやかにしゃべり始めた。
「では皆さま、先ほど配布したお手元の資料を御覧くださぁい」
ちょっと待って、と言おうとした詩音を、ちら、と三輪が目線で制した。
――たしかに、取引先の前だ。そういった話はここでするべきではない。
まぁいい。この企画を受けて、デザインを生み出したのは詩音だが、説明は別に誰がしたってかまわないのだから。
詩音はぐっと我慢した。が、次の瞬間、目を見開いていた。
「こちら、私がデザインしました、『シュガードロップ』社様の商品の新パッケージと、ロゴデザインとなっております♪」
……え?
詩音は耳を疑った。
(『私がデザイン』って……)
詩音は手元の資料に目を落とした。すると確かに、作成者の名前の欄には詩音ではなく、三輪の名前が入っていた。
「み、三輪さん……」
さすがに看過できず、詩音は声を上げた。
「どうしましたか?」
三輪は変わらずの笑顔で、詩音を見下ろした。
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