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1章 オキナワ編
第2話 日中外出禁止令
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オキナワ兵のメグがコスギ司令と話をしている。
タツキが港で倒れた知らせを受けて相談。
医療班へ運ばれていった彼の対応についてどうするべきか聞きだした。
「こちら第1部隊。司令、例の人が上陸しました。
しかし、拠点入口で異常発生。どうやら倒れた模様」
「「なに、倒れた?」」
「外に出たとたん、突然苦しみだしたらしいんです。
少し見た感じ、皮膚がやけただれている様に見えましたが・・・」
「「メディカルチェックでも発覚しなかったのか。
どういった症状を――?」」
「「コスギ司令、潜水艇Dからモールス信号がきております。
無線に異常な異音を捉えたとの事」」
「「異音だと!? ああ、そっちを先に対処する。
メグ、タツキは一度安静にさせておいてくれ。
オキナワ上陸行動は継続するからサポートを任せた。頼んだぞ」」
「了解です・・・」
オキナワ拠点 医務室
「あれ、あんた大丈夫なのかい?」
「「ううっ」」
タツキはベッドの上で目を覚ました。
意識を失ってから医務室へと運ばれていたようだ。
どうしてこうなったか、なにがなんだかよく分からない。
まだ身体中がヒリヒリして、医療班のおばさんに処置をされる。
上陸した瞬間、病院行きなんてあんまりだ。
「なんだって俺はこんな目に?」
「色素性乾皮症だね、あんたは太陽光に弱いのよ」
「か、乾皮症?・・・いてて」
薬を塗られながら、医療の先生に通告される。
太陽光に含まれる紫外線によるもので、皮膚が焼けてしまう症状。
あの時、港入口で兵の人に声をかけられて外に足を踏み出した瞬間、
いきなり熱く感じた。確かに太陽光を浴びたといったら当たっている。
自分は何の予告もなくそれにかかっていたのだ。
原因は分かるはずもないが、陽慣れしていなかったゆえの現象だろう。
コウシ先生に注意を促されたのが早々に的中してしまうとは。
日焼けでこんがりとした褐色肌の住民の中で色白が1人。
別世界に飛んできた人間とかウワサされていたのも口が塞がる。
こんな人は初めてだと陸拠点の人々に物珍しい顔をされる内、
医務室に2人入って来た。
「おい、大丈夫かー?」
「あんたは?」
「俺はセリオ、ここの衛生兵をやってんだ。
いきなり倒れたお前を運んできた、こいつはメグ」
「オキナワ拠点にようこそ、私は工作兵をやってるわ。
今日からあんたを管轄する立場でもあるのよ」
「俺の部隊のメンバーか・・・そうだ、俺は」
先に出会ったのはやはり今日から配属されるチームの人達か、
これから一緒にラボリ、仕事をする仲間達に場違いな所で出迎えられた。
火傷を負っても体は普通に動くから、自分はスッと起き上がる。
「おい、もう起きるのか!? 安静にしてろっての!」
「体が動けばなんてことはない、ようやく上まで上がってきたんだ」
「いきなり倒れたと思ったら、すぐに回復したり・・・。
ウワサに違わず、ずいぶんと変わった人ね」
2人の励ましを越えて体の丈夫さをアピール。
自分でも、この体のことなんてよく分からない。
生まれたときから、それが普通だと思っていたから。
だけど、違っていた。異なるのは自分の方だった。
「俺自身もよく分からないけど、やるべき事をするだけだ。
そういえば、ヒサシ隊長は?」
「あいつは今、九州に行ってるぜ。
あ、ここも九州だった、あのじいさんがいる総司令部のとこだ」
「カゴシマにか、付き添い警護で何か調査しに行くとか言ってたな。
コウシ先生も同じ話してたけど?」
「今、この地方で技術者達が相次いでいなくなってるわ。
聞いた話だと最近になってから行方が分からなくなってるの」
「忽然と姿を消していなくなるって話だ。
決まって頭が良い奴ばっかり消えて、まったくホラーだな」
「突然と?」
「すぐ隣の部屋にいた人が、ものの数分で音も聴こえずに
いなくなったりしたんだって。ドアや窓、外に出た形跡もなかったようで、
ホントに消えたとしか言えないわ」
ここ最近、CNで技術者行方不明事件が起きていた。
敵性が襲ってアブダクトされたわけでもなく、忽然といなくなる。
専門外なコウシ先生達もその調査で行ったくらいだから、
よほど深刻な状況なんだろう。
「そうか、大変なんだな。訳分からないのは同じだけど、
ここはここで俺にできる事をしなくてはならない」
「お前、太陽光もまともに浴びれないんだろ?
日中は外に出られねーじゃん!」
「ううっ、そ、そうだな。スケジュールもほとんど不可能になって
予定の演習もほとんど打ち止めになってしまった・・・」
「夜間と拠点の防衛だけしかできないでしょ。
防護服着ながら歩くなんて暑すぎて無理だし」
「医療担当者として言わせてもらうけど、具合もまだ不明点が多いの。
日中は絶対に外出しちゃ駄目よ!」
「「ぶるぐぐぐあい」」
医務室の先生にもダメ出しされてしまう。
2人の言い分も最もで、先細い行動制限を宣告された。
昼は外に出ただけでアウト。
防衛だって、敵兵が来たときくらいしか活躍できない。
このままだと、また訓練だけで日課を過ごす羽目になる。
兵科も突撃兵から衛生兵に変更するのを余儀なくされた。
医療関係者が側にいなければ危険で、とても先陣になどいられないという。
せっかく、地上の世界に出てきたというのに先が思いやられた。
「そ、それでも夜間のラボリ任務はやってるんだろ?」
「やってるけど、頻繫にはねーな。
夜間はハブが出てきて敵兵すらあぶねーし」
「あるとしてもせいぜい市民街と拠点の見回りとかだね。
あたし達ですら、夜の哨戒なんて危ないし」
「毒蛇に守られてるCNなんて、他にあるのか・・・?」
夜の自然の恐ろしさはコウシ先生からも再三教えられてきた。
オキナワは孤島の一種で長年独自形態を保ちながら
人だけでなく環境生物も個体をもって生きながらえてきた、とか。
日光以外にも危険なものなどザラにあるのは承知だ。
陸上ではあんまり活動できそうにない。
いっそのこと引きこもり兵としての生涯を覚悟しようとした
そんな時、メグが自分にできる話をもちかける。
「あんたは今まで海底基地にいたのよね。
拠点の概要は知りえてるの?」
「まあ、データだけでなら」
「せっかくだから、地上の施設を学んでもらおうよ。
昼でも中にいれば安全でしょ?」
「施設か、そうだな。陽が当たらなければやっていける・・・かも」
まずは拠点設備の扱い方を習えと言われた。
シミュレーションはこなしても新兵同然なのは変わらない。
やっとの思いでここまで来たんだ。
もっと外の世界を見て回りたい気持ちもある。
どんな特徴があろうと動けるなら任務実行に越したことはない。
まずはできる事から始めるとしよう。
「ジッとしてんのも退屈だし、動けるなら見て回ろうぜ。案内してやるよ!」
「そうだな、俺の名はタツキ・ルシフェルだ。
変更したてな衛生兵の役目だが、改めてよろしく頼む」
「うっす、よろしく頼むぜ! 偵察兵のセリオ・フォスターだ」
「私はメグ・ゴート・ミシア、工作兵よ! よろしくお願いねー!」
こうして自分達3人によるオキナワ巡り(室内のみ)が始まる。
海から上陸し損なった哺乳類、おそらくイルカの生乾きによる新たな旅路は
すぐ側にあった拠点という設備案内から。
既視感は十分にあるものの、味わう実感は初めてな気分だった。
タツキが港で倒れた知らせを受けて相談。
医療班へ運ばれていった彼の対応についてどうするべきか聞きだした。
「こちら第1部隊。司令、例の人が上陸しました。
しかし、拠点入口で異常発生。どうやら倒れた模様」
「「なに、倒れた?」」
「外に出たとたん、突然苦しみだしたらしいんです。
少し見た感じ、皮膚がやけただれている様に見えましたが・・・」
「「メディカルチェックでも発覚しなかったのか。
どういった症状を――?」」
「「コスギ司令、潜水艇Dからモールス信号がきております。
無線に異常な異音を捉えたとの事」」
「「異音だと!? ああ、そっちを先に対処する。
メグ、タツキは一度安静にさせておいてくれ。
オキナワ上陸行動は継続するからサポートを任せた。頼んだぞ」」
「了解です・・・」
オキナワ拠点 医務室
「あれ、あんた大丈夫なのかい?」
「「ううっ」」
タツキはベッドの上で目を覚ました。
意識を失ってから医務室へと運ばれていたようだ。
どうしてこうなったか、なにがなんだかよく分からない。
まだ身体中がヒリヒリして、医療班のおばさんに処置をされる。
上陸した瞬間、病院行きなんてあんまりだ。
「なんだって俺はこんな目に?」
「色素性乾皮症だね、あんたは太陽光に弱いのよ」
「か、乾皮症?・・・いてて」
薬を塗られながら、医療の先生に通告される。
太陽光に含まれる紫外線によるもので、皮膚が焼けてしまう症状。
あの時、港入口で兵の人に声をかけられて外に足を踏み出した瞬間、
いきなり熱く感じた。確かに太陽光を浴びたといったら当たっている。
自分は何の予告もなくそれにかかっていたのだ。
原因は分かるはずもないが、陽慣れしていなかったゆえの現象だろう。
コウシ先生に注意を促されたのが早々に的中してしまうとは。
日焼けでこんがりとした褐色肌の住民の中で色白が1人。
別世界に飛んできた人間とかウワサされていたのも口が塞がる。
こんな人は初めてだと陸拠点の人々に物珍しい顔をされる内、
医務室に2人入って来た。
「おい、大丈夫かー?」
「あんたは?」
「俺はセリオ、ここの衛生兵をやってんだ。
いきなり倒れたお前を運んできた、こいつはメグ」
「オキナワ拠点にようこそ、私は工作兵をやってるわ。
今日からあんたを管轄する立場でもあるのよ」
「俺の部隊のメンバーか・・・そうだ、俺は」
先に出会ったのはやはり今日から配属されるチームの人達か、
これから一緒にラボリ、仕事をする仲間達に場違いな所で出迎えられた。
火傷を負っても体は普通に動くから、自分はスッと起き上がる。
「おい、もう起きるのか!? 安静にしてろっての!」
「体が動けばなんてことはない、ようやく上まで上がってきたんだ」
「いきなり倒れたと思ったら、すぐに回復したり・・・。
ウワサに違わず、ずいぶんと変わった人ね」
2人の励ましを越えて体の丈夫さをアピール。
自分でも、この体のことなんてよく分からない。
生まれたときから、それが普通だと思っていたから。
だけど、違っていた。異なるのは自分の方だった。
「俺自身もよく分からないけど、やるべき事をするだけだ。
そういえば、ヒサシ隊長は?」
「あいつは今、九州に行ってるぜ。
あ、ここも九州だった、あのじいさんがいる総司令部のとこだ」
「カゴシマにか、付き添い警護で何か調査しに行くとか言ってたな。
コウシ先生も同じ話してたけど?」
「今、この地方で技術者達が相次いでいなくなってるわ。
聞いた話だと最近になってから行方が分からなくなってるの」
「忽然と姿を消していなくなるって話だ。
決まって頭が良い奴ばっかり消えて、まったくホラーだな」
「突然と?」
「すぐ隣の部屋にいた人が、ものの数分で音も聴こえずに
いなくなったりしたんだって。ドアや窓、外に出た形跡もなかったようで、
ホントに消えたとしか言えないわ」
ここ最近、CNで技術者行方不明事件が起きていた。
敵性が襲ってアブダクトされたわけでもなく、忽然といなくなる。
専門外なコウシ先生達もその調査で行ったくらいだから、
よほど深刻な状況なんだろう。
「そうか、大変なんだな。訳分からないのは同じだけど、
ここはここで俺にできる事をしなくてはならない」
「お前、太陽光もまともに浴びれないんだろ?
日中は外に出られねーじゃん!」
「ううっ、そ、そうだな。スケジュールもほとんど不可能になって
予定の演習もほとんど打ち止めになってしまった・・・」
「夜間と拠点の防衛だけしかできないでしょ。
防護服着ながら歩くなんて暑すぎて無理だし」
「医療担当者として言わせてもらうけど、具合もまだ不明点が多いの。
日中は絶対に外出しちゃ駄目よ!」
「「ぶるぐぐぐあい」」
医務室の先生にもダメ出しされてしまう。
2人の言い分も最もで、先細い行動制限を宣告された。
昼は外に出ただけでアウト。
防衛だって、敵兵が来たときくらいしか活躍できない。
このままだと、また訓練だけで日課を過ごす羽目になる。
兵科も突撃兵から衛生兵に変更するのを余儀なくされた。
医療関係者が側にいなければ危険で、とても先陣になどいられないという。
せっかく、地上の世界に出てきたというのに先が思いやられた。
「そ、それでも夜間のラボリ任務はやってるんだろ?」
「やってるけど、頻繫にはねーな。
夜間はハブが出てきて敵兵すらあぶねーし」
「あるとしてもせいぜい市民街と拠点の見回りとかだね。
あたし達ですら、夜の哨戒なんて危ないし」
「毒蛇に守られてるCNなんて、他にあるのか・・・?」
夜の自然の恐ろしさはコウシ先生からも再三教えられてきた。
オキナワは孤島の一種で長年独自形態を保ちながら
人だけでなく環境生物も個体をもって生きながらえてきた、とか。
日光以外にも危険なものなどザラにあるのは承知だ。
陸上ではあんまり活動できそうにない。
いっそのこと引きこもり兵としての生涯を覚悟しようとした
そんな時、メグが自分にできる話をもちかける。
「あんたは今まで海底基地にいたのよね。
拠点の概要は知りえてるの?」
「まあ、データだけでなら」
「せっかくだから、地上の施設を学んでもらおうよ。
昼でも中にいれば安全でしょ?」
「施設か、そうだな。陽が当たらなければやっていける・・・かも」
まずは拠点設備の扱い方を習えと言われた。
シミュレーションはこなしても新兵同然なのは変わらない。
やっとの思いでここまで来たんだ。
もっと外の世界を見て回りたい気持ちもある。
どんな特徴があろうと動けるなら任務実行に越したことはない。
まずはできる事から始めるとしよう。
「ジッとしてんのも退屈だし、動けるなら見て回ろうぜ。案内してやるよ!」
「そうだな、俺の名はタツキ・ルシフェルだ。
変更したてな衛生兵の役目だが、改めてよろしく頼む」
「うっす、よろしく頼むぜ! 偵察兵のセリオ・フォスターだ」
「私はメグ・ゴート・ミシア、工作兵よ! よろしくお願いねー!」
こうして自分達3人によるオキナワ巡り(室内のみ)が始まる。
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