ほたるのゆめ

ruki

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落ちている意識の向こうで、インターフォンの音がする。
何度も鳴らされるその音に、徐々に意識が浮上する。すると隣で僕を抱きながら髪を撫でていた誠也がそっと離れて部屋を出ていった。でもすぐ戻ってくる。

誠也は再びベッドに入ると僕を仰向けにしてキスをしながらゆっくりと僕の中に身を沈めていく。

僕はまだ起ききらない頭で、それを受け入れる。
でも・・・。

誠也らしくない。

僕は目が覚める時、優しく抱かれながらどこかを撫でられるのが好きだ。
ゆるゆるとゆっくり浮上する意識の中で、その撫でてくれる手が心地よい。だからいつも誠也はどこかしらを撫でていてくれる。
それは頭だったり背中だったり。

時には髪やおでこに小さなキスを繰り返してくれている時もある。
とにかく僕の目が覚めるまで、そうやって優しく僕を包んでくれるのだ。

なのに今は・・・。

まだ僕の目が冷めきらないというのに、誠也は僕にその昂りを穿ち、腰を使い始める。

中は誠也の精で満たされ、なんの抵抗もなくじゅぶじゅぶと音を立てている。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

寝ていた身体がその抽挿に目を覚ます。
いい所を擦られ、先っぽがリズム良く子宮を刺激する。
激しくはない、けれど確実に僕の身体に火が灯されていく。

とその時、遠くでドアが開く音がした。

回らない頭で、それでもその音の不自然さに思わず目を開ける。すると、突然寝室のドアが開いた。

僕は思わずドアを見るけど、誠也の身体で見えない。
けれど、香りが流れ込んできた。

この香りは・・・。

頭がパニックを起こす。

まさか、そんな・・・!

そんな僕の頭を撫で、誠也はちらりとドアを振り返った。

「随分早かったね」

そう言いながら腰は止めない。

ドアの所にいるのは・・・!

「せ・・・いや・・・」

止まって・・・!

必死に声を出そうとしたその時、ぐいっと両膝を抱えあげられ、より深く誠也の身を沈められる。そしてグッとさらに深く挿れられた瞬間、誠也が精を放った。

「あっ・・・!」

子宮にアルファの精を流し込まれ、その快感にまた支配される。
頭はパニックを起こしているはずなのに、身体は素直に歓喜する。

気が変になりそう・・・。

全ての精を流し込んで、誠也は自身を引き抜くと、僕の身体を見えないように布団で包んだ。

「今回は姫のご所望でね。これで望み通り妊娠したらいいんだけど」

らしくない意地悪な言い方でそう言う誠也の向こうから、こちらに来る人・・・。

「・・・優人」

どうして・・・?!

驚く僕を抱き上げて口を開かせると中に薬を放り込み、隣に置いてあった水を煽った優人に口を塞がれた。そして流れ込んでくる水を反射的に飲み下す。
ごくんと喉が鳴ると、優人は布団を剥ぎ、シーツごと僕を抱えて運び出す。そのいきなりのことに驚いて声も出ない。

怒ったような顔で、感じたこともないくらい重い気を発している。

その気に本能的に恐怖する。

なんで、優人が?
・・・怒ってる?

状況自体が飲み込めず、見たことも無いくらい怒った優人に何も出来ずに身を固くしていると、僕はそのままバスルームへ運ばれ、いきなりシャワーを頭から浴びせられた。
優人は濡れるのも構わず僕のシーツを剥ぎ取ると壁に向かせていきなり後孔に指を入れた。

「・・・・・・!」

シャワーをそこに当て、いま出された誠也のものを掻き出していく。その指の動きは容赦なく、少しの残滓も許さないとばかり奥までシャワーで洗い流す。決して官能的な動きではないのに、発情期の身体はそれでも反応して下肢を膨らませる。

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