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しおりを挟む舐られて吸われて、指先で転がされて、執拗に続けられている気がする。自分から漏れる吐息が熱くて、お腹の奥がうずうずし、太ももを擦り合わせるように動いてしまう。
「もうやっ、やあっ」
どんなに嫌と言っても、腕や背中をペチペチしてみても、全然やめる気配がない。
「ひっ…ひば…りくんぅっ!だめ…もう…」
そろそろ力が入らなくなってきて、背中に捕まっていた両手がベッドへ落ちる。
貪るようにしていた日晴くんの頭が胸から離れ、息も絶え絶えの私を見つめた。
「下、触ってもいい?」
これ以上耐えられなくてコクコクと頷くと、パジャマのズボンを脱がされ、下着もそっと下ろされて全裸になった。
「私だけ…裸なの…やだ」
そういうと、日晴くんは雑に服を脱ぎ捨てた。明かりに照らされて、しなやかな体の陰影がくっきりと見える。
「寒くない?」
鍛えているんだろうなと分かる筋肉や、締まった腰に、胸がキュンとする。
いや私、別に筋肉好きじゃないよ。日晴くんだからだよ。やばい、抱きしめてほしい。
「…ぎゅってして」
長い腕と広い胸が、私の体を掬うようにして抱きしめる。あったかくて肌がすべすべで、骨っぽくて硬くて、でも筋肉のところは柔らかい感じ。
あと、足の間に硬くて熱いものが当たってる。
これ、入るのかしら?
「触って平気?」
「あっ、うん」
入れる為には触っていただかないと…
「日晴くん…」
「なに?」
掠れたような声が耳元ですると、首筋がゾクゾクと震えた。
「私、お風呂で洗う以外で触ったことないから…」
「分かった」
何が?何が分かったの?報告受け取りましたよってことで合ってる?
日晴くんは下方に移動し、私の足を開いて間に収まった。
ものすごーく恥ずかしい!
「倫音さん…キレイにしてるんだね」
あ、VIO脱毛のこと?!
「う、うん…えっと…邪魔だし衛生的に良くないから」
「よく見えて可愛い」
言わなくていいー!可愛いって何ー?!
「触るね」
少しひんやりとした指先が足の付け根を撫でる。くすぐったくて変な感じで、思わず身をよじってしまう。
「んんん!」
腰周りやお尻もさわさわと撫で続けて、一向にそれっぽい場所を触らない。
「や、やだっ、くすぐったい、むりぃっ!」
ガクンガクンと勝手に動いてしまう。
「倫音さん、くすぐったがりなんだね」
「やめっやめてえっ!」
泣くほどいじめられてグッタリしたところで、大きな手のひらが包み込むように足の間を覆った。
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