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第9章:夏、順調ではない町づくり
第2話:司教の戸惑い
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レイは教会で使うための資材を出してもらうためにダンジョンへ向かうことにしました。ちょうど教会の前を通りかかったとき、庭に出てきたエルトンとルシンダがレイを見かけて近づきました。
「おはようございます、領主様。朝から散歩ですか?」
「ええ、ちょっとダンジョンの世話に」
エルトンとしては単なる挨拶のつもりでしたが、返ってきた答えが謎すぎました。
「ダンジョンの世話?」
「聞くよりも見たほうが早いかな」
補修でも掃除でも手入れでもなく世話。エルトンにはレイの言葉の意味が理解できませんでした。ルシンダも同じです。それは当然でしょう。住民たちですら、事実を聞いたのはつい最近です。
先日、レイは住民たちを対象としたダンジョンツアーを行いました。そこで伝えたとおり、このダンジョンにはまだ魔物はいません。宝箱なら出ます。ただし、お金になるかというと、そういうわけではありません。大半が食材や建築資材です。領主とその家族だけがダンジョンに「お願いできる」して「取り出すことができる」と、レイは言いました。
「見たほうが早いと思うので、時間があればどうですか?」
レイは首をかしげる二人をダンジョンへ誘うことにしました。
◆◆◆
「このダンジョンは生まれたばかりだからちょっと甘えん坊で、声をかけて構ってあげると喜ぶんですよ。今回は教会で使う机や椅子の素材を出してもらいます」
ダンジョンの前まで来たレイは、マジックバッグから板材と角材を取り出しました。エルトンとルシンダは渡された木の板と棒に触れてみますが、単なる木でしかありません。
「いつものに加えて、この二種類も頼むよ。ちょっと多めにね」
レイが声をかけてからダンジョンの入り口横の壁に木材を立てかけると、それらは溶けるかのように消えていきました。
「あ、消えた!」
ルシンダは驚いて声を上げました。エルトンは声こそ出しませんでしたが、尻尾をピンと立たせました。
「な、なくなったら問題では?」
そう聞いたルシンダに、レイは笑いながら答えます。
「いや、明日には宝箱から大量に出てくるので大丈夫です。しかも、渡したものよりも数段上等になって戻ってくる謎仕様だから。それで教会の椅子を作ってもらおうと思ってるんですよ」
ルシンダは困った顔をしました。ごく普通に質問をしたら、さらに訳のわからない答えが返ってきたからです。自分では頭は悪くないと思っていますが、なぜか頭が理解を拒みました。
横で見ていたエルトンは頭を振ってから考えをまとめます。どうも話を繋げると、ダンジョンに木材を立てかけると消えてなくなり、次の日には宝箱の中から上質になったものが大量に出てくると。何をどう繋げても意味がわかりません。
「この町には何もないんですよ。必要な物資はクラストンから運んでもらうか、それともダンジョンに出してもらうかなんですよね。ただ、クラストンにあまり無茶は言えないので、どうしてもこれを頼りにしてしまうんです」
レイはダンジョンに触れながら説明します。彼がダンジョンに様々な物資を頼んでいるのは、クラストンから運んでもらっているだけではまったく足りないからです。家を建てるためには石やレンガ、それに角材や板材が大量に必要です。コンクリートのためのセメントも砂利も砕石も手に入らないので、ダンジョンに出してもらうしかありません。
現代の地球のように、大量の物資を一度に輸送する手段はありません。アフリカ北西部にあるモーリタニアでは、世界でもっとも長い貨物列車が走っています。貨車は最大で二三〇両、全長三キロを超える長大な貨物列車が、鉱山と町を繋いでいます。このような輸送手段があればいいのですが、残念ながらこの世界の地上では、一度に大量に運べるのは馬車しかないのです。
クラストンの各種ギルドでも、さすがにすべての馬車をグリーンヴィルへの運搬に使うことはできません。業務用のマジックバッグを全部持っていくこともできません。そうなると一日に運べる量は限られてしまいます。
すでにレンガなどは町の中で焼き始めていますが、それだけではとても足りません。今は多少強引でも量を用意することが大切な時期なんです。
「明日になればわかるかな」
レイがそう言ったので、エルトンもルシンダもそれ以上は聞けませんでした。二人は家に戻ると荷物の片付けを続けました。
◆◆◆
その次の日、早朝から庭に出ていたルシンダの目に、エリとエルフたちが大量の宝箱を台車に乗せて運んでいるのが見えました。タリッカという愛想のいいエルフがルシンダに近寄りました。
「教会の奥さんですね?」
「ええ、ルシンダといいます。夫は司教のエルトンです」
「タリッカといいます」
ルシンダは挨拶を済ますと、エルフたちが運んでいる台車に目を向けました。
「その宝箱はどこからですか?」
「ダンジョンからです」
「ダンジョン?」
ルシンダは昨日レイから聞いたことを思い出しました。ダンジョンから出してもらうと。
「はい。領主様たちだけはダンジョンに頼んで物を出してもらえるんです。宝箱がいっぱい出てくるんですよ」
タリッカがそう言うと、エルフの一人が宝箱を開け、木の板を取り出してルシンダに見せました。エルフたちは台車を大工たちの作業場へと運んでいきます。ルシンダは遠い目をしたままエリたちを見送りました。
◆◆◆
「宝箱から出る?」
「ええ。さっきエルフのタリッカさんが」
ルシンダはタリッカたちから聞いた内容をエルトンに伝えました。エルトンは妻から聞いた言葉の意味を考えました。領主たちだけはダンジョンと意思疎通ができるらしく、レンガが必要ならレンガを、石が必要なら石をダンジョンに与えると、翌日になって宝箱から大量に出てくると。実際に二人は昨日、レイが立てかけた木材が消えたのを目にしました。
「あれがそうだったのか。でも、訳がわからねえな。ダンジョンに慕われるって」
タリッカはルシンダにこうも言いました。「ここのダンジョンは領主様を父親だと思っているそうです」と。領主であるレイの恋人たちは母親だと思われているようだと。
「慕うのはいいとして、宝箱を出すっていうのも意味不明だな」
「さっきの木はどれもサイズがそろっていましたね」
ルシンダはいかにも高級そうな木の板が宝箱から何枚も出てきたのを目にしました。木材に詳しくないルシンダでも、あれ一枚で相当な値段になることくらいはわかりました。
「ダンジョンなあ。結局はわからないことだらけだってことだよな」
冒険者でもないエルトンにはダンジョンのことはわかりません。ただ、冒険者たちが命をかけて中に入り、そこから金銀財宝を持ち帰ることは知っています。場合によっては、とんでもなく価値の高い宝飾品や魔道具も出ることもあると聞いています。
「そういや、王都を出るときに領主様の兄から声をかけられたか」
「そういうこともありましたね」
「たしか『うちの弟はいきなり突拍子もないことを始めるが、発想がおかしいだけで、周りに迷惑をかけることはない』と言っていたか」
レイが単なるいいところの坊ちゃんでないことを、二人は理解し始めました。
「おはようございます、領主様。朝から散歩ですか?」
「ええ、ちょっとダンジョンの世話に」
エルトンとしては単なる挨拶のつもりでしたが、返ってきた答えが謎すぎました。
「ダンジョンの世話?」
「聞くよりも見たほうが早いかな」
補修でも掃除でも手入れでもなく世話。エルトンにはレイの言葉の意味が理解できませんでした。ルシンダも同じです。それは当然でしょう。住民たちですら、事実を聞いたのはつい最近です。
先日、レイは住民たちを対象としたダンジョンツアーを行いました。そこで伝えたとおり、このダンジョンにはまだ魔物はいません。宝箱なら出ます。ただし、お金になるかというと、そういうわけではありません。大半が食材や建築資材です。領主とその家族だけがダンジョンに「お願いできる」して「取り出すことができる」と、レイは言いました。
「見たほうが早いと思うので、時間があればどうですか?」
レイは首をかしげる二人をダンジョンへ誘うことにしました。
◆◆◆
「このダンジョンは生まれたばかりだからちょっと甘えん坊で、声をかけて構ってあげると喜ぶんですよ。今回は教会で使う机や椅子の素材を出してもらいます」
ダンジョンの前まで来たレイは、マジックバッグから板材と角材を取り出しました。エルトンとルシンダは渡された木の板と棒に触れてみますが、単なる木でしかありません。
「いつものに加えて、この二種類も頼むよ。ちょっと多めにね」
レイが声をかけてからダンジョンの入り口横の壁に木材を立てかけると、それらは溶けるかのように消えていきました。
「あ、消えた!」
ルシンダは驚いて声を上げました。エルトンは声こそ出しませんでしたが、尻尾をピンと立たせました。
「な、なくなったら問題では?」
そう聞いたルシンダに、レイは笑いながら答えます。
「いや、明日には宝箱から大量に出てくるので大丈夫です。しかも、渡したものよりも数段上等になって戻ってくる謎仕様だから。それで教会の椅子を作ってもらおうと思ってるんですよ」
ルシンダは困った顔をしました。ごく普通に質問をしたら、さらに訳のわからない答えが返ってきたからです。自分では頭は悪くないと思っていますが、なぜか頭が理解を拒みました。
横で見ていたエルトンは頭を振ってから考えをまとめます。どうも話を繋げると、ダンジョンに木材を立てかけると消えてなくなり、次の日には宝箱の中から上質になったものが大量に出てくると。何をどう繋げても意味がわかりません。
「この町には何もないんですよ。必要な物資はクラストンから運んでもらうか、それともダンジョンに出してもらうかなんですよね。ただ、クラストンにあまり無茶は言えないので、どうしてもこれを頼りにしてしまうんです」
レイはダンジョンに触れながら説明します。彼がダンジョンに様々な物資を頼んでいるのは、クラストンから運んでもらっているだけではまったく足りないからです。家を建てるためには石やレンガ、それに角材や板材が大量に必要です。コンクリートのためのセメントも砂利も砕石も手に入らないので、ダンジョンに出してもらうしかありません。
現代の地球のように、大量の物資を一度に輸送する手段はありません。アフリカ北西部にあるモーリタニアでは、世界でもっとも長い貨物列車が走っています。貨車は最大で二三〇両、全長三キロを超える長大な貨物列車が、鉱山と町を繋いでいます。このような輸送手段があればいいのですが、残念ながらこの世界の地上では、一度に大量に運べるのは馬車しかないのです。
クラストンの各種ギルドでも、さすがにすべての馬車をグリーンヴィルへの運搬に使うことはできません。業務用のマジックバッグを全部持っていくこともできません。そうなると一日に運べる量は限られてしまいます。
すでにレンガなどは町の中で焼き始めていますが、それだけではとても足りません。今は多少強引でも量を用意することが大切な時期なんです。
「明日になればわかるかな」
レイがそう言ったので、エルトンもルシンダもそれ以上は聞けませんでした。二人は家に戻ると荷物の片付けを続けました。
◆◆◆
その次の日、早朝から庭に出ていたルシンダの目に、エリとエルフたちが大量の宝箱を台車に乗せて運んでいるのが見えました。タリッカという愛想のいいエルフがルシンダに近寄りました。
「教会の奥さんですね?」
「ええ、ルシンダといいます。夫は司教のエルトンです」
「タリッカといいます」
ルシンダは挨拶を済ますと、エルフたちが運んでいる台車に目を向けました。
「その宝箱はどこからですか?」
「ダンジョンからです」
「ダンジョン?」
ルシンダは昨日レイから聞いたことを思い出しました。ダンジョンから出してもらうと。
「はい。領主様たちだけはダンジョンに頼んで物を出してもらえるんです。宝箱がいっぱい出てくるんですよ」
タリッカがそう言うと、エルフの一人が宝箱を開け、木の板を取り出してルシンダに見せました。エルフたちは台車を大工たちの作業場へと運んでいきます。ルシンダは遠い目をしたままエリたちを見送りました。
◆◆◆
「宝箱から出る?」
「ええ。さっきエルフのタリッカさんが」
ルシンダはタリッカたちから聞いた内容をエルトンに伝えました。エルトンは妻から聞いた言葉の意味を考えました。領主たちだけはダンジョンと意思疎通ができるらしく、レンガが必要ならレンガを、石が必要なら石をダンジョンに与えると、翌日になって宝箱から大量に出てくると。実際に二人は昨日、レイが立てかけた木材が消えたのを目にしました。
「あれがそうだったのか。でも、訳がわからねえな。ダンジョンに慕われるって」
タリッカはルシンダにこうも言いました。「ここのダンジョンは領主様を父親だと思っているそうです」と。領主であるレイの恋人たちは母親だと思われているようだと。
「慕うのはいいとして、宝箱を出すっていうのも意味不明だな」
「さっきの木はどれもサイズがそろっていましたね」
ルシンダはいかにも高級そうな木の板が宝箱から何枚も出てきたのを目にしました。木材に詳しくないルシンダでも、あれ一枚で相当な値段になることくらいはわかりました。
「ダンジョンなあ。結局はわからないことだらけだってことだよな」
冒険者でもないエルトンにはダンジョンのことはわかりません。ただ、冒険者たちが命をかけて中に入り、そこから金銀財宝を持ち帰ることは知っています。場合によっては、とんでもなく価値の高い宝飾品や魔道具も出ることもあると聞いています。
「そういや、王都を出るときに領主様の兄から声をかけられたか」
「そういうこともありましたね」
「たしか『うちの弟はいきなり突拍子もないことを始めるが、発想がおかしいだけで、周りに迷惑をかけることはない』と言っていたか」
レイが単なるいいところの坊ちゃんでないことを、二人は理解し始めました。
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