口が悪くてスミマセン。

osho

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夏の合宿編

夏の合宿に向けてー③

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時間が過ぎるのは早いもので、いつの間にか夏合宿は明日というところにまで迫っていた。





まだ当日というわけでもないのに、みんなはうかれて騒いでいる。









「明日楽しみだねぇ、桜!」








「うん!」











かくいう私もその一人である。











 

私は吹雪と明日からの合宿について放課後話していた。









「そういえば今年は二日目の『肝試し』のトリ誰がやるんだろうね?」







ふと吹雪が疑問を投げかけるが何のことかさっぱり分からなかった。









「え?二日目の『肝試し』のトリ?」









吹雪は驚き呆れている。





「え、桜そんな事も知らないの?仕方ないなぁ………。」









ゴホンッとわざとらしい咳払いをし、吹雪は偉そうに説明を始めた。









「夏合宿の伝統的な行事の一つである『肝試し』は、まず自由参加型なんだけど。最後の組以外は最終チェックポイントまでロウソクに火をつけにいくだけでいいんだ。」




「けど最後の組だけはみんなのロウソクを消す役目があってね、それを消す時に願い事をすれば叶うとかって有名なんだよ。」









「ハハッ、なにそれ?」





もっと重大なことかと思ったら、おまじないみたいな事だったので拍子抜けだ。






「あ~、桜信じてないでしょ?」








「はいはい、もう帰るよ。」











吹雪の熱いおまじないの話を聞きながら、私達は帰路についた。








『ひまわり畑』や『肝試し』を始めとする夏合宿は何が待ち受けているのだろうか。








期待とワクワクで胸がいっぱいである。








「おかあさんただいまー。」









明日からが楽しみだ。





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