ただ1枚の盾に。

小隈 圭

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1章

相方。

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鍛錬で疲れきって宿に戻った俺はサイモンさんから教えてもらった気の鍛錬をし、寝ることにした。

翌日、俺はギルドに来ていた、その目的はお金だ!!盾を買う資金が必要なのだ。その相談としてラミアスさんに話をしに行こうと寝る前に決めていた。

ギルドは相変わらずにぎわっていて朝だということもあって人がかなり多い、あまり時間をかけるのもあれだと判断し、ラミアスさんを探すとカウンターにいるのを見つけた、早速話かけ、相談をすることにした。

「ラミアスさん、おはようございます、相談にきました。

「おはようございますコウさん、相談・・とは?また何かありましたか?」

「ええ、実はまたお金を稼ぐ方法を相談に・・・なんかすいません、相談に来るときにお金の話ばかりで・・。」

「ああ、いえ、そこは大丈夫ですよ!それでどれくらいの額が必要なのですか?」

「そうですね、そんなには必要ないとは思うのですが盾を買えるぐらいの金額が欲しいんです。」

サイモンさんにも言われたことでもあるし、自分でも思っていた事、盾の確保、タンク職である自分が盾を持っていないという今のこの状態がおかしいのはわかってはいるが鎧を先にしたことにより盾の確保はどうしても遅れてしまう。そんなお金がないのだから。

「そうですね~、お二人との合流はまだできそうにありませんか?」

マジェとカッチェとの合流、今のままでもできるであろうが、今の自分ではタンクとしての能力が全くと言っていいほど発揮できない、盾がないからな。
それを考えるとまだ合流はできないだろう。

「そうですね、まだ合流はできません。会いたいとは思っていますけどね!」

俺の言葉を聞き、少しほほえましい物を見た様な顔をした彼女は一つ提案を出してくれた。

「コウさん、ペアを組んでみるのはいかかですか?」

「ペアですか?なんです?それ・・・」

町に来てからそんな言葉は聞いたことがないのだ、名前からして二人組?というぐらいでしかわからない。

「ペアとはまぁコンビを組む、ということですよ、冒険者の人はこれをしている人が多いですね、クエスト報酬は半分になったりしますが手間も減るので早くかたずいたりするのでお勧めではありますよ?ちょうどマジェスティさんとカッチェスさんのような状態ですね、コウさんの場合前衛、タンクですので相方として欲しいと思う人も多いとおもいますよ。」

そう説明を受け、なるほどなと納得はするのだが問題はどうやって知り合うかだ。
なにせ自分から人に言葉をかけて誘うなんてことをしたことがない。
人を誘う時ってどうやるのだ・・・?どこで知り合えるの??
そんな俺の困った様子を見てラミアスさんは口を開く。

「えっと、何かわからないことでもありますか?」

「えっと、・・・どうやったらそうゆう人と知り合えるんですかね・・・?人に話しかけたことすらないんでわからないのですよ・・・。」

「あぁ、そうゆうことですか、大丈夫ですよ?町の北に紹介所がありますからそこで登録をすると自分に合った人、もしくは希望の職業の人を紹介してくれるのです。
一度行かれてみてはどうですか?お二人と合流したとしても基本パーティは4人で組むことが多いので問題はないと思いますよ?」

確かに相方は欲しい、それはマジェとカッチェを見ていると余計に思う。
合流した後でも問題はないのなら一度行ってみるのもいいかもしれないな。

「そうですね、一度行ってみることにします!場祖は北のどこらへんにあるんでしょう?」

「北の鍛錬所のすぐ近くですよ!行った時に人が集まっている場所を見ませんでした?」

確かに全く気にはしていなかったが人が集まっている場所があったのを思い出す。

「そういえばあった気がします、行ってみますね!ありがとうございます!!」

俺は彼女に礼を言い、ギルドから北に向かうことにした。

北の通りは人も多く、色々な施設があると聞く場所だ、そんな所にひときわ人が集まる場所があった。
男女共に色々な職業の人が集まっており、その場所は目的の場所だと判断できた。
人の集まっている場所の中心に人が立っているのが見えた、あの人が仲介人だろうと思い話しかけてみることにした。

「すいません、ここで相方になる人を紹介して頂けると聞いて来たのですがあっていますか?」

まずはここが目的の場所かどうかを確認しなくては。
間違っていた場合恥ずかしいし・・・。
そんな俺の質問を聞いた仲介人らし男性は笑顔で答えた。

「ええ、あっていますよ!ここでは希望する人に紹介をしています、登録料として銅貨3枚ほど頂くことになりますがどうすますか?」

銅貨3枚なら問題ないだろう、相方もほしいしな。

「大丈夫です、では登録をお願いします。」
費用である銅貨3枚を渡し登録をする。

「はい、ではご希望の職業などはおありでしょうか?」

希望の相手、前衛の俺には相棒として選ぶならヒーラーがいいだろう。合流した後カッチェがヒーラーだから職業がかぶるがまぁ大丈夫か。

「ではヒーラーをおねがいします。」

「かしこまりました、ではヒーラーの方でタンクをご希望の方は・・・・・あ、いらっしゃいました!1名ですが今お呼びしますね。」

そう言い残し、人ごみの中へと入って行った彼の背中かを見ながらワクワクやドキドキが収まらず、若干緊張をしながら待つ事にした。
少しした後、そんな俺の後ろから声をかけてくる人がいた。

「はじめまして、貴方のお相手に選ばれましたヒーラーのハミィです、よろしくおねがいします。」と。

その言葉を聞き、慌てて挨拶をするために振り替えるがその途中で俺は不思議に思ったことがあった。

ヒーラーは本来女性しかならない職業というわけではないのだが、女性が多いのだ、割合的なことで言えば2割が男性で残りは女性、そんな感じだ。

そして俺に声をかけて来たその人の声は男性の声であったことからめずらしいな・・・というのが感想だった、名前も女性の用に感じたのだが振り返った俺が見たのは。





女性用ヒーラー装備に身を包んだ男だった・・・・・。
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