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世界の中心は可愛い君♡
♡♡
しおりを挟むとりあえず一緒に帰ることになり、今ファミレスに来ている。
「俺は4組の瀬谷 笹貫(せや ささぬき)。まこちゃんのこと大好き」
「1組の金井 真夜(かない まこよ)。今日から笹貫くんの、恋人?です」
ぐはっ。恋人って響きいいね!!!!と言ってサムズアップした、瀬谷 笹貫は死亡した。
笹貫くんは、僕のことを何故か知っていた。
僕は知らない。こんなイケメン、4組にいたんだ。
「まこちゃんのこと大好きだから、これから毎日楽しくしてあげるね。まこちゃん、退屈っていつも言ってるもんね」
「う、うん…。…なんで知ってるの」
「え?好きな人のことはずっと見てるから、分かるよ!大丈夫、まこちゃんもいつか俺のこと好きになってくれればいいからさ!」
そ、そうなんだ…。なんだか申し訳ない。
でも、数時間しか一緒にいないけど、笹貫くんのこと、好きになれそうだと思った。
それから毎日笹貫くんと一緒にどこか遊びに行って帰るようになった。
ゲームセンターに映画館、遊園地、水族館、本屋にカフェ、ファミレス。
正直とっても楽しかった。笹貫くんはすごく気が利くしお喋りも上手だ。笹貫くんは僕が新しいこと、楽しいことを求めているのを知っていたから、笹貫くんと色々なことさて毎日飽きない日々。
そして笹貫くんとお付き合いして1ヶ月が経とうとしていた。
「ね、笹貫くん。今日は笹貫くんの家に行ってみたい」
「え」
そう言うと、笹貫くんは目と口を開けて固まってしまった。
笹貫くんと放課後遊ぶ時は、絶対外でした遊ばなかった。僕の家に来ることも無く、笹貫くんの家で遊ぶことも1度もなかった。
そろそろ外は行き尽くしたし、今度は笹貫くんの家に行ってみたい、一緒にゲームしたり勉強したいなって思った。
「ごめん家はちょっと」
「え、あ、そ、そうだよね…ごめん急に」
断られちゃった。まぁいきなり家は無理だよね。僕も今家に来たいって言われたら、ごちゃごちゃ物が散乱したあの部屋に笹貫くんを招くことは絶対に出来ない。
ものすごく申し訳ない顔をしてる笹貫くんを見て、余計申し訳なくて、今日は遊ばずに帰ることにした。
「ごめん笹貫くん。えと、今日は早く帰るね」
「え、まこちゃん…?!」
まって!という声が聞こえたけど、振り返らずに走る。
迷惑かけるのは本望じゃないから、余計な事言っちゃったなって後悔した。
友達の家行くとかしたこと今までなかったし、以前水道でみかけた2人も家に行くほど仲が良いんだ!って思ったから、僕も仲良くなれた笹貫くん家に行ってみたかったけど、誰しもがそう考えてるわけじゃないし、家庭事情もあるから無闇矢鱈に家行きたいな!なんて言っていけなかった…。
ごめん笹貫くん。笹貫くんの気持ち考えないで…。
その日は泣いた。今日が金曜日で良かった。明日と明後日は学校がないから笹貫くんに会わなくてすむ。
もしかしたら、笹貫くんはあまり気にしてないかもしれないけど、でも、せっかく仲良くなれた笹貫くんに迷惑かけたくなかったし、嫌われたくなかった。
夜、笹貫くんからメッセージが届いていたけど、嫌われたのでは?と怖くて読まずに寝てしまった。
僕、笹貫くんのこと、好きなんだ…。
結局、土曜日も日曜日も笹貫くんからのメッセージを見ることなく月曜日を迎えてしまった。
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