口が悪くてスミマセン。

osho

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秋の桜海祭編

文化祭ーミス桜海 決勝戦⑦

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「すげぇな、あれ。」





松白君は驚いた表情をしている。









でも、それも無理はない。見るからに高そうな衣装を身にまとう橘先輩は姫様と言っても過言ではないくらいのものだった。






それにエキストラの人達もだ、衣装はそれぞれ違えど橘先輩のように明らかに高価そうなものばかりである。











(……っていうか、桜海の生徒以外の協力も大丈夫なのか?)





疑問に思う所も少しあるが、今となってはどうしようもないことだ。
















(………あ。)






どうやら橘先輩が私のことに気づいたようで私の方を見る。










(……………んん?)





何か凄い睨まれているようなきがするが、気のせいだろうか?






まぁ、今から勝負する相手に対してそのくらいの気持ちを持っているのは当たり前か。













そんなことがありながらも時間は経過していった。










そして、いよいよ…………。







決勝戦、橘先輩の番が始まる……。













音楽が始まると同時に、橘先輩は中央の道を歩いていった。







それに続きエキストラの人も一緒に歩いていく。





すると、まるでミュージカルのようにエキストラの人達が躍りだし、とても楽しげな世界観を作り出していった。








両サイドに設置してあるスポットライトからも様々な光が放たれとても派手なものになっている。







そんな中で、ポップでコミカルな音楽が周りのお客さんもその楽しげな世界観に引き込まれている。






橘先輩自身も華麗に踊りながら、その曲に合わせた世界観を作り出していた。












………けど何でだろう。






楽しげなのは間違いないが、どことなく空虚くうきょっていうか……。








「橘先輩のは凄いけど、何か変な感じがするな……………。」







隣にいる松白君もその違和感を感じとっているようだ。









そんな気になることもあったが、橘先輩がステージ上にあがりいよいよ最後のパフォーマンスが始まった。







橘先輩は先程までの踊りよりも、より一層激しい踊りをステージ上で踊る。





それに合わせてエキストラの人達も、様々な動きが加わり新たな世界観を作り出していた。








だんだんと限られた時間が迫っていき、それに伴い踊りも激しさが増していく。











そして、時間が終わると同時に派手なクラッカーがなりフィナーレが迎えられた。






会場からは大きな拍手が送られる。

















「すぅーーーはぁ。」





私は大きく深呼吸をした。









5分間の時間を挟みいよいよ今度は私達の番になるのだ。




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