4 / 4
フローライト編
蛍姫の家族
しおりを挟む
執筆日 2025年1月27日
フローライト編始まり、序盤ほのぼのギャグ調だけどちょっと鬱気味です。
いい子であろうと、優しい子になりたくて自分を偽ることが多かった
お父様が望む子、カトルセッテとカスティールの者が望むいい子に。
私に姉様の代役が務まるだろうか、姉様みたいな優しい姉になれるだろうか。
10月15日 フローライト10歳
「はい、できた♪
フローライトちゃんは名前の通り白が似合うわ。
まるでお人形さんみたいに綺麗な白銀ね、私達の親族も髪を褒められたらしいわよ」
「いいえ、フローライト様はお母様やお姉様のような紫の衣装が似合いますよ」
姉アメシストとメイドが服選びに奔走している。
今日は特別な日だ。
「はい、ねえさま」
人形のようと言われた少女はいつも肯定的だった。
「ねえさま、とうさまは?
とうさまは来てくれないのですか
わたしの誕生日なのにまたお仕事ですか……」
アメシストは笑顔を引きつらせて少し考えてから答えた。
「フローライトちゃん、あの人は来ないものと考えた方が良いわ
そうね、恥ずかしがり屋で来れないのよきっと」
姉は妹の髪をときながら、その髪を母ルーナが弄る。
「アーちゃん、フーちゃん。
男の人はそういうものなのよ、記念日だって大事にしないものなの。
貴女たちは大事にする男の人を選ぶのよ♪」
「いたっ!母様、痛いですわよ
優しくしてくださいませ!」
アメシストが髪を抑え念力で髪飾りを浮かせている。
「アメシスト!その力は家だけにするのよ。
ただでさえ月の髪を持つママと貴女は目立つ存在なのよ。
そう……ママも学生時代はね、モテてモテて仕方なかったわぁ~
パパと出会ったのもね、パパだけママに――――」
「ハイハイ、ママに振り向かないから意地でも振り向かせようと根暗陰キャさんに付き纏ったのが出会いでしょう?
フローライトちゃん、長くなるから行きましょう。
コーくんもきっと待ちくたびれてますわ。」
母の長話を遮り姉アメシストはフローライトを連れて庭園に連れて行った。
微笑ましい姉妹を見て母は笑う。
――――庭園にて
「コーラル、恥ずかしがらないで勇気を出しましょう……
姉さまもあなたがいないと不安です」
「……ねえさま、ねえさん。
僕騒がしいところに行きたくない。」
「んまぁっ、双子の姉弟愛尊いですわぁ~
写真写真♪」
フローライトがコーラルの手を引き、コーラルは母の手を握っている。
「あたくしカメラウーマンでございますわ。
さっ、母と双子ちゃん並んで並んで!」
アメシストはふざけてカメラ片手に指示する。
その手からひょいとカメラを取り上げた少年がいた。
「ばかやろう、姉のお前がカメラ役やってどうすんだ。
お前にカメラウーマンは10年早ぇ!
はい、ルーナ叔母さん写って写って~」
「あっ!トパゾ兄さんだぁ」
真っ先にフローライトが従兄のトパゾライトに抱き着いた。
少しむくれたアメシストがフローライトに手招きする。
「ほらぁ、トパゾ兄さんが来たらこうなるのわかってたでしょう?
フローライトちゃんとりあえずおいで、片割れが半泣きで固まってますわよ
後でトパゾ兄さんとも撮ってあげるから……」
「ほら、フローライトお嬢様。
コーラルと手を繋いで。」
パシャッ!
懐かしいあの思い出の日々……
あの後追いかけて来たラピスとアゲートに取り合いされて結局トパゾ兄さんとの2ショットは姉様が撮ったのよね。
お二人の方がお似合いで姉様には勝てないと思いましたわ。
いとこは結婚できると言うけれど、兄さんも姉様もその気は無かったみたいね。
フローライト12歳
「フローライトちゃん、コーラルくん。わたくし暫く留学で遠い地方に行くの。」
「「えっ?」」
後で知ったが表上は大火事の療養だという事で姉アメシストが養女に出される事になった。
「……わたくしね、力を制御できなくなってきたみたい。
だから修行の為にも遠い国行く必要があるの。
月の髪を持たないあなた達は大丈夫よ。」
「いやだよ姉様!置いていかないでよ!」
「そうです姉様……私達、姉様がいないと……」
泣く双子を大きく抱き締めて、姉は優しく言う。
「大丈夫、きっとまた再会できる。
大人になったらきっと会いに来てね。
お姉さん、ずっと待ってるから……
あなた達がおじいさんになっても、わたくしはきっと変わらないから。」
女神セレーネの弟の子孫である月の一族。
祖先であるかぐや姫は千年を生きたおとぎ話が残っている。
母や姉もそうなのだろうか?
――――10月15日 フローライト、14歳
穏やかな性格で双子の弟コーラルと同じように彼女も少し引っ込み思案でおどおどしていた。
相変わらず誕生日だと言うのに父の姿は見えない。
いつも仕事だと、日光アレルギーだから来れないと……
姉様の誕生日はどうだったか?
何故か姉様の誕生日は家でしか行われなかったわ。
姉様は隠された子だから……
いつか遠くに行っちゃうんだって、聞かされてた。
だから姉様は私たち双子を可愛がってくれていたし明るく楽しいお姉さんだった。
大人になったら会えるんだ、だから早く大人になって会いに行きたい。
誕生日の終わりに父様がイーノス・カーンさんとお話ししていた。
コーラルが連れられていったのを覚えているわ。
その翌日だった。
「……コーラルをカーン卿に養子に出す。」
父様が淡々と私と母に告げる。
「……何故、コーラルまで養子に出すのですか。
カトルセッテ家の継承権を持つ子なのに。」
「……カトルセッテ家に、私の子は最初から誰もいなかった。
予言でアメシストもコーラルも他家に入るのが決まっていたからだ。
……そしてお前も、年頃になればきっと声がかかるだろう。
いや、アメシストの代わりにカスティール家を継いでもらう。」
私は俯いて何も言えなかった。
食事の味がしない。
父様には最初から娘なんて、家族なんていなかったのだ。
最初から母様お一人……
「……私の、私の居場所はここではないのですね。父様。」
「……そうだ。
お前はカスティール家の娘で今は長女。
賢いお前ならわかるな?
私がかの古の一族に一矢報いたい気持ちを……
裏切り者フィオンと魔女エリスが失敗した儀式をお前にやってもらう。
」
姉様の代わりを務めろと……
母様に良く似た姉様を護る為に私を犠牲にしたのでしょう。
「……わかりました。
フローライト・カスティールは最期まで
かのエリスのような気高い魔女であり聖女であり続けましょう。」
あの日以降、私はいつか捨てられる事を知ってしまったの。
それでも生きなきゃ、理想の娘であらねば。
【あとがき】
名前の通り割と暗い雰囲気が続きますが最終的には光がある展開にしたい所存です。
だからギャグ入れたくなるのよね。
フローライト編始まり、序盤ほのぼのギャグ調だけどちょっと鬱気味です。
いい子であろうと、優しい子になりたくて自分を偽ることが多かった
お父様が望む子、カトルセッテとカスティールの者が望むいい子に。
私に姉様の代役が務まるだろうか、姉様みたいな優しい姉になれるだろうか。
10月15日 フローライト10歳
「はい、できた♪
フローライトちゃんは名前の通り白が似合うわ。
まるでお人形さんみたいに綺麗な白銀ね、私達の親族も髪を褒められたらしいわよ」
「いいえ、フローライト様はお母様やお姉様のような紫の衣装が似合いますよ」
姉アメシストとメイドが服選びに奔走している。
今日は特別な日だ。
「はい、ねえさま」
人形のようと言われた少女はいつも肯定的だった。
「ねえさま、とうさまは?
とうさまは来てくれないのですか
わたしの誕生日なのにまたお仕事ですか……」
アメシストは笑顔を引きつらせて少し考えてから答えた。
「フローライトちゃん、あの人は来ないものと考えた方が良いわ
そうね、恥ずかしがり屋で来れないのよきっと」
姉は妹の髪をときながら、その髪を母ルーナが弄る。
「アーちゃん、フーちゃん。
男の人はそういうものなのよ、記念日だって大事にしないものなの。
貴女たちは大事にする男の人を選ぶのよ♪」
「いたっ!母様、痛いですわよ
優しくしてくださいませ!」
アメシストが髪を抑え念力で髪飾りを浮かせている。
「アメシスト!その力は家だけにするのよ。
ただでさえ月の髪を持つママと貴女は目立つ存在なのよ。
そう……ママも学生時代はね、モテてモテて仕方なかったわぁ~
パパと出会ったのもね、パパだけママに――――」
「ハイハイ、ママに振り向かないから意地でも振り向かせようと根暗陰キャさんに付き纏ったのが出会いでしょう?
フローライトちゃん、長くなるから行きましょう。
コーくんもきっと待ちくたびれてますわ。」
母の長話を遮り姉アメシストはフローライトを連れて庭園に連れて行った。
微笑ましい姉妹を見て母は笑う。
――――庭園にて
「コーラル、恥ずかしがらないで勇気を出しましょう……
姉さまもあなたがいないと不安です」
「……ねえさま、ねえさん。
僕騒がしいところに行きたくない。」
「んまぁっ、双子の姉弟愛尊いですわぁ~
写真写真♪」
フローライトがコーラルの手を引き、コーラルは母の手を握っている。
「あたくしカメラウーマンでございますわ。
さっ、母と双子ちゃん並んで並んで!」
アメシストはふざけてカメラ片手に指示する。
その手からひょいとカメラを取り上げた少年がいた。
「ばかやろう、姉のお前がカメラ役やってどうすんだ。
お前にカメラウーマンは10年早ぇ!
はい、ルーナ叔母さん写って写って~」
「あっ!トパゾ兄さんだぁ」
真っ先にフローライトが従兄のトパゾライトに抱き着いた。
少しむくれたアメシストがフローライトに手招きする。
「ほらぁ、トパゾ兄さんが来たらこうなるのわかってたでしょう?
フローライトちゃんとりあえずおいで、片割れが半泣きで固まってますわよ
後でトパゾ兄さんとも撮ってあげるから……」
「ほら、フローライトお嬢様。
コーラルと手を繋いで。」
パシャッ!
懐かしいあの思い出の日々……
あの後追いかけて来たラピスとアゲートに取り合いされて結局トパゾ兄さんとの2ショットは姉様が撮ったのよね。
お二人の方がお似合いで姉様には勝てないと思いましたわ。
いとこは結婚できると言うけれど、兄さんも姉様もその気は無かったみたいね。
フローライト12歳
「フローライトちゃん、コーラルくん。わたくし暫く留学で遠い地方に行くの。」
「「えっ?」」
後で知ったが表上は大火事の療養だという事で姉アメシストが養女に出される事になった。
「……わたくしね、力を制御できなくなってきたみたい。
だから修行の為にも遠い国行く必要があるの。
月の髪を持たないあなた達は大丈夫よ。」
「いやだよ姉様!置いていかないでよ!」
「そうです姉様……私達、姉様がいないと……」
泣く双子を大きく抱き締めて、姉は優しく言う。
「大丈夫、きっとまた再会できる。
大人になったらきっと会いに来てね。
お姉さん、ずっと待ってるから……
あなた達がおじいさんになっても、わたくしはきっと変わらないから。」
女神セレーネの弟の子孫である月の一族。
祖先であるかぐや姫は千年を生きたおとぎ話が残っている。
母や姉もそうなのだろうか?
――――10月15日 フローライト、14歳
穏やかな性格で双子の弟コーラルと同じように彼女も少し引っ込み思案でおどおどしていた。
相変わらず誕生日だと言うのに父の姿は見えない。
いつも仕事だと、日光アレルギーだから来れないと……
姉様の誕生日はどうだったか?
何故か姉様の誕生日は家でしか行われなかったわ。
姉様は隠された子だから……
いつか遠くに行っちゃうんだって、聞かされてた。
だから姉様は私たち双子を可愛がってくれていたし明るく楽しいお姉さんだった。
大人になったら会えるんだ、だから早く大人になって会いに行きたい。
誕生日の終わりに父様がイーノス・カーンさんとお話ししていた。
コーラルが連れられていったのを覚えているわ。
その翌日だった。
「……コーラルをカーン卿に養子に出す。」
父様が淡々と私と母に告げる。
「……何故、コーラルまで養子に出すのですか。
カトルセッテ家の継承権を持つ子なのに。」
「……カトルセッテ家に、私の子は最初から誰もいなかった。
予言でアメシストもコーラルも他家に入るのが決まっていたからだ。
……そしてお前も、年頃になればきっと声がかかるだろう。
いや、アメシストの代わりにカスティール家を継いでもらう。」
私は俯いて何も言えなかった。
食事の味がしない。
父様には最初から娘なんて、家族なんていなかったのだ。
最初から母様お一人……
「……私の、私の居場所はここではないのですね。父様。」
「……そうだ。
お前はカスティール家の娘で今は長女。
賢いお前ならわかるな?
私がかの古の一族に一矢報いたい気持ちを……
裏切り者フィオンと魔女エリスが失敗した儀式をお前にやってもらう。
」
姉様の代わりを務めろと……
母様に良く似た姉様を護る為に私を犠牲にしたのでしょう。
「……わかりました。
フローライト・カスティールは最期まで
かのエリスのような気高い魔女であり聖女であり続けましょう。」
あの日以降、私はいつか捨てられる事を知ってしまったの。
それでも生きなきゃ、理想の娘であらねば。
【あとがき】
名前の通り割と暗い雰囲気が続きますが最終的には光がある展開にしたい所存です。
だからギャグ入れたくなるのよね。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
悪役令嬢は処刑されました
菜花
ファンタジー
王家の命で王太子と婚約したペネロペ。しかしそれは不幸な婚約と言う他なく、最終的にペネロペは冤罪で処刑される。彼女の処刑後の話と、転生後の話。カクヨム様でも投稿しています。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
妻を蔑ろにしていた結果。
下菊みこと
恋愛
愚かな夫が自業自得で後悔するだけ。妻は結果に満足しています。
主人公は愛人を囲っていた。愛人曰く妻は彼女に嫌がらせをしているらしい。そんな性悪な妻が、屋敷の最上階から身投げしようとしていると報告されて急いで妻のもとへ行く。
小説家になろう様でも投稿しています。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる