痴漢に触られて

蔓巍ゆんた

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本編(不定期更新中)

27.朝の逢瀬も久しぶり

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 新学期の始業式。
 少年の久しぶりの登校は混雑した電車でスタートした。
 寝坊した訳ではない。朝の早い時間からのんびりと支度をし、ゆっくりと駅まで来たのだった。

 溢れそうな人混みに並ぶ。

 そうして少年は、男と本屋に行った時に購入した文字ばかりの書籍を開いた。
 意外な事に読んでみると面白い。食わず嫌いは良くないなと思った。

 そうして集中していると、ふわりっとあの香りが鼻腔に入った。

(き、きた)

 読んでいた本をそっとカバンに仕舞った。
 期待感から鼓動が速くなっていくが、何食わぬ顔で電車を待つ。

 もちろん約束なんてしていない。

 目の前で電車が止まった。扉が開き人が出入りする。押し込まれるように電車内に収まった。
 真ん中辺りで潰されていると、ピッタリと男が背中に張り付く。そのまま電車が動き出した。
 冷房は入っているがまだまだ暑さが残るこの季節で満員電車内は暑い。じっとりと汗をかきながら待つ。
 
 少年の身体に手が這わされる。
 後ろから抱え込むようにして回された手は、乳首と性器に向かってジリジリと撫で進んでいく。
 少年は触られてもいないのに硬くなってしまった性器を一生懸命にカバンで隠した。

 こりっ…と服の上から右乳首を摘まれる。
 自慰の時は必ず触るようになったソコは明確な快感を起こしビクリッと身体が揺れた。布のザラついた感触が敏感なソコにさらに刺激を与えている。
 クニクニと乳首を遊ばれながら、少年の性器にも手が伸びた。

 カバンで隠している股間部分、陰嚢から陰茎まで包み込むように大きな手が覆う。
 期待からはぁはぁと息を荒げていると、ぎゅうっと少し痛みを感じるくらい握られた。

(ひやぁぁぁぁぁっ…!)

 あまりの事に鞄で男の手を押さえ、腰を揺すってしまう。咄嗟に声が出そうだったが我慢した。

 気持ちが良くてもっと揉んで欲しいような、痛いからもう離して欲しいようなどっち付かずの感覚に歯を食い縛る。
 そのままカバンで押さえながら自慰する様に動いていると、腰の辺りに男の勃起したモノが押し付けられた。
 小刻みに揺れる少年の動きを楽しんでいるようだった。
 
(も、もっと激しく動きたい…)

 焦ったい感覚に苦しむが、周りが知らない人だらけの空間の中これ以上の動きをすれば怪しまれるだろうと思い羞恥心からなんとか耐える。
 明確な快楽がそこにあるのに焦らされもてあそばれながら降車駅まで耐えた。
 


 駅に着くと少年は1人でフラフラとトイレに向かう。カバンで股間は隠したままだ。
 男は一緒には着いてきてくれない。朝のはこれでお終いの様だった。

 少年はトイレの個室に籠るとスマホの録画を起動して便器の水溜めの上に置き、自身に向ける。
 股間をくつろげ便器に性器を向ける。
 服の端を口に咥えて強く自分自身を擦った。

「ふっ…んっ…ぅっ…!!」

 十数回擦ると直ぐに頂点に達し、震えながら気持ち良く射精した。
 荒い息が収まるのを待ちながら余韻に浸る。

 一通り痴態を撮ると男に送信した。
 直ぐに〈  ^_^  〉と顔文字だけ送られてきた。

 冷静になると恥ずかしくなり、慌てて自分のフォルダから画像データを消す。

 身なりを整えて何食わぬ顔で学校へと向かったーーー

 
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