追放騎士メアの交響詩

白木はる

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鍛治屋での出来事

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鍛治屋へ向かっていると、鉱山地帯で採取した宝石の事を思い出した。

「高く売れると良いんだがな」

そう言うと私は、買い取ってくれそうな商人を探し始めた。
···30分後···

「お、あれは商人じゃないか?」

そこには、小さい獣人の商人が歩いていた。

「そこの商人、アイテムの買い取りをしてくれないか?」
「えぇ勿論です、何をお売りになりますか?」

私は、鞄からマジックバックを取り出し、中から
採取した宝石を全て商人に渡す。

「これは、❬青い薔薇❭って言う宝石ですね」
「聞いたことが無い名前だな」
「少し珍しい宝石ですからねぇ」
「ほぅ、いくらで買い取って貰えるだろうか?」
「うーんとこの量だと、40万ゴールドでどうでしょう?」
「それで頼む」
「かしこまりました、こちらの方お確かめ下さい」

商人にお金を受け取り、間違い無いか確認する、
特に間違いはなかった。

「特に間違いは無かったぞ」
「はい、ではご利用ありがとうございました」

私はお金を受け取り、また鍛治屋へ向かう。

「しかし、鍛治屋では何を買えば良いのだろいか?」

実のところ、私はあまり鍛治屋の事を知らないののだ。まぁ、困ったら鍛治屋の店主に聞けばどうにかなるだろう。
そんな事を考えている内に加治屋が見えてくる。

「店主、ここは鍛治屋で間違い無いだろうか?」
「はぁ?、見りゃわかんだろ」
「すまないな、鍛治屋に詳しくなくてな」
「別に良いけどよー、アンタの防具ボロボロじゃねーか」
「む?そうか?」
「着けてる防具、一旦全部外しやがれ!」
「こ、ここでか!?」
「恥ずかしかったら、そこの部屋にでも入ってろ!」
「わ、分かった」

私は店主に言われた部屋に入って、装備を外し、店主に装備を渡す。

「店主、その装備をどうするつもりなんだ?」
「あ?修理に決まってんだろ」
「お金はあまり無いんだが···」
「こんくらい、タダでしてやるよ」
「ほ、本当か?助かる」
「別に良いんだよ、····それに···もうこの店は止めるからな···」
「そうか···何でだ?」
「···私は、加治屋に憧れてただけで···全く腕がなってねぇーんだよ」
「そ、そうなのか?」
「私が唯一できるのは、今やってる装備の修理くらいだ」
「···」

何だか気まずい雰囲気になってしまった。
何か私に出来る事が無いか考えていると、店主が
口を開く。

「アンタの頭鎧、臭すぎるだろ」
「あぁすまんな、私は素顔を見られたく無くてな、風呂や水浴び以外はずっと頭鎧を着けているんだ」
「どうりでクセェ訳だ、ちゃんと鎧の手入れもしろよ!」
「手入れか···」
「おい···お前、まさか今まで一回も···?」
「あぁ、してないぞ」
「はぁーーーー!?バカか!?ちゃんとしろよ!」
「すまんな」
「ったく···」

こんな話しながらでも、店主はしっかりと装備の修理を進めていた、修理の腕はきっと良いのだろう。

「店主、この店を閉じたら、何をするんだ?」
「あ?···そうだな···冒険者なんかも良いかもなぁ··」
「腕は、それなりにないと厳しい職種だが、
大丈夫なのか?」
「私はこれでも❬鬼族❭だぞ?腕には自信がある」
「なるほど···というか、店主は女性なんだな」
「は?···今まで何だと思ってたんだよ!」
「失礼ながら、男だと····」
「お前···これでも私は女だぞ··失礼な男だな」
「ん?···男?」
「は?」
「店主よ、私も女なんだが····」
「···」
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