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返り討ち 一人目、二人目
最高の娯楽
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「どうしたんだ正光。突然会いたいなんて。珍しいじゃないか。しかも、俺の家に来るなんてな」
細身で長身の男が言う。
マサカズ
「正和兄さん、貸して欲しいものがあるんだ」
「何が欲しいんだ?何でも貸すぞ」
「兄さん、免許取って、散弾銃買ったよな?」
「ちょっと待ってろ」
正和は立ち上がり、奥の部屋から散弾銃を持ってきた。
「ミロク MSS-20だ。一見、ライフル銃の様な見た目だが、散弾銃だ。命中精度は最高だぞ」
正和はそう説明し、正光に手渡した。弾も全弾渡す。
「ありがとう、兄さん。その内、返しに来るから」
「分かった。何するか知らないが、生きて帰って来いよ」
正和の家を出た正光は、持参したギターケースに銃と弾を入れた。家に着き、飛鳥にメールをする。
「今日狙われているのは?」
すぐに返事が来た。
「藤堂正光、あなたよ」
「どこで襲ってくるんだ?」
「あなたが家から出たタイミング
ヒトケ
で、尾行する。人気のない場所に入ったら、後ろから襲ってくるみたい。いつものフードの男じゃなくて、下っ端一人見たいね」
「情報、ありがとな」
携帯を置き、ギターケースを持って家を出る。少し歩いて後ろを確認すると、飛鳥が言っていた下っ端が正光を尾行していた。正光は、細い路地裏に入る。体の前で散弾銃を出す。路地裏を少し歩くと、下っ端が走り出す音が聞こえた。正光はすぐさま振り返り、散弾銃を構えた。下っ端の喉に当たる。正光に迷いは無かった。すぐさま、下っ端の喉に銃弾を打ち込んだ。銃声が鳴り響く。下っ端はその場に、ゆっくりと倒れる。すぐに血溜まりが出来てしまう。
「久し振りに人を殺したが、やっぱり最高の娯楽だな」
不敵な笑みを浮かべながら、呟く。すると正光の前方から、下っ端らしき男が走ってきていた。
「二人目なんて聞いてないぞ」
正光はそう言い、散弾銃を二発放った。一発は外したが、二発目が下っ端の右脚に命中する。下っ端はその場に倒れ込み、脚をおさえている。正光は、下っ端の頭に容赦なく銃弾を打ち込んだ。大量の血と共に脳漿が飛び散る。正光は返り血を浴びた服を、散弾銃と共に押し込み、替えの服を取り出し着る。そして、いつものように家路についた。家に着いた正光は、ベッドに横になり、呟く。
「中々楽しかったな。さて、他の奴はどうしてやろう」
正光が余韻に浸っていると、飛鳥からメールが来た。
「あなた、組織の下っ端二人を殺したの?」
「流石、もう知っているんだな」
「組織と対峙するなんて、危な過ぎる。やめた方がいい」
「昨日も言ったが、俺はやる。やられっぱなしじゃあ、性に合わない」
「本気でやるなんて、信じられない。どうなっても知らないわよ」
「俺は俺で、勝手にやらせてもらう。だが、情報はこれからもくれよ」
「もう、好きにすればいいわ」
正光は携帯を置き、眠りについた。
細身で長身の男が言う。
マサカズ
「正和兄さん、貸して欲しいものがあるんだ」
「何が欲しいんだ?何でも貸すぞ」
「兄さん、免許取って、散弾銃買ったよな?」
「ちょっと待ってろ」
正和は立ち上がり、奥の部屋から散弾銃を持ってきた。
「ミロク MSS-20だ。一見、ライフル銃の様な見た目だが、散弾銃だ。命中精度は最高だぞ」
正和はそう説明し、正光に手渡した。弾も全弾渡す。
「ありがとう、兄さん。その内、返しに来るから」
「分かった。何するか知らないが、生きて帰って来いよ」
正和の家を出た正光は、持参したギターケースに銃と弾を入れた。家に着き、飛鳥にメールをする。
「今日狙われているのは?」
すぐに返事が来た。
「藤堂正光、あなたよ」
「どこで襲ってくるんだ?」
「あなたが家から出たタイミング
ヒトケ
で、尾行する。人気のない場所に入ったら、後ろから襲ってくるみたい。いつものフードの男じゃなくて、下っ端一人見たいね」
「情報、ありがとな」
携帯を置き、ギターケースを持って家を出る。少し歩いて後ろを確認すると、飛鳥が言っていた下っ端が正光を尾行していた。正光は、細い路地裏に入る。体の前で散弾銃を出す。路地裏を少し歩くと、下っ端が走り出す音が聞こえた。正光はすぐさま振り返り、散弾銃を構えた。下っ端の喉に当たる。正光に迷いは無かった。すぐさま、下っ端の喉に銃弾を打ち込んだ。銃声が鳴り響く。下っ端はその場に、ゆっくりと倒れる。すぐに血溜まりが出来てしまう。
「久し振りに人を殺したが、やっぱり最高の娯楽だな」
不敵な笑みを浮かべながら、呟く。すると正光の前方から、下っ端らしき男が走ってきていた。
「二人目なんて聞いてないぞ」
正光はそう言い、散弾銃を二発放った。一発は外したが、二発目が下っ端の右脚に命中する。下っ端はその場に倒れ込み、脚をおさえている。正光は、下っ端の頭に容赦なく銃弾を打ち込んだ。大量の血と共に脳漿が飛び散る。正光は返り血を浴びた服を、散弾銃と共に押し込み、替えの服を取り出し着る。そして、いつものように家路についた。家に着いた正光は、ベッドに横になり、呟く。
「中々楽しかったな。さて、他の奴はどうしてやろう」
正光が余韻に浸っていると、飛鳥からメールが来た。
「あなた、組織の下っ端二人を殺したの?」
「流石、もう知っているんだな」
「組織と対峙するなんて、危な過ぎる。やめた方がいい」
「昨日も言ったが、俺はやる。やられっぱなしじゃあ、性に合わない」
「本気でやるなんて、信じられない。どうなっても知らないわよ」
「俺は俺で、勝手にやらせてもらう。だが、情報はこれからもくれよ」
「もう、好きにすればいいわ」
正光は携帯を置き、眠りについた。
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