144 / 273
第十一部:家族がいるということ
母の到着と礼拝堂、そして裏の話
しおりを挟む
「これからよろしくお願いします」
屋敷にやって来た母さんが頭を下げた。使用人たちには事情を説明済みだ。前回訪問の際に昔話をしたら向こうの世界で親子だったことが分かったと。さすがにみんな驚いたけど、そもそも俺が異世界から召喚されたというおかしな行為でこの世界に来たわけだから、そういうこともあるだろうと納得したようだ。
「部屋は用意してあるし、よほどの無茶じゃなければ好きにしてくれたらいい」
「礼拝堂はないよね?」
「そういえばないな。あってもいいのか」
敬虔な者は屋敷の敷地に礼拝堂を建てると聞いた。アズナヴール伯爵はそうだな。
「今さらで申し訳ないけど、エミリアもあった方がいいか?」
「私は部屋で聖像にお祈りしていましたが、あればそちらでお祈りしたいと思います」
「そうか。それなら用意するか」
まだまだ庭の手入れをしている。ちょうどまとめて木を植えた部分があって、その奥なら人目は届かない。そこにでも建てるか。
建物としては俺が召喚された場所が元礼拝堂らしいから、あんな感じでいいだろう。
「シュウジ、いい子だね♪」
母さんに抱きつかれた。
「うわっ。いきなり抱きつくなって」
「いやー、シュウジが側にいるんだなって思うとついね」
「ついじゃないだろ。うわっ、首筋を舐めるなよ!」
◆◆◆
「ここなら木があって少し奥まってるから静かだろう」
俺は母さんを連れて礼拝堂を建てる場所を探しにきた。
「広いねー。さすがは大貴族」
「いや、こんなに広くなくてもよかったんだけどな。維持管理が大変だ」
東京ドームが何個も入る。おかげで掃除も大変だけど木を植えないと殺風景だ。俺が受け取った時はとりあえず片付けるだけ片付けたって感じだった。
「それじゃあこの場所にお願いできる?」
「分かった。手配させよう」
分かりやすいように杭を打っておく。『礼拝堂建設予定地』と。
「ところでさあ、これって何?」
「これ?」
いきなりそんな質問をされた。母さんは指を上に向けている。そこには何もないぞ。上は空だ。
「ステータスに【愛の男神シュウジの妻】って出たんだけど」
「……出た?」
「そう。さっき出たよ」
なんで出るんだ? 何もしてないよな。母さんから抱きつかれただけで。抱きつかれて……あ、舐められたか。
「ついさっきなら、俺の首筋を舐めたからだろうな」
「あんたの首筋を舐めたら妻になれるの? しかも愛の男神って」
「それが少しややこしくてなあ」
ザックリと俺が今どういう状況かを説明した。半分神とかそういうことをだ。
「ということは、これ以上は老けない?」
「そういうことになる。一応そこまで知ってるのは俺とミレーヌ、それとベラだけだ。みんな年齢を気にする年でもないからな」
「ピチピチだもんね」
その言い方はちょっと古いと思うぞ。
「それにしてもよく気づいたな。ステータスなんてそんなに見ないんじゃないか?」
たまには見るけど、普段はほとんど無視だからなあ。見ても面白いものはないし。
「一応【警告】ってスキルがあって、ステータスの数値に変化があると頭の中で教えてくれるの。どこに変化があれば通知が来るかは設定で変えられるから、スキルに変化があった場合だけ分かるようにしてあるよ」
「そんなのがあったのか」
調べたら俺にもあった。これか。なるほど、条件はわりと細かく設定できるんだな。スキルを得た時に通知が来るようにしておくか。
「それで話は変わるけどさあ、あんたこっちに来てから敵とかできてない?」
「敵?」
「そうそう。公爵なんて高い爵位を貰って、大臣なんてなったりして、しかも美人の奥さんがいっぱい。恰好のターゲットになってない?」
「恵まれた環境にあるとは自分でも思ってるよ」
王族を除けばこれほど恵まれた環境もない。まあ大臣は余計だったけどなあ。でも日本みたいに国会があるわけじゃないし、いつも王宮にいなければいけないわけでもない。あくまで名目上のトップというだけで、お飾りでもかまわない。だから実務は副大臣のシプリアン殿に任せている。
「明らかな敵ってのはいないなあ。こっちからケンカを売った記憶もないぞ」
「それならコッソリあんたを蹴落とそうとする貴族とかいない?」
「いや、わりとみんないい人たちだ。内心は分からないけどな」
「ちぇー」
ちぇーって……。母さんがあからさまにつまらなさそうな顔をした。
「俺に敵がいる方がいいのか?」
「そうじゃなくて、敵をバッタバッタと倒す息子が見たいわけよ」
「敵なんかいない方がいいんだよ。そもそもやって来て一番上に据えられたんだぞ。いきなり国王が頭を下げたんだぞ。バッタバッタと倒す敵がどこにいるんだよ」
それでも全員が味方で仲良しなんてことはあり得ない。それは職場だろうがどこだろうが同じだ。
ケントさんやピエールさんのように好意的に接してくれる人はいるけどお互いに貴族だ。仲間と呼ぶことはできてもダチとまではいかない。親しき中にも礼儀は必要だ。それに今は二人とやり取りはあるけど、場合によっては縁を断つようなことになるかもしれない。そんなことはない方がいいけど。
「でも調査はしてるんでしょ?」
「そりゃな。何もせずにいたら単なるバカだろう」
そのための商会でもある。単なる金集めの拠点というだけじゃない。
物が動けば人と金も動く。そうなると情報も集まるわけだ。
商人は国を超えて動くこともある。ある場所でジャガイモが不作だと聞けば値段が上がることを見越して積極的に売りに行く。現地視察も重要な仕事だ。来られた側としては知られたくない情報もあるだろう。だから偽の情報も飛び交う。
さらに現地で得た情報を持ち帰って伝えるのも重要な仕事になる。場合によっては妨害も入るからある程度の武装は必要だ。エッチラオッチラ荷物を運んでいけば無事に辿り着けるわけでもない。
商会というのは誰でも作ることはできる。でも運用は難しい。アンナさんを引き抜いたのにはそういう理由がある。目端の利くアンナさんがカウンターに立って睨みを利かせれば、おかしなヤツは入ってこない。入ったとしても警備の者がいる。
偉そうに言ってる俺も、実はこのあたりはアンナさんから聞いた。店員がくすねるという話を聞いたあたりでだ。俺は諜報活動とかには詳しくない。だからそのあたりはアンナさん任せだ。
「母さんも先王から頼まれてたって言ってたっけ?」
「教会の監視ね。ちょくちょくシスターに手を出そうとするからそれを牽制するという名目で、実際には金の流れとかも調べてたのよ」
「教会の金って喜捨か?」
「それもあるし貴族からの寄付金もあるね。場所が場所だからいろんな場所から人が集まるし、そうするとロクでもない連中も集まってくるから。場合によっては他の国からもね」
教会のトップは国の重鎮でもある。上手く取り入ることができれば機密情報が手に入るかもしれない。
「だから場合によっては弱みを握った司祭を手駒に使って探らせたりとか、まあ一通りのことはみんなしてるかな。もちろん若い子たちはそんなことは知らないから言わないでね。上の一部だけだから。デジレとキトリーも知らないからね」
「そりゃ言わないって」
屋敷にやって来た母さんが頭を下げた。使用人たちには事情を説明済みだ。前回訪問の際に昔話をしたら向こうの世界で親子だったことが分かったと。さすがにみんな驚いたけど、そもそも俺が異世界から召喚されたというおかしな行為でこの世界に来たわけだから、そういうこともあるだろうと納得したようだ。
「部屋は用意してあるし、よほどの無茶じゃなければ好きにしてくれたらいい」
「礼拝堂はないよね?」
「そういえばないな。あってもいいのか」
敬虔な者は屋敷の敷地に礼拝堂を建てると聞いた。アズナヴール伯爵はそうだな。
「今さらで申し訳ないけど、エミリアもあった方がいいか?」
「私は部屋で聖像にお祈りしていましたが、あればそちらでお祈りしたいと思います」
「そうか。それなら用意するか」
まだまだ庭の手入れをしている。ちょうどまとめて木を植えた部分があって、その奥なら人目は届かない。そこにでも建てるか。
建物としては俺が召喚された場所が元礼拝堂らしいから、あんな感じでいいだろう。
「シュウジ、いい子だね♪」
母さんに抱きつかれた。
「うわっ。いきなり抱きつくなって」
「いやー、シュウジが側にいるんだなって思うとついね」
「ついじゃないだろ。うわっ、首筋を舐めるなよ!」
◆◆◆
「ここなら木があって少し奥まってるから静かだろう」
俺は母さんを連れて礼拝堂を建てる場所を探しにきた。
「広いねー。さすがは大貴族」
「いや、こんなに広くなくてもよかったんだけどな。維持管理が大変だ」
東京ドームが何個も入る。おかげで掃除も大変だけど木を植えないと殺風景だ。俺が受け取った時はとりあえず片付けるだけ片付けたって感じだった。
「それじゃあこの場所にお願いできる?」
「分かった。手配させよう」
分かりやすいように杭を打っておく。『礼拝堂建設予定地』と。
「ところでさあ、これって何?」
「これ?」
いきなりそんな質問をされた。母さんは指を上に向けている。そこには何もないぞ。上は空だ。
「ステータスに【愛の男神シュウジの妻】って出たんだけど」
「……出た?」
「そう。さっき出たよ」
なんで出るんだ? 何もしてないよな。母さんから抱きつかれただけで。抱きつかれて……あ、舐められたか。
「ついさっきなら、俺の首筋を舐めたからだろうな」
「あんたの首筋を舐めたら妻になれるの? しかも愛の男神って」
「それが少しややこしくてなあ」
ザックリと俺が今どういう状況かを説明した。半分神とかそういうことをだ。
「ということは、これ以上は老けない?」
「そういうことになる。一応そこまで知ってるのは俺とミレーヌ、それとベラだけだ。みんな年齢を気にする年でもないからな」
「ピチピチだもんね」
その言い方はちょっと古いと思うぞ。
「それにしてもよく気づいたな。ステータスなんてそんなに見ないんじゃないか?」
たまには見るけど、普段はほとんど無視だからなあ。見ても面白いものはないし。
「一応【警告】ってスキルがあって、ステータスの数値に変化があると頭の中で教えてくれるの。どこに変化があれば通知が来るかは設定で変えられるから、スキルに変化があった場合だけ分かるようにしてあるよ」
「そんなのがあったのか」
調べたら俺にもあった。これか。なるほど、条件はわりと細かく設定できるんだな。スキルを得た時に通知が来るようにしておくか。
「それで話は変わるけどさあ、あんたこっちに来てから敵とかできてない?」
「敵?」
「そうそう。公爵なんて高い爵位を貰って、大臣なんてなったりして、しかも美人の奥さんがいっぱい。恰好のターゲットになってない?」
「恵まれた環境にあるとは自分でも思ってるよ」
王族を除けばこれほど恵まれた環境もない。まあ大臣は余計だったけどなあ。でも日本みたいに国会があるわけじゃないし、いつも王宮にいなければいけないわけでもない。あくまで名目上のトップというだけで、お飾りでもかまわない。だから実務は副大臣のシプリアン殿に任せている。
「明らかな敵ってのはいないなあ。こっちからケンカを売った記憶もないぞ」
「それならコッソリあんたを蹴落とそうとする貴族とかいない?」
「いや、わりとみんないい人たちだ。内心は分からないけどな」
「ちぇー」
ちぇーって……。母さんがあからさまにつまらなさそうな顔をした。
「俺に敵がいる方がいいのか?」
「そうじゃなくて、敵をバッタバッタと倒す息子が見たいわけよ」
「敵なんかいない方がいいんだよ。そもそもやって来て一番上に据えられたんだぞ。いきなり国王が頭を下げたんだぞ。バッタバッタと倒す敵がどこにいるんだよ」
それでも全員が味方で仲良しなんてことはあり得ない。それは職場だろうがどこだろうが同じだ。
ケントさんやピエールさんのように好意的に接してくれる人はいるけどお互いに貴族だ。仲間と呼ぶことはできてもダチとまではいかない。親しき中にも礼儀は必要だ。それに今は二人とやり取りはあるけど、場合によっては縁を断つようなことになるかもしれない。そんなことはない方がいいけど。
「でも調査はしてるんでしょ?」
「そりゃな。何もせずにいたら単なるバカだろう」
そのための商会でもある。単なる金集めの拠点というだけじゃない。
物が動けば人と金も動く。そうなると情報も集まるわけだ。
商人は国を超えて動くこともある。ある場所でジャガイモが不作だと聞けば値段が上がることを見越して積極的に売りに行く。現地視察も重要な仕事だ。来られた側としては知られたくない情報もあるだろう。だから偽の情報も飛び交う。
さらに現地で得た情報を持ち帰って伝えるのも重要な仕事になる。場合によっては妨害も入るからある程度の武装は必要だ。エッチラオッチラ荷物を運んでいけば無事に辿り着けるわけでもない。
商会というのは誰でも作ることはできる。でも運用は難しい。アンナさんを引き抜いたのにはそういう理由がある。目端の利くアンナさんがカウンターに立って睨みを利かせれば、おかしなヤツは入ってこない。入ったとしても警備の者がいる。
偉そうに言ってる俺も、実はこのあたりはアンナさんから聞いた。店員がくすねるという話を聞いたあたりでだ。俺は諜報活動とかには詳しくない。だからそのあたりはアンナさん任せだ。
「母さんも先王から頼まれてたって言ってたっけ?」
「教会の監視ね。ちょくちょくシスターに手を出そうとするからそれを牽制するという名目で、実際には金の流れとかも調べてたのよ」
「教会の金って喜捨か?」
「それもあるし貴族からの寄付金もあるね。場所が場所だからいろんな場所から人が集まるし、そうするとロクでもない連中も集まってくるから。場合によっては他の国からもね」
教会のトップは国の重鎮でもある。上手く取り入ることができれば機密情報が手に入るかもしれない。
「だから場合によっては弱みを握った司祭を手駒に使って探らせたりとか、まあ一通りのことはみんなしてるかな。もちろん若い子たちはそんなことは知らないから言わないでね。上の一部だけだから。デジレとキトリーも知らないからね」
「そりゃ言わないって」
0
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる