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婚約者と秘書がただならぬ関係ではないかと思っていた私でしたが、ちょっとばかり方向性が違っていたようです
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婚約者との初顔合わせに臨んでいる私です。
対面する私と婚約者、そしてその後ろには彼の秘書だと言う女性。
婚約者と同年代で、昔から仕えているとのこと。
懸想している可能性は否定できますまい。
もしや、お互いに……? 私が恋の障害になっている可能性が……悲劇……!
「どうされた?」
あの、秘書の方についてなんですけれども。
「まさか、こいつが何か貴女に無礼を?」
いやいや、無礼なことは何一つとして。
ただ、貴方と良い関係なのではないか、と。
「えっ」「えっ」
二人揃って『それは無い』と首を横に振る辺り、これはもう確定なのでは?
「貴女の考えているようなことは無い」
「その通りです。私はむしろ貴女の秘書として仕えたいくらいです」
婚約者の否定を肯定しながら、秘書の女性は私に近づき、跪き、手を取ってキスを降らせてきました。
あー、なるほどね。なるほど。うん。
「俺の婚約者なんだが……」
いや、まだ候補段階でしたよね。確か。
「他の候補はこの時点で逃げ出している」
然もありなん。
「良かったよ。君のような理解ある婚約者を持つことができて」
私は何も良くないですが。
「末永く、よろしくお願い致します」
貴女が言うのか。しかも頬を染めてるし!
あーもう滅茶苦茶ですよ!
対面する私と婚約者、そしてその後ろには彼の秘書だと言う女性。
婚約者と同年代で、昔から仕えているとのこと。
懸想している可能性は否定できますまい。
もしや、お互いに……? 私が恋の障害になっている可能性が……悲劇……!
「どうされた?」
あの、秘書の方についてなんですけれども。
「まさか、こいつが何か貴女に無礼を?」
いやいや、無礼なことは何一つとして。
ただ、貴方と良い関係なのではないか、と。
「えっ」「えっ」
二人揃って『それは無い』と首を横に振る辺り、これはもう確定なのでは?
「貴女の考えているようなことは無い」
「その通りです。私はむしろ貴女の秘書として仕えたいくらいです」
婚約者の否定を肯定しながら、秘書の女性は私に近づき、跪き、手を取ってキスを降らせてきました。
あー、なるほどね。なるほど。うん。
「俺の婚約者なんだが……」
いや、まだ候補段階でしたよね。確か。
「他の候補はこの時点で逃げ出している」
然もありなん。
「良かったよ。君のような理解ある婚約者を持つことができて」
私は何も良くないですが。
「末永く、よろしくお願い致します」
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