44 / 60
1章
第一章幕間 それぞれの時間3。
しおりを挟む
「さて、次はどうしようか」
鎧を受け取り、持っていると荷物になるからと着た後、南側の職人通りを抜け、ギルド前にまで二人で移動し、これからの予定を考える、元々今日一日は休みの予定で、鎧を新調したからといってこのままクエストやダンジョンに行く気にはならない、それにお世話になった事もあり、サイモンさんに挨拶ぐらいはしに行く必要はあるだろう、そうなってくると次の目標はあの二人、マジェとカッチェを探す事になるだろう。
「ここから北の方に行ったんだっけ?」
「マジェとカッチェ? あの二人のことならそうだよ~?」
リヴァイヴで食事をしていた時に聞いた情報をハミィに再確認し、二人が向かったであろう町の北側、その方角に続く道を眺める。
しかしここで問題になってくるのがあの二人がその後どこに行ったかだ、ハミィの話では俺と会い、食事をする前にあの二人を見た事になる、そこから今ではそれなりに時間もたっている為あの二人がそのまま北にいるという保証はない、むしろ移動している可能性の方が高いだろう、ならいっそ北の捜索は辞めて東か西側を探したほうがいいだろうな、南にはさっきまで俺達がいたしあっちは探す必要はないだろう。
「そうだな、ハミィ、西側に行ってみよう! 北に向かってからけっこうたつし、他の所に移動している可能性の方が高そうだ」
「そうだね、色々回るって言ってたから他の場所に行ったかもしれないしね!」
町の西側、そういえばこの町に来てからまだ西には行ったことがない、冒険者に必要な店というのが北や南に固まっているというのもあり、それ以外の方向には行く事がいままでなかったしな。
「こっちの方ってなにがあるか知ってる?」
「ん? あぁ、コウこっちには来たことがないんだね! 西側は住民地区になっててこれといってなにかあるわけじゃないんだけど、町の外、門を出てすぐの所にラビリンスの入り口があるよ! こっち側はそれぐらいかな」
なんどか聞いた名前であるラビリンス、入る為には星石が必要と聞いたんだけど売ってしまったりお金が無かったりとあわただしかったせいで忘れてしまっていた。
「入口って建物か何かがあってそこからラビリンスに入れるってことでいいの?」
「うんん、違うよ、祭壇があって、そこに石をはめると入り口が開くって感じかな、女神様ってすごいよね! あんな不思議な空間を作れちゃうんだもん」
確かに、女神の加護でラビリンスが出来たと聞いたけどそんなものどうやって作ったんだか」
「とりあえず行ってみようか、もしかしたらあの二人も見にいってるのかもしれないしね」
ギルドの前で話し合っていた所で動かなくては見つかるものも見つからないだろう、そう思い移動をし、西側の通りを歩きながら辺りの様子を見るとハミィの言った通りに西側は住民区となっており、道を挟むようにして何件もの家が立ち並んで子供達が遊んでいるのが見え、走り回っている子にぶつからない様に歩き続け、門にまでたどり着く。
「なぁ、あれなに?」
思わず俺の口から出た言葉は門の向こう側、町のすぐ外の所に出来ている人だかりが原因だ、離れた場所から見えるだけでも二十人ほどの人が集まりなにやら声をかけているようだ。
「あ~あれはパーティー募集をしてるんだよ! ラビリンスに入る時はギルドじゃなくここ、祭壇の前で人を集めて入るようになってるの」
「なるほどね、あの人だかりは入る為に募集している人達ってことか」
せっかくだからと門を通り、集まっている場所に近づくと色々な職業の人達が何人かで固まり、それぞれに声を上げ、募集をしている姿が見えるし聞こえるのだが、そのどれもがタンク募集やヒーラー募集でちょっとした取り合いがおこっていた。
「ギルドで登録するときにタンク職が少ないって聞いたけどあれ本当だったんだな、火力職ばかり集まってるけど他が全然いないな」
「そうだよ、コウもタンクになってわかると思うけど、一番危険だし、することも多いからタンクやりたがる人ってそんなにいないんだよね、大体が身の安全を優先して火力職になるから自然とこうなるんだよね、だから私とコウみたいなタンクとヒーラーが揃ってるのって取り合いになっちゃうの、さっきからチラチラ見られてるのはそのせいだね、まぁ私の容姿のせいでもあるけど、最近はなんかそっちは気にされなくなってきてるし、なんでだろ?」
それは間違いなくサイモンさんと俺のせいですね、割合的にはサイモン9、俺1ぐらいの割合であっちが原因だと思うんだけどね、それはそうと確かにさっきから募集をしている人達がチラチラを俺達を見ているのが解る、変に期待をさせている様で悪いし、移動した方がいいだろうな。
「ハミィ、ここには二人共いないし移動しようか、邪魔になると悪いしな」
「そうだね、それじゃ次の場所にいこっか!」
向けられる視線を気にしない様に、来た道を引き返した俺達が探し人である二人を見つけたのはそれからすぐの出来事だった。
鎧を受け取り、持っていると荷物になるからと着た後、南側の職人通りを抜け、ギルド前にまで二人で移動し、これからの予定を考える、元々今日一日は休みの予定で、鎧を新調したからといってこのままクエストやダンジョンに行く気にはならない、それにお世話になった事もあり、サイモンさんに挨拶ぐらいはしに行く必要はあるだろう、そうなってくると次の目標はあの二人、マジェとカッチェを探す事になるだろう。
「ここから北の方に行ったんだっけ?」
「マジェとカッチェ? あの二人のことならそうだよ~?」
リヴァイヴで食事をしていた時に聞いた情報をハミィに再確認し、二人が向かったであろう町の北側、その方角に続く道を眺める。
しかしここで問題になってくるのがあの二人がその後どこに行ったかだ、ハミィの話では俺と会い、食事をする前にあの二人を見た事になる、そこから今ではそれなりに時間もたっている為あの二人がそのまま北にいるという保証はない、むしろ移動している可能性の方が高いだろう、ならいっそ北の捜索は辞めて東か西側を探したほうがいいだろうな、南にはさっきまで俺達がいたしあっちは探す必要はないだろう。
「そうだな、ハミィ、西側に行ってみよう! 北に向かってからけっこうたつし、他の所に移動している可能性の方が高そうだ」
「そうだね、色々回るって言ってたから他の場所に行ったかもしれないしね!」
町の西側、そういえばこの町に来てからまだ西には行ったことがない、冒険者に必要な店というのが北や南に固まっているというのもあり、それ以外の方向には行く事がいままでなかったしな。
「こっちの方ってなにがあるか知ってる?」
「ん? あぁ、コウこっちには来たことがないんだね! 西側は住民地区になっててこれといってなにかあるわけじゃないんだけど、町の外、門を出てすぐの所にラビリンスの入り口があるよ! こっち側はそれぐらいかな」
なんどか聞いた名前であるラビリンス、入る為には星石が必要と聞いたんだけど売ってしまったりお金が無かったりとあわただしかったせいで忘れてしまっていた。
「入口って建物か何かがあってそこからラビリンスに入れるってことでいいの?」
「うんん、違うよ、祭壇があって、そこに石をはめると入り口が開くって感じかな、女神様ってすごいよね! あんな不思議な空間を作れちゃうんだもん」
確かに、女神の加護でラビリンスが出来たと聞いたけどそんなものどうやって作ったんだか」
「とりあえず行ってみようか、もしかしたらあの二人も見にいってるのかもしれないしね」
ギルドの前で話し合っていた所で動かなくては見つかるものも見つからないだろう、そう思い移動をし、西側の通りを歩きながら辺りの様子を見るとハミィの言った通りに西側は住民区となっており、道を挟むようにして何件もの家が立ち並んで子供達が遊んでいるのが見え、走り回っている子にぶつからない様に歩き続け、門にまでたどり着く。
「なぁ、あれなに?」
思わず俺の口から出た言葉は門の向こう側、町のすぐ外の所に出来ている人だかりが原因だ、離れた場所から見えるだけでも二十人ほどの人が集まりなにやら声をかけているようだ。
「あ~あれはパーティー募集をしてるんだよ! ラビリンスに入る時はギルドじゃなくここ、祭壇の前で人を集めて入るようになってるの」
「なるほどね、あの人だかりは入る為に募集している人達ってことか」
せっかくだからと門を通り、集まっている場所に近づくと色々な職業の人達が何人かで固まり、それぞれに声を上げ、募集をしている姿が見えるし聞こえるのだが、そのどれもがタンク募集やヒーラー募集でちょっとした取り合いがおこっていた。
「ギルドで登録するときにタンク職が少ないって聞いたけどあれ本当だったんだな、火力職ばかり集まってるけど他が全然いないな」
「そうだよ、コウもタンクになってわかると思うけど、一番危険だし、することも多いからタンクやりたがる人ってそんなにいないんだよね、大体が身の安全を優先して火力職になるから自然とこうなるんだよね、だから私とコウみたいなタンクとヒーラーが揃ってるのって取り合いになっちゃうの、さっきからチラチラ見られてるのはそのせいだね、まぁ私の容姿のせいでもあるけど、最近はなんかそっちは気にされなくなってきてるし、なんでだろ?」
それは間違いなくサイモンさんと俺のせいですね、割合的にはサイモン9、俺1ぐらいの割合であっちが原因だと思うんだけどね、それはそうと確かにさっきから募集をしている人達がチラチラを俺達を見ているのが解る、変に期待をさせている様で悪いし、移動した方がいいだろうな。
「ハミィ、ここには二人共いないし移動しようか、邪魔になると悪いしな」
「そうだね、それじゃ次の場所にいこっか!」
向けられる視線を気にしない様に、来た道を引き返した俺達が探し人である二人を見つけたのはそれからすぐの出来事だった。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる