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第十二部:勇者とダンジョンと魔物(一)
王都への帰還
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冒険者たちが大量に動員されて魔物の解体作業をしていた。そこそこの依頼料が支払われたみたいで、「これでしばらく働かなくても食ってけるな」と言っている男が多かった。飲むのはいいけどある程度は貯めておけよ。まあ計画性があるなら最初から冒険者なんてならないそうだけど。
そして俺たちがダンジョンから戻って三日、ダンジョンから散発的に魔物が出てきた。全部で三〇〇匹ほど。それくらいの数なら兵士たちで十分相手をすることができた。俺はもし何かあった時のために待機し、基本的には兵士に任せることになった。冒険者たちは解体作業に必死だった。その後はダンジョンの方から来ないのを確認した後、俺はエステルとトゥーリアとスキュラたちを連れて王都に戻ることになった。
「勇者シュウジ様に敬礼‼」
ザッ
将兵が一斉に俺に向かって敬礼する。とりあえずここのダンジョンの暴走はこれで問題ないそうだ。次はどこで発生するか分からないけど、兵士たちはまた各地へ戻るらしい。王都組は優先的に帰らせてもらえることになった。
もっとも俺はトゥーリアの背中に乗って帰ることになり、エステルも同行することになった。トゥーリアを連れて帰ることに関しては魔物使いが鳥を使って伝えてくれた。そうじゃなければ王都が大騒ぎになるだろうからな。
そして今、俺は兵士たちを前にして最後に挨拶をするところだ。
「諸君らと共に戦えたことを誇りに思う。いずれまた会うかもしれない。それまでお互いに壮健で」
俺はみんなに向かって手を挙げると、トゥーリアの背中に乗ってサン=フォアを離れた。
◆◆◆
ダンジョンから戻る時にも乗せてもらったけど、ドラゴンの背中って見た目以上に乗りやすい。
《背中に乗せる時には結界を使うからのう。そうでなければ風で吹き飛ばされるじゃろうのう》
「こうやって話すのも無理そうだな」
トゥーリアの頭はずっと前にある。俺はそこまで大きな声を出してないけど会話は成立している。声も普通に伝わるみたいだ。どうも触れていると伝わるらしい。骨伝導じゃなくて鱗伝導だな。
「エルテルは問題ないか?」
「大丈夫です」
むしろさっきからずっと下を覗き込んでいて落ちないかどうか心配だ。一応ベルトを掴んでるけどな。逆にスキュラたちは高い場所はあまり得意ではないのか大人しくしている。
「大丈夫か?」
一番近くにいたスキュラBに聞いてみた。
「どうも空は苦手みたいです」
「そうか。でもこんなに高い場所は滅多に飛ばないから大丈夫だ」
そもそも空を移動するのは一般的じゃない。そんなことを話していると、五〇〇キロや一〇〇〇キロはあっという間だった。
目的地は王都の王宮。どこに降りても問題になるなら、最初から一番上に会わせておこうと思ったからだ。
《シュウジ、王都の王宮じゃな? 王宮のどこじゃ?》
「一番高い建物の東にある迎賓館のあるところだ。この正面もう少し東の丸い芝生のある……ああ、この真正面だ」
《おお、あれか。よし》
俺が召喚された直後にいたあの迎賓館のあたりなら場所があったから、そこに降りることをあらかじめ伝えていた。
俺たちがトゥーリアから降りると、迎賓館からアドニス王が出てきた。ここで待っていたのか。
「シュウジ殿、なかなか派手な帰還だな」
「アドニス殿。トゥーリアが危険でないことを知ってもらうのが一番だからな」
「ドラゴンは聖獣。そう分かってはいても、実際に目の前に現れれば誰もが驚く。先に連絡があって助った。スキュラも問題ないということだから大丈夫だろう」
「しっかり面倒を見るから大丈夫だ」
トゥーリアたちにはこの場に残ってもらって、俺はアドニス王と少し話をすることになった。
「大活躍だったと聞いている。兵士や冒険者の死亡も思った以上に少なかったようで安心した」
「それでもゼロにはならないなあ」
俺は蘇生魔法は使える。実際にそれで助けたこともあった。生き返らないこともあった。
「兵士も冒険者も、危険は覚悟で仕事をしている。シュウジ殿と共に戦えたことをあの世で誇りに思っているだろう」
「せめてそうであってほしいな」
世界的に見れば平和な日本で暮らしていたからだろう、死体を見ることなんてまずない。近くで銃弾が飛び交ってブルーシートが被せられたことはあったけど、見えないように配慮はされる。でもここはそんな配慮なんてない国だ。俺は普通のやつと比べてグロ耐性が高いわけじゃない。【精神異常耐性】があるから耐えられたものの、なかったらマズかったな。
とりあえず精神的な負担はハンパない。癒しだ癒し。でもその前にトゥーリアたちのことがある。
「それではそろそろ失礼させてもらう。また俺にできることがあれば言ってほしい」
「その言葉に甘えるとしよう」
迎賓館を出るとトゥーリアは丸まり、スキュラたちはその近くで集まっていた。エステルもそこに混じっていたようだ。
「一度屋敷の方に戻る。それからエステルを職場に連れていこう」
《もうひとっ飛びか》
「飛べばすぐそこだけどな」
俺たちはまたトゥーリアの背に乗り、ほんの一瞬だけ王都を上から眺めつつ屋敷に戻った。
そして俺たちがダンジョンから戻って三日、ダンジョンから散発的に魔物が出てきた。全部で三〇〇匹ほど。それくらいの数なら兵士たちで十分相手をすることができた。俺はもし何かあった時のために待機し、基本的には兵士に任せることになった。冒険者たちは解体作業に必死だった。その後はダンジョンの方から来ないのを確認した後、俺はエステルとトゥーリアとスキュラたちを連れて王都に戻ることになった。
「勇者シュウジ様に敬礼‼」
ザッ
将兵が一斉に俺に向かって敬礼する。とりあえずここのダンジョンの暴走はこれで問題ないそうだ。次はどこで発生するか分からないけど、兵士たちはまた各地へ戻るらしい。王都組は優先的に帰らせてもらえることになった。
もっとも俺はトゥーリアの背中に乗って帰ることになり、エステルも同行することになった。トゥーリアを連れて帰ることに関しては魔物使いが鳥を使って伝えてくれた。そうじゃなければ王都が大騒ぎになるだろうからな。
そして今、俺は兵士たちを前にして最後に挨拶をするところだ。
「諸君らと共に戦えたことを誇りに思う。いずれまた会うかもしれない。それまでお互いに壮健で」
俺はみんなに向かって手を挙げると、トゥーリアの背中に乗ってサン=フォアを離れた。
◆◆◆
ダンジョンから戻る時にも乗せてもらったけど、ドラゴンの背中って見た目以上に乗りやすい。
《背中に乗せる時には結界を使うからのう。そうでなければ風で吹き飛ばされるじゃろうのう》
「こうやって話すのも無理そうだな」
トゥーリアの頭はずっと前にある。俺はそこまで大きな声を出してないけど会話は成立している。声も普通に伝わるみたいだ。どうも触れていると伝わるらしい。骨伝導じゃなくて鱗伝導だな。
「エルテルは問題ないか?」
「大丈夫です」
むしろさっきからずっと下を覗き込んでいて落ちないかどうか心配だ。一応ベルトを掴んでるけどな。逆にスキュラたちは高い場所はあまり得意ではないのか大人しくしている。
「大丈夫か?」
一番近くにいたスキュラBに聞いてみた。
「どうも空は苦手みたいです」
「そうか。でもこんなに高い場所は滅多に飛ばないから大丈夫だ」
そもそも空を移動するのは一般的じゃない。そんなことを話していると、五〇〇キロや一〇〇〇キロはあっという間だった。
目的地は王都の王宮。どこに降りても問題になるなら、最初から一番上に会わせておこうと思ったからだ。
《シュウジ、王都の王宮じゃな? 王宮のどこじゃ?》
「一番高い建物の東にある迎賓館のあるところだ。この正面もう少し東の丸い芝生のある……ああ、この真正面だ」
《おお、あれか。よし》
俺が召喚された直後にいたあの迎賓館のあたりなら場所があったから、そこに降りることをあらかじめ伝えていた。
俺たちがトゥーリアから降りると、迎賓館からアドニス王が出てきた。ここで待っていたのか。
「シュウジ殿、なかなか派手な帰還だな」
「アドニス殿。トゥーリアが危険でないことを知ってもらうのが一番だからな」
「ドラゴンは聖獣。そう分かってはいても、実際に目の前に現れれば誰もが驚く。先に連絡があって助った。スキュラも問題ないということだから大丈夫だろう」
「しっかり面倒を見るから大丈夫だ」
トゥーリアたちにはこの場に残ってもらって、俺はアドニス王と少し話をすることになった。
「大活躍だったと聞いている。兵士や冒険者の死亡も思った以上に少なかったようで安心した」
「それでもゼロにはならないなあ」
俺は蘇生魔法は使える。実際にそれで助けたこともあった。生き返らないこともあった。
「兵士も冒険者も、危険は覚悟で仕事をしている。シュウジ殿と共に戦えたことをあの世で誇りに思っているだろう」
「せめてそうであってほしいな」
世界的に見れば平和な日本で暮らしていたからだろう、死体を見ることなんてまずない。近くで銃弾が飛び交ってブルーシートが被せられたことはあったけど、見えないように配慮はされる。でもここはそんな配慮なんてない国だ。俺は普通のやつと比べてグロ耐性が高いわけじゃない。【精神異常耐性】があるから耐えられたものの、なかったらマズかったな。
とりあえず精神的な負担はハンパない。癒しだ癒し。でもその前にトゥーリアたちのことがある。
「それではそろそろ失礼させてもらう。また俺にできることがあれば言ってほしい」
「その言葉に甘えるとしよう」
迎賓館を出るとトゥーリアは丸まり、スキュラたちはその近くで集まっていた。エステルもそこに混じっていたようだ。
「一度屋敷の方に戻る。それからエステルを職場に連れていこう」
《もうひとっ飛びか》
「飛べばすぐそこだけどな」
俺たちはまたトゥーリアの背に乗り、ほんの一瞬だけ王都を上から眺めつつ屋敷に戻った。
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