まおうさまの勇者育成計画

okamiyu

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第八章:散るは忠誠、燃ゆるは誇り――約束の交差点、勇者計画の終焉

第141話:決戦前夜、散りゆく運命を知らず――狐は雨の中で涙を隠す

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魔族との決戦を明日に控え、帝都の人々は静かに、しかし確かに訪れる運命の時を噛みしめるように、それぞれの日々を生きている。
「デリバリーです!」
貪狼将軍の宿舎前に、マリ商会のメイド服を着た配達員が大きな段ボール箱を二つ抱えてベルを鳴らした。
「いや、デリバリーなんて頼んでないぞ。CVN-6、お前また変なもの買ったな?」
「冤罪であります! 吾輩が注文した初号機1/100モデルは来月到着予定であります!」
「そんなもの私が作れるのに、わざわざ外注して無駄遣いするんじゃない。ええと、ハンコは……」
「毎度ありがとうございます!」
ハンコを押し、サインを済ませると、ドクターとエンプラは二つの段ボールを室内へ運び込んだ。
送り主は王国となっている。セリナから何か送ってきたのかと、口元を緩めて封を開けると――
「マオウさん!」
小さなメイドが段ボールから飛び出し、ドクターに抱きついた。まさかセリナが送ったのは「自分自身」だったとは、ドクターも予想していない。
当然、もう一つの段ボールの中身は……
「ずるい! なんでこっちを先に開けないの?! あんたってこういう時、セリナばかり贔屓するのね」
自分で封を破り、段ボールから顔を出したレンは不満そうに抗議する。
「セリナが普段から行いがいいからですよ~」勝ち誇ったように、セリナはさらに強くドクターにしがみつく。
「マリ商会で人間も買えるでありますか! ドクター! 吾輩も――」
「そんなもの売ってるわけないだろ。仮に買えたとしても、狭い我が家にもう一人養う余裕はない。それ以上わがままを言うなら、仕方ない……新しい家族を迎えるために、ポンコツのロボットの方を捨てていくか。次の粗大ゴミの日にね」
「捨てないでくださいであります! 吾輩を掃除機だと思って、部屋の隅に置いてくださいであります!」
「バカめ……本当に捨てるつもりなら、わざわざ帝国に戻るわけがないだろう。だからそんな寂しそうな顔をするな。胸が痛むぞ」
「ドクター! がっしゅー!」
エンプラは後ろからドクターに抱きつく。その全身は合金製だから、これに抱きつかれるのは一種の拷問に等しい。しかしドクターは甘んじてそれを受け止めた。
相変わらず、身内には甘いのであった。
「いや、俺に抱きつける場所くらい残そうよ……なんで毎回俺ばかりが損する役回りなんだ……」

茶番が終わり、一同が机を囲んで今後の話し合いを始めた。
セリナとレンも勇者として、魔族との決戦に参加する決意を表明する。
それに対するドクターの返事はあっさりとしたものだった。
「いいぞ。当日は指示を出すから、それに従って行動しろ」
「え、いいのかよ!?」ドクターの太ももに座っているレンが思わずツッコミを入れる。先ほど抱きつけなかったお詫びとして、今や彼女にとって最高のポジションを確保している。
「反対した方がいいのか? 最も難しい帝国への入国許可は女帝から得ただろう? なら問題ない。君たちの実力は十分な戦力になる。断る理由はない」
「いやいや、こういう場合は普通、『ダメだ、戦場は危ないから後方にいなさい』って止めるシーンじゃないの? 『君を失いたくない』って言う場面でしょ!」
「君はそう言われるのが一番嫌いだと思ったからだ。そんなお姫様扱いをされたくなくて家出したんだろう、不良王女よ」
「そうだけど……そうだけど、でも違うの! 乙女心が足りてないわ!」実力を認められ信頼されているのは嬉しい反面、もっと心配してほしいという乙女心が満たされないレンは、ドクターの膝の上でだだをこねる。
「レン君、面倒くさい……」さっきからドクターの膝を独占されているレンに、少し嫉妬したセリナが仕返しを口にした。
「セリナはいいの? え? 私だけがおかしいってこと?」
「セリナは勇者です。そんなこと言って仲間外れにされるのは嫌です」
「吾輩は将軍であります! 将軍が戦争を怖がってどうするであります! 兵士たちがついてこないであります!」
レンは同意を得られなかった。
「私だって、そうだけど……もう少しその……ねえ?」
ドクターはそっと手をレンの頭に乗せた。
「私は君を失いたくない。だから、必ず生きて帰ってこい。これは命令だ」
「……っ」顔を真っ赤に染め、レンはついに欲しかった言葉を手に入れたようだ。
「はい! 時間切れです! 次はセリナの番です!」良い雰囲気だが、この場にいる乙女はレン一人ではない。
「ちょっと待って、延長してよ――」
「後ろに控えてますよ。その次は吾輩であります!」
「いや、君は重量的に無理だぞ」
「ロボット差別であります! この中で一番古参の吾輩が、ドクターの膝の所有権を主張するであります!」
こうして、ドクターの膝という特等席を巡って、乙女たち(とロボット一人を交えた)“戦争”が始まったのである。

一方、破軍将軍アリストの方は――
「よぉ! そこの別嬪さん、ちょっと俺とお茶していかないか?」
「……あ」
アリストはいつものように街でナンパをしていたが、まさか声をかけた相手が、募金活動中のリディアだったとは。
「ご、ごめん! まさか教え子だったとは……これで勘弁してくれないかな?」
公園のベンチに座る二人の様子は、デートのような甘いものでは決してない。ただの「お詫び」の場だ。リディアは不機嫌そうにアリストが買ったバニラアイスを舐めながら、そのアイスよりも冷たい視線でアリストを見下ろしている。
「何です? これはまさか賄賂ですか? では、お金を払います」
「いやいや! ただのお詫びだ! 受け取ったからって何かを強要するわけじゃない!」
アリストは必死に弁解するが、リディアの態度は全く和らがない。
「アリスト先生は生徒だろうと、若い女の子なら誰でもいいんですね。これだから男は……汚らわしい」
「すまんすまん、リディアちゃんの後ろ姿があまりにも綺麗だったから、つい……」
「それ、セクハラですよ」
「え? 今の、セクハラ要素あった?」
いつもは女性に対して余裕を見せるアリストも、ここまでの「強敵」は初めてだった。
「だから言ったでしょ、お母さんは男なんかじゃないって。あの人は上品で優しくて……今日もリディアのためにお弁当を作ってくれました」
モリアの話になると、明らかに機嫌が良くなり、手元の包みを解く。中には食べやすいように切り分けられたサンドイッチが。リディアの好みに合わせ野菜メインでありながら、栄養が偏らないように鶏のササミとゆで卵も挟んである。
「へえ~、お嬢、そんなこと……一つ貰っていい? いや、なんでもない」鮮やかな弁当に素直に感心し、味が気になったが、リディアの睨みでその考えをあきらめた。「でも、それで……大将の家の子になることか。男嫌いのリディアちゃんには耐えられるか?」
「お父さん……でしょうか」リディアの食事する手が止まった。「私、生まれてからお父さんに会ったことがありません。どんな人なのかもわかりません。実の母がどの男との間で私を産んだのかさえ……。だから、いてもいなくてもいいと思っています。今のお母さんがいれば……それで満足です」
「そうだな……酷い親だ。男と女が子供を作れるからって、それが親になる資格があるわけじゃない。だから悲劇が広がる」
「アリスト先生はどうですか? その……親に愛されていましたか?」
「知らないね……でも多分、愛されてなかったと思うよ。俺は捨て子だし」
アリストはズボンの片足をまくり上げる。そこには金属製の義足が現れた。さすがのリディアも目を見開く。
「生まれつき左足がなかったんだ。だから親に捨てられ、貧民窟でゴミのように生きてた。でもある日、盗んだ相手が大将で……秒でバレた。帝国将軍の財布を盗むなんて、人生終わったわ、って思ったよ。クソみたいな人生に未練もなかったけど」
「……でも、今は生きているじゃありませんか」
「ああ。あの人……わははって笑って、『片足でこの私から物を盗むとは、面白い』ってさ。リンチされるかと思ったら、こんな足を付けられた。全く、悪魔のような男だよ。これで、頑張って生きるしかないじゃないか」
リディアはアリストが噓をついていると思いたかった。しかし、自分の心を説得できなかった。
「じゃあ、なぜまだ戦場で命を散らすようなことをするんですか? せっかく新たな人生を得たのに」
「俺は将軍になりたい。あの人を見て、その隣に並んで恥ずかしくない男になりたい。たとえそれで戦場で命を散らすとしても。『あの男は立派だった』と、あの男に認められたいんだ」
「男はやっぱりバカですね……付き合いきれません」
そう言いながら、リディアは自分のサンドイッチを一つアリストに分けた。
「でも、アリスト先生には死んで欲しくないから……これを食べて、頑張ってください。アイスはごちそうさまでした」
「『不死身のアリスト』と呼ばれたアリスト将軍は、どんな戦場でも生きて帰るさ。まだ口説かなくちゃいけない女が多すぎて死ねないな」
「最低。コンドームをつけてからじゃないと絶対安心できません。私の産みの母もそれで私を孕んだんですから。私のような子を産ませないためにも、コンドームを過信しすぎないように」
そう言い残すと、リディアは午後の活動へと向かった。
「え? マジで!?」
サンドイッチをかじりながら、アリストは衝撃に包まれた。もしかしたら、昔の愛人たちとの間に子供ができていたかもしれない……その子たちも、今この帝国で生きているのかも?

一方、七殺将軍ミラージュの方は――
「ミラージュ、これからの予定は空いている?」いつものように、ミラージュは女帝ツバキの秘書としてスケジュールを管理していた。しかし奇妙なことに、今日の午後は珍しく空白だった。これまでになかったことだ。
「ええ、構いませんが……どうかなさいましたか、陛下?」
「今日はティアノが退院する日なの。彼の強い希望で……墓参りに行くことになったの」
「墓参りですか? 先帝様でしょうか? それなら先月参拝されたばかりでは」
「いいえ、そこじゃないの」ツバキの表情が曇り、それ以上を語りたがらないようだ。
「かしこまりました。お尋ねしないように致します」
そう口では言うものの、ミラージュの内なるコハクは激しく揺れ動いていた。ツバキを暗殺するかどうか――機会は限られている。今日が最後のチャンスかもしれない。ならば……
「どうしてこんなところで止まるの? 病院はまだ先よ」
車が人気のない場所に停まった。コハクは行動に移そうと、背後の尾がざわめく。しかしその時――
「来てくれたね、ツバキ、ミラージュ」
「ティアノ?! なぜあなたが……! 病院で待っているって話したじゃない! だからミラージュも車を止めたのね……もう、なぜそんな無茶をするの!」
松葉杖をついたティアノが突然現れた。これが偶然にもツバキの命を救うことになる。コハクは素早く尾を引っ込め、その場を取り繕った。
「そうですよ、陛下。車からお見かけした時、息が止まるかと思いました」
「ごめんごめん、やっと許可が取れたから、つい嬉しくなって。20年ぶりに……母さんに会える」
「母さん」という言葉に、コハクの心は微かに震えた。しかし長年の役者経験が、それを表情に表れさせはしない。
(まさか……正体がバレている?)
不安を抱えながら、三人は進んでいく。
到着した場所には、一つの岩があった。溶岩が冷えて固まったもので、帝国では「殺生石」と呼ばれている。
ティアノはその石の前に跪き、手を合わせた。
「久しぶりだね……母さん」
どうやらここは、彼が自分で作った妖姫コハクの墓らしい。
20年前、幼かった彼は母の死を受け入れられず、山に籠って探し回った。結局、母の死を受け入れるしかなかったのだ。しかし魔王コハクの亡骸は消えていた。帝国が妖姫のために墓を作るはずもない。ティアノはこの殺生石を母の墓としたのだった。
しかしその後、彼は母の墓参りを許されなかった。妖狐の血を引く彼が、母と同じく帝国に災いをもたらすのではないか――周囲の反対により、墓参りは禁止されていた。しかし今年――
「馬鹿なことを言うな。息子が母の墓を訪れるのに、理由など要るものか。これ以上反対する者は、その愛国心を尊重して、戦場の最前線に配属してやる」
貪狼将軍の帰還がすべての反対を押し潰し、ティアノの願いはようやく叶えられた。
ティアノに続き、ツバキも手を合わせ祈りを捧げた。
しかしコハクは、この突然の出来事に気持ちが追いつかない。自分の墓を前に、冷静ではいられなかった。
「どうしてですか? 彼女は帝国を傾けた妖姫……死んで当然、弔うに値しない女ですよ」
「そうだね……母さんはたくさんの人を傷つけた。死んでも償いきれない悪事をした。でも……彼女は僕の母さんとして立派だった。僕をずっと可愛がってくれた」
コハクが母への罵倒に怒りを見せないことに、ティアノは懐から一組のカルタを取り出した。
「『花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに』……母が一番好きな句で、よく僕とカルタで遊んだんだ。『男の子なのに、なぜカルタなの?』って僕が聞いたら、なんて答えたと思う?」
「『メス狐にモテるからなのじゃ』」
「すごい! よくわかったね、口調までそっくりだ」
いきいきと話すティアノを見て、コハクの胸に温かいものがこみ上げてくる。これは……涙だろうか。
「陛下は……彼女を恨まないのですか? 幼い子狐を置き去りにし、勝手に消えた母狐ですよ? 母失格です。何も与えられず、人間たちの差別と憎しみだけを子に残した……そんな母が、子に愛される資格など……」
「資格なんていらないよ。僕が母さんのことが大好きなのは……ダメなのかな? 周りの人には理解できないかもしれないけど……僕はそれでいいんだ。何よりツバキも理解してくれるから、僕は寂しくないよ」
「彼女を殺したのは私の父、勇者カズキ。父は正しいことをした。だけど……ティアノから母を奪ったのも事実。死んだ者を恨んでも、仕方ないでしょう? それに、彼女がいなければ、ティアノとも出会えず、今の幸せもなかった」
ツバキは膨らみ始めたお腹をそっと撫でながら、幸せそうに微笑んだ。
「それに……気のせいかもしれないけど、僕はね……母さんがずっと僕のそばにいると感じるんだ。ずっと……僕を見守ってくれている。変だな……あれ?」
晴れていた空から、突然雨が降り出した。
「天気雨? ツバキ、風邪をひいたら大変だ。車に戻ろう。ミラージュも」
「私は……後で参ります。雨が好きですから」
彼女の顔を伝う雨滴は、零れ落ちる涙を隠してはいたが、役者の仮面が崩れ落ちるのを完全には隠し切れていないようだった。
そんな人々の思いが積もり重なる中、帝国と魔族の戦争は始まろうとしていた。
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