不遇な令嬢が幸せになるまで。

なぁちー

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動き出す…Part2

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「やっほー姫!来ちゃった!」
「遅いじゃない。待ちくたびれたわよ。」
「…待ってた。」
「なーに面白そうなことやってんの。俺も混ぜてよ!」
「こらこら、先に行くなよな。」
次々と派手な見た目をした方々が降りてきます。
そう。降りてきたのです、天井付近にある開いた窓から。

「あら、ヨルにみんなも。来ちゃったの。」

「当たり前だ。お前がいつまでたっても来ないから迎えに来たのだ。」


そして先ほど会場の混乱を沈めた声がします。
その主も上から降りてきました。まるで天からの使いのように。


「え…なんでウェルミュットがここにいるの!?」

ウェルミュット…?ウェルミュットとはいったいどなたのことかしら??

「ウェルミュット…?誰のことだ。」
「あなたのことよ!あなた、ウェルミュットよね?!」
「私はウェルミュットなどという名前ではない。ヨルだ。」


ミヤルカーナ様は先ほどから何を言っているのかしら…それはともかく周りの状況が見えていないのかしら…
ミヤルカーナ様や私を除くは跪いております。

なぜならば、ここにいるヨルを含めた方々はなのですから。

「なんで…?!なんであなたたちが悪役のほうについてるのよ!!!」


あらあら、ミヤルカーナ様はついに訳の分からないことを叫びだしました。

「あなたたちはヒロインにつくべきものでしょう?今までどこに行ってたのよ!!」


彼らはものではないと思うのですが…それよりも重要なのはこっちですね。
「みんな、ミヤルカーナ様の知り合いだったの??」


「いや、彼女は知らないけど…でも、姫のこといじめてた人ってのは知ってるよ!」


そうよねぇ…彼女に精霊が見えるわけないもの…
だとすれば、なぜ彼らを知っている口ぶりなのかしら…

「その姫って呼び方は私にするものでしょ!?なんで悪役にするのよ!!」



あら、ミヤルカーナ様が何かおっしゃっているわ。

でも、脈略がなくてなんの話なのかわからないわね…


「あのさー、君ちょっとうるさいよ。まず君は立場わかってるの??たかが人間が俺たち精霊王に意見するなんて…死にたいの?」

「ヒィッ…!!」


あらら。威圧されてしまいましたね。


「そのくらいにしてあげてくださいな。わからなかったのなら仕方ないですわ。」

「…姫が言うならやめるけどさー。」
流石に人間に対して精霊王の威圧は辛いものがございますしね。やめていただけて良かったですわ。


「あ、そーだ。こんな奴に構ってる暇なかったんだった。姫!早く行こうよ!」
「えっ??」

行くって…どこに行くのかしら…?
「どこって…私たちの城に決まってるじゃない。こんなとこにもう用はないでしょ?」


「ちょ、ちょっと待っていただけないだろうか!!」


あら、王様が叫びだしましたわ。
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