ザ・マジック・クラ―ウィス~魔法の鍵で異世界へ~ アルファポリス版

ファミチキレッド

文字の大きさ
15 / 28
一章 少年は英雄の夢を見る

少年は絶望する

しおりを挟む
「嘘……だろ……?」

 思わず声が漏れ、その場に呆然と立ち尽くす。僕達は来た道を辿り、地上へと帰還する予定だった。だが、僕達が来た道を辿って辿り着いてた先に待っていたのは無情にも希望でも何でもない、絶望だった。
 目の前に広がっていたのは道ではなく壁、僕達が進んできたはずの道は壁になっていた。

「こんなことがあるのかっ!? 迷宮変異ダンジョングローリアが起こること自体が極稀だってのに、それがこんな短時間に二回っ!!」

 グレイは吠声をあげ、壁をあらん限りの力で殴りつける。鈍い音を響かせるが壁は微動だにしない。それでもグレイは自らの拳が砕けるのではないかと思える程壁を打ち付け続ける。
 僕はグレイの腕を掴んだ。

「グレイ……」
「……くそっ……。悪い、ジン」
「いいんだ、それよりも今後どうするかを考えないといけない」

 この壁がある限り僕達が地上に戻ることは出来ない。それなら僕達に残された選択肢は僅かだ。

「僕はとりあえず二つ思いついたよ。一つはこの場で留まって助けが来るのを待つこと。グレイとエミリーが、王族が二人も行方を眩ませたら必ず捜索隊が出るはずだ。それに、ツヴァイ様は僕達が学園に行ったことを知っているし、グレイ達が僕のことで職員室に寄ってくれているから迷宮ダンジョンの中にいることも分かるからね、確実に助けは来ると思うよ」
「確かにそうだな。俺もジンの説明を聞いてるとそれが一番安全で確実だと思えるが……。二つ目の案っていうのは……?」

 グレイは腕を組み、僕の話に耳を傾けながら続きを促した。僕は頷くと口を開く。

「この先に進む」
「……本気で言ってるのか……? 一番初めに出会った酸蟻アキドゥスアントにさえあれだけ苦戦したんだぞ?」
「うん……。だから僕もこの方法はとらない方が良いと思う。あくまでも、とれる選択肢の一つってだけだよ。僕も一つ目の方が安全で確実に生きて帰れると思うから、そうすべきだと思う。エミリーはどう思う?」

 僕とグレイの会話の輪に加わっていなかったエミリーの方に視線を向けると、エミリーの様子がおかしいことに気が付いた。壁に身体を預け、心なしか肩で息をしているように見える。
 僕はエミリーに近づいて声を掛ける。

「エミリー……?」

 すると前触れも無くエミリーはその場に崩れ落ちてしまった。

「エミリーっ!」

 急いで駆け寄り、エミリーの身体を支え、横に寝かせる。息は荒く、顔は上気し苦痛に歪んでいる。僕は申し訳なく思いながらもエミリーの髪を除けると自分の額をエミリーの額に合わせた。

「熱っ……」

 荒い息遣い、自分で立ち上がることすら出来ない程の高熱。先程まではどうということがないように見えていたけど、これは一体……。
 僕がそう思っているとそれまで無言を貫いていたアレクが少し焦ったように僕に声を掛けた。

「ジン、エミリアといったか、そやつの服をはだけさせろ」
「え? ちょっ! 何言ってるんだよアレクっ!! 弱ってる女の子を襲うなんて最低なことだよっ!」
「いいから早くろッ! そやつが死んでもいいのかッ!」

 アレクに一喝されビクリとする。アレクの顔を見ると今までにないくらい焦っている様子が窺える。その表情も真剣なもので破廉恥な気持ちなど一切ないことが分かる。それに、エミリーが死ぬ、その言葉に居ても立っても居られない気持ちになった僕は、エミリーが来ていた制服のボタンを外し始めた。

「おいっ! こんな時に何をやってるんだよジンっ!」

 その様子に慌てた様子でやってきたグレイが僕の肩を掴んだ時には既に、エミリーの制服のボタンは全てはずれ、その身体が露わになった。エミリーのはだけた上半身を見たグレイは僕の肩を掴んでいた手を離し、呆然とエミリーの身体を見ていた。

「やはり……。ジン、先程お前はこの場で助けが来るのを待つと言っていたな」
「え? うん……」
「我もそれが最善だと考えていた。だが、状況が変わった。確かにこの場で助けが来るのを待てば確実に助かるだろう。だが、それはお前とそこの坊主だけで、エミリアは助からない」
「なっ!?」

 見ないようにと、ずっと後ろを向いていた僕は思わずアレクの方を振り返る。その際に意図せずはだけたエミリーの白い柔肌が見えてしまう。それと同時に胸元に爛々と輝く紫色の禍々しい刻印も。

「なっ……なんで呪印が……!?」
「呪印……?」

 グレイはエミリーの胸元に発言した紫色の刻印を前に、顔を青ざめさせ拳が震えるほど力を込めて自分の手を握り締めている。
 グレイは僕に背を向けたままぽつりぽつりと語り出した。

「呪印ってのはな、詳細は分からないが身体に現れたら最後、助からないって言われている呪いの刻印なんだよ……」
「そんな……」
「このままにしていたらエミリーは一日ともたない……。多分、捜索隊が来る頃にはもう……」

 その場に崩れ、膝をつく。
 エミリーが死ぬ……? 僕はまだこの想いを伝えてない。僕にはこの想いを伝えることも出来ず、ただエミリーが死ぬのを待つことしか出来ないのか?
 自然と涙がこみ上げてくる。視界がぼやけ、自分の無力さに打ちひしがれた。

「何を弱気になっているのだッ!」
「っ」

 アレクの怒声が響いた。

「ジン、思い出せ。お前が力を望んだのは何故だ?」
「僕は……」

 僕は英雄ヒーローになりたくて、そのための力を欲した。でも、結局大切に思う人一人守れないような僕には、英雄ヒーローになる資格なんてなかったんだ。

「お前が憧れた英雄ヒーローならば、この状況をどうする」

 僕の憧れた英雄ヒーローなら――。

「っ!」

 僕は自分の心に喝を入れるとしっかりと脚に力を込めて立ち上がる。目尻に溜まった雫を拭い、覚悟を固めた。

「グレイ、まだ諦めるには早いよ」
「ジン……?」
「エミリーを連れて下に降りよう」
「何を言ってるんだお前はっ!! さっきの戦いを忘れたのか!? 俺達は入り口付近に出てくる魔物にすら苦戦したんだ! それもエミリーがいる状態でだ! それなのにエミリーを抱えて二人で先に進むだと? 無理に決まっているだろ!」

 僕はグレイの怒鳴り声を浴びる。黙ってそれら全てを受け止め、引きつる顔で無理矢理笑みを浮かべる。

「大丈夫だ」
「っ!」

 僕だって怖い、この先もしかしたら死んでしまうかもしれない。でも、僕の知っている英雄ヒーローはどれだけ怖い時も、どんなに理不尽で状況でも、常に笑みを浮かべて言うんだ。
「もう大丈夫だ」って。
 それに、僕は自分が死ぬことも怖いけど、それ以上にエミリーを失うことが怖くて仕方がないんだ。絶対に大切な人を失いたくない。

 グレイは驚いたような顔を見せたけど、薄く笑みを浮かべるといつものような笑みを浮かべた。でも、その顔は青ざめ、恐怖を感じているのはすぐに分かった。

「ああ! そうだな、ジンの言う通りだな、俺達なら大丈夫だ!」

 無理矢理自分達のことを鼓舞すると先の見えない暗闇を見つめた。エミリーのことを背負い、僕とグレイが暗闇へと向けて歩みを進めようとした、その時だった。
 突然僕の身体がその場に倒れた。かと思うとグレイも僕の隣に倒れる。何が起こったのか、何をされたのかも分からないまま意識が徐々に薄らいでいく。
 意識が途切れる寸前、僕の耳には確かにアレクの声が聞こえた。だけど、何と言っているのかは聞き取れなかった。

 ♢♢♢

 辺りは白い空間だった。中央にはベッドが置かれ、その上にはエミリーが寝かされている。
 僕は走って近付くとエミリーに声を掛ける。けれど、エミリーは目を覚まさない。気付けばベッドの周りにはエミリーを取り囲むように多くの人が集まっていた。皆が涙を浮かべ、悲しみの表情を浮かべている。
 その中で、代表してツヴァイ様が僕の元に歩み寄ってきた。

「エミリーは、死んだよ……」

 ♢♢♢

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 叫び声をあげ、僕は飛び起きた。周りに人はおらず、エミリーもいない。よく見れば僕は検査服のような白い衣服を着させられ、ベッドに横たわっていた。
 辺りをきょろきょろと見まわしていると扉が開かれる。

「先程叫び声が聞こえましたが……。あ、やはり目が覚められたのですね!? 少々お待ちください!」

 メイド服を着た侍女らしき人は僕が起きていることを確認するなり男の人達を連れてきた。男の人達には僕の身体を色々と検査したり、いくつかの質問をされそれが終わると代わるようにツヴァイ様が部屋にやってきた。

「やあ、ジン君。無事だったようで何よりだよ」
「ツヴァイ様、グレイとエミリーは……」
「……。グレイは無事だよ、ジン君よりも早く目覚めて今日も身体が鈍るからって身体を動かしているみたい。エミリーは……」

 そう言ってツヴァイ様は顔を歪めた。やっぱり、僕のあれは……。

「今は安定してる、無事とはとても言えないけど、生きていること自体が奇跡のようなものだよ。マギア様の魔法で何とか容体を安定させているけど、長くはもたない。もって一週間というところだろうね……」

 苦々しく告げられたのは非情な現実だった。まだエミリーは僕と同じ十三歳、生まれてから十三年間しか生きていないというのに、こんな理不尽に命を奪われるなんて……。
 その後ツヴァイ様とは話をしたが、正直何を話したのかは覚えていない。エミリーのことで僕の頭は一杯だった。
 ツヴァイ様が部屋を出ようとノブに手を伸ばした時、立ち止まった。

「そうそう、ジン君一つ聞いておきたかったんだ。君はどうやって迷宮ダンジョンから帰ってきたんだい? グレイからも話は聞いたけど気が付いたら王城にいたと言っていてね」
「僕にも分かりません、気が付いたらこの部屋にいましたから」
「……。そうか、ごめんね、邪魔をしたよ」

 笑みを浮かべ、会釈をすると今度こそツヴァイ様は部屋を後にした。部屋は静寂に包まれる。でも、僕の心が静まることはなかった。

「うっ……うう……」

 誰もいなくなった部屋には、すすり泣く小さな声だけが静かに木霊した。いくら泣いても泣き足りない、どれだけ涙を流しても涙が枯れることはない。すると隣からすっとアレクが現れた。

「ジン、お前はエミリアが死ぬと聞いて悲しんでいるのだろう」
「うっ……くっ……そりゃあ……そうだよっ!」
「ならまだ嘆くには早い。エミリアの命を救う方法はある」
「っ!! それ本当っ!」

 アレクは静かに頷いた。曰く、エミリアの身体に現れた呪印と呼ばれるもののことをアレクは知っているらしい。あれは且つてアレクが迷宮ダンジョンに潜った時にも出くわしたことがあるものということだった。
 アレクはあの呪印に身体を蝕まれ、ながらも強行し、迷宮ダンジョン守護者ガーディアンを倒すことによって呪印が解除されたようだ。

「つまり、あの迷宮ダンジョン守護者ガーディアンを倒すことが出来ればエミリーを助けられるってことだよね?」
「ああ、だが恐らく迷宮ダンジョン守護者ガーディアンではなく、迷宮変異ダンジョングローリアによって生み出された区画の最奥に眠る守護者ガーディアンを討つ必要がある」
「なら、今すぐに「駄目だ」えっ……?」

 何故、と僕がアレクに訴えるよりも先にアレクは言った。

「今のジンの実力では守護者ガーディアンには敵わん。タイムリミットはエミリアの命の灯が尽きる、一週間後。それまでにジン守護者ガーディアンを討てるだけの力を蓄える必要がある」
「……。分かった、それならこうして寝ている時間も勿体ない。アレク、僕のことを強くして、大切な人を守れるくらい、強くっ!」
「勿論だとも、我が相棒よッ!」

 その日、僕は無断で城を抜け出した。全てはエミリーを助けるため、僕は王都の外へと駆けだした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~

桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。 交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。 そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。 その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。 だが、それが不幸の始まりだった。 世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。 彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。 さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。 金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。 面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。 本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。 ※小説家になろう・カクヨムでも更新中 ※表紙:あニキさん ※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ ※月、水、金、更新予定!

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

処理中です...