俺様CEOは初恋に戸惑う

アタラン

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幸せな日々と沙羅の親

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「明日から出勤だから気をつけるんだぞ。」

「うん。」

聞けばほとんど定時に帰って来るという沙羅だが俺は、そういう訳にもいかないだろう。

最初は、迎えに行くと言ったが沙羅が自分で帰れると譲らず遅くなった時は連絡してくるようにとだけ約束させた。

「18時をまわる時は、服部に迎えにいかせるからな・・変な人に声を掛けられても無視をするか警察へ・・いやそれでも不安だ。」

どうするべきか真剣に俺が悩んでいると沙羅はクスっと笑って「大丈夫、子供じゃない。」
と言った。

「子供じゃないけど・・でもな。」

スマホのGPSは起動させてお互いに居場所がわかるように設定しておこうという話で少し落ち着いた。

「心配しなくても帰ってくるよ~。」

事件が解決してから数日たつがまだ俺は、彼女に手がさせないでいた。解決してすぐにそのチャンスはあったのに、彼女が疲れているかと思って抱きしめて寝るだけ。

買い物に行ったり俺の帰りが遅かったりして・・キスはしてもそこからが中々すすま
ない。

怖がらせたらどうしょうかという不安もあ
るし・・遊んで来た女は自分から誘ってき
たが当然沙羅はそうじゃない。

初めてだろうと思うと余計に俺まで緊張して
ドキドキが止まらなくなる。

彼女は可愛い顔をして俺の元に帰ってくる
と今言った・・フワッと彼女の香がして俺
を見つめる綺麗な瞳。

ブリッとした彼女の唇に誘われるようにキ
スをして彼女の後頭部を支えながら今まで
より深く舌を差し入れ舌を彼女に絡ませる。

「あっ・・ふっ。」

と甘い声が漏れて来て初めて彼女が自分で
俺にしがみついてきたから・・そのまま抱
き上げて寝室へ連れて行った。

彼女の部屋着のボタンを一つ一つ外していく・・

「貴臣さん傷が・・。」

やはり彼女が気にしているようだった。

「どこ・・俺は気にしない。」

左腕の二の腕にだいぶ白くなってきている
赤い傷が痛々しくて傷痕にキスををして、
上着脱がせて肩と言うより背中にある傷に
も唇を落とす。

「痛かっただろうな・・。」

「もう痛くない。」

背中を向けていたからブラのホックをはず
して向き合い時間をかけて首筋から順番に
赤い花を散らせていく。

右手は彼女の白い胸を包み込むように優し
く触れ中央にある尖りを口に含み

チロチロと刺激してやれば甘い声が漏れて
きた。

「もっと声聞きたい・・綺麗だ。」

「貴臣さん・・。」

自分も部屋着を脱ぎ捨て全裸になったとこ
ろで彼女の部屋着も全て取り去る。

「見せて全部・・俺に頂戴。」

綺麗な彼女の目をみて懇願すると赤い顔を
した彼女がコクっと頷いてくれた。

白い肌が艶めかしくて煽ってくる・・お臍
にキスをして彼女の細い足をそっと開かせ
て中央にある蜜壺を指で確認すればすでに
濡れてはいたが中が狭く固い感じがした。

「恥ずかしい・・。」

「感じて恥ずかしくないようにしょうか。」

ここまで来たら止まらず恥ずかしがる彼女
が愛しくて可愛くてどんな仕草も男を煽る
だけだ。

そっと中に指をいれ一番感じる部分を最初
は優しく愛撫してみると中から蜜が溢れて
くる。

「汚い‥ダメだよ。」

「汚くないよ・・ここ一番感じる所だけ他
にも探そう。」

彼女に顔を埋めながら二本目の指か簡単に
入り三本がやっと入って中でバラバラと指
を動かせば「あっ、ん・・怖い。なんか。」
中はすでに絶え間なくクチュクチュと音が
している。

「気持ちいいみたいだけど、イキそうなん
だね。ほら気持ちよくなれ怖くない。」

アアーっと体を弓なりにして中は痙攣して
いる初めて彼女が昇りつめたようだ・・

「ここから本番だけど痛いかもしれないけど・・俺やめないから噛みついてもいい今
日だけ我慢して。」

「うん・・。」

小さな声で答えてくれた彼女にキスをしな
がら避妊具をつけ彼女の中に入るが狭い。

「イタ・・。」
「後‥少し。」

ゆっくり腰を進めるが痛みで体に力が入る
のだろうキスをして彼女の口腔内を刺激す
れば力が抜けたのを見計らい一気に中へ入
った。

「ああーっ。」

動かずジッとして「全部入った・・ごめん
ね痛いね。」

「いいの・・大好き貴臣さん。」

「ここで煽る?ヤバ・・少し動くね。」

彼女の様子を伺いながら腰を動かすと彼女
の中が絡みついてくる・・

「俺も気持ちいい。そんなにもたないかも。」

今まで経験してきたSEXはいったいなん
だったんだと思うくらいに彼女の中は気持
ちいい。

「あっ・・なんか変。」

「変になればいいよ。可愛い・・。」

彼女の腰を固定してパンパンパンと音がす
るくらいに動き甘い嬌声を聞きながら彼女
が「あーまた来る。」と言って中が収縮さ
せ絶頂したのを確認して俺も中で薄い膜の
中ではてた。

そっと抜けばシーツに赤いシミがついてい
たが気にせず彼女を抱きしめた。

事後処理をして初めての経験で疲れたのか
眠ってしまった彼女を抱きしめ早朝まで二
人で眠った。

朝日が昇る頃に起きシャワーを浴びに行っ
た彼女と俺。

「一緒に入ろうか。」

「恥ずかしい。」

「全部見たよ・・今さらだよ。」

シャワーして彼女の体を綺麗に洗っている
時に彼女の体に散らばる赤い花を眺めなが
ら俺は、満足していたが思ったより沢山つ
けたなと我ながら呆れた。

二人で食事をして俺は、彼女を相沢の会社
に送ってから自分の会社へ向かう。

車中で服部が運転しながら「やっとですか?」と聞いてきたから何故解ったんだと言った
ら「見える所にあんなのをつけるのはどうかと・・。」朝それで沙羅に「どうするんです
か~これ。」と叱られたが見える所につけて
おかないと意味がない。

俺は、気がかりな事を週末に片付けるつもり
でいた・・。

「調べはついたか?」

「ええ。調べましたよ。なかなか偏った御両親ですね。」

俺は沙羅を離すつもりはない・・沙羅の両親の事は相沢からも聞いていたから

両親を調べ兄妹も調べて今後の邪魔にならないようにしておこうと思っていた。

両親は、沙羅より姉や弟を可愛がっているようで姉は、有名大学を出て現在は三歳年上の商社勤務のOLみたいだが、弟はまだ高校生でかなり優秀。

沙羅は、成績は悪くはないが他の姉弟に比べると普通と言えば普通だった。

「学歴至上主義か・・。」

「みたいですね。沙羅さんはすでにいないものとされていますね。」

「だったらそれでいい。俺は沙羅を離すつもりはないからな。」

「承知してます。」

週末に沙羅の実家に俺は挨拶に行くつもりでいる・・もちろん沙羅を妻と考えているからだ。

その準備をしながら明後日に備える事にした。





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