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第一部:ロクデナシと勇者
スキルの整理
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「……スキルって多いんだな」
俺は表示されたスキルのあまりの多さにうんざりしかけた。見ただけで意味が分かるのがほとんどだから問題なさそうだけど、並び順に一貫性がない。よく使うものってわけでもなさそうだ。
「五十音順でもないしよく使う順番でもなさそうなんだけど、どういう順番なんだ?」
「シュウジさんの場合は一気に身に付きましたので、並びが混乱していますね。スキル同士を重ねたらカテゴリーが作れますから、まとめてみたらいいと思います」
そのあたりはスマホか?
「検索もできますから、それで探し出してまとめてドラッグ&ドロップでもいいですよ」
「そうさせてもらう」
スキルを重ねるとサブメニューみたいになって【カテゴリーA】と表示された。名前も変えられそうだ。とりあえず(固有)って表示されているのを上の方に集めた。
名前の隣にある◆はサブメニューを開けたり閉じたりするためのものらしい。邪魔なものはいくつかにまとめてしまえ。
とりあえず戦いで使いそうなものは適当にどっかに突っ込んで、適性とか耐性って普段使うものじゃなさそうだから、これもまとめて……って、これでも多いな。残りは【その他】に突っ込んどくか。
とりあえず片付けはマメにな。店でも同じだ。よく使うものは手に届くところ、あまり使わないものは奥の方に入れておく。でもたまには奥の方も片付けないとカオスになる。
====================
スマホ◆
【ストレージ】(固有)
【メモ】(固有)
【カメラ】(固有)
【再生】(固有)
【地図】(固有)
【コンパス】(固有)
【翻訳】(固有)
【計算機】(固有)
【時計】(固有)
アレ◆
【避妊】
【四十八手】(固有)
【九十六手】(固有)
【性技】(固有)
治療・回復◆
【鎮痛】
【殺菌】
【解毒:Lv〇】
【治療:Lv〇】
【生命力回復:Lv〇】
【体力回復:Lv〇】
【精力回復:Lv〇】
【魔力回復:Lv〇】
【生命力全回復(単体):Lv〇】(固有)
【生命力全回復(全体):Lv〇】(固有)
【体力全回復(単体):Lv〇】(固有)
【体力全回復(全体):Lv〇】(固有)
【精力全回復(単体):Lv〇】(固有)
【精力全回復(全体):Lv〇】(固有)
【魔力全回復(単体):Lv〇】(固有)
【魔力全回復(全体):Lv〇】(固有)
【蘇生(単体):Lv〇】(固有)
【蘇生(全体):Lv〇】(固有)
カテゴリD◆
【両替】(固有)
【マジックボックス:Lv〇】
【異空間:Lv〇】
【転移:Lv〇】
【召喚:Lv〇】
【無詠唱】
【鑑定:Lv〇】
【索敵:Lv〇】
【探査:Lv〇】
【偽装】
【欺瞞:Lv〇】
【威圧:Lv〇】
適性・耐性◆
【片手剣術適性:Lv〇】
【両手剣術適性:Lv〇】
【槍術適性:Lv〇】
【斧術適性:Lv〇】
【弓術適性:Lv〇】
【盾術適性:Lv〇】
【格闘術適性:Lv〇】
【馬術適性:Lv〇】
【火魔法適性:Lv〇】
【水魔法適性:Lv〇】
【土魔法適性:Lv〇】
【風魔法適性:Lv〇】
【光魔法適性:Lv〇】
【闇魔法適性:Lv〇】
【無属性魔法適性:Lv〇】
【物理耐性:Lv〇】
【魔法耐性:Lv〇】
【精神耐性:Lv〇】
【毒耐性:Lv〇】
攻撃魔法◆
防御魔法◆
支援魔法◆
その他◆
====================
「自分なりに分かりやすく並べ替えてみた」
自分が使う場所を片付けるのは基本だからな。汚い店に客は来ない。まずは見た目だ。
「シュウジさん専用の方は、スマホっぽいですね」
「ああ。だからカテゴリー名をスマホにした」
カテゴリー名は適当だ。アレってのは他に思いつかなかったからだ。ベッド用でもよかったけど、ストレートすぎると思ってやめた。
でも【性技】ってダジャレにしてもひどくないか? 【四十八手】と【九十六手】より高性能らしいけど。
「名前の変更が終わっていないのがありますけど、いいんですか?」
「別に誰も困らないだろ」
途中で変えるのが面倒になってそのままになった。別に最初からカテゴリーA、カテゴリーBのままでもよかったんだけどな。中途半端に変更してしまった。
さて、確認確認。【ストレージ】は荷物入れだな。【メモ】は……文字だけじゃなくて写真を貼り付けたりもできるのか。【カメラ】はカメラとビデオカメラか。スマホのカメラそのまんまだな。
ん? 視点を変えられる? これはドローンにもなりそうだな。試しに俺とミレーヌを少し離れた場所から撮影してみる……。
「ミレーヌ、キスしてくれ」
「はい」
……よしっ。膝に乗ったミレーヌが俺にキスをしているシーンが撮れた。ハートで囲ってみる。
「こんなのができたぞ」
「あはっ♪ 使いこなしていますね」
「記念の一枚だな」
遊ぶのはこれくらいでいい。とりあえず確認の続きだ。
「【治療】ってあるけど、他の回復とは違うのか?」
「【治療】は切り傷や火傷などの怪我を治すものです。回復は減った数値を戻すためのものです」
「そうか、ヘトヘトになっても【治療】じゃ意味がないんだな」
「はい。例えば筋肉痛は筋繊維に傷ができで起こる痛みのなので【治療】で治りますけど、【治療】では体力は戻りません。【鎮痛】を使えば筋肉痛の痛みがしばらくは治まりますけど、治ったことにはなりません」
「似てるけど違うのが多いんだな」
ゲームなら【ヒール】で一発で治ると思うけど、やっぱりそこまで便利じゃなさそうだ。
「【異空間】って何だ?」
「人や物を入れられる空間を作る魔法です」
「【マジックボックス】と【異空間】と【ストレージ】ってのは違うのか?」
「【異空間】は人や物を入れる異空間を作ります。魔力量によって広さが変わりますね。内部の時間は進みます。【ストレージ】は物は入りますけど人は入りません。容量無限大で、内部の時間は進みません。【マジックボックス】は【ストレージ】の劣化版です」
「微妙に違うな」
「【ストレージ】には人は入りませんから、上手く組み合わせてください」
こういうのは生き物は入らないっていう制限があることが多いよな。酸素がどうとか色々と理由があるけど、生き物まで入れば便利すぎるからだろうな。
「他に気になるのはありますか?」
「そうだな……。【両替】ってそのままの意味か?」
「崩すだけではありません。まとめることもできます」
「両替屋か」
「はい。手数料はかかりません。行った先に紙幣があればまだいいですけど、貨幣しかなければジャラジャラですよ。銀行があれば預けられると思いますけど」
中世ヨーロッパみたいな世界に行ったとして、報酬を全部銅貨で渡されたら重くてどうしようもないな。「はい、報酬の銅貨二〇万枚」って袋に入れて渡されたらキレるかもな。
「シュウジさんには【ストレージ】がありますけど、勇者でもそういったスキルがあるとは限りません」
そりゃ紙幣も電子通貨もなけりゃ貨幣になるわな。そして金持ちの冒険者で【マジックボックス】とかが使えないとなると持って歩くしかないのか?
宝石か何か、価値があるものを買えば少しは軽くなるかもしれないけど、カバンに宝石を詰め込んで魔王退治に行く勇者。何かが違うな。
「元は別の勇者が希望したので作られたそうですね。便利なのでそのまま勇者用の汎用スキルになったみたいです」
「そりゃあ勇者の先輩もいるわな。どんな人だったんだ?」
「銭形平次という人です」
「そりゃ必要だ」
俺は表示されたスキルのあまりの多さにうんざりしかけた。見ただけで意味が分かるのがほとんどだから問題なさそうだけど、並び順に一貫性がない。よく使うものってわけでもなさそうだ。
「五十音順でもないしよく使う順番でもなさそうなんだけど、どういう順番なんだ?」
「シュウジさんの場合は一気に身に付きましたので、並びが混乱していますね。スキル同士を重ねたらカテゴリーが作れますから、まとめてみたらいいと思います」
そのあたりはスマホか?
「検索もできますから、それで探し出してまとめてドラッグ&ドロップでもいいですよ」
「そうさせてもらう」
スキルを重ねるとサブメニューみたいになって【カテゴリーA】と表示された。名前も変えられそうだ。とりあえず(固有)って表示されているのを上の方に集めた。
名前の隣にある◆はサブメニューを開けたり閉じたりするためのものらしい。邪魔なものはいくつかにまとめてしまえ。
とりあえず戦いで使いそうなものは適当にどっかに突っ込んで、適性とか耐性って普段使うものじゃなさそうだから、これもまとめて……って、これでも多いな。残りは【その他】に突っ込んどくか。
とりあえず片付けはマメにな。店でも同じだ。よく使うものは手に届くところ、あまり使わないものは奥の方に入れておく。でもたまには奥の方も片付けないとカオスになる。
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スマホ◆
【ストレージ】(固有)
【メモ】(固有)
【カメラ】(固有)
【再生】(固有)
【地図】(固有)
【コンパス】(固有)
【翻訳】(固有)
【計算機】(固有)
【時計】(固有)
アレ◆
【避妊】
【四十八手】(固有)
【九十六手】(固有)
【性技】(固有)
治療・回復◆
【鎮痛】
【殺菌】
【解毒:Lv〇】
【治療:Lv〇】
【生命力回復:Lv〇】
【体力回復:Lv〇】
【精力回復:Lv〇】
【魔力回復:Lv〇】
【生命力全回復(単体):Lv〇】(固有)
【生命力全回復(全体):Lv〇】(固有)
【体力全回復(単体):Lv〇】(固有)
【体力全回復(全体):Lv〇】(固有)
【精力全回復(単体):Lv〇】(固有)
【精力全回復(全体):Lv〇】(固有)
【魔力全回復(単体):Lv〇】(固有)
【魔力全回復(全体):Lv〇】(固有)
【蘇生(単体):Lv〇】(固有)
【蘇生(全体):Lv〇】(固有)
カテゴリD◆
【両替】(固有)
【マジックボックス:Lv〇】
【異空間:Lv〇】
【転移:Lv〇】
【召喚:Lv〇】
【無詠唱】
【鑑定:Lv〇】
【索敵:Lv〇】
【探査:Lv〇】
【偽装】
【欺瞞:Lv〇】
【威圧:Lv〇】
適性・耐性◆
【片手剣術適性:Lv〇】
【両手剣術適性:Lv〇】
【槍術適性:Lv〇】
【斧術適性:Lv〇】
【弓術適性:Lv〇】
【盾術適性:Lv〇】
【格闘術適性:Lv〇】
【馬術適性:Lv〇】
【火魔法適性:Lv〇】
【水魔法適性:Lv〇】
【土魔法適性:Lv〇】
【風魔法適性:Lv〇】
【光魔法適性:Lv〇】
【闇魔法適性:Lv〇】
【無属性魔法適性:Lv〇】
【物理耐性:Lv〇】
【魔法耐性:Lv〇】
【精神耐性:Lv〇】
【毒耐性:Lv〇】
攻撃魔法◆
防御魔法◆
支援魔法◆
その他◆
====================
「自分なりに分かりやすく並べ替えてみた」
自分が使う場所を片付けるのは基本だからな。汚い店に客は来ない。まずは見た目だ。
「シュウジさん専用の方は、スマホっぽいですね」
「ああ。だからカテゴリー名をスマホにした」
カテゴリー名は適当だ。アレってのは他に思いつかなかったからだ。ベッド用でもよかったけど、ストレートすぎると思ってやめた。
でも【性技】ってダジャレにしてもひどくないか? 【四十八手】と【九十六手】より高性能らしいけど。
「名前の変更が終わっていないのがありますけど、いいんですか?」
「別に誰も困らないだろ」
途中で変えるのが面倒になってそのままになった。別に最初からカテゴリーA、カテゴリーBのままでもよかったんだけどな。中途半端に変更してしまった。
さて、確認確認。【ストレージ】は荷物入れだな。【メモ】は……文字だけじゃなくて写真を貼り付けたりもできるのか。【カメラ】はカメラとビデオカメラか。スマホのカメラそのまんまだな。
ん? 視点を変えられる? これはドローンにもなりそうだな。試しに俺とミレーヌを少し離れた場所から撮影してみる……。
「ミレーヌ、キスしてくれ」
「はい」
……よしっ。膝に乗ったミレーヌが俺にキスをしているシーンが撮れた。ハートで囲ってみる。
「こんなのができたぞ」
「あはっ♪ 使いこなしていますね」
「記念の一枚だな」
遊ぶのはこれくらいでいい。とりあえず確認の続きだ。
「【治療】ってあるけど、他の回復とは違うのか?」
「【治療】は切り傷や火傷などの怪我を治すものです。回復は減った数値を戻すためのものです」
「そうか、ヘトヘトになっても【治療】じゃ意味がないんだな」
「はい。例えば筋肉痛は筋繊維に傷ができで起こる痛みのなので【治療】で治りますけど、【治療】では体力は戻りません。【鎮痛】を使えば筋肉痛の痛みがしばらくは治まりますけど、治ったことにはなりません」
「似てるけど違うのが多いんだな」
ゲームなら【ヒール】で一発で治ると思うけど、やっぱりそこまで便利じゃなさそうだ。
「【異空間】って何だ?」
「人や物を入れられる空間を作る魔法です」
「【マジックボックス】と【異空間】と【ストレージ】ってのは違うのか?」
「【異空間】は人や物を入れる異空間を作ります。魔力量によって広さが変わりますね。内部の時間は進みます。【ストレージ】は物は入りますけど人は入りません。容量無限大で、内部の時間は進みません。【マジックボックス】は【ストレージ】の劣化版です」
「微妙に違うな」
「【ストレージ】には人は入りませんから、上手く組み合わせてください」
こういうのは生き物は入らないっていう制限があることが多いよな。酸素がどうとか色々と理由があるけど、生き物まで入れば便利すぎるからだろうな。
「他に気になるのはありますか?」
「そうだな……。【両替】ってそのままの意味か?」
「崩すだけではありません。まとめることもできます」
「両替屋か」
「はい。手数料はかかりません。行った先に紙幣があればまだいいですけど、貨幣しかなければジャラジャラですよ。銀行があれば預けられると思いますけど」
中世ヨーロッパみたいな世界に行ったとして、報酬を全部銅貨で渡されたら重くてどうしようもないな。「はい、報酬の銅貨二〇万枚」って袋に入れて渡されたらキレるかもな。
「シュウジさんには【ストレージ】がありますけど、勇者でもそういったスキルがあるとは限りません」
そりゃ紙幣も電子通貨もなけりゃ貨幣になるわな。そして金持ちの冒険者で【マジックボックス】とかが使えないとなると持って歩くしかないのか?
宝石か何か、価値があるものを買えば少しは軽くなるかもしれないけど、カバンに宝石を詰め込んで魔王退治に行く勇者。何かが違うな。
「元は別の勇者が希望したので作られたそうですね。便利なのでそのまま勇者用の汎用スキルになったみたいです」
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