【R18】次に目を開けた時、イケメンのベッドの中に異世界転移してました。

はこスミレ

文字の大きさ
30 / 154
第1章 はじまり

26・もっと知りたい君のこと

しおりを挟む




グッタリした体を横たえて、ソーヴィの胸に頬を寄せる。
「もう、無理だから。絶対無理だから。」
「…うん、ごめん。俺も、もう出ない。」
これ以上出てたまるか!
お腹の中も上も、胸の間も、ソーヴィの白い体液でいっぱいだ。
ドロドロのぐちゃぐちゃ、よくこんなに体の中に溜め込んでたなってくらい、私の足の間から流れ出ている。
魔力を使ったら性欲増大するって、嘘でしょ?
使わなくても無尽蔵じゃん!
「動けない…お風呂入りたいのに…あと多分、今生理きた…」
血は出てないけど。
「責任を持って、お風呂に入れさせていただきます。」
「そうしてください。ねえ、何で血が出ないの?」
「セクシーランジェリーだと、垂れっぱなしになっちゃうからね。出たら消えるようになってるよ。」
うん、またしても意味が分からん。魔法だから、そんなもんなのかな。
「血が出なくなったら勝手に魔法が解けるから、生理が近くなったら教えてね。」
「分かった。他の女の人も、そうやってかけてもらってるの?」
不思議過ぎるんだけど。
「ううん、みんな自分でかけるよ。」
「え?」
動けない体を横抱きにされて、お風呂に連れて行かれる。
もうこの移動方法が定着しているな。
「アユリは、魔力があってもテンプテーションしか使えないみたいだね。多分、違う世界から来たからだと思うけど。この国の人は、生活する最低限の魔法はみんな使えるよ。」
そうなんだ…
ん?てことは、ソーヴィはもしかして…
「私がこの国の人間じゃないって、分かってた?」
浴槽にお湯を溜めて、私を抱えたまま、お風呂用の椅子に座る。
「それは、アユリが現れた日から分かってたよ。」
「何で?!」
シャワーで私の体を洗い流し、泡で撫でるように擦る。
「俺のこと、知らなかったから。」
うん、知らない。そりゃ、初めて会ったんだもの。
「この国はさ、俺のことを知らない国民なんて…いないんだよっと。」
膝の上で体を転がされて、うつ伏せにされる。まるで、マグロみたい。
「そっか…あの男の人が言ってたこと…」
王位継承権のない、王子。
王位を取らず、薬剤師になった。
「ごめんね、言わなくて。」
「ううん、言いたくないことって誰にでもあるよ。私も、違う世界から来たなんて、言えないもん。」
コロンと転がされて泡を流されたら、優しく湯船につけられる。
「頭洗う?」
「うん!」
ソーヴィのシャンプー、すっごく気持ちいいから、クセになる。
「あー…だから、私の部屋は内鍵がかかるの?」
暗殺未遂をされたから、隠れて暮らしてるって。
「うん、内鍵をかけると、結界が張れるようになってる。二重結界ってやつ。何も無いと思うけど、いざと言う時のために。」
髪を濡らして、シャンプーを泡立てる。
指の腹で押されるのが、気持ちいい。
「あの部屋、全然いないけどねえ。」
ベッドも届いて、クローゼットに服も入っているけれど、文字通り毎晩ソーヴィと寝ているから、服を取りに行くだけの部屋になっている。
「ふふふ、アユリの部屋で寝てもいいよ?」
それ、どっちにしろ一人で寝ないよね。
ぐしゅぐしゅと泡の音が心地いい。
「あと5日くらいは無理だから、その間は自分の部屋で寝ようかな。」
ソーヴィの手が止まった。
「そっか…5日もアユリと繋がれないのか…」
この世の終わりみたいな声がする。
「ソーヴィの体質って、どんな感じなの?」
「うーん、普段の生活をそのまましてたら、保って3日かな。自慰して4日。魔力を一切使わなければ問題ないけど…」
思ったより保たないのね。
「結界を張り続けてるから?」
「それが一番大きいかな。あと、この家で動かしてる物は、全部俺の魔力を動力としてるからねえ。」
「ええっ?!このお湯も?!明かりも?」
「うん、そう。普通は魔力を込めた石を買ったり、蓄積して使ったりしてる。俺は、まあ…規格外だから。」
そうでしょうね、全てのスペックが規格外ですからね。
「…それで、魔力使い過ぎて女の子漁りしてたの?」
再び、ソーヴィの手が止まった。
「毎日じゃないよ?1週間に1・2回くらいだし、アユリ以外がこの家に来たことないよ?」
焦って言い訳してるのが、面白い。
そういえば、初めて会った時に、わざわざ家に来てくれたって言ってた気がする。
ここは、わざわざ来るような場所にあるんだなあ。
「1週間に1・2回…年に80人くらい?」
「いや、本当…すみません。」
ダメだ、面白い。
声を出して笑ってしまった。
「狼狽えてるソーヴィ、すっごいツボる。」
「…いや、狼狽えるでしょ。」
シャンプーをお湯で流されて、トリートメントを塗られる。
「ふふふ、シャーリーとメロキーさんがソーヴィのことからかう気持ち、分かっちゃった。」
「…メロキーのこと、まだ妬いてる?」
「ううん、もう大丈夫。」
「そっか。」
残念そうな声を出して、トリートメントを流された。
ソーヴィって、可愛いよね。



しおりを挟む
感想 124

あなたにおすすめの小説

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
 ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。  それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。  14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。 皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。 この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。 ※Hシーンは終盤しかありません。 ※この話は4部作で予定しています。 【私が欲しいのはこの皇子】 【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】 【放浪の花嫁】 本編は99話迄です。 番外編1話アリ。 ※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

ちっちゃくて可愛いものがお好きですか。そうですかそうですか。もう十分わかったので放してもらっていいですか。

南田 此仁
恋愛
 ブラック企業を飛び出すように退職した日菜(ヒナ)は、家で一人祝杯を上げていた――はずなのに。  不意に落ちたペンダントトップへと手を伸ばし、気がつけばまったく見知らぬ場所にいた。  周囲を取り巻く巨大なぬいぐるみたち。  巨大化したペンダントトップ。  あれ?  もしかして私、ちっちゃくなっちゃった――!?  ……なーんてね。夢でしょ、夢!  と思って過ごしていたものの、一向に目が覚める気配はなく。  空腹感も尿意もある異様にリアルな夢のなか、鬼のような形相の家主から隠れてドールハウスで暮らしてみたり、仮眠中の家主にこっそりと触れてみたり。  姿を見られたが最後、可愛いもの好きの家主からの溺愛が止まりません……!? ■一話 800~1000文字ほど ■濡れ場は後半、※マーク付き ■ご感想いただけるととっても嬉しいです( *´艸`)

『完結・R18』公爵様は異世界転移したモブ顔の私を溺愛しているそうですが、私はそれになかなか気付きませんでした。

カヨワイさつき
恋愛
「えっ?ない?!」 なんで?! 家に帰ると出し忘れたゴミのように、ビニール袋がポツンとあるだけだった。 自分の誕生日=中学生卒業後の日、母親に捨てられた私は生活の為、年齢を偽りバイトを掛け持ちしていたが……気づいたら見知らぬ場所に。 黒は尊く神に愛された色、白は"色なし"と呼ばれ忌み嫌われる色。 しかも小柄で黒髪に黒目、さらに女性である私は、皆から狙われる存在。 10人に1人いるかないかの貴重な女性。 小柄で黒い色はこの世界では、凄くモテるそうだ。 それに対して、銀色の髪に水色の目、王子様カラーなのにこの世界では忌み嫌われる色。 独特な美醜。 やたらとモテるモブ顔の私、それに気づかない私とイケメンなのに忌み嫌われている、不器用な公爵様との恋物語。 じれったい恋物語。 登場人物、割と少なめ(作者比)

女公爵になるはずが、なぜこうなった?

薄荷ニキ
恋愛
「ご挨拶申し上げます。わたくしフェルマー公爵の長女、アメリアと申します」 男性優位が常識のラッセル王国で、女でありながら次期当主になる為に日々頑張るアメリア。 最近は可愛い妹カトレアを思い、彼女と王太子の仲を取り持とうと奮闘するが…… あれ? 夢に見た恋愛ゲームと何か違う? ーーーーーーーーーーーーーー ※主人公は転生者ではありません。

婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜

紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。 連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。

処理中です...