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化粧を落として
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大人3人は余裕で入れそうなバスタブにお湯をためる間、サイラスはイリスの身体を洗ってくれた。
備え付けのスポンジで、まるでガラス細工を扱うみたいに、丁寧に。
「あ、あの、もう、そのくらいで……」
ベッドルームよりほんわり明るいバスルームで、至近距離で洗われて、イリスは自分の顔が気になっていた。
(今朝したメイクが……もう、きっと、原型をとどめていない……)
一応、働く大人の女性というのと、素顔にコンプレックスがあることもあり、イリスは平日しっかりメイクをしている。前回も、一晩を越してしまったがそこまで崩れてはいなかった。が、今回は、先ほどの行為とバスルームの熱でもう、きっとどろどろに崩れ切っている。
(も、もう我慢できない、落としたい……ッ)
イリスは化粧棚に置いてあるボトルを取ろうと手を伸ばした。
「あ、あのっ、顔は自分でしますので……」
「わかりました」
するとサイラスは、ボトルを取って手渡してくれた。イリスはそれを使って顔を洗ったが――
(ああ、ああ、落としてしまった……)
サイラスの前にすっぴんをさらすのは、かなり抵抗があった。
(だって……だって先生は……)
化粧なんてしなくても、とっても美しい顔だちに、綺麗な肌をしているのだから。最低限の武装を剥がれたイリスが対峙していい存在ではない。
美人の隣に、すっぴんで立つなんて。
(い、いたたまれなくて辛いよ……ッ。出たらすぐ、化粧をまたしよう)
イリスはうつむき顔を覆ったまま、サイラスに言った。
「あ、あの、その、先に出ていってくれませ……」
しかしサイラスは、心配そうにイリスの前にひざまづいた。
「どうかしましたか……?」
イリスは顔を覆ったまま答えた。
「だ、大丈夫なので、その」
「どこか痛い? それとも……」
サイラスの声が切羽つまる。
「泣いているのですか? そんなに……私とこうしているのは、嫌、でしたか……」
場の空気が一気に葬式のようになったので、イリスは仕方なく顔を覆ったまま叫んだ。
「違います! すっぴんを見られるのが、嫌なだけです!!!」
一拍の時を置いたあと、サイラスは聞いてきた。
「……なぜですか」
とても気遣いをしてくるくせに、サイラスはこういうところは鈍感だ。
「なんでって……そ、それは、恥ずかしいっていうか……乙女ゴコロ? ってやつですよ……」
乙女心。説明したくないときに使える、便利な言葉だ。
「ですが……先ほどあなたは、私の前で躊躇いなく服を脱いでくれましたね?」
「えっ……まぁ」
「裸を見せるのは恥ずかしくないのに、素顔を見せるのは恥ずかしいのですか」
「ぐっ……」
痛いところをついてくる。そう言われると、なんだか変態みたいじゃないか。
「そ、それはその、あの……」
イリスはいやいやながら説明した。
「わ、私顔にそばかすがあるんです。鼻ぺちゃだし……だからちょっと、男の人には見られたくなくって」
「……男の人」
「そ、そうです。だってほら、誰だって綺麗な人が好きでしょう。だから――私なくなったお父さん以外、男の人にすっぴん見せたことないんです」
――フィズにすら見せなかった。だから堪忍してくれ。
そのつもりのはずだったが、逆にサイラスはイリスの正面にかがんだ。
「化粧の如何に関係なく、私はあなたを綺麗だと感じていますが」
イリスは驚いて、思わず顔を上げて、目だけ出してサイラスを見た。
「は……な、なんで」
やる前のリップサービス? いや、もうやり終わった。
素面のお世辞? いや、そもそもそういうことを言うタイプではない。
イリスが固まっていると、サイラスは顔を覆うイリスの手を掴んで、そっとおろした。
「や、やめ……」
イリスが慌てて顔を背けようとすると、サイラスは顎をつかんで持ち上げた。
見せたくないのに、至近距離で注視されて、イリスは固まったが、サイラスはふわりと微笑んだ。
「本当だ。あなたにそばかすがあるのに、気が付きませんでした――。メイクが上手なのですね。でも」
――蕩けそうに柔らかな笑みで、じっと見つめられる。
「こうして見ると、罪作りな素顔ですね。まるで頬がばら色に色づいているみたいで……肌の模様とわかっていても、勘違いしそうになってしまいます」
その指が、そっと頬に触れる。
「か、勘違い……?」
「はい。自分に都合の良い勘違い……です」
頬から、彼の手がふっと離れた。
「とても素敵です、化粧を落としたあなたも」
あっけにとられるイリスを見て、彼はふっと微笑んだあと、バスルームから出て行った。
「では、私はもう出ています」
◆
(『勘違い』って一体なに――ー⁉)
イリスはもんもんとしながら彼がためた風呂につかって、上がった。
(どうして、そんなことを言うんですか――ー⁉)
『とても素敵です』だなんて……。サイラスらしくもない言葉だ。
(私は……そもそも先生には嫌われてて……ただの、発散相手、のはずだよね)
別に好きだの、愛してるだの言われたわけではない。過剰反応しすぎだ。イリスはそう思いながら、玄関に置きっぱなしであった荷物からごそごそクリームをだし、薄くそばかすを覆った。
(そうよ、先生はああ見えて気遣いの人。私が相手を務めるから、綺麗な部屋を取って、身体をいたわってくれて――)
イリスは、コンパクトの中の自分を見た。
(あんまり美女じゃなくても、持ち上げて喜ばせてくれて――)
イリスはパチンとコンパクトを閉じた。
それだけは違うな、という気がした。
(あのクールで人に対して興味のない、対人間の空気をまったく読まないスノウ先生が、私ごときに普段言わないお世辞なんて言うか?)
それも、やり終わったあとに。
(も、もしかして、先生は、私のこと……?)
そう思うと、情けないほどにドキドキ胸が弾む。けれどイリスは、首を振った。
(わー、ダメダメ! おしまい! 考えたら沼にはまる!)
深呼吸をし、イリスは部屋に戻った。外はもうすっかり、夜になっていて、彼はテーブルの読書灯をつけて論文の確認をしていた。
書類に目を落とす彼の横顔は、やっぱり見とれてしまうほど――真剣で美しくて。
「あ……イ……ラシエルさん」
イリスに気づいて、彼が顔を上げる。
「すみません先生、先にお風呂もらいました……」
一応お湯は溜めなおしてあります……と言い切る前に、彼の目じりが少し下がった。
「隠してしまったんですか、そばかす」
……なんて目ざとい。ごく薄いクリームだけなのに。
「よ、よく気が付きましたね……はは、ええと、マナーということで……」
サイラスはふ、と残念そうに息をついた。
「私はずっと山奥にいて――かかわってきた大人は院長くらいで。だから、大人の社会の常識や、マナー……とやらも、いまだに身に染みて理解できていないのですが」
そう言って彼は論文の束を置いてイリスを見た。
「素顔を見せるのは、マナー違反なのですか?」
「え、えと、なんでしょう、TPOによるというか……会社に出たり、公の場に出るときは、女性は化粧をするのがマナー、になっていますね」
「では、親しい人、家族や……恋人……の前では、違反にはならないのですね」
「そ、そうですね。はい……」
「私は……あなたと、親しくはないから、ですか」
その目は存外に真剣で重い感触があり、イリスは答えにためらった。
「それは……あの、先生は、上司になりますし、それに……」
イリスは最初のころのことを思い出した。
「先生はその……最初、助手の中でも、私をあまり……気に入っていらっしゃらないようだったので」
すると今度は、サイラスがたじろいだ。
「それは……」
「せ、先生が……ここに赴任してきて、最初の最初に失礼なことをしてしまって……ほんと、すみませんでした……!」
するとサイラスは、ぎゅっと唇をかみしめた。
「そ、それは……違います。私は……ずっと……」
備え付けのスポンジで、まるでガラス細工を扱うみたいに、丁寧に。
「あ、あの、もう、そのくらいで……」
ベッドルームよりほんわり明るいバスルームで、至近距離で洗われて、イリスは自分の顔が気になっていた。
(今朝したメイクが……もう、きっと、原型をとどめていない……)
一応、働く大人の女性というのと、素顔にコンプレックスがあることもあり、イリスは平日しっかりメイクをしている。前回も、一晩を越してしまったがそこまで崩れてはいなかった。が、今回は、先ほどの行為とバスルームの熱でもう、きっとどろどろに崩れ切っている。
(も、もう我慢できない、落としたい……ッ)
イリスは化粧棚に置いてあるボトルを取ろうと手を伸ばした。
「あ、あのっ、顔は自分でしますので……」
「わかりました」
するとサイラスは、ボトルを取って手渡してくれた。イリスはそれを使って顔を洗ったが――
(ああ、ああ、落としてしまった……)
サイラスの前にすっぴんをさらすのは、かなり抵抗があった。
(だって……だって先生は……)
化粧なんてしなくても、とっても美しい顔だちに、綺麗な肌をしているのだから。最低限の武装を剥がれたイリスが対峙していい存在ではない。
美人の隣に、すっぴんで立つなんて。
(い、いたたまれなくて辛いよ……ッ。出たらすぐ、化粧をまたしよう)
イリスはうつむき顔を覆ったまま、サイラスに言った。
「あ、あの、その、先に出ていってくれませ……」
しかしサイラスは、心配そうにイリスの前にひざまづいた。
「どうかしましたか……?」
イリスは顔を覆ったまま答えた。
「だ、大丈夫なので、その」
「どこか痛い? それとも……」
サイラスの声が切羽つまる。
「泣いているのですか? そんなに……私とこうしているのは、嫌、でしたか……」
場の空気が一気に葬式のようになったので、イリスは仕方なく顔を覆ったまま叫んだ。
「違います! すっぴんを見られるのが、嫌なだけです!!!」
一拍の時を置いたあと、サイラスは聞いてきた。
「……なぜですか」
とても気遣いをしてくるくせに、サイラスはこういうところは鈍感だ。
「なんでって……そ、それは、恥ずかしいっていうか……乙女ゴコロ? ってやつですよ……」
乙女心。説明したくないときに使える、便利な言葉だ。
「ですが……先ほどあなたは、私の前で躊躇いなく服を脱いでくれましたね?」
「えっ……まぁ」
「裸を見せるのは恥ずかしくないのに、素顔を見せるのは恥ずかしいのですか」
「ぐっ……」
痛いところをついてくる。そう言われると、なんだか変態みたいじゃないか。
「そ、それはその、あの……」
イリスはいやいやながら説明した。
「わ、私顔にそばかすがあるんです。鼻ぺちゃだし……だからちょっと、男の人には見られたくなくって」
「……男の人」
「そ、そうです。だってほら、誰だって綺麗な人が好きでしょう。だから――私なくなったお父さん以外、男の人にすっぴん見せたことないんです」
――フィズにすら見せなかった。だから堪忍してくれ。
そのつもりのはずだったが、逆にサイラスはイリスの正面にかがんだ。
「化粧の如何に関係なく、私はあなたを綺麗だと感じていますが」
イリスは驚いて、思わず顔を上げて、目だけ出してサイラスを見た。
「は……な、なんで」
やる前のリップサービス? いや、もうやり終わった。
素面のお世辞? いや、そもそもそういうことを言うタイプではない。
イリスが固まっていると、サイラスは顔を覆うイリスの手を掴んで、そっとおろした。
「や、やめ……」
イリスが慌てて顔を背けようとすると、サイラスは顎をつかんで持ち上げた。
見せたくないのに、至近距離で注視されて、イリスは固まったが、サイラスはふわりと微笑んだ。
「本当だ。あなたにそばかすがあるのに、気が付きませんでした――。メイクが上手なのですね。でも」
――蕩けそうに柔らかな笑みで、じっと見つめられる。
「こうして見ると、罪作りな素顔ですね。まるで頬がばら色に色づいているみたいで……肌の模様とわかっていても、勘違いしそうになってしまいます」
その指が、そっと頬に触れる。
「か、勘違い……?」
「はい。自分に都合の良い勘違い……です」
頬から、彼の手がふっと離れた。
「とても素敵です、化粧を落としたあなたも」
あっけにとられるイリスを見て、彼はふっと微笑んだあと、バスルームから出て行った。
「では、私はもう出ています」
◆
(『勘違い』って一体なに――ー⁉)
イリスはもんもんとしながら彼がためた風呂につかって、上がった。
(どうして、そんなことを言うんですか――ー⁉)
『とても素敵です』だなんて……。サイラスらしくもない言葉だ。
(私は……そもそも先生には嫌われてて……ただの、発散相手、のはずだよね)
別に好きだの、愛してるだの言われたわけではない。過剰反応しすぎだ。イリスはそう思いながら、玄関に置きっぱなしであった荷物からごそごそクリームをだし、薄くそばかすを覆った。
(そうよ、先生はああ見えて気遣いの人。私が相手を務めるから、綺麗な部屋を取って、身体をいたわってくれて――)
イリスは、コンパクトの中の自分を見た。
(あんまり美女じゃなくても、持ち上げて喜ばせてくれて――)
イリスはパチンとコンパクトを閉じた。
それだけは違うな、という気がした。
(あのクールで人に対して興味のない、対人間の空気をまったく読まないスノウ先生が、私ごときに普段言わないお世辞なんて言うか?)
それも、やり終わったあとに。
(も、もしかして、先生は、私のこと……?)
そう思うと、情けないほどにドキドキ胸が弾む。けれどイリスは、首を振った。
(わー、ダメダメ! おしまい! 考えたら沼にはまる!)
深呼吸をし、イリスは部屋に戻った。外はもうすっかり、夜になっていて、彼はテーブルの読書灯をつけて論文の確認をしていた。
書類に目を落とす彼の横顔は、やっぱり見とれてしまうほど――真剣で美しくて。
「あ……イ……ラシエルさん」
イリスに気づいて、彼が顔を上げる。
「すみません先生、先にお風呂もらいました……」
一応お湯は溜めなおしてあります……と言い切る前に、彼の目じりが少し下がった。
「隠してしまったんですか、そばかす」
……なんて目ざとい。ごく薄いクリームだけなのに。
「よ、よく気が付きましたね……はは、ええと、マナーということで……」
サイラスはふ、と残念そうに息をついた。
「私はずっと山奥にいて――かかわってきた大人は院長くらいで。だから、大人の社会の常識や、マナー……とやらも、いまだに身に染みて理解できていないのですが」
そう言って彼は論文の束を置いてイリスを見た。
「素顔を見せるのは、マナー違反なのですか?」
「え、えと、なんでしょう、TPOによるというか……会社に出たり、公の場に出るときは、女性は化粧をするのがマナー、になっていますね」
「では、親しい人、家族や……恋人……の前では、違反にはならないのですね」
「そ、そうですね。はい……」
「私は……あなたと、親しくはないから、ですか」
その目は存外に真剣で重い感触があり、イリスは答えにためらった。
「それは……あの、先生は、上司になりますし、それに……」
イリスは最初のころのことを思い出した。
「先生はその……最初、助手の中でも、私をあまり……気に入っていらっしゃらないようだったので」
すると今度は、サイラスがたじろいだ。
「それは……」
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