11 / 48
11.合同訓練開始前
しおりを挟む
高い空は混じりけない青に染められ、白亜の城をくっきりと浮かび上がらせる。
降り注ぐ陽光は誰もを眩く照らし、落とす影との対比が瞼の裏にちりちりと焼き付いて離れない。
騎士団の合同訓練当日はそんな晴天に恵まれた。
王城の正門前にはあらゆる方角へと道を伸ばす半円形の広場が造られている。平時であれば貴族や賓客用の馬車が乗り入れるために利用されているその空間が、今日の合同訓練の舞台となる。
半円形の広場には一回り小さな半円を描くように複数の騎士たちが配置されている。正門に背を向けて立つ彼らは一本の長い綱を後ろ手に握り締めることで広場を二分して、臨時の訓練場と市民の観覧場を作り上げている。と同時に市民が侵入して怪我を負うことがないように目を光らせていた。
観覧場側となる半円形の縁には様々な色形の天幕が彩り鮮やかに立ち並び、串焼きや焼き菓子、果実水など市民の間で親しまれている飲食物を売り出して食欲をそそる香りを漂わせている。
一方で正門前にも王国の紋章を掲げた立派な天幕がいくつか建てられていた。
訓練に参加する騎士たちが待機、休憩するために建てられたものの他、武器や防具を管理するための天幕、万が一に備えて救護を行うための天幕、そして飲食を行うための天幕がある。当然のことながらカレンはそこに待機していた。
「カレンは合同訓練を見るのが初めてなんだって?」
ひょろりと長い長身を曲げてテーブルを拭く同僚のニコライが尋ねてきた。
「はい、生まれは地方ですので」
「そりゃ楽しみだな! うちの息子も今頃どこかで大騒ぎしてるはずさ」
からりとしたニコライの笑顔にカレンは内心でほっと息を吐いた。
一筋の光すら通さない分厚い織布で作られた騎士団所有の広い天幕。中央で組み立てられたテーブルは騎士団が遠征時の軍議に使うものらしく、大小様々な傷が刻まれている。いくつか設置されている簡素な椅子は見るからに硬そうで座り心地が想像出来ない。
それらの見慣れない品々は物珍しさを通り越し、カレンを異空間に放り込まれたような気分にさせた。そんな中で日頃から食堂で顔を合わせているニコライの存在が頼もしい。
彼が拭き作業を終えたことに気付き、天幕の最奥に置かれた木箱に近付く。料理人の用意した軽食が詰められており、テーブルに並べようと思ったからだ。
「開始前の今なら余裕があるから広場の空気を楽しんでおきな。天幕の入り口からでもよく見えるから」
しかしニコライからこんな言葉が飛ぶ。
彼は非常に働き者で、食堂でも率先して仕事に取り組んでいる。その勤勉さにはカレンが働き始めた当初から随分と助けられている。
ニコライと一緒に割り当てられたのはマーリルの心遣いに違いない。統括責任者に心の中で感謝しつつ、ニコライ本人には言葉で直接礼を述べた。
「ありがとうございます。お言葉に甘えます」
広場に面して大きく捲られた出入り口からそっと顔を覗かせる。内部にいるときは逆光で白い世界にしか見えなかった広場が一瞬で色付いた。
カレンが王城前広場を歩いたのは過去に一度きり。初登城の日に通って以降は、ずっと職員寮近くの裏口を利用して街に出ている。
すぐ側で生活しているにも関わらず、全く馴染んでいない王城前広場の景色は大勢の市民で埋め尽くされていて、またも現実感が遠のいていく。
(こんなにたくさんの人が集まるところは初めて……)
随分と離れているはずなのに、行き交う人々が踏む石畳の音が大きな塊となって辺りを支配している。何とも判別がつかない雑多な香りが風に乗って流れてくる。
露店で買った焼き菓子を頬張る男女、綱を持つ騎士の間近で訓練開始を待ち侘びる子どもたち、騎士が待機する天幕を真剣な眼差しで見つめる少女、遠目に見ても皆楽しそうだ。
「苦労を掛けるな、カレン」
賑わう市民の様子に見入っていたカレンに労いの声が掛けられた。
深緑の制服に綺羅びやかな金の腕章を着けたカッツェがこちらに向かって歩いてくる。いつもより綺麗に撫で付けられた髪が燃えるような色彩を放っていた。
「カッツェ団長、こんにちは」
「休みのところをすまないな」
「いえ、実は楽しみにしていたんです」
思わず浮かんだ笑みのままで伝えると、ほんの少しだけカッツェの表情が緩む。
「団長も参加されるのですか?」
「全団長、副団長は参加する決まりだからな。上の者が見本を示してこそだ」
言い切るカッツェに圧倒されつつも、ふと彼が腰に下げているものに意識が向く。
「細剣を見るのは初めてか?」
「はい。騎士様が普段帯剣されている長剣以外の武器を見るのは初めてです」
鞘も細身だが鍔や持ち手を守る護拳の装飾までもが繊細で芸術品のように美しく、陽の光を四方八方に拡散している。
「これは式典用の謂わば見世物だ。柔らかくて実戦向きじゃない」
「お使いにならないのですか?」
「訓練前に行進することになっている。そのためのお飾りってやつだな」
武器を鑑賞するのも貴重な機会であるのに、騎士団長の解説付きとは贅沢な話だ。しかしカッツェは面倒そうな素振りも見せず、見入るカレンを好きにさせてくれていた。
(ソフィアがこの場にいないのが惜しいわ)
式典用の細剣をこんなに間近で見られる機会はそうそうないのでは、と思う。
きっとソフィアも興味深くカッツェの話に聞き入ったに違いない。王都で暮らしていた彼女なら合同訓練も既知だろうし、話に花が咲いたのではないだろうか。
他人事ながら残念だと内心がっかりしたところでお節介な自分に気付き、一人恥ずかしくなる。
「カレン、こっちに来い」
「えっ?」
「社会勉強だ」
強面がにんまりと笑うと底知れない恐ろしさを感じる。しかしそれは噯気に出さず、ニコライの勧めもあって素直にカッツェに追従することにした。
向かった先は武具管理用の天幕だった。天幕の傍らに立つ騎士らがカレンの顔を見て「ご苦労さん」と気安い挨拶を投げてくる。紺青と白の制服を来ている彼らも食堂での顔馴染みだ。
会釈を返し、入り口前のカッツェの半歩後ろに立つと肩越しに見下ろされた。
「あれが実際に訓練で使う武器と盾だ」
広い背中の向こうを覗き込むと、薄ぼんやりとした内部には木組みの武器立てが鎮座していた。そこには長剣や細剣、戦鎚、棍棒、手斧など様々な武器と見るからにずしりと重そうな盾が並んでおり、カレンの目を驚かせる。
「それとこっちもだな」
顎で天幕の裏を指すので再び付いていくと、一層大きな武器立てに長さの異なる槍が数本立て掛けられていた。
青天を刺すような穂先の鋭さに一瞬ぎくりとする。
「ドノヴァが得意な武器だ。俺は好まんが」
「色々な武器をお使いになられるのですか?」
「有事に自分好みの武器が手元にあるとは限らんからな」
レグデンバーが槍を握る姿を想像しかけたところで現実的な話になる。
カレンが知る限り、この国では長き年月に渡って戦は起こっていない。しかし平和とは約束されたものではない。
(……いいえ、戦だけではないわ)
国や王族のみならず、市民をも守るために彼らは存在している。
何気ない日常の中でもその身に危険は付き纏う。現に市民の問題行動を止めようとして負傷した騎士を間近で見たばかりだ。
するりと吐かれたカッツェの言葉は心に重く響いた。
「まぁカレンも慣れておくといい」
「武器にですか? それは使えという意味で……?」
「なんだ、使うなら教えてやろうか」
「いっ、いえいえ、それは無理です」
カレンの反応に楽しげに肩を揺らすカッツェの真意が汲めず首を傾げていると、天幕の入り口の方から話し声が聞こえてきた。
「裏ですか? あぁ、いますね。ありがとうございます」
姿を見せたのは眉間に皺を刻んだレグデンバーだった。鋭い目付きでカッツェを見つめていたが、カレンの存在に気付くと険しい空気がふわりと霧散した。
「カレンさんもこちらにいらしたのですね。今日はお世話になります」
「こちらこそ。本日はよろしくお願いいたします」
「ところで、団長」
カッツェに向き直ったその顔には再び不機嫌な色が浮かんでいる。
「食事をしてすぐに戻ると仰っていたのでは?」
「ちょっと世間話をしていた」
(世間話だったかしら?)
またも首を捻るが、多分答えはもらえないだろうから口は噤んでおく。
「時間が差し迫っていますので食事をするなら早めにどうぞ」
「わかったわかった。悪いな、カレン。すぐに食えそうなものはあるか?」
そこでようやくニコライ一人に仕事を任せていたことを思い出した。
「はい、あの色々用意していただいているので、あちらの天幕でお選び下さい!」
先に戻ります、と言い残してその場を去るカレンの耳に「レオ……」と低い囁きが聞こえたが気に留めている余裕などなかった。
降り注ぐ陽光は誰もを眩く照らし、落とす影との対比が瞼の裏にちりちりと焼き付いて離れない。
騎士団の合同訓練当日はそんな晴天に恵まれた。
王城の正門前にはあらゆる方角へと道を伸ばす半円形の広場が造られている。平時であれば貴族や賓客用の馬車が乗り入れるために利用されているその空間が、今日の合同訓練の舞台となる。
半円形の広場には一回り小さな半円を描くように複数の騎士たちが配置されている。正門に背を向けて立つ彼らは一本の長い綱を後ろ手に握り締めることで広場を二分して、臨時の訓練場と市民の観覧場を作り上げている。と同時に市民が侵入して怪我を負うことがないように目を光らせていた。
観覧場側となる半円形の縁には様々な色形の天幕が彩り鮮やかに立ち並び、串焼きや焼き菓子、果実水など市民の間で親しまれている飲食物を売り出して食欲をそそる香りを漂わせている。
一方で正門前にも王国の紋章を掲げた立派な天幕がいくつか建てられていた。
訓練に参加する騎士たちが待機、休憩するために建てられたものの他、武器や防具を管理するための天幕、万が一に備えて救護を行うための天幕、そして飲食を行うための天幕がある。当然のことながらカレンはそこに待機していた。
「カレンは合同訓練を見るのが初めてなんだって?」
ひょろりと長い長身を曲げてテーブルを拭く同僚のニコライが尋ねてきた。
「はい、生まれは地方ですので」
「そりゃ楽しみだな! うちの息子も今頃どこかで大騒ぎしてるはずさ」
からりとしたニコライの笑顔にカレンは内心でほっと息を吐いた。
一筋の光すら通さない分厚い織布で作られた騎士団所有の広い天幕。中央で組み立てられたテーブルは騎士団が遠征時の軍議に使うものらしく、大小様々な傷が刻まれている。いくつか設置されている簡素な椅子は見るからに硬そうで座り心地が想像出来ない。
それらの見慣れない品々は物珍しさを通り越し、カレンを異空間に放り込まれたような気分にさせた。そんな中で日頃から食堂で顔を合わせているニコライの存在が頼もしい。
彼が拭き作業を終えたことに気付き、天幕の最奥に置かれた木箱に近付く。料理人の用意した軽食が詰められており、テーブルに並べようと思ったからだ。
「開始前の今なら余裕があるから広場の空気を楽しんでおきな。天幕の入り口からでもよく見えるから」
しかしニコライからこんな言葉が飛ぶ。
彼は非常に働き者で、食堂でも率先して仕事に取り組んでいる。その勤勉さにはカレンが働き始めた当初から随分と助けられている。
ニコライと一緒に割り当てられたのはマーリルの心遣いに違いない。統括責任者に心の中で感謝しつつ、ニコライ本人には言葉で直接礼を述べた。
「ありがとうございます。お言葉に甘えます」
広場に面して大きく捲られた出入り口からそっと顔を覗かせる。内部にいるときは逆光で白い世界にしか見えなかった広場が一瞬で色付いた。
カレンが王城前広場を歩いたのは過去に一度きり。初登城の日に通って以降は、ずっと職員寮近くの裏口を利用して街に出ている。
すぐ側で生活しているにも関わらず、全く馴染んでいない王城前広場の景色は大勢の市民で埋め尽くされていて、またも現実感が遠のいていく。
(こんなにたくさんの人が集まるところは初めて……)
随分と離れているはずなのに、行き交う人々が踏む石畳の音が大きな塊となって辺りを支配している。何とも判別がつかない雑多な香りが風に乗って流れてくる。
露店で買った焼き菓子を頬張る男女、綱を持つ騎士の間近で訓練開始を待ち侘びる子どもたち、騎士が待機する天幕を真剣な眼差しで見つめる少女、遠目に見ても皆楽しそうだ。
「苦労を掛けるな、カレン」
賑わう市民の様子に見入っていたカレンに労いの声が掛けられた。
深緑の制服に綺羅びやかな金の腕章を着けたカッツェがこちらに向かって歩いてくる。いつもより綺麗に撫で付けられた髪が燃えるような色彩を放っていた。
「カッツェ団長、こんにちは」
「休みのところをすまないな」
「いえ、実は楽しみにしていたんです」
思わず浮かんだ笑みのままで伝えると、ほんの少しだけカッツェの表情が緩む。
「団長も参加されるのですか?」
「全団長、副団長は参加する決まりだからな。上の者が見本を示してこそだ」
言い切るカッツェに圧倒されつつも、ふと彼が腰に下げているものに意識が向く。
「細剣を見るのは初めてか?」
「はい。騎士様が普段帯剣されている長剣以外の武器を見るのは初めてです」
鞘も細身だが鍔や持ち手を守る護拳の装飾までもが繊細で芸術品のように美しく、陽の光を四方八方に拡散している。
「これは式典用の謂わば見世物だ。柔らかくて実戦向きじゃない」
「お使いにならないのですか?」
「訓練前に行進することになっている。そのためのお飾りってやつだな」
武器を鑑賞するのも貴重な機会であるのに、騎士団長の解説付きとは贅沢な話だ。しかしカッツェは面倒そうな素振りも見せず、見入るカレンを好きにさせてくれていた。
(ソフィアがこの場にいないのが惜しいわ)
式典用の細剣をこんなに間近で見られる機会はそうそうないのでは、と思う。
きっとソフィアも興味深くカッツェの話に聞き入ったに違いない。王都で暮らしていた彼女なら合同訓練も既知だろうし、話に花が咲いたのではないだろうか。
他人事ながら残念だと内心がっかりしたところでお節介な自分に気付き、一人恥ずかしくなる。
「カレン、こっちに来い」
「えっ?」
「社会勉強だ」
強面がにんまりと笑うと底知れない恐ろしさを感じる。しかしそれは噯気に出さず、ニコライの勧めもあって素直にカッツェに追従することにした。
向かった先は武具管理用の天幕だった。天幕の傍らに立つ騎士らがカレンの顔を見て「ご苦労さん」と気安い挨拶を投げてくる。紺青と白の制服を来ている彼らも食堂での顔馴染みだ。
会釈を返し、入り口前のカッツェの半歩後ろに立つと肩越しに見下ろされた。
「あれが実際に訓練で使う武器と盾だ」
広い背中の向こうを覗き込むと、薄ぼんやりとした内部には木組みの武器立てが鎮座していた。そこには長剣や細剣、戦鎚、棍棒、手斧など様々な武器と見るからにずしりと重そうな盾が並んでおり、カレンの目を驚かせる。
「それとこっちもだな」
顎で天幕の裏を指すので再び付いていくと、一層大きな武器立てに長さの異なる槍が数本立て掛けられていた。
青天を刺すような穂先の鋭さに一瞬ぎくりとする。
「ドノヴァが得意な武器だ。俺は好まんが」
「色々な武器をお使いになられるのですか?」
「有事に自分好みの武器が手元にあるとは限らんからな」
レグデンバーが槍を握る姿を想像しかけたところで現実的な話になる。
カレンが知る限り、この国では長き年月に渡って戦は起こっていない。しかし平和とは約束されたものではない。
(……いいえ、戦だけではないわ)
国や王族のみならず、市民をも守るために彼らは存在している。
何気ない日常の中でもその身に危険は付き纏う。現に市民の問題行動を止めようとして負傷した騎士を間近で見たばかりだ。
するりと吐かれたカッツェの言葉は心に重く響いた。
「まぁカレンも慣れておくといい」
「武器にですか? それは使えという意味で……?」
「なんだ、使うなら教えてやろうか」
「いっ、いえいえ、それは無理です」
カレンの反応に楽しげに肩を揺らすカッツェの真意が汲めず首を傾げていると、天幕の入り口の方から話し声が聞こえてきた。
「裏ですか? あぁ、いますね。ありがとうございます」
姿を見せたのは眉間に皺を刻んだレグデンバーだった。鋭い目付きでカッツェを見つめていたが、カレンの存在に気付くと険しい空気がふわりと霧散した。
「カレンさんもこちらにいらしたのですね。今日はお世話になります」
「こちらこそ。本日はよろしくお願いいたします」
「ところで、団長」
カッツェに向き直ったその顔には再び不機嫌な色が浮かんでいる。
「食事をしてすぐに戻ると仰っていたのでは?」
「ちょっと世間話をしていた」
(世間話だったかしら?)
またも首を捻るが、多分答えはもらえないだろうから口は噤んでおく。
「時間が差し迫っていますので食事をするなら早めにどうぞ」
「わかったわかった。悪いな、カレン。すぐに食えそうなものはあるか?」
そこでようやくニコライ一人に仕事を任せていたことを思い出した。
「はい、あの色々用意していただいているので、あちらの天幕でお選び下さい!」
先に戻ります、と言い残してその場を去るカレンの耳に「レオ……」と低い囁きが聞こえたが気に留めている余裕などなかった。
137
あなたにおすすめの小説
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
あなたの重すぎる愛は私が受け止めます
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のクリスティーヌは、ある日自分が、前世で大好きだった漫画のヒロインに転生している事に気が付く。
だが、彼女が転生したヒロインは、前世で大好きだった悪役令息、アルフレッドを死に追いやった大嫌いなキャラクターだったのだ。自分の顔を見るだけで、殺意が湧くほど憎らしい。
でも…
“私は前世で大好きだったアルフレッド様が心から愛した相手。という事は、これからは私が愛するアルフレッド様を全力で愛し抜けばいいのでは?
そうよ、私がアルフレッド様を幸せにすればいいのよ!
私を悪役ヒロイン、クリスティーヌに転生させてくれてありがとう!私、絶対にアルフレッド様を幸せにして見せるわ!“
そう心に誓ったクリスティーヌだったが、現実はそう甘くはなくて…
前世の記憶を取り戻したクリスティーヌが、アルフレッドからの重い愛を全力で受け入れつつ、彼を守るため奮闘するお話しです。
ご都合主義全開ですが、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
他サイトでも同時連載しています。
【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜
光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。
それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。
自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。
隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。
それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。
私のことは私で何とかします。
ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。
魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。
もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ?
これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。
表紙はPhoto AC様よりお借りしております。
王女殿下のモラトリアム
あとさん♪
恋愛
「君は彼の気持ちを弄んで、どういうつもりなんだ?!この悪女が!」
突然、怒鳴られたの。
見知らぬ男子生徒から。
それが余りにも突然で反応できなかったの。
この方、まさかと思うけど、わたくしに言ってるの?
わたくし、アンネローゼ・フォン・ローリンゲン。花も恥じらう16歳。この国の王女よ。
先日、学園内で突然無礼者に絡まれたの。
お義姉様が仰るに、学園には色んな人が来るから、何が起こるか分からないんですって!
婚約者も居ない、この先どうなるのか未定の王女などつまらないと思っていたけれど、それ以来、俄然楽しみが増したわ♪
お義姉様が仰るにはピンクブロンドのライバルが現れるそうなのだけど。
え? 違うの?
ライバルって縦ロールなの?
世間というものは、なかなか複雑で一筋縄ではいかない物なのですね。
わたくしの婚約者も学園で捕まえる事が出来るかしら?
この話は、自分は平凡な人間だと思っている王女が、自分のしたい事や好きな人を見つける迄のお話。
※設定はゆるんゆるん
※ざまぁは無いけど、水戸○門的なモノはある。
※明るいラブコメが書きたくて。
※シャティエル王国シリーズ3作目!
※過去拙作『相互理解は難しい(略)』の12年後、
『王宮勤めにも色々ありまして』の10年後の話になります。
上記未読でも話は分かるとは思いますが、お読みいただくともっと面白いかも。
※ちょいちょい修正が入ると思います。誤字撲滅!
※小説家になろうにも投稿しました。
病めるときも健やかなるときも、お前だけは絶対許さないからなマジで
あだち
恋愛
ペルラ伯爵家の跡取り娘・フェリータの婚約者が、王女様に横取りされた。どうやら、伯爵家の天敵たるカヴァリエリ家の当主にして王女の側近・ロレンツィオが、裏で糸を引いたという。
怒り狂うフェリータは、大事な婚約者を取り返したい一心で、祝祭の日に捨て身の行動に出た。
……それが結果的に、にっくきロレンツィオ本人と結婚することに結びつくとも知らず。
***
『……いやホントに許せん。今更言えるか、実は前から好きだったなんて』
【完結】私、四女なんですけど…?〜四女ってもう少しお気楽だと思ったのに〜
まりぃべる
恋愛
ルジェナ=カフリークは、上に三人の姉と、弟がいる十六歳の女の子。
ルジェナが小さな頃は、三人の姉に囲まれて好きな事を好きな時に好きなだけ学んでいた。
父ヘルベルト伯爵も母アレンカ伯爵夫人も、そんな好奇心旺盛なルジェナに甘く好きな事を好きなようにさせ、良く言えば自主性を尊重させていた。
それが、成長し、上の姉達が思わぬ結婚などで家から出て行くと、ルジェナはだんだんとこの家の行く末が心配となってくる。
両親は、貴族ではあるが貴族らしくなく領地で育てているブドウの事しか考えていないように見える為、ルジェナはこのカフリーク家の未来をどうにかしなければ、と思い立ち年頃の男女の交流会に出席する事を決める。
そして、そこで皆のルジェナを想う気持ちも相まって、無事に幸せを見つける。
そんなお話。
☆まりぃべるの世界観です。現実とは似ていても違う世界です。
☆現実世界と似たような名前、土地などありますが現実世界とは関係ありません。
☆現実世界でも使うような単語や言葉を使っていますが、現実世界とは違う場合もあります。
楽しんでいただけると幸いです。
【完】隣国に売られるように渡った王女
まるねこ
恋愛
幼いころから王妃の命令で勉強ばかりしていたリヴィア。乳母に支えられながら成長し、ある日、父である国王陛下から呼び出しがあった。
「リヴィア、お前は長年王女として過ごしているが未だ婚約者がいなかったな。良い嫁ぎ先を選んでおいた」と。
リヴィアの不遇はいつまで続くのか。
Copyright©︎2024-まるねこ
追放聖女35歳、拾われ王妃になりました
真曽木トウル
恋愛
王女ルイーズは、両親と王太子だった兄を亡くした20歳から15年間、祖国を“聖女”として統治した。
自分は結婚も即位もすることなく、愛する兄の娘が女王として即位するまで国を守るために……。
ところが兄の娘メアリーと宰相たちの裏切りに遭い、自分が追放されることになってしまう。
とりあえず亡き母の母国に身を寄せようと考えたルイーズだったが、なぜか大学の学友だった他国の王ウィルフレッドが「うちに来い」と迎えに来る。
彼はルイーズが15年前に求婚を断った相手。
聖職者が必要なのかと思いきや、なぜかもう一回求婚されて??
大人なようで素直じゃない2人の両片想い婚。
●他作品とは特に世界観のつながりはありません。
●『小説家になろう』に先行して掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる