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2章 魔法能力
46☆やだやだやだ!
しおりを挟む体は既に最大の快感を待ち望んでいて、あと少し強い刺激を受けたら、悦びが駆け抜けるのに…
「さて、ここで問題です。アユリさんは、今から、どうすればいいと思いますか。」
「ふええ?」
指がおへその下辺りを、トントンと押す。
「ここ、気持ちよくなりたいんですよね?でも、僕は動かない。だからアユリさんはいけない。気持ち良くなるには、どうしますか?」
今すぐいきたい、早くたくさん突いて欲しい…このままでいるなんて無理…
「自分で動く?」
はあはあと熱い息を漏らすと、ソーヴィがニヤニヤした。
「…それは、次の休憩の時にする約束だから、今はダメ。」
「んー…やだあ…いきたいよお…」
「訓練中ですよ?」
そうだ、これはセックスじゃなくて訓練なんだった。
中で緩くトントンされて、達することのできない緩やかな快感が腰を震わせる。
「ううっ…えっと…石を動かさなきゃ…」
「そうです、素晴らしい!」
ゆるゆると動かされ続けて、物足りなくてもどかしい。いきたい、今すぐいきたい、たくさん突いてめちゃくちゃにして欲しい。
斜め上に置かれた石を見て転がることを想像すれば、その後にやってくる甘美な快感が膣がぎゅっと締まらせた。
「転がって、おねがい!」
すると、あんなに微動だにしなかった石が、コロリと1回転した。
「動いたー!やったー!」
「アユリ、偉い!すごいよ!」
ソーヴィに褒めて頭を撫でられて、嬉しくて笑ってしまう。
「体は今どんな感じ?」
「んー、特に変化ないよ。前みたいに指先がピリピリしてこない。」
「そっか、じゃあもう一回やってみて!」
えっ…動いたのに、いかせてくれないの?
ソーヴィの目をじっと見ると、眉間にシワが寄る。
「…アユリさん、これは訓練です。ちゃんとできたら、泣くまでたくさん出してあげますから、頑張って!」
にゅちゅ、にゅちゅ…動いて中が甘く痺れる。
「んうう…!」
苦しい、早くいきたい…
「もっと転がってー!おねがいだからあっ!」
コロン、コロン、コロン、石が布の端まで転がってピタリと止まった。
「すごい!!アユリ、天才!体はどう?」
「…指先がピリピリしてきた…もう…無理…熱いよお…」
ゾクゾクが首まで来ていて、テンプテーションを使った副作用が出てきた。中出しして欲しくて、たまらない。
腰が揺れて、足がソーヴィの体を挟み込む。
「頑張りましたね、約束通りたくさん出してあげます。」
奥をズンっと重く突かれて、待ち望んでいた快感が頭皮までジリジリと痺れさせた。
「ひやああっ!あっ、らめっ、いっちゃう…いっちゃうう…」
「いいよ、好きな時にいって…ほら、アユリの好きなとこ…たくさん突くよ…」
グリグリ押し込んで、重い突き上げが何度も繰り返されて、待ちに待ったあの快楽が全身を包み込んだ。
「あああっ、やあっ、ああっ…!」
ぎゅーっとソーヴィを根本から絞り上げて、お腹の奥に熱い液体が吐き出されたのが分かった。
「はあっああ…きもち…ソーヴィのせーし…きもちい…」
「っ…ふー…よし、このまま訓練を続けましょう。テンプテーションを使ったことによって、アユリさんの体は魔力の飢餓状態でしたが、今僕の魔力が注入されたことにより、能力を発動させられるはずです。」
ええっ、まだするの?!
私の表情から言いたいことを読み取ったのか、ソーヴィが爽やかに笑った。
「限界を超えないと、レベルアップになりませんよ!」
そして、律動が再開された。
「あっ…ああっん!」
ぐちゃぐちゃと弱いところを攻め続けられれば、すぐに快感がやってくる。そして、良いところでピタッと止められては、辛くて切なくて泣きたくなった。
その度に、テンプテーションを使い、石を転がす。
ソーヴィに中で出されて魔力補給、また止められては、発動、魔力補給の永久機関だ。
石が布を3往復し、気づけば日が傾いていた。
汗だくになったソーヴィと体力の限界に達した私は、一旦訓練を終了することにし、片付けはソーヴィの魔法で済ませて母屋に戻ることにした。
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