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5話
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新は朝から鼻歌を歌っている。不調だった原稿も好調に進み、売り上げも鰻登り。なにもかもが順調に進み、新の表情は緩みきっていた。
新の周りにはお花やハートがふわふわと漂い、幸せオーラ全開である。そんな新の様子をみて、上杉はなにかあったと察した。
しかし、上杉もこの男と付き合いは長い。大学生からの付き合いで、かれこれ10年以上になる。この男が面倒くさい奴だということは百も承知である。
新は上杉に話を聞いてくれてオーラをがんがん出している。どうしても話をしたいのだろう。チラチラ上杉を見ながら何かを言いたくてうずうずしている。実に面倒くさい男だ。
「上杉、聞いてほしいことがあるんだ~」
「聞きません」
キッパリと断ると男はフグのように膨れる。
「なんですか。その気持ち悪い顔は。そういうのは可憐な女性がするから可愛いのであって、190越えの大男がしていい表情ではありません」
「表情なんて個人の自由だろ。上杉それ差別発言」
大人オブ大人である上杉はイラッとしながらも表情には出さない。内心相変わらず面倒くさい男だと悪態をはく。
五十嵐新は自由人である。家は両親共にアルファで父親は経営者、母親は教育者であり裕福な家庭に生まれた。それなりの高い知能も教養もある。容姿もよく上位に君臨するアルファであり、カリスマ性に優れていた五十嵐新は常に注目の的であり、大学時代は五十嵐新の話題が出ない日がなかったほどだ。
学校では自由奔放に過ごしていたが、家に帰ると聞き分けのいい子どもに徹していたと聞く。アルファ家庭に生まれた末路というところだろうか。両親共に新の教育には厳しかった。
幼い頃から習い事ばかり教養されたせいだろう。そのせいでネジが2、3個外れて普通の人とは少しばかりかけ離れ育ってしまった。
容姿、家柄、職業は申し分ないのに、性格が破滅的に悪くなったのは両親の厳格な教育のせいだろう。子どもの頃、子どもらしいことをさせてもらえなかったせいで、大人になった今になって原稿の余白にちんこの絵を書いてみたり、五十嵐新好きなところ山手線ゲームをいきなり始めてみたりしているのだと上杉は思っている。そうでなければ28歳の大人が大切な原稿にちんこなど書くはずはないのだ。小学生でも宿題にちんこなど書かないというのに、この男の精神年齢は幼稚園で止まっているのではないかと疑いたくなる。
そんな男がまともな恋などできるはずはなく、のらりくらり生きてきた。挙げ句の果てには運命の番と出会いたいと夢物語まで話し始め、オメガと出会うために夜遊びを始めてトラブル続発。その度に「うえすぎ~助けて~」と情けない声を出して助けを求めてくる大の大人。どちらが年上なのかわからなくなる。
新が粗相を起こすたびに上杉は編集業務以外の仕事もさせられている。
長年、この男に振り回され続けてきた上杉は新の自由奔放さには呆れ果てていた。
もう一つ上杉が許せないことがある。それは葵と新が運命の番だったということだ。葵は訳ありで短い間だが一緒に住んでいた仲である。とてもいい子で気が利き性格がいい。そんな葵の運命の相手が新であると知ったときの衝撃は凄まじいものだった。
こんな男に葵は勿体ない。もっといい相手がいるはずだ。
葵はアルファに苦手意識があり、新が受け入れるはずはないと思っていた。一度フられたらしく上杉は内心ガッツポーズをしていたのも束の間、なにがどうなったか2人はくっついてしまったらしい。
先ほどから新が幸せそうに表情筋を緩めて上杉に話を聞いてほしがっている。なにを話したいのか上杉は予想がついている。この家に入ってからやたらと新と葵の甘い雰囲気を感じとった。先程葵がお茶を持ってきたときは、葵と新がお互いの視線を合わせ、同時にぽっと頬を染めた。その姿は付き合いたてのカップルそのものだった。
(なぜこんな男を選んだのか。もっといい男がいただろうに……)
小説の才能と金と顔しか取り柄のない男のどこに惹かれたのやら。やはり顔と金だろうか。そうに違いない。
「どうせ一ノ瀬くんのことでしょ」
「なんで上杉わかるの? そうなんだよ~僕と葵はついに恋人になっちゃったんだよね~」
グフフ…とダラシなく表情筋を緩めて気持ち悪い笑をする男。
「それでね、この前、あおいとキスしちゃった」
きゃっ、言っちゃった!と女子高生並みの反応を見せる新に上杉はイラッとした。
散々遊び歩きキス以上のことを散々してきたくせに、本命とキスくらいで喜んで馬鹿馬鹿しい。それに、この男のせいで葵がどんどん汚されていくことが納得いかない。
「キスくらいで浮かれて馬鹿馬鹿しい」
「好きな子とキスできたらそりゃ浮かれるだろ」
「あなたの良さが私にはさっぱりわかりません」
「はい、差別発言2回目ね。罰ゲームとして僕の好きなところ10個言ってみて」
また始まった。
「ありません。嫌いなところなら100個以上言えます」
「酷い!」
しくしくと態とらしく泣いてみせる新。そのうそ泣きを無視していたら、反応しない上杉が面白くないのか、ちぇっと言いながら不貞腐れたように小さく唇を突き出した。
「お前つまんなーい」
「面白い話をする義理はありません。仕事なので」
「カチカチだな。そんなんじゃ彼女できないよ」
「必要ありません」
「またまた~そんなんじゃいつまでたっても童貞卒業できないよ~」
再びイラッとした。
高校時代、新に童貞なのかと聞かれ素直に童貞だと答えたことがあった。そのときはまだ知り合ったばかりで新の性格を知る前であり、アルファでカリスマ性のある先輩という認識しかなかった。素直に答えた上杉が一番悪いのだ。翌日、童貞であることをネタにされ、揶揄われ続けた苦い思い出がある。
今思い出しても腹立たしい。童貞などとうの昔に卒業しているというのに、新の中では未だに上杉は童貞らしい。
この男の稼ぎで我が社は成り立っているようなもの。ここでこの男の機嫌をそこねて、書かないと駄々を捏ねられてはあとが面倒だ。
これは生活のため、金のためだと上杉は苛々を我慢した。
就業時間を終え、上杉は原稿を片手に玄関に向かう。
今日は疲れた。ずっと葵との惚気話を聞かされて、上杉は心が疲弊していた。
美味しいパンでも食べて HPを回復させたい。今の上杉のHPは0に近い赤。ポーションどころではない。ハイポーションを使用しなければすぐに瀕死状態に陥ってしまう。
少し高いが駅前のパン屋にでも寄ろうと考えていたときだった。賢さん、と呼ばれて振り向く。そこには紙袋を抱えた葵がいた。
「顔色悪いね」
「あぁ、気にしないで下さい。もう時間なので失礼します」
「あ、賢さん。ちょっと待って」
葵は抱えていた紙袋を上杉に渡した。
「……これは?」
「パン。賢さんのために焼いたんだ」
紙袋の中を覗くと大好物のカスクート他、カレーパンやクロワッサン、サンドイッチが入っていた。
「こんなにいいんですか?」
「いいよ。賢さんにはお世話になってるし、先生の相手も大変だろ。これ食べて元気出して」
なんていい子なんだろう。本当にあの男には勿体ないくらいのいい子だ。
「お言葉に甘えて。いただきます」
「じゃあね、賢さん」
葵は上杉に手を振る。上杉は玄関に手をかけた。そのまま帰ろうと思ったが、やはりこれは言っておいたほうがいいのではないかと思い直し、踵を返す。
振り返る上杉に葵は頭にクエスチョンマークを浮かべ小首を傾げた。
「五十嵐さんとお幸せに」
軽く頭を下げる。頭を上げて視界に映ったのは口をわなわなとさせ、恥ずかしそうに頬を染めている葵の姿だった。
「なんで賢さんそのこと知ってるの?」
「さあ」
「絶対、先生だろ!」
先生、賢さんに喋っただろ、と言いぷんぷん怒りながら新の部屋に向かう葵。2人の痴話喧嘩が遠くにある新の部屋から聞こえてくる。
さて帰るか、と今度こそ玄関のドアを上げて外に出た。
五十嵐家の広い駐車場に停めてあるシルバーのセダンに乗り込む。原稿の入った袋を助手席に置き、上杉は葵から貰った紙袋からカスクートを取り出した。
カスクートに挟まっている具材はガーリックチキンとレタス、チーズである。上杉はカスクートを一口頬張る。口の中で程よい固さのフランスパンと具材のガーリックチキン、レタス、チーズが絶妙なバランスで混ざり合う。さらにアクセントのマスタードソースがピリリと辛く、また次を食べたくなる。
(やはり一ノ瀬くんのパンは世界一美味しい)
新の惚気話で疲弊した上杉のHPは葵のカスクートでマックスまで回復した。
新の周りにはお花やハートがふわふわと漂い、幸せオーラ全開である。そんな新の様子をみて、上杉はなにかあったと察した。
しかし、上杉もこの男と付き合いは長い。大学生からの付き合いで、かれこれ10年以上になる。この男が面倒くさい奴だということは百も承知である。
新は上杉に話を聞いてくれてオーラをがんがん出している。どうしても話をしたいのだろう。チラチラ上杉を見ながら何かを言いたくてうずうずしている。実に面倒くさい男だ。
「上杉、聞いてほしいことがあるんだ~」
「聞きません」
キッパリと断ると男はフグのように膨れる。
「なんですか。その気持ち悪い顔は。そういうのは可憐な女性がするから可愛いのであって、190越えの大男がしていい表情ではありません」
「表情なんて個人の自由だろ。上杉それ差別発言」
大人オブ大人である上杉はイラッとしながらも表情には出さない。内心相変わらず面倒くさい男だと悪態をはく。
五十嵐新は自由人である。家は両親共にアルファで父親は経営者、母親は教育者であり裕福な家庭に生まれた。それなりの高い知能も教養もある。容姿もよく上位に君臨するアルファであり、カリスマ性に優れていた五十嵐新は常に注目の的であり、大学時代は五十嵐新の話題が出ない日がなかったほどだ。
学校では自由奔放に過ごしていたが、家に帰ると聞き分けのいい子どもに徹していたと聞く。アルファ家庭に生まれた末路というところだろうか。両親共に新の教育には厳しかった。
幼い頃から習い事ばかり教養されたせいだろう。そのせいでネジが2、3個外れて普通の人とは少しばかりかけ離れ育ってしまった。
容姿、家柄、職業は申し分ないのに、性格が破滅的に悪くなったのは両親の厳格な教育のせいだろう。子どもの頃、子どもらしいことをさせてもらえなかったせいで、大人になった今になって原稿の余白にちんこの絵を書いてみたり、五十嵐新好きなところ山手線ゲームをいきなり始めてみたりしているのだと上杉は思っている。そうでなければ28歳の大人が大切な原稿にちんこなど書くはずはないのだ。小学生でも宿題にちんこなど書かないというのに、この男の精神年齢は幼稚園で止まっているのではないかと疑いたくなる。
そんな男がまともな恋などできるはずはなく、のらりくらり生きてきた。挙げ句の果てには運命の番と出会いたいと夢物語まで話し始め、オメガと出会うために夜遊びを始めてトラブル続発。その度に「うえすぎ~助けて~」と情けない声を出して助けを求めてくる大の大人。どちらが年上なのかわからなくなる。
新が粗相を起こすたびに上杉は編集業務以外の仕事もさせられている。
長年、この男に振り回され続けてきた上杉は新の自由奔放さには呆れ果てていた。
もう一つ上杉が許せないことがある。それは葵と新が運命の番だったということだ。葵は訳ありで短い間だが一緒に住んでいた仲である。とてもいい子で気が利き性格がいい。そんな葵の運命の相手が新であると知ったときの衝撃は凄まじいものだった。
こんな男に葵は勿体ない。もっといい相手がいるはずだ。
葵はアルファに苦手意識があり、新が受け入れるはずはないと思っていた。一度フられたらしく上杉は内心ガッツポーズをしていたのも束の間、なにがどうなったか2人はくっついてしまったらしい。
先ほどから新が幸せそうに表情筋を緩めて上杉に話を聞いてほしがっている。なにを話したいのか上杉は予想がついている。この家に入ってからやたらと新と葵の甘い雰囲気を感じとった。先程葵がお茶を持ってきたときは、葵と新がお互いの視線を合わせ、同時にぽっと頬を染めた。その姿は付き合いたてのカップルそのものだった。
(なぜこんな男を選んだのか。もっといい男がいただろうに……)
小説の才能と金と顔しか取り柄のない男のどこに惹かれたのやら。やはり顔と金だろうか。そうに違いない。
「どうせ一ノ瀬くんのことでしょ」
「なんで上杉わかるの? そうなんだよ~僕と葵はついに恋人になっちゃったんだよね~」
グフフ…とダラシなく表情筋を緩めて気持ち悪い笑をする男。
「それでね、この前、あおいとキスしちゃった」
きゃっ、言っちゃった!と女子高生並みの反応を見せる新に上杉はイラッとした。
散々遊び歩きキス以上のことを散々してきたくせに、本命とキスくらいで喜んで馬鹿馬鹿しい。それに、この男のせいで葵がどんどん汚されていくことが納得いかない。
「キスくらいで浮かれて馬鹿馬鹿しい」
「好きな子とキスできたらそりゃ浮かれるだろ」
「あなたの良さが私にはさっぱりわかりません」
「はい、差別発言2回目ね。罰ゲームとして僕の好きなところ10個言ってみて」
また始まった。
「ありません。嫌いなところなら100個以上言えます」
「酷い!」
しくしくと態とらしく泣いてみせる新。そのうそ泣きを無視していたら、反応しない上杉が面白くないのか、ちぇっと言いながら不貞腐れたように小さく唇を突き出した。
「お前つまんなーい」
「面白い話をする義理はありません。仕事なので」
「カチカチだな。そんなんじゃ彼女できないよ」
「必要ありません」
「またまた~そんなんじゃいつまでたっても童貞卒業できないよ~」
再びイラッとした。
高校時代、新に童貞なのかと聞かれ素直に童貞だと答えたことがあった。そのときはまだ知り合ったばかりで新の性格を知る前であり、アルファでカリスマ性のある先輩という認識しかなかった。素直に答えた上杉が一番悪いのだ。翌日、童貞であることをネタにされ、揶揄われ続けた苦い思い出がある。
今思い出しても腹立たしい。童貞などとうの昔に卒業しているというのに、新の中では未だに上杉は童貞らしい。
この男の稼ぎで我が社は成り立っているようなもの。ここでこの男の機嫌をそこねて、書かないと駄々を捏ねられてはあとが面倒だ。
これは生活のため、金のためだと上杉は苛々を我慢した。
就業時間を終え、上杉は原稿を片手に玄関に向かう。
今日は疲れた。ずっと葵との惚気話を聞かされて、上杉は心が疲弊していた。
美味しいパンでも食べて HPを回復させたい。今の上杉のHPは0に近い赤。ポーションどころではない。ハイポーションを使用しなければすぐに瀕死状態に陥ってしまう。
少し高いが駅前のパン屋にでも寄ろうと考えていたときだった。賢さん、と呼ばれて振り向く。そこには紙袋を抱えた葵がいた。
「顔色悪いね」
「あぁ、気にしないで下さい。もう時間なので失礼します」
「あ、賢さん。ちょっと待って」
葵は抱えていた紙袋を上杉に渡した。
「……これは?」
「パン。賢さんのために焼いたんだ」
紙袋の中を覗くと大好物のカスクート他、カレーパンやクロワッサン、サンドイッチが入っていた。
「こんなにいいんですか?」
「いいよ。賢さんにはお世話になってるし、先生の相手も大変だろ。これ食べて元気出して」
なんていい子なんだろう。本当にあの男には勿体ないくらいのいい子だ。
「お言葉に甘えて。いただきます」
「じゃあね、賢さん」
葵は上杉に手を振る。上杉は玄関に手をかけた。そのまま帰ろうと思ったが、やはりこれは言っておいたほうがいいのではないかと思い直し、踵を返す。
振り返る上杉に葵は頭にクエスチョンマークを浮かべ小首を傾げた。
「五十嵐さんとお幸せに」
軽く頭を下げる。頭を上げて視界に映ったのは口をわなわなとさせ、恥ずかしそうに頬を染めている葵の姿だった。
「なんで賢さんそのこと知ってるの?」
「さあ」
「絶対、先生だろ!」
先生、賢さんに喋っただろ、と言いぷんぷん怒りながら新の部屋に向かう葵。2人の痴話喧嘩が遠くにある新の部屋から聞こえてくる。
さて帰るか、と今度こそ玄関のドアを上げて外に出た。
五十嵐家の広い駐車場に停めてあるシルバーのセダンに乗り込む。原稿の入った袋を助手席に置き、上杉は葵から貰った紙袋からカスクートを取り出した。
カスクートに挟まっている具材はガーリックチキンとレタス、チーズである。上杉はカスクートを一口頬張る。口の中で程よい固さのフランスパンと具材のガーリックチキン、レタス、チーズが絶妙なバランスで混ざり合う。さらにアクセントのマスタードソースがピリリと辛く、また次を食べたくなる。
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