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"ʕ•̫͡•ʔこんなはずではなかったのにʕ•̫͡•ʔ"

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 木戸が閉められた空間はほんのりと日が差し込むが、奥へ行くほど暗くなり目が慣れるまでしばらくかかった。

 巨大な肉の塊は複数の目を明滅させながら輝を引き込んでいく。ズルズルと引き摺られて、肉塊の側まで来ると軽々と持ち上げられた。
 
『グジュる…』
「はっ…ひぃ…!?…は、離せ!…この…やめろっ!」

 その肉の表面はテラテラと何かの液体で滑りかがやいた。赤黒くグロテスクな見た目の肉からは複数の触手が生え、それが輝の全身を服の上から検分するように這い回った。
 間近になった肉からは痛みかける寸前の熟れ切った果物のような臭いがした。
 強烈なその臭気と這い回る触手の粘着く気持ち悪さに輝は軽く嘔吐いた。

「うぇっ…!…気色悪ぃんだよ!?このッ…離せぇ…!」

 必死に暴れるが全身に巻き付いた触手は力強く、微塵も緩む事はなかった。 

 
ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ   ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔわにゃ
  わにゃʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ    ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ
ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ   ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔわにゃ

『わにゃわにゃうにゃ』 "ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ"


 取り残され転がる餅達をかき分けて、輝と共に室内に入った2匹は肉塊に何かを話しかけていた。
 肉塊の目玉がその2匹を見、説明を受けて、何かに納得したように再び輝を凝視した。

「ヘ、へへ…。た、助けてやった事説明してくれたのか…?な、なぁ…俺、別にコイツらいじめてねぇし…離してくれよ………。…ッ!?…やめッ!…やめろ!やめろ!離せよ!…ひぃ」

 肉塊は離すどころか触手の本数を増し、服の隙間という隙間から侵入して輝の素肌を撫でまわした。暖かく滑るそれが肌に吸い付く。
 ゾクゾクとした嫌悪感が沸き、輝は必死に抵抗したが、どうする事も出来なかった。

「う…げぇ…嫌だッ!…やめろ!」

 器用に動く触手は少しずつ輝の服を剥いでゆく。
 ゴトリっ…と脱がされた靴が床に転がった。
 物珍しいのかそれに数匹の餅が集まり中に入ったり、靴紐にじゃれついた。

 ジーンズの留め具が外されジッ…ジッ…とゆっくりジッパーが降ろされる。
 少しずつ、少しずつはだけられ、輝の身を守る物が剥ぎ落とされていった。

「ふっざけんなよッ!クソッ!離せぇ!…おい、チョコやっただろぉ!助けろよお…!」

『ちょ』
『こ』
『『ちょこ、ちょこ』』"ʕ•̫͡•ʔ ʕ•̫͡•ʔ"

 涙目で小さい生き物に懇願するが楽しそうにモチモチ鳴くばかりで助けてはくれなかった。

「くそっ!ちきしょぅ…!なんで、こんなッ…!」

 爪を立てようとも噛みつこうとも、粘膜に守られた柔軟な触手には微塵もダメージを与えられない。
 シャツが捲り上げられて胸が剥き出しになり、ズボンは片足に引っ掛かるだけになった。

「ふぅぅッ!嫌だあ…!おねが、お願いします…。助けて下さいぃ…!俺美味しくないですっ!助けて…叶、かなえぇ…助けてぇ…」

 捕食されるだろうと想像し、恐怖から息は荒くなった。
 唯一の心の支えである幼馴染の名前を呼びながら輝は涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を歪ませるしか出来なかった。
 その顔面を触手が這う。ヌルヌルと輝の体液と自身の分泌液を混ぜ広げると口元に近づいた。

「!?…ひぃっ!」

嫌悪感から必死に顔を逸らすが限界まで背けても、頭を振っても、それは口腔内に侵入してきた。

「やッ…!めぇっ…!うぐっ!?うぇ…おぇ…」

 細めの物が3本程、輝の口をこじ開けて中身を探る。
 歯列を確かめ舌に絡み上顎を擦った。喉奥まで侵入し輝は嘔吐く。歯で噛み締めて動きを止めようとするが、ゴムみたいに硬い触手はそんな些細な抵抗を意に留めない。

「ふっ…ぐっ…うぇっ…!えぅ…っ…ぅ…や…らぁ…!?」

 そうして口腔内を蹂躙しながら複数の触手が輝の身体を検分した。ヌメヌメした熱い触手が輝の乳首を転がし、脇をくすぐると輝の身体はビクビクと動いてしまった。
 
「はぁ…はぁ…!うぅ…うぇっ!…っ…んぅ!」

 唯一股間を守っていた下着の中にも触手は侵入した。左右に引っ張られてパチンッといとも簡単に引きちぎられた。

「!?…うぅんぅぅっ!?」

 尻の間を1本の触手がジュルルル…と擦り上げる。脚の間の会陰えいんにも1本食い込み擦り上げていった。
 嫌悪感、気持ち悪さしか感じていなかった輝だったが性感帯を執拗にいじられ微かな快感が芽生え、ペニスがピクリと反応した。

「んぅッ…ふぅんっ…あぇっ!…うぇ…っ」

 ぐちゅぐちゅ口内を犯され、唾液が顎を伝い糸を引いた。手足を動かそうとするがそれぞれに絡んだ触手が離してくれなかった。
 触手は半勃起しつつある輝の性器を擦る。複数の触手が陰嚢をタフタフ持ち上げたり、陰茎の形を確かめるように優しく絡みついたりもした。

「…!?!?…っ…んっあっあっ…!」

 太めの触手が完全に芯を通した輝の肉棒に近づいた。先端の先走りを塗り伸ばすと、その触手はぬちゃあ…と花が開くように広がった。その内側はイソギンチャクのような繊毛せんもうがびっしりと生え蠢いた。そうしてゆっくりと飲み込んでいく。繊毛の1本1本が絡みつき、外側がきゅうっと程よく締め付けてゆっくりと上下に動いた。

「ーーッ!!…んっんっんっ…!」

 あまりの快感に輝は発情し赤くなった顔を歪めた。腰が動いてしまう。
 悦楽に身悶えていると執拗に口をいじっていた触手が抜けて、耳や首筋を撫で始めた。

「あっ!…は…あ…っ!くっそ…なんなんだ、は、あっ…」
 
 こんな化け物に愛撫され感じているのが悔しかった。
 輝は虚勢を張って睨みつけるが不気味な肉塊の目玉は規則的に明滅するだけでなんの感情も読み取れなかった。
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