異世界は流されるままに

椎井瑛弥

文字の大きさ
68 / 208
第4章:春、ダンジョン都市にて

第5話:パンダパンダパンダ

しおりを挟む
「グレーターパンダがオススメです!」
「いえ、依頼を受けるつもりはないんですが」
「ぜひパンダを~~~‼」

 窓口にいたマーシャがカウンターから飛び出してレイの腕をつかみ、そのままグレーターパンダ狩りを熱心に勧めます。以前に職場に来ていた保険の外交員のようだとレイは思いました。
 マーシャがこのように迫ってくるのは珍しく、何かあったのだろうと、レイはとりあえず話を聞くことにしました。

 ………………
 …………
 ……

「グレーターパンダってパンダですか?」
「はい。ここから北東にある森にいる魔物です」
「それが集まらないんですか?」
「はい。必要なのは毛皮です。国王陛下からの依頼になっていますが、全然数が足りないのですよ」

 グレーターパンダはクラストンから北東へ向かったところにある森の周辺にだけ現れる、鋭い爪と牙を持った巨大なパンダ型の魔物です。立ち上がると、頭まで三メートルほどあります。この毛皮を手に入れるのは意外に難しいのです。
 ふかふかの毛皮はなかなか他にはない手触りで、国王が貴族に下賜する褒美として使われます。そのままでは白黒のですが、漂白すれば全体が輝くような白さになります。それをコートに仕立てたり、あるいはドレスの襟や袖口に使ったりするのです。

「そのパンダって強いの?」
「ものすごく強いわけではありません。気を抜けば危険なのはどんな魔物を相手にしても同じですが」

 このパンダは森の外周部や周辺をのそのそと歩いていますが、冒険者が近づくと体を丸めて高速で回転しなが突進してきます。方向転換する瞬間には止まって立ち上がります。その瞬間に攻撃するわけですが、刃物のように鋭い爪を持っていますので、うかつに近づくとバッサリとやられます。

「なるほど。回転が止まった瞬間に攻撃か」
「はい。基本はそのようにして相手をしているようです。ただ、時間がかかりすぎると毛皮に傷が付いてしまいます」

 立ち上がった瞬間に接近して槍などで狙うのが一般的ですが、何度も攻撃していると毛皮に傷が付いてしまいます。それに、地面を転がってきますので、こっちから攻撃しなくても、勝手に自爆のような形で毛皮が痛むんです。だからこそ、早く倒さなければなりません。
 報酬は一体あたり最大で金貨一枚(一〇万キール)と、魔物としては破格ですが、傷が大きければ大銀貨一枚(五〇〇〇キール)程度しか支払われません。それなら森まで行って時間をかけてグレーターパンダを倒すよりも、ダンジョンに入った方が実入りが大きいと考える冒険者が圧倒的に多いんです。
 さらに、ダンジョンには宝箱もあります。うまくいけば一度の探索で金貨が手に入ることもあります。冒険者は堅実な人生よりも一攫千金を夢見るものです。そう考えれば、わざわざグレーターパンダを狩ろうというパーティーが少ないのも理解できるでしょう。

「それで自分の甥だから多少の無茶を言ってもいいだろうとギルド長が」
「ストレートだなあ。そもそも俺がザカリーさんの甥だということはもうギルド内で知られてるんですか?」
「いえ、はっきりと知っているのは私だけですが、レイさんたちは解体所を使っていますし、特別な配慮があるのだろうとは思われているはずです。いずれはバレると思いますよ」

 マーシャはレイにこっそりと教えてくれました。

「それとギルド長が、『身内だということを除いても、引き受けてくれるならいろいろと配慮はする』と言っています。いかがですか?」
「俺はそれでいいんですが……」

 そう言ってからサラとシーヴを見ると、二人もうなずきました。ラケルはレイが決めたことに対して異論は口にしません。

「わかりました。引き受けます。丸々渡すのでいいですね?」
「はい、それで大丈夫です。できる限りきれいな状態でお願いします」

 レイたちは当面の間はパンダ狩りをすることが決まりました。

 ◆◆◆

「回転してくるんだよな」
「手足の爪を地面に引っかけて、高速で転がってくるそうですね」

 レイたちはグレーターパンダの特性を聞くと、歩きながら対策を立てます。

「突進はラケルの盾で止まると思うんだけどさ、爪でバッサリってのが怖いね」
「爪くらい耐えてみせます」
「いや、耐えたら駄目だ。革鎧くらい紙みたいに切られるらしいぞ」

 高速回転を生み出す勢いを作り出せるだけの腕ですからね。

「回転を止めるには……ラケル、【シールドバッシュ+】を上に向かって使えるか?」
「上にです?」
「ああ。真上というよりも、斜め上というか」

 レイは説明します。魔物といっても生き物なので、足が地面を離れてしまえば受け身をとろうとするのではないかと。

「それで地面に落ちたところを横から倒すんですね?」
「ああ。それは俺とサラがやるから、シーヴは不測の事態に備えてくれ」

 これまで多くのパーティーがいろいろと試して駄目だったわけです。思いつきの作戦が上手くいくかどうかはレイにはわかりません。ただし、前世でパンダを見ていたので、なんとなく動きが想像できます。あれが大きくて素早くて危険というだけなので、やりようはあるはずです。

 ………………
 …………
 ……

「あれがグレーターパンダか」

 レイの視線の先には、のっそりという風体で歩く巨大なパンダがいます。あれが高速で回転して襲ってくるとは、なかなか想像できません。

「うん、あれが凶暴だとはあまり思いたくないね」
「でも、うかつに近づくとバッサリらしいですからね」

 シーヴもグレーターパンダと戦うのは初めてです。彼女の所属していたパーティーも他の多くのパーティーと同じく、ダンジョンのほうが稼げるはずだと考えていました。シーヴもパンダに興味がありましたが、魔物なら話は別です。

「ラケル、ラインベアーよりは小さそうだけど、どうだ?」
「いけます」

 ラケルがレイに「どうだ?」と聞かれて「無理です」とは答えることはありません。でも最近のレイは、ラケルの「いけます」には「いけます(絶対に大丈夫です)」と「いけます(たぶん大丈夫です)」と「いけます(ちょっと大変です)」と「いけます(たぶん無理です)」あることがわかるようになったんです。それを考えれば今回は「いけます(絶対に大丈夫です)」です。だから任せることにしました。

「どんと来いです!」

 ハンマーをしまったラケルがグレーターパンダに向かって叫びます。すると、パンダはラケルを睨みつけました。次の瞬間、前転するかのように頭を下げると回転しながらラケルに飛びかかりました。

 ドスン!
 シュルシュルシュルシュル……

 ラケルの盾が高速で回転するグレーターパンダを受け止めました。体が押されて、盾が少し斜めになります。すると、誰も想像していなかったことに、単なる鉄板にしか見えない盾の表面で、パンダが滑って空回りしています。

「ラケル、今だ。上に飛ばせ」
「わかりましたです!」

 少し回転が落ちたところで、ラケルは【シールドバッシュ+】を使い、向かって跳ね上げました。空中に放り出されれば、さすがに回転が得意なグレーターパンダでも回転できません。バランスをとろうとジタバタして、背中から墜落しました。

 ドウ~~~ン……

「ほい」

 地面に落ちたところで、サラのグレイブがすかさずパンダの首をねました。

「これは楽だけど、怪我はない?」
「問題ありませんです」

 これまでのラケルの戦い方とは違っています。これまでのように自分からぶつかるのではなく、飛んできた敵を受け止めます。

「無理しちゃダメだよ」
「はい。無理はしませんです」

 念のためにレイに【治療】を使ってもらったラケルは、シーヴと並んでグレーターパンダを探し始めます。

「あんまりいないね」
「立て続けに来られたらラケルが大変だから、一頭ずつでいいだろう」

 このようにしてグレーターパンダ狩りを始めた四人ですが、それほど見つかるわけでもありません。他の魔物の間に、たまに見つかるという程度です。
 さらに、毎回きれいに倒せるとは限りません。

「ギャエ~~~~~ッ‼」
「あっ、ごめん!」

 サラが首を落とそうとすると、そのグレーターパンダは体をよじりました。そのせいで脇腹に深々とグレイブの刃が食い込んでしまいました。

「レイ、パンダに【治療】を!」
「【治療】をか?」

 レイは一瞬でパンダに近づくと【治療】を使い、そしてすぐに離れました。急に傷の痛みがなくなったパンダが「あれ?」っと下を見た瞬間に、サラが後ろから首を狙いました。

 ◆◆◆

 太陽ソルが高くなったころ、森を離れて昼食にすることになりました。

「う~ん、やっぱり立ち上がる瞬間ってどっちを向くか分からないね」
「それはどうしようもないだろう」

 倒れた魔物が立ち上がる瞬間の姿勢など、どう考えてもわかるはずがありません。ある程度は仕方がないでしょう。

「でも魔物に回復魔法を使うなんて、他の冒険者はしないでしょうね」

 シーヴはサラのグレイブが刺さったあたりを調べていますが、傷らしいものは残っていません。魔物にも回復魔法の効果があることがこれで確認できました。

「サラ、魔物にも効き目があるって知ってたのか?」
「ううん。でも生き物なら効くはずだって思ったんだよね。ごめん、急だったね」
「いや、あれくらいの動きなら大丈夫だ」

 魔物には肉体がありますので、怪我をすれば血を流します。その肉は食用になります。それなら治療魔法で怪我が治るはずだとサラは考えたのです。ほとんどはゲームで得た知識ですが。

「それよりもラケル、毎回かなり衝撃があるみたいだけど、体は大丈夫か?」
「はい。問題ありませんです。魔力も十分にあります」

 ラケルは盾で受け止めて突き飛ばすのが仕事ですので、四人の中で一番魔力を消耗します。ただし、ラインベアーやカラムベアーとの戦いとは違って立て続けに戦うことはありませんので、回復のための余裕がありました。

「ラケルのおかげで楽ができてるけど、絶対に無理だけはするなよ」
「怪我をしたらご主人さまを守れませんです。そうならない範囲で頑張ります」
「よし、それなら今後もパンダ戦はこれでいこう」

 レイたちは午後もパンダを探して森の周辺を探し回ることにしました。

 ………………
 …………
 ……

「よっと。これで一二匹目か。今日のところはこれくらいにするか」

 時刻はまだ午後二時から三時の間ですが、レイたちは戻る準備を始めます。暗くなる前に帰り、無理をせず、余裕を持って行動することで、次の日に残る疲労を減らすんです。それに何か必要なものがあればその日のうちに買いに出かけることもできますからね。

「そうだね。明日もまた来たらいいし」

 ラインベアーやカラムベアーのように隊列を組んで現れるわけではありません。午前二時間と午後二時間。合計四時間で一二匹。もちろんそれ以外の魔物も現れますので、見つけ次第狩るようにしています。

「そうですね。報酬は十分すぎますし、今日は町へ戻って休んでもいいでしょう」

 四人は早めに戻って、ギルドに報告することにしました。

 ◆◆◆

 ギルドに入ると、カウンターの外にいたマーシャがレイに近づいてきました。

「おかえりなさい。どうでしたか?」
「とりあえず一二匹です。向こうでいいですか?」

 レイが結果を報告すると、マーシャは目を大きく見開きました。

「それしたら、あちらから解体所へお願いします。一番端なら魔道具がありますので」

 魔物を丸ごと持ち込む場所はありますが、物が物だけに扱いは慎重になります。

「グレーターパンダが到着しました」

 マーシャの言葉に解体専門職員たちが反応しました。

「んん? おー、レイたちか。お前さんらでもグレーターパンダは難しかっただろ?」
「どうやって狩ったら傷ができないかを考えましたね」
「だろうな。どてっ腹に大穴があいたら一気に値段が下がるからな」

 レイは職員たちに返事をしながらマジックバッグからパンダを取り出しました。その瞬間に職員たちの顔色が変わりました。

「なんだこれ?」
「すっげえな。全然傷がねえぞ」
「こんなのどうやったんだ?」

 職員たちがテーブルに乗せられたパンダを囲んで調べ始めます。グレーターパンダの毛皮は常時依頼ですが、滅多に持ち込まれません。持ち込まれたパンダにはあちこちに傷がありますが、今日は違います。並びに並んだパンダパンダパンダ。全部で一二頭、しかも首から下はすべて無傷です。
 レイのマジックバッグは一辺がおよそ八メートルの立方体をしています。パンダは立つと三メートル、幅と厚みが二メートルほどありますので、理屈では四〇頭ほど入ります。
 シーヴが持つマジックバッグは内部の時間が進んでしまう故障品ですが、容量は同じです。レイのバッグがいっぱいになったときの予備として使われます。職員たちがすべてのパンダを調べ終わるのに三〇分ほどかかりました。

「マーシャ、すべて傷口は首だけだ。それ以外にはかすり傷すらねえ」
「わかりました。それなら満額ですね?」
「ああ。どうやっても文句が付けられねえ」

 査定に関わった職員たちが順番に名前を書きます。

「それでは手続きだけこちらで済ませます。グレーターパンダの依頼が一二件分になります。みなさん、ステータスカードをお願いします」

 マーシャは四人からステータスカードを受け取ると、端末で操作をしてからそれぞれに返しました。

「サラさんはランクが上がりましたね」
「あ、ホントだ」

 サラのランクがDからCになっていました。これでシーヴがB、他三人がCです。

「おっ、おめでとう」
「みなさん、ランクが上がるのが早いですね」

 マーシャは驚いたように言います。

「早く上げたいわけでもないんだけど、上がるよなあ」
「そうですね。ランクのために無理したことは一度もありませんよね」
「無欲の勝利っていうのかな?」
「ご主人さまなら年内にSランクになってもおかしくありませんです」
「いや、それはそれで厄介ごとになりそうだから遠慮したい」

 ズルをしたと言いがかりをつけられたくはありませんよね。

「支払いは向こうで行います」
「わかりました」
「ではみなさん、解体をお願いします」

 マーシャが声をかけると、さっそく解体の準備が始まります。

「よし、久しぶりの上物だ。腕によりをかけてやるぞ!」
「「「おう!」」」

 威勢のいい掛け声を聞きながら、レイたちはマーシャに案内されてロビーのほうへと戻りました。

しおりを挟む
感想 17

あなたにおすすめの小説

30年待たされた異世界転移

明之 想
ファンタジー
 気づけば異世界にいた10歳のぼく。 「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」  こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。  右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。  でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。  あの日見た夢の続きを信じて。  ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!  くじけそうになっても努力を続け。  そうして、30年が経過。  ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。  しかも、20歳も若返った姿で。  異世界と日本の2つの世界で、  20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

公爵家三男に転生しましたが・・・

キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが… 色々と本当に色々とありまして・・・ 転生しました。 前世は女性でしたが異世界では男! 記憶持ち葛藤をご覧下さい。 作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。 異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。 チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!? “真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!

処理中です...