銀鷲と銀の腕章

河原巽

文字の大きさ
13 / 48

13.失言

しおりを挟む
 合同訓練中であっても騎士たちはよく食べる。飲食用の天幕は常におとないがあり、やはり行進で見せた顔とは別の、親しみ慣れた騎士たちがそこにいた。
 彼らの専らの話題は仲間たちによる演武なので直に観戦をしていないカレンも一緒に楽しんでいる気分になる。
 入れ替わり立ち替わりでやって来る客に食事を提供、補充している間にも広場からは絶え間ない歓声が湧き、合同訓練の日程を着々と進行していった。

「いよいよ最後の見せ場だぞ」

 ニコライがそっと教えてくれる。合同訓練も大詰めらしい。

「もう食べに来る騎士さん方も少ないだろうし、気負わず外を見てな」
「ありがとうございます」

 現状、用意されていた軽食は粗方捌けており、天幕内に留まる人影も減りつつある。申し出を素直に受け取った。
 知らず高鳴る鼓動に合わせるようにカツンと硬質な音が響く。次第にカツカツと音は重なり、その数は増えていく。蹄の音だ。
 不規則に打ち鳴らされる蹄鉄の音色でさえも心地良く、耳を澄ませていると市民の起こす拍手がわっと押し寄せた。それは広場を覆い尽くすような音の波で心だけでなく身体さえも浮遊感に包まれる。

 ふわふわした気持ちは誰かの咆哮で雲散した。
 咆哮ではなく開始の合図だと気付いたのは、不規則だった複数の爪音つまおとが寸分の狂いもなく加速したから。
 石畳を蹴る音が小気味良いリズムを刻み始めると、捲られた天幕の向こう、逆光で白く煙る空間に鮮やかな色が飛び込んできた。
 真紅、深緑、紺青、紫苑、白。各団の制服を纏った五人の騎士がそれぞれ長さの異なる槍を片手に持ち、もう一方の手で器用に手綱を捌いている。騎乗する騎士と同色の馬鎧を着けられた馬たちはそれに逆らわず、縦一列の陣形で軽快に広場を疾走していた。

(レグデンバー副団長もいらっしゃるわ)

 普段乱れを見せないチョコレート色の短髪が風に煽られている。いつもの柔和な雰囲気は鳴りを潜め、遠目からでもわかる真剣な面差しはまた別人かのような錯覚を生む。
 半円に仕切られた広場を何周か巡った馬たちが、途端に散り散りの方向へと走り出した。カレンの居場所から全ては見渡せないが、互いが大きく距離を取るように離れたようだ。飲食用の天幕からはレグデンバーの駆る馬が一番よく見えた。
 観客の詰め寄る目一杯まで離れた馬たちの足取りはゆっくりしたものに変わる。やがてその場で足踏みをして留まると広場の中央に向き直る。
 固唾を呑んで見守るのはカレンだけではない。広場は蹄鉄と石畳がぶつかる音しか聞こえないくらいに静まり返っている。
 その静寂を破ったのは、またも咆哮のような掛け声だった。

 一瞬にして馬が駆け出すとカレンは度肝を抜かれた。
 レグデンバーが手綱を放して両手で槍を握り直したかと思えば頭上でぐるりと円を描き、器用に持ち手を変えながら右へ左へと振り下ろしたからだ。
 レグデンバーだけではない。向こうに見える騎士もまた空気を切り裂くような動きで演武を披露している。
 その間にも馬は地を蹴り、次第に騎士たちの距離が狭まっていく。各々が馬上で槍を構えたまま接近する様子をカレンは拳を握り締めて見守っていた。

(あぁ、どうかご無事で)

 修道院で捧げた祈りよりも気持ちがこもる。
 腿で鞍を挟み込んだ騎士たちがグッと上体を低くして、いよいよすれ違う瞬間を迎えた。
 最初に動いたのは第一騎士団の真紅の制服だった。長槍を握った両腕を背後に引くように大きく上半身を捻じり、反動をつけて力強く薙ぎ払う。ガン、と鈍い音を響かせてその一太刀を受け止めたのはレグデンバーだった。
 立てた槍の柄で受けた穂先を横に受け流すと、その勢いのままに頭上へと振りかぶる。間を置かずに振り下ろされた一撃を弾いて凌ぐのは紺青の制服、第三騎士団の団員。

 ここでカレンの視界では騎士たちの動きを追えなくなってしまう。天幕に遮られてしまったからだ。
 依然として打ち付ける重い音と馬の駆ける音は聞こえてくる。恐らく彼らの動きは事前に決まっているもので失敗しない限りは美しい連携を見せるのだろう。
 しかし間近で鋭く光る穂先を目の当たりにしたカレンの胸中は穏やかではない。
 知らず両の手を組み合わせて息を詰めていると、再び天幕から望める視界に騎馬が飛び込んでくる。槍から外した手で手綱を繰り寄せると巧みに操り、馬首を広場へと向けたのは深緑の制服に銀の腕章を輝かせた巨躯の騎士。

(すごい方だったんだわ)

 この僅かな時間でも演武に参加している騎士たちの実力は推量出来る。レグデンバーに至っては、そんな騎士たちを纏める副団長という地位に就いている。平素の温厚な姿からは想像出来ない凛々しい横顔はカレンの視線を釘付けるには十分だった。
 その後もしばらく続いた打ち合いの音が止み、五人の騎士がゆったりとした速度で馬を走らせ始めたことで演武が終わりを迎えたことを知る。
 綱で仕切られたぎりぎりの場所を進む騎士たちは、にこやかな笑みで市民の声援を浴びている。握りっぱなしで強張った指先の力がゆるゆると抜け落ち、カレンも安堵の息を吐いた。

「さて、もう一踏ん張りだな」

 ニコライが背伸び混じりに零す。合同訓練が終われば騎士団所有の天幕は速やかに撤去される。その前に片付けを済ませなければならない。
 残った軽食は食堂に持ち帰るために木箱に詰め、使用済みの蝋引き紙は麻袋に収めて処分する。その作業に取り掛かろうとしたカレンをニコライが制した。

「カレン、これを広場に立ってる騎士さん方に持っていってくれないか?」

 指し示されたのは木製の吸筒すいづつだった。バスケットに立て掛けてあるそれらにはまだ果実水が入っている。

「こんなに晴れた天気の中を長丁場立ちっぱなしは大変だろう」
「そうですね、皆さんお疲れでしょうね」
「こっちの片付けは任せてくれりゃいいから頼めるか?」
「わかりました。行ってきます」

 バスケットを手に天幕の外へ出た。いくらか人の波が引いたとは言え、まだ興奮冷めやらぬ広場は雑然とした空気に包まれている。そんな中を歩くのはなかなか勇気が要ることだが、今回の仕事を引き受けたのはこんな状況に慣れるためでもある。意を決して石畳を踏みしめた。

「お疲れ様です。果実水はいかがですか?」
「ありがとう。助かるよ」

 凛とした立ち姿の騎士に吸筒を見せると、ふんわりと顔を綻ばせた。綱を持つために両手を使えない騎士を不便に思い、蓋を抜いて手渡せばグイと一気に呷ってみせる。
 空の吸筒を受け取って再度「お疲れさまです」と頭を下げ、そうして綱を張る全ての騎士に声を掛け終わり、天幕に戻ろうとしたとき。
 雑踏から聞き慣れた声が上がった。

「カレン!」
「……ソフィア?」

 人混みを掻き分けて姿を現したのは紛うことなき親友の姿。
 淡い金髪を頭上で華やかにまとめ、若葉色の上品なワンピースを着こなす彼女は大勢の人が行き交うこの場所でもとても眩しく見える。人垣の最前列まで来たソフィアと綱越しに対峙すれば一層輝かしさを感じた。

「こんな日に制服を着て何をしているの?」
「何ってお願いされた合同訓練のお手伝いよ」
「お願い? 誰に?」
「マーリルさんよ。騎士団から要請があったから非番の職員にお手伝いを頼んでいるって仰っていたけれど」
「……私、そんな話聞いてないわ」

 綺麗な眉を小さく顰めた彼女がぼそりと吐き出す。

「そうなの?」
「えぇ。どちらにせよ今日は予定があったからお断りしたけど。早く予定が片付いたから見に来たのよ」

 ソフィアが合同訓練に触れなかったのは元より観覧の予定がなかったからか。

「そうだったのね。ソフィアは興味がないのかと思っていたわ」
「そんなことないわよ。予定がなければ最初から見たかったし、頼まれたならお手伝いだってしたかったのに」
「ちゃんと見学は出来た?」
「最後の騎馬戦だけ少しね」

 肩を竦めて唇を尖らせる。本当に手伝いに出たかったのだと伝わってくる。

「予定が重なるなんて残念だったわね」
「そうね。だからと言って先約を断るわけにもいかないし……」
「こちらで何をしていらっしゃるのですか?」

 不意に大きな影に横から覗き込まれて、喉の奥がひっと鳴る。同じく驚きに身体を震わせたソフィアと共に見上げた影の正体は先程まで見事な演武を披露していたレグデンバーだが、その顔付きはいつもよりやや険しい。
 止まない喧騒に近付く足音すら気付かずにいたが、周囲の市民には大柄な彼の存在は一目瞭然で人目を集めている。会話が漏れ聞こえないように自然と三人は小声になった。

「お疲れ様でした、レグデンバー副団長」
「カレンさんこそ、お疲れ様です」
「こんにちは、副団長。演武お見事でした」
「ありがとうございます。ところでこちらで何をしていらっしゃるのですか?」

 同じ言葉を繰り返すレグデンバーの視線はソフィアに注がれている。カレンは口を噤み、会話の邪魔をしないことに徹する。

「合同訓練の観覧に来ました。少ししか見られませんでしたけど」
「こんなところにいては危ないではないですか」

 それは咎めるような嗜めるような口ぶりだった。表情も依然として硬い。ソフィアの身を案じてのことだと察する。
 しかしカレンの心には何か引っ掛かるものがある。上手く表現出来ないけれど、何かチクリとしたようなザラリとしたような。
 何とも言いようのない気持ちが胸を去来する中、ソフィアの表情までもが険しくなった。

「こんなところってどういう意味ですか?」
「ご覧のように人が大勢いるでしょう」
「危ないってどういうことですか? 騎士団主催の催し物が危険なんですか? なのに市民を集めているんですか?」
「そういう意味ではありません。合同訓練は万全を期して開催されています」
「でも危ないと仰いましたよね? そんなところにカレンをお手伝いに呼んだんですか?」

(そう、それだわ)

 レグデンバーの好意の矢印がどこに向いていようと口を出すことではない。
 しかし相手を想うがあまりにその他を蔑ろにするような発言はどうなのだろう。カレンの立場からすれば『こんなところ』と称される『危ない』場所での仕事を依頼されている。それも騎士団から。
 副団長の立場である彼はカレンがここにいる経緯を十分に理解しているはずなのに、その物言いは無配慮ではないだろうか。

(せめて私のいないところで言って下さればいいのに)

 不要なものとして扱われるのは慣れている。
 慣れてはいるが何度味わっても気分の良いものではない。
 騎馬戦で感じたときめきが急速に萎み、カレンはすっかり鼻白んでしまった。ソフィアの的確な指摘が嬉しいが、冷めた目になるのは仕方のないことだった。
 そんな様子にレグデンバーも気付いたのだろうか。

「カレンさん、誤解です。けしてそういった意図があったわけではありません」
「いえ、仕事ですのでお気遣いなく」

 答える声は必然的に冷たいものになる。
 結局のところ、納得をした上で引き受けて給金を得ることになっているのだからそう言うしかない。
 ソフィアの瞳にも怒りの色が滲んでいるせいか、レグデンバーの表情が困惑したものに変わる。少し言い淀んだ態度を見せたが、やがて言葉を絞り出した。

「怪我をされては大変ですから速やかにお帰り下さい。お二人とも」

 そう言って頭を下げると天幕が並ぶ正門へと足早に去っていく。
 カレンが歩くのは綱で遮られたこちら側なので、実質的には人混みに紛れるソフィアに向けた言葉に違いない。何となく二人で顔を見合わせ、同じような溜息を吐いた。

「仕事が残っているから戻るわね」
「私もこのまま帰るわ」

 互いに手を振り合って別れの挨拶とした。

(ニコライさんにお仕事を任せているのに私ったら……)

 仕事だと言い切った割には疎かになっている。
 その事実にも落ち込むカレンが精一杯の駆け足で戻った天幕では、すでに荷物は完璧に片付けられた後で。
 笑顔で出迎えてくれたニコライに更なる申し訳なさが募った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~

いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。 地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。 「――もう、草とだけ暮らせればいい」 絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。 やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる―― 「あなたの薬に、国を救ってほしい」 導かれるように再び王都へと向かうレイナ。 医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。 薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える―― これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。 ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

あなたの重すぎる愛は私が受け止めます

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のクリスティーヌは、ある日自分が、前世で大好きだった漫画のヒロインに転生している事に気が付く。 だが、彼女が転生したヒロインは、前世で大好きだった悪役令息、アルフレッドを死に追いやった大嫌いなキャラクターだったのだ。自分の顔を見るだけで、殺意が湧くほど憎らしい。 でも… “私は前世で大好きだったアルフレッド様が心から愛した相手。という事は、これからは私が愛するアルフレッド様を全力で愛し抜けばいいのでは? そうよ、私がアルフレッド様を幸せにすればいいのよ! 私を悪役ヒロイン、クリスティーヌに転生させてくれてありがとう!私、絶対にアルフレッド様を幸せにして見せるわ!“ そう心に誓ったクリスティーヌだったが、現実はそう甘くはなくて… 前世の記憶を取り戻したクリスティーヌが、アルフレッドからの重い愛を全力で受け入れつつ、彼を守るため奮闘するお話しです。 ご都合主義全開ですが、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m 他サイトでも同時連載しています。

【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜

光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。 それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。 自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。 隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。 それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。 私のことは私で何とかします。 ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。 魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。 もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ? これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。 表紙はPhoto AC様よりお借りしております。

王女殿下のモラトリアム

あとさん♪
恋愛
「君は彼の気持ちを弄んで、どういうつもりなんだ?!この悪女が!」 突然、怒鳴られたの。 見知らぬ男子生徒から。 それが余りにも突然で反応できなかったの。 この方、まさかと思うけど、わたくしに言ってるの? わたくし、アンネローゼ・フォン・ローリンゲン。花も恥じらう16歳。この国の王女よ。 先日、学園内で突然無礼者に絡まれたの。 お義姉様が仰るに、学園には色んな人が来るから、何が起こるか分からないんですって! 婚約者も居ない、この先どうなるのか未定の王女などつまらないと思っていたけれど、それ以来、俄然楽しみが増したわ♪ お義姉様が仰るにはピンクブロンドのライバルが現れるそうなのだけど。 え? 違うの? ライバルって縦ロールなの? 世間というものは、なかなか複雑で一筋縄ではいかない物なのですね。 わたくしの婚約者も学園で捕まえる事が出来るかしら? この話は、自分は平凡な人間だと思っている王女が、自分のしたい事や好きな人を見つける迄のお話。 ※設定はゆるんゆるん ※ざまぁは無いけど、水戸○門的なモノはある。 ※明るいラブコメが書きたくて。 ※シャティエル王国シリーズ3作目! ※過去拙作『相互理解は難しい(略)』の12年後、 『王宮勤めにも色々ありまして』の10年後の話になります。 上記未読でも話は分かるとは思いますが、お読みいただくともっと面白いかも。 ※ちょいちょい修正が入ると思います。誤字撲滅! ※小説家になろうにも投稿しました。

病めるときも健やかなるときも、お前だけは絶対許さないからなマジで

あだち
恋愛
ペルラ伯爵家の跡取り娘・フェリータの婚約者が、王女様に横取りされた。どうやら、伯爵家の天敵たるカヴァリエリ家の当主にして王女の側近・ロレンツィオが、裏で糸を引いたという。 怒り狂うフェリータは、大事な婚約者を取り返したい一心で、祝祭の日に捨て身の行動に出た。 ……それが結果的に、にっくきロレンツィオ本人と結婚することに結びつくとも知らず。 *** 『……いやホントに許せん。今更言えるか、実は前から好きだったなんて』  

【完結】私、四女なんですけど…?〜四女ってもう少しお気楽だと思ったのに〜

まりぃべる
恋愛
ルジェナ=カフリークは、上に三人の姉と、弟がいる十六歳の女の子。 ルジェナが小さな頃は、三人の姉に囲まれて好きな事を好きな時に好きなだけ学んでいた。 父ヘルベルト伯爵も母アレンカ伯爵夫人も、そんな好奇心旺盛なルジェナに甘く好きな事を好きなようにさせ、良く言えば自主性を尊重させていた。 それが、成長し、上の姉達が思わぬ結婚などで家から出て行くと、ルジェナはだんだんとこの家の行く末が心配となってくる。 両親は、貴族ではあるが貴族らしくなく領地で育てているブドウの事しか考えていないように見える為、ルジェナはこのカフリーク家の未来をどうにかしなければ、と思い立ち年頃の男女の交流会に出席する事を決める。 そして、そこで皆のルジェナを想う気持ちも相まって、無事に幸せを見つける。 そんなお話。 ☆まりぃべるの世界観です。現実とは似ていても違う世界です。 ☆現実世界と似たような名前、土地などありますが現実世界とは関係ありません。 ☆現実世界でも使うような単語や言葉を使っていますが、現実世界とは違う場合もあります。 楽しんでいただけると幸いです。

【完】隣国に売られるように渡った王女

まるねこ
恋愛
幼いころから王妃の命令で勉強ばかりしていたリヴィア。乳母に支えられながら成長し、ある日、父である国王陛下から呼び出しがあった。 「リヴィア、お前は長年王女として過ごしているが未だ婚約者がいなかったな。良い嫁ぎ先を選んでおいた」と。 リヴィアの不遇はいつまで続くのか。 Copyright©︎2024-まるねこ

追放聖女35歳、拾われ王妃になりました

真曽木トウル
恋愛
王女ルイーズは、両親と王太子だった兄を亡くした20歳から15年間、祖国を“聖女”として統治した。 自分は結婚も即位もすることなく、愛する兄の娘が女王として即位するまで国を守るために……。 ところが兄の娘メアリーと宰相たちの裏切りに遭い、自分が追放されることになってしまう。 とりあえず亡き母の母国に身を寄せようと考えたルイーズだったが、なぜか大学の学友だった他国の王ウィルフレッドが「うちに来い」と迎えに来る。 彼はルイーズが15年前に求婚を断った相手。 聖職者が必要なのかと思いきや、なぜかもう一回求婚されて?? 大人なようで素直じゃない2人の両片想い婚。 ●他作品とは特に世界観のつながりはありません。 ●『小説家になろう』に先行して掲載しております。

処理中です...