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第一章 第二部
休日のお仕事とある日の回想、そして和装
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今日は一日休みにした。エリーとミシェルのこともあるしね。そもそも無理をして旅をするつもりはないから、休みは必要ないと言えばないけど。むしろ旅って何って感じだと自分でも思ってる。
でも『苦労した先にしか成長はない』などの根性論には興味はない。ある程度は必要だと思うけどね。
少し気が弱くて、小さなミスでもかなり凹む部下はいたけどね。何度も尻を叩いて、いや実際にはやってないよ、セクハラになるからね、その子は女性だったし、褒めてやる気を出させてたけど、元気にやってるかなあ。叱られて辞めてないといいなあ。
話が逸れた。
エリーとミシェルの様子を一日くらいは見た方がいいだろうと、僕とリゼッタ、カロリッタの三人の意見が一致した。生き返ったのはいいけど種族も変わったし、何か体に影響があるかもしれない。どちらかと言うと元気になったと本人たちは言ってたけど。そういうわけで、今日は家のことをまとめて済ませることにした。
まずは解体の続き。これはほとんどは西の大森林のものだけど、それ以外にもこの道中で狩った魔獣や野獣のものも入ってる。
最初のころは、家に帰ったらまず解体をしてから夕食という流れになっていた。それでもほぼ最初から全然追いつかず、解体待ちがどんどん増えた。ナルヴァ村を出た頃からはリゼッタもこのことについては何も言わなくなったので、それをいいことに放置状態だった。一緒にいる時間が減るからだということは分かってるけどね。
次は畑仕事。手入れよりも買ってきた野菜の苗を植えたり種を蒔いたりするのが多いかな。よく育つので肥料は必要なさそう。
カローラさんからもらった種や苗は日本でも見たものばかりだったので、見たことのないものをユーヴィ市で買っておいた。初めての野菜なのでどうなるか分からないけど、育たないことはないだろう。この庭はエリーとミシェルに任せる予定。水道だってあるし、そんなに力仕事は多くない。水やりと収穫くらい。
他には家の裏手にミシェルの遊び道具。ブランコに滑り台、鉄棒、ジャングルジム。基本的には土魔法で形を作って、必要に応じて金属を使った。[硬化]や[強化]を使って絶対壊れないようにしてある。もちろん土魔法で表面を滑らかにしているので金属を使う必要はないけど、色合いの問題かな。万が一に備えて遊具の周辺の土は砂場のように柔らかくしてある。
ミシェルは森が気に入ったみたいだから森で遊ばせればいいかなと思ったけど、勝手に一人で行くとまずいから、エリーが家の中からでも様子を見れるようにした。僕が家にいる時には一緒に遊んであげるけどね。
休みにしたわりには休んでないけど、別に疲れているわけじゃないし、これくらいはいいだろう。でも仕事中毒と言われると否定はできない。実際そう言われてたしね。
◆ ◆ ◆
「マサキさん、ほら、ここ。ここはこれじゃなく、こっちの数字を入れるんだから」
「あ! そ、そうでした。すみません、先輩」
「だいぶ慣れてきたからもう少しだよ。僕だって以前同じミスをして怒られたんだから」
「はい、すぐに直します」
「了解。終わったらもう一度チェックするね。僕は来週からいないから、気になることは今のうちに聞いておいてね」
今話していたのは部下のマサキさん。僕のことを「先輩」と呼んでくるから、なんか部下というよりも後輩のいう感じ。なぜか異動してもきばらくすると同じ部署になっているから、ずっと面倒を見ている感じ。
彼女は仕事ができないわけじゃない。自分で言うのもなんだけど、ここはいわゆる大手。面接も何度もあったし、あ、圧迫面接じゃなかったよ、愛想がいいだけとか勉強ができるだけとか、そういうのだけでは絶対に通らない。ここに入れたということはそれなりに実力があるし期待もされているということ。
ただ彼女は少し気が弱くて、焦るとたまにミスが出る。そこまでミスが多いわけじゃないけど、ミスをするとけっこう凹む。それがなければ年数的にそろそろ主任になってもおかしくないんだけど。
僕がずっと上司だから甘えている感じがしなくもない。上の人たちからすると、部下を持つのはまだ早いって感じなんだろうね。ちなみに僕は三三で課長補佐です。昇進は早めかな。
彼女へのフォローも僕の仕事だけど、そんなに大変じゃない。彼女は何かあればちゃんと報告してくれるから。去年辞めた彼はなあ……ほんと、ミスをしたと報告するのは嫌だとは思うけど、書類を隠すのは絶対にやめてほしい。書類が回って来なければ気付かないからフォローもできないし。というか課長、早く補充をお願いします。人が足りません。
今回は単なるデータの入力ミスだから大きな問題じゃない。確かによく似た項目があってややこしいのは間違いないんだけど、このミスも初めてじゃないからね。そろそろしっかりしてほしいというのはある。でも叱るのは向いてないんだよね、ほんとに。
僕は性格的に怒鳴ったりはできない。その代わりに僕は頭を下げる。自分のミスで直属の上司がさらに上の人に頭を下げるのを見るというのは正直かなりきつい。特に若いうちは。
僕も新人の頃、「俺が一緒に謝ってやるから」と係長に言われて部長室に行ったら、係長が僕より前に頭を下げたのを見て、ものすごく申し訳ない気持ちになった。もちろん手を抜いていたわけじゃないけど、新人だという甘えはあったかもしれない。
やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ
話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず
やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず
部下を育てるには時間が掛かる。ポンと仕事を渡して「さあやってみろ」では絶対無理。ミスだってある。間違って覚えている場合だってある。でもそこは怒鳴ったりせず、なぜそうなったのかを聞き、間違いを指摘し、正しいやり方を教え、そうやって時間をかければそのうち応えてくれる。彼女はもう少しでそうなるはず。
まあそのおかげでたまに残業もあるけど、僕は可能な限り残業はしない。上司が当たり前のように残業するのを見てしまうと部下が帰りにくいし、部署全体にそういう雰囲気が染み付いてしまう。だからまずは上が先に帰るようにと主任になった時に言われて、できる限りはそうしている。業務時間内は目一杯仕事を詰め込むから仕事中毒だと思われているけど、定時になれば帰る準備をするよ。
さてと、今週の仕事も終わり。明日からは休暇! 明後日からは旅行!
勤続一〇年で有給のリフレッシュ休暇をもらった。さっさと使えと言われたので、なかなか使えない有給をそれに足してオーストラリアに行くことになっている。こういうところがホワイト。
当面の仕事はマサキさんに引き継いだし、彼女は凹みさえしなければ問題ない。そもそも係長補佐の引き継ぎ相手が平社員っていうのは問題があるんだけどね。人が足りないから仕方がない。二週間ほど任せた。
彼女なら大丈夫!
大丈夫だろう。
大丈夫かな?
大丈夫だといいなあ。
◆ ◆ ◆
昨日一日休んで、今日から旅を再開する。旅って何だっけ? 外で野営を一度もしないままここまで来たね。今後おそらく野営をすることはないね。
一昨日エリーたちを見つけた場所は、そこで何かがあったとは思えないほど普通の状態に戻っていた。リゼッタとカロリッタが前もって片付けてくれたからだけど。
今日はお昼まで歩いて外で昼食の予定。ここから数日ほどでキヴィオ市に着くことになっている。領都と呼ぶだけあって、さすがにユーヴィ市とは規模が違うらしい。
「一昨日はどうなるかと思ったけど、なんとかなったね、あの二人」
「そうですね。もう二人ともすっかり元気なようですね。体力回復薬が効いたのだとは思いますが、やはりケネスのおかげでしょう」
「マスターのおかげでしょうね~。ミシェルちゃんは~すごく懐いていますし~」
午前中は特に何もなく、そのままお昼になった。ミシェルからピクニックのお誘いが来たので二人を迎え入れ……え?
「なんで割烹着?」
「旦那様も割烹着をご存知でしたか。私が生まれ育ったヴァリガ市では一般的なエプロンですが、他ではそれほど見かけませんね」
「僕が生まれ育った日本では、料理をすることや料理店のことを『割烹』とも呼んでたんだけどね」
「確かに意味としては同じですね」
エリーが着ていたのは白い割烹着。その下は、浴衣?
「エリー、その下は?」
「あら、旦那様。この下に興味がおありですか? 線が出てしまいますので、下着を着けないのが基本です。なんでしたら今夜にでも」
「いや、その服の下のことじゃなくて、エプロンの下の服の話」
「……これもヴァリガ市あたりではよくある服です。着物と言いまして、体に巻きつけてこの帯という広めの布で留めます」
着物か。素材は木綿っぽいから、どちらかと言えば浴衣だろうね。でもまさか異世界に来て和装を目にするとは。こうなると日本人も来ていると考えるべきか。もしくは日本が好きな外国人という可能性もなくはない。そもそも和装で下着を付けないって話は、あれは当時は今の形の下着がなかっただけの話のはずだし、浴衣はそもそも寝間着だしね。
「リゼッタ様から布をいただきましたので、さっそく仕立ててみました。おかしいでしょうか?」
「あー、いや、似合ってるか似合ってないかで言えば間違になく似合ってるけど、よく作れたね」
「小さな頃から仕立ては教わっていました。私の実家では、『割烹着と着物、そしてあ~れ~の価値が分かる者と結ばれれば幸せになる』という言葉が代々残されています。あ~れ~の意味はもう誰にも分かりませんが」
……どこにどう突っ込むべきか。もしかしたらエリーのご先祖様は日本から来たのでは?
「帰ってからでいいか「はい、もちろんです!」
思いっきり被せてきた。「帰ってからでいいから話を聞かせてほしい」と言おうと思ったんだけどね。うわー、満面の笑み。僕が割烹着に興味を示してしまったからだけど。
今日の収穫。エルフと和装は意外に合う。マリアージュ。あ、だめ、それはフランス語で結婚だ。
でも『苦労した先にしか成長はない』などの根性論には興味はない。ある程度は必要だと思うけどね。
少し気が弱くて、小さなミスでもかなり凹む部下はいたけどね。何度も尻を叩いて、いや実際にはやってないよ、セクハラになるからね、その子は女性だったし、褒めてやる気を出させてたけど、元気にやってるかなあ。叱られて辞めてないといいなあ。
話が逸れた。
エリーとミシェルの様子を一日くらいは見た方がいいだろうと、僕とリゼッタ、カロリッタの三人の意見が一致した。生き返ったのはいいけど種族も変わったし、何か体に影響があるかもしれない。どちらかと言うと元気になったと本人たちは言ってたけど。そういうわけで、今日は家のことをまとめて済ませることにした。
まずは解体の続き。これはほとんどは西の大森林のものだけど、それ以外にもこの道中で狩った魔獣や野獣のものも入ってる。
最初のころは、家に帰ったらまず解体をしてから夕食という流れになっていた。それでもほぼ最初から全然追いつかず、解体待ちがどんどん増えた。ナルヴァ村を出た頃からはリゼッタもこのことについては何も言わなくなったので、それをいいことに放置状態だった。一緒にいる時間が減るからだということは分かってるけどね。
次は畑仕事。手入れよりも買ってきた野菜の苗を植えたり種を蒔いたりするのが多いかな。よく育つので肥料は必要なさそう。
カローラさんからもらった種や苗は日本でも見たものばかりだったので、見たことのないものをユーヴィ市で買っておいた。初めての野菜なのでどうなるか分からないけど、育たないことはないだろう。この庭はエリーとミシェルに任せる予定。水道だってあるし、そんなに力仕事は多くない。水やりと収穫くらい。
他には家の裏手にミシェルの遊び道具。ブランコに滑り台、鉄棒、ジャングルジム。基本的には土魔法で形を作って、必要に応じて金属を使った。[硬化]や[強化]を使って絶対壊れないようにしてある。もちろん土魔法で表面を滑らかにしているので金属を使う必要はないけど、色合いの問題かな。万が一に備えて遊具の周辺の土は砂場のように柔らかくしてある。
ミシェルは森が気に入ったみたいだから森で遊ばせればいいかなと思ったけど、勝手に一人で行くとまずいから、エリーが家の中からでも様子を見れるようにした。僕が家にいる時には一緒に遊んであげるけどね。
休みにしたわりには休んでないけど、別に疲れているわけじゃないし、これくらいはいいだろう。でも仕事中毒と言われると否定はできない。実際そう言われてたしね。
◆ ◆ ◆
「マサキさん、ほら、ここ。ここはこれじゃなく、こっちの数字を入れるんだから」
「あ! そ、そうでした。すみません、先輩」
「だいぶ慣れてきたからもう少しだよ。僕だって以前同じミスをして怒られたんだから」
「はい、すぐに直します」
「了解。終わったらもう一度チェックするね。僕は来週からいないから、気になることは今のうちに聞いておいてね」
今話していたのは部下のマサキさん。僕のことを「先輩」と呼んでくるから、なんか部下というよりも後輩のいう感じ。なぜか異動してもきばらくすると同じ部署になっているから、ずっと面倒を見ている感じ。
彼女は仕事ができないわけじゃない。自分で言うのもなんだけど、ここはいわゆる大手。面接も何度もあったし、あ、圧迫面接じゃなかったよ、愛想がいいだけとか勉強ができるだけとか、そういうのだけでは絶対に通らない。ここに入れたということはそれなりに実力があるし期待もされているということ。
ただ彼女は少し気が弱くて、焦るとたまにミスが出る。そこまでミスが多いわけじゃないけど、ミスをするとけっこう凹む。それがなければ年数的にそろそろ主任になってもおかしくないんだけど。
僕がずっと上司だから甘えている感じがしなくもない。上の人たちからすると、部下を持つのはまだ早いって感じなんだろうね。ちなみに僕は三三で課長補佐です。昇進は早めかな。
彼女へのフォローも僕の仕事だけど、そんなに大変じゃない。彼女は何かあればちゃんと報告してくれるから。去年辞めた彼はなあ……ほんと、ミスをしたと報告するのは嫌だとは思うけど、書類を隠すのは絶対にやめてほしい。書類が回って来なければ気付かないからフォローもできないし。というか課長、早く補充をお願いします。人が足りません。
今回は単なるデータの入力ミスだから大きな問題じゃない。確かによく似た項目があってややこしいのは間違いないんだけど、このミスも初めてじゃないからね。そろそろしっかりしてほしいというのはある。でも叱るのは向いてないんだよね、ほんとに。
僕は性格的に怒鳴ったりはできない。その代わりに僕は頭を下げる。自分のミスで直属の上司がさらに上の人に頭を下げるのを見るというのは正直かなりきつい。特に若いうちは。
僕も新人の頃、「俺が一緒に謝ってやるから」と係長に言われて部長室に行ったら、係長が僕より前に頭を下げたのを見て、ものすごく申し訳ない気持ちになった。もちろん手を抜いていたわけじゃないけど、新人だという甘えはあったかもしれない。
やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ
話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず
やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず
部下を育てるには時間が掛かる。ポンと仕事を渡して「さあやってみろ」では絶対無理。ミスだってある。間違って覚えている場合だってある。でもそこは怒鳴ったりせず、なぜそうなったのかを聞き、間違いを指摘し、正しいやり方を教え、そうやって時間をかければそのうち応えてくれる。彼女はもう少しでそうなるはず。
まあそのおかげでたまに残業もあるけど、僕は可能な限り残業はしない。上司が当たり前のように残業するのを見てしまうと部下が帰りにくいし、部署全体にそういう雰囲気が染み付いてしまう。だからまずは上が先に帰るようにと主任になった時に言われて、できる限りはそうしている。業務時間内は目一杯仕事を詰め込むから仕事中毒だと思われているけど、定時になれば帰る準備をするよ。
さてと、今週の仕事も終わり。明日からは休暇! 明後日からは旅行!
勤続一〇年で有給のリフレッシュ休暇をもらった。さっさと使えと言われたので、なかなか使えない有給をそれに足してオーストラリアに行くことになっている。こういうところがホワイト。
当面の仕事はマサキさんに引き継いだし、彼女は凹みさえしなければ問題ない。そもそも係長補佐の引き継ぎ相手が平社員っていうのは問題があるんだけどね。人が足りないから仕方がない。二週間ほど任せた。
彼女なら大丈夫!
大丈夫だろう。
大丈夫かな?
大丈夫だといいなあ。
◆ ◆ ◆
昨日一日休んで、今日から旅を再開する。旅って何だっけ? 外で野営を一度もしないままここまで来たね。今後おそらく野営をすることはないね。
一昨日エリーたちを見つけた場所は、そこで何かがあったとは思えないほど普通の状態に戻っていた。リゼッタとカロリッタが前もって片付けてくれたからだけど。
今日はお昼まで歩いて外で昼食の予定。ここから数日ほどでキヴィオ市に着くことになっている。領都と呼ぶだけあって、さすがにユーヴィ市とは規模が違うらしい。
「一昨日はどうなるかと思ったけど、なんとかなったね、あの二人」
「そうですね。もう二人ともすっかり元気なようですね。体力回復薬が効いたのだとは思いますが、やはりケネスのおかげでしょう」
「マスターのおかげでしょうね~。ミシェルちゃんは~すごく懐いていますし~」
午前中は特に何もなく、そのままお昼になった。ミシェルからピクニックのお誘いが来たので二人を迎え入れ……え?
「なんで割烹着?」
「旦那様も割烹着をご存知でしたか。私が生まれ育ったヴァリガ市では一般的なエプロンですが、他ではそれほど見かけませんね」
「僕が生まれ育った日本では、料理をすることや料理店のことを『割烹』とも呼んでたんだけどね」
「確かに意味としては同じですね」
エリーが着ていたのは白い割烹着。その下は、浴衣?
「エリー、その下は?」
「あら、旦那様。この下に興味がおありですか? 線が出てしまいますので、下着を着けないのが基本です。なんでしたら今夜にでも」
「いや、その服の下のことじゃなくて、エプロンの下の服の話」
「……これもヴァリガ市あたりではよくある服です。着物と言いまして、体に巻きつけてこの帯という広めの布で留めます」
着物か。素材は木綿っぽいから、どちらかと言えば浴衣だろうね。でもまさか異世界に来て和装を目にするとは。こうなると日本人も来ていると考えるべきか。もしくは日本が好きな外国人という可能性もなくはない。そもそも和装で下着を付けないって話は、あれは当時は今の形の下着がなかっただけの話のはずだし、浴衣はそもそも寝間着だしね。
「リゼッタ様から布をいただきましたので、さっそく仕立ててみました。おかしいでしょうか?」
「あー、いや、似合ってるか似合ってないかで言えば間違になく似合ってるけど、よく作れたね」
「小さな頃から仕立ては教わっていました。私の実家では、『割烹着と着物、そしてあ~れ~の価値が分かる者と結ばれれば幸せになる』という言葉が代々残されています。あ~れ~の意味はもう誰にも分かりませんが」
……どこにどう突っ込むべきか。もしかしたらエリーのご先祖様は日本から来たのでは?
「帰ってからでいいか「はい、もちろんです!」
思いっきり被せてきた。「帰ってからでいいから話を聞かせてほしい」と言おうと思ったんだけどね。うわー、満面の笑み。僕が割烹着に興味を示してしまったからだけど。
今日の収穫。エルフと和装は意外に合う。マリアージュ。あ、だめ、それはフランス語で結婚だ。
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