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第三章 第三部
娯楽
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「ありがとうございます。私の忠誠心のすべてをケネス様に捧げます」
そう言って大きな身振り手振りで感謝の言葉を伝えてくるのはキヴィオ市の冒険者ギルドで受付をしていたポリーナさん。本日をもって退職し、ユーヴィ市に移ることになった。僕がポリーナさんを引き抜いたからだ。
より正確に言えば、引き抜いてくださいとポリーナさんからお願いされたからなんだけどね。まず一つ目の理由としては、服飾ギルド主催のファッションショーで技術指導を続けたいから。二つ目の理由は、念願だった劇団に関わりたいから。
ファッションショーの技術指導のために来てもらった時は客人としてうちの屋敷に泊まり、その間はマイカの少女漫画を読み漁っていたけど、どうやらそれで火がついたらしい。舞台といえばあれという作品を一巻から何度も読んでいたからね。
引き抜くとは言っても余所様の領地からだから揉めると大変なことになる。しかもギルド職員が不足気味なキヴィオ市から、まあ少々振る舞いに困った部分があるとしても優秀なポリーナさんを引き抜くのは問題がある。キヴィオ子爵と話し合って、派遣する職員をさらに五人増員することで合意した。
劇団に関しては、町の娯楽が増えることになるからまったく問題はない。でも宝塚のようなレヴューやミュージカルをするのは技術的に難しいし、女性だけの劇団はなかなか理解してもらえないと思うから、男女共演の普通の劇団になる。
形としてはユーヴィ市が劇場と劇団を所有し、劇団が役者を雇うことになるだろう。さすがに役者をギルド職員として雇うのは無理があるから、劇団が期間を決めて契約することになると思う。
その劇場も王都にあるような、いわゆるオペラハウスやコンサートホールのようにはせず、シェイクスピアで有名なグローブ座のようなイギリス・ルネサンス演劇の劇場に近い構造になる。張り出し舞台があって、客席のある建物がそれを取り囲む形になる。地方ではこのような劇場はわりと一般的で、もっと簡易的に、広場に舞台があるだけということも多い。細かなところはポリーナさんと担当者に詰めてもらおう。
何でもかんでもユーヴィ市が所有というのも考えものだけど、最初から運営が上手くいくと決めつけるわけにもいかないから、軌道に乗ったら切り離すのでいいかな。しかし管轄をどこにするか。
「ポリーナさんは、もし演劇関係のギルドができるとすれば、そこのギルド長になりたいですか?」
「いえ、現場で指導するか、できれば私も舞台に立ちたいと思います」
「それなら監督兼指導者兼役者ということで、ギルドの方は別の人を探しましょう。ギルドを作るかどうかも決めていませんが」
とりあえず公営劇場は作ろう。最近は衣食住が整いつつあるので、ようやく娯楽関係に手が出せる。でも劇場を作っても役者を雇っても、台本がない、台本が書ける人がいない。マリアンだって芸術関係のスキルはほとんど持っているけど、劇作はなかった。
「ワシ一人で何かできるものでもないからのう、芝居は」
楽器なら自分一人でも演奏できる。詩や歌なら自分で作って自分で鑑賞できるけど、台本を書いてもそれだけではどうにもならない。役者と舞台が必要。文筆と劇作は違うんだね。
そんなことを考えていた時に殿下からサラン経由で離宮に来てほしいという連絡があった。
殿下たちには試食だの何だのと色々とお願いしているし、マイカとロシータさんは仲がいいし、最近はヤーヒムさんに料理を教えることも増え、師匠と呼ばれるようになった。弟子を取った覚えはないんだけどね。だからもし何かあれば連絡ができるようにサランを一匹殿下のところに預けることになった。
異空間への移動は、僕用として部屋を一つ用意してもらったので、その隅に繋いでいる。それで向こうに行ったら陛下もいたので何があるのかと思ったら、元タルティ公爵と元パルツィ子爵が逃げ出したので討伐を頼みたいということだった。まさかサランを派遣して一番最初の連絡が逃亡犯の話とは思わなかった。
名前を聞いて場所を[地図]で調べてみたら集団で北へ向かっていて、さらにそこにはキヴィオ子爵の甥もいた。子爵には国外へ行くと言っていたようだけど、仲間と一緒に二人を逃亡させる計画を立てていた可能性が高い。あの時点で大人しく国外に逃げていたら、僕としては何もするつもりはなかったんだけどね。居場所を調べさえもしていなかったし。
それであらかじめ前の日のうちに、彼らが向かいそうなサーヴル市とその周辺のいくつかの町を回って[転移]でいつでも移動できるようにしておいた。
次の日には討伐隊の兵士の皆さんを異空間に入れて、逃亡犯たちの少し先で異空間から出てもらって[隠密]で姿を隠し、逃亡犯たちが近付いてきたら姿を表して一気に包囲。そこから先は分かるよね。
僕が一人で全部やることもできたけど、討伐隊を編成しかけていたからね。仕事を奪うのはよくないから僕は移動を手伝っただけ。
それで、陛下から恩賞として何が欲しいかと聞かれたけど、ちょうど欲しいものができたところだからありがたかった。お金や名誉や美女と言われても困るからね。
「私たちがいますからね~」
「でもみんな妊娠中ですから、ケネスも溜まっているでしょう。誰か適当に——」
「ちょっと待って、リゼッタ。これ以上いらないから」
「それなら私がやりま~す」
「そうですね、エルケは早いか遅いかの違いだけですからね」
「いや、その一年の違いは大きいからね。エルケはまだダメ」
「ぶ~」
「可愛く言ってもダメ」
「リゼッタ様、旦那様に可愛いって言われました」
「よかったですね」
ああもう……。
とりあえず陛下には国立の劇団がこれまで上演してきた芝居の台本を見せ目もらうことにした。さすが国が所有する劇団だけあって、これまでに上演した芝居の多いこと多いこと。
最初は複製を作るらせてもらおうと思ったら一部ずつくれて、さらに上演する許可も貰えた。だからこれをそのまま上演してもいいし、台本を書くための教材としても使ってもいいし。それ以前に……
「これはっ、私の創作意欲が火を吹きます!」
「これはこれで面白いものじゃのう」
ポリーナさんとマリアンが台本を読むのに夢中になっている。
「最近は少女漫画しか読んでおらんかったが、文字だけでもこれほど頭の中に情景が浮かぶとは……」
「マリアン様、そこは少女漫画で視覚的に鍛えられたとは考えられませんか? 私も久しぶりに台本を見ましたが、様々な経験が台本を読み解く能力を鍛えてくれたと思われます。読んで内容を考える間もなく、情景が私の脳裏に歓喜を与えてくれるかのようです」
「なるほど、相乗効果か。それはあり得るのう」
元々文化系に強いマリアンだから、劇作もあっという間に上達するだろう。この二人が組むとどんな話になるのか、見たいような見たくないような。
「まずはお前様を主人公にした冒険活劇じゃな。森から出て冒険者として活躍し、次々と妻を娶り、魔獣の暴走を止めて英雄になる」
「私といたしましては、父親と兄から虐げられる令嬢を救い出し、二人を成敗してめでたく結婚する、というラブロマンスを中心にするのもよろしいかと」
「それはやめて、色々と揉めるから」
マイカのお父さんとお兄さんが怒鳴り込んできそう。
「あ、お前様の立身出家物語はもう芝居になっとった」
「え? いつの間に?」
「ほれ、これはそうじゃろう」
えーっと、森から出てきて、魔獣に襲われた人たちを助けて、盗賊を捕まえて、極悪な貴族を倒してその娘を妻にもらい、さらに国の窮地を救って、最終的に貴族になる。うん、これは僕だね。名前もそのまま。スポンサーと制作協力にロシータさんの名前が入っている。
「前に姉から、これまで先輩がどんなことをしてきたのかと聞かれたことがありました。どんな人助けをしたのかとか、どうやってみんなと知り合ったのかとか。まさかお芝居になるとは思いませんでしたけど」
「知られて悪いことでもないけど、ここはマイカ的にはいいの?」
「どれですか?」
「ここのト書き」
ドアの向こうには邪悪な笑みを浮かべるエリアスとファビオ。彼らの背後にいた部下たちが白刃を振りかざして一斉になだれ込む。
「どう見ても二人が完全に殺人犯なんだけど」
「機会があればやっていた可能性もありますよ。姉の時も近いものがありましたから」
「そう言えば、殿下に掴みかかって取り潰しの危険があったんだっけ?」
「はい。だから自分のやってきたことがどう思われているか、一度自分の目で確認したらいいと思うんです」
ここはマイカとのシーンだけど、ロシータさんは絶対に自分の時のことを思い出しながら話を作ってるよね。たしかロシータさんの時は……エリアスさんが殿下の胸ぐらを掴んだから、デボラさんがエリアスさんを殴って引き離して、それから頭を何度も地面に叩きつけて謝らせたってマイカが前に言っていた。アンナさんは冷静沈着な人で、デボラさんはノリのいいお嬢様って感じの人だけど、二人とも絶対に怒らせたらダメな人たちだ。
「ここに台本があるってことは、王都では上演されているはずだからね。一度評判を聞いてみたい気がする」
「どうせなら見ませんか?」
「いや、自分が主人公になっている舞台って恥ずかしすぎるでしょ。それに、ここに台本があるってことは、多分もう終わってると思うよ」
「残念です」
お芝居ってどれでもそうだと思うんだけど、遠くから見ても分かるように動きがオーバーで、台詞もキザっぽいのが多いから。背中がむずむずしそう。
そう言って大きな身振り手振りで感謝の言葉を伝えてくるのはキヴィオ市の冒険者ギルドで受付をしていたポリーナさん。本日をもって退職し、ユーヴィ市に移ることになった。僕がポリーナさんを引き抜いたからだ。
より正確に言えば、引き抜いてくださいとポリーナさんからお願いされたからなんだけどね。まず一つ目の理由としては、服飾ギルド主催のファッションショーで技術指導を続けたいから。二つ目の理由は、念願だった劇団に関わりたいから。
ファッションショーの技術指導のために来てもらった時は客人としてうちの屋敷に泊まり、その間はマイカの少女漫画を読み漁っていたけど、どうやらそれで火がついたらしい。舞台といえばあれという作品を一巻から何度も読んでいたからね。
引き抜くとは言っても余所様の領地からだから揉めると大変なことになる。しかもギルド職員が不足気味なキヴィオ市から、まあ少々振る舞いに困った部分があるとしても優秀なポリーナさんを引き抜くのは問題がある。キヴィオ子爵と話し合って、派遣する職員をさらに五人増員することで合意した。
劇団に関しては、町の娯楽が増えることになるからまったく問題はない。でも宝塚のようなレヴューやミュージカルをするのは技術的に難しいし、女性だけの劇団はなかなか理解してもらえないと思うから、男女共演の普通の劇団になる。
形としてはユーヴィ市が劇場と劇団を所有し、劇団が役者を雇うことになるだろう。さすがに役者をギルド職員として雇うのは無理があるから、劇団が期間を決めて契約することになると思う。
その劇場も王都にあるような、いわゆるオペラハウスやコンサートホールのようにはせず、シェイクスピアで有名なグローブ座のようなイギリス・ルネサンス演劇の劇場に近い構造になる。張り出し舞台があって、客席のある建物がそれを取り囲む形になる。地方ではこのような劇場はわりと一般的で、もっと簡易的に、広場に舞台があるだけということも多い。細かなところはポリーナさんと担当者に詰めてもらおう。
何でもかんでもユーヴィ市が所有というのも考えものだけど、最初から運営が上手くいくと決めつけるわけにもいかないから、軌道に乗ったら切り離すのでいいかな。しかし管轄をどこにするか。
「ポリーナさんは、もし演劇関係のギルドができるとすれば、そこのギルド長になりたいですか?」
「いえ、現場で指導するか、できれば私も舞台に立ちたいと思います」
「それなら監督兼指導者兼役者ということで、ギルドの方は別の人を探しましょう。ギルドを作るかどうかも決めていませんが」
とりあえず公営劇場は作ろう。最近は衣食住が整いつつあるので、ようやく娯楽関係に手が出せる。でも劇場を作っても役者を雇っても、台本がない、台本が書ける人がいない。マリアンだって芸術関係のスキルはほとんど持っているけど、劇作はなかった。
「ワシ一人で何かできるものでもないからのう、芝居は」
楽器なら自分一人でも演奏できる。詩や歌なら自分で作って自分で鑑賞できるけど、台本を書いてもそれだけではどうにもならない。役者と舞台が必要。文筆と劇作は違うんだね。
そんなことを考えていた時に殿下からサラン経由で離宮に来てほしいという連絡があった。
殿下たちには試食だの何だのと色々とお願いしているし、マイカとロシータさんは仲がいいし、最近はヤーヒムさんに料理を教えることも増え、師匠と呼ばれるようになった。弟子を取った覚えはないんだけどね。だからもし何かあれば連絡ができるようにサランを一匹殿下のところに預けることになった。
異空間への移動は、僕用として部屋を一つ用意してもらったので、その隅に繋いでいる。それで向こうに行ったら陛下もいたので何があるのかと思ったら、元タルティ公爵と元パルツィ子爵が逃げ出したので討伐を頼みたいということだった。まさかサランを派遣して一番最初の連絡が逃亡犯の話とは思わなかった。
名前を聞いて場所を[地図]で調べてみたら集団で北へ向かっていて、さらにそこにはキヴィオ子爵の甥もいた。子爵には国外へ行くと言っていたようだけど、仲間と一緒に二人を逃亡させる計画を立てていた可能性が高い。あの時点で大人しく国外に逃げていたら、僕としては何もするつもりはなかったんだけどね。居場所を調べさえもしていなかったし。
それであらかじめ前の日のうちに、彼らが向かいそうなサーヴル市とその周辺のいくつかの町を回って[転移]でいつでも移動できるようにしておいた。
次の日には討伐隊の兵士の皆さんを異空間に入れて、逃亡犯たちの少し先で異空間から出てもらって[隠密]で姿を隠し、逃亡犯たちが近付いてきたら姿を表して一気に包囲。そこから先は分かるよね。
僕が一人で全部やることもできたけど、討伐隊を編成しかけていたからね。仕事を奪うのはよくないから僕は移動を手伝っただけ。
それで、陛下から恩賞として何が欲しいかと聞かれたけど、ちょうど欲しいものができたところだからありがたかった。お金や名誉や美女と言われても困るからね。
「私たちがいますからね~」
「でもみんな妊娠中ですから、ケネスも溜まっているでしょう。誰か適当に——」
「ちょっと待って、リゼッタ。これ以上いらないから」
「それなら私がやりま~す」
「そうですね、エルケは早いか遅いかの違いだけですからね」
「いや、その一年の違いは大きいからね。エルケはまだダメ」
「ぶ~」
「可愛く言ってもダメ」
「リゼッタ様、旦那様に可愛いって言われました」
「よかったですね」
ああもう……。
とりあえず陛下には国立の劇団がこれまで上演してきた芝居の台本を見せ目もらうことにした。さすが国が所有する劇団だけあって、これまでに上演した芝居の多いこと多いこと。
最初は複製を作るらせてもらおうと思ったら一部ずつくれて、さらに上演する許可も貰えた。だからこれをそのまま上演してもいいし、台本を書くための教材としても使ってもいいし。それ以前に……
「これはっ、私の創作意欲が火を吹きます!」
「これはこれで面白いものじゃのう」
ポリーナさんとマリアンが台本を読むのに夢中になっている。
「最近は少女漫画しか読んでおらんかったが、文字だけでもこれほど頭の中に情景が浮かぶとは……」
「マリアン様、そこは少女漫画で視覚的に鍛えられたとは考えられませんか? 私も久しぶりに台本を見ましたが、様々な経験が台本を読み解く能力を鍛えてくれたと思われます。読んで内容を考える間もなく、情景が私の脳裏に歓喜を与えてくれるかのようです」
「なるほど、相乗効果か。それはあり得るのう」
元々文化系に強いマリアンだから、劇作もあっという間に上達するだろう。この二人が組むとどんな話になるのか、見たいような見たくないような。
「まずはお前様を主人公にした冒険活劇じゃな。森から出て冒険者として活躍し、次々と妻を娶り、魔獣の暴走を止めて英雄になる」
「私といたしましては、父親と兄から虐げられる令嬢を救い出し、二人を成敗してめでたく結婚する、というラブロマンスを中心にするのもよろしいかと」
「それはやめて、色々と揉めるから」
マイカのお父さんとお兄さんが怒鳴り込んできそう。
「あ、お前様の立身出家物語はもう芝居になっとった」
「え? いつの間に?」
「ほれ、これはそうじゃろう」
えーっと、森から出てきて、魔獣に襲われた人たちを助けて、盗賊を捕まえて、極悪な貴族を倒してその娘を妻にもらい、さらに国の窮地を救って、最終的に貴族になる。うん、これは僕だね。名前もそのまま。スポンサーと制作協力にロシータさんの名前が入っている。
「前に姉から、これまで先輩がどんなことをしてきたのかと聞かれたことがありました。どんな人助けをしたのかとか、どうやってみんなと知り合ったのかとか。まさかお芝居になるとは思いませんでしたけど」
「知られて悪いことでもないけど、ここはマイカ的にはいいの?」
「どれですか?」
「ここのト書き」
ドアの向こうには邪悪な笑みを浮かべるエリアスとファビオ。彼らの背後にいた部下たちが白刃を振りかざして一斉になだれ込む。
「どう見ても二人が完全に殺人犯なんだけど」
「機会があればやっていた可能性もありますよ。姉の時も近いものがありましたから」
「そう言えば、殿下に掴みかかって取り潰しの危険があったんだっけ?」
「はい。だから自分のやってきたことがどう思われているか、一度自分の目で確認したらいいと思うんです」
ここはマイカとのシーンだけど、ロシータさんは絶対に自分の時のことを思い出しながら話を作ってるよね。たしかロシータさんの時は……エリアスさんが殿下の胸ぐらを掴んだから、デボラさんがエリアスさんを殴って引き離して、それから頭を何度も地面に叩きつけて謝らせたってマイカが前に言っていた。アンナさんは冷静沈着な人で、デボラさんはノリのいいお嬢様って感じの人だけど、二人とも絶対に怒らせたらダメな人たちだ。
「ここに台本があるってことは、王都では上演されているはずだからね。一度評判を聞いてみたい気がする」
「どうせなら見ませんか?」
「いや、自分が主人公になっている舞台って恥ずかしすぎるでしょ。それに、ここに台本があるってことは、多分もう終わってると思うよ」
「残念です」
お芝居ってどれでもそうだと思うんだけど、遠くから見ても分かるように動きがオーバーで、台詞もキザっぽいのが多いから。背中がむずむずしそう。
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