強く儚い者達へ…

鏡由良

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炎の追憶

炎の追憶 第5話

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――― 力こそ全て。

 それがこの世の摂理であり、真理であるはず。
 力があれば苦しみも悲しみも無く、平和に暮らせるものだと思っていたリムはジェイクの対応に納得が出来ないようで、ざわついた心のままベッドへと身を投げた。
(解らない…力があれば、沢山のものを護れるんじゃないのかっ…?)
 例え力があるが故失うものがあるのだとしても、それは力がないからこそ失ったものと比べると大したものでは無いと思う。力の無い者が失ったもの…それは、リム自身が失ったもの…。家族であり、大切な親友であり、敬愛すべき師。そして、己の誇り…。これ以上に、何を失うというのか?
(力があればなんだって護れるのに…)
 力が無いからこそ、失った。力があれば、護りきれた。
 考えてもやはりリムはジェイクの言葉を理解する事ができなかった。

――― 力こそ全て。それがこの世の真理。

(力があるから、ジェイクは解らないんだ…。…力があるから、無い奴の苦しみや悲しみが理解できないんだ…)
 自分のように惨めな思いをすれば考えが変わるに決まっている。業を背負えば、きっと…。
 其処まで考えてリムは己が卑屈になっている事に気がついて、ベッドから身を起こすと頭から雑念を振り払うように首を振り、大きな溜め息を一つ落とす。
「…餓鬼…」
 それは己への言葉。
 自分が一番可哀想だと思って、なんになる?誰かの同情や憐れみを欲しているわけではないのなら、こんな卑屈な考えは捨てるべきだ。
 リムは自分がジェイクに嫉妬しているのだと素直に認める。力のあるジェイクが羨ましい、妬ましい。自分もあんなふうに強くなりたいのに、いつまでたっても伸び悩む。強くなりたいと躍起であるが故、ジェイクの力を欲していない口ぶりが腹立たしいのだ。
(師匠も幸斗さんも、私には才能があると言ってくれたっ…でも、ジェイクほどの才があるなんて、思えない…)
 師が去ってからのこの数十年、能力は昔と変わっていない気がする。いや、昔よりは強くなってはいる。だが、それは微々たるもの。第二の覚醒が起こればまた急激に力は伸びるのだろうが、それでも、届かない。
(遠い…)
 いつになれば、自分は過去と決別する為の糸口に触れる子とが出来るのだろうか?
 いつになれば、親友と姉を助け出し、昔のように笑うことが出来るのだろうか…?
 ジェイク程強くなりたい。師と肩を並べれるほど、強く…。
 それは無理だと解っているからの、羨望。生まれながら定められた上限は彼らに届くところにはないと、誰よりもリムが理解していた。
(…それでも、私は強くならなくちゃいけないんだっ…!)
 諦めない。絶対に。
 諦めてしまえば、自分は自分でなくなってしまうから。
「―――っよしっ!明日も修行、頑張るぞっ…!!」
 マイナス思考は此処でストップとばかりにリムはベッドから上体を起こし、気合いを入れるように頬を叩いた。
 焦っても何も変わらないと言い聞かせ、意識を切り替えれば、腹が鳴る。そう言えば昼から何も食べていなかったことを思い出し、間もなくできるであろう夕食を求めて階下へと降りてゆく。
 廊下に出れば、美味そうな匂いが下から漂ってきて、意識した空腹にまた腹が悲鳴を上げていた。
(今日の当番は確か烈火だったよな……あいつ、見かけによらず料理巧いんだよなぁ)
 階段を降りながら、男のくせに。と笑うリム。自分もそこそこ作れるとは思うが、あくまでも『食べれる』範囲で美味いというだけ。氷華も巧いと言えば巧いが、さすが女の子と言うべきか、作るものはどれも甘ったるいお菓子のようなものが殆ど。ジェイクに至っては論外だ。
(強いけど、料理はからっきしだよな、ジェイクは)
 3人と行動を共にするようになってから、リムは食事は当番制にしようと提案した。その時の氷華と烈火の反対を思い出すと、今でも笑ってしまう。死にたくないと必死な烈火と、私が変わりに作るから!と言う氷華。そんなに酷いのかと、一度好奇心で作らせた事があったのだが…。
(あれは、どんなに腹が減っていても手を伸ばしたいとは思わないな)
 思わずジェイクを目の前にはっきり『不味い』と言ってしまったぐらい、彼の料理は食べれたものではなかった。料理をした事がないと言っていたが、まさか此処までとは…なんて、思ったほどだ。それ程までに、ジェイクの料理は酷かった。
(烈火達と出会うまではどうしてたんだろう?)
 旅をしていると言ったジェイクだが、烈火達と出会う前はずっと店に入っていたのだろうか?
 リムは金が尽きたりしないのかと疑問に思いながらも他の皆が居るリビングへと顔を見せれば、
「お、今出来たところだぞ」
 と、烈火に鼻が利くな、と茶化された。夕食が出来れば呼びに来いと言っておきながら、呼ばれる前に下りてきたのならそう言われても反論はできない。
「たまたまだ。たまたま」
 犬や狼と一緒にしないでくれと肩を竦ませながら、テーブルに並べられた美味そうな料理を前に思わず笑顔が零れてしまう。
「冷めないうちに食えよ」
 最後の料理を皿に盛り、どうぞと進めてくれる烈火に氷華とシーザは元気よく「いただきまーす!」とそれらを皿に取り分けて口に運ぶ。リムは二人より先に手を伸ばしていたり。
 慌てなくても充分量はあるのだが、それでも口に放り込んで、皿が空になればすぐにそれを満たす為に別の料理に手を伸ばす。美味しい美味しい!と満足そうに頬張るシーザに、それはよかったと烈火も遅ればせながら席につく。
 がっつく4人を前に、ジェイクは苦笑を漏らしながら、一人ゆっくりと食事を進めた。
 大方の皿が空になる頃には腹の満たされた子供達はもう食べれないと椅子に座ったまま伸びをする。シーザは小さな子竜の姿に戻りテーブルの上で丸まって満腹感に幸せそうな寝息を立て始め、氷華もくるしー!と美味しすぎて食べ過ぎちゃった…!と苦笑い。そんな2人に、作り概があるよと笑いながら皿を片す烈火。ジェイクは4人の食事が終る前に席を立ち、夕方と同じようにソファーに腰掛け本を読んでいた。
(…ちょっと前までは、一人が普通だったのに…)
 始終笑顔で烈火を手伝う氷華に、満たされた顔をして眠るシーザ。口では邪魔だと言いながら、ちゃんと氷華の相手をする烈火に、そんな子供達を少し離れて優しく見守るジェイクの姿。
「どうかしたのか…?」
 本に目を落としたまま、気付いた視線に尋ねてくる男になんでもないと答え、穏やかな日々を望んでしまう自分がいる事にリムは悲しそうに力ない笑いを落とし、席を立った。
 当たり前だと思ってはいけない。この穏やかな時間がずっと続けばいいなんて、望んではいけない…。
 そう。…全てを、終らすまでは…。
(振り返るなっ…!…剣を取り、前を向いて歩けっ…!)
 平穏なら捨ててきた。自分が歩くのは、血塗られた修羅の道、なのだから…。
 助け出すまでは、足を止めてはいけない。
 奴等の息の根を止めるまでは、立ち止まってはいけない…。
 リムはそう心を改めて復讐へと向け、明日に備えて今日はもう眠ろうとした。
 すると、彼女が階段を上ろうとしたまさにその時だった。
「!!烈火!誰も家から出すなっ!!」
 ジェイクが読んでいた本を放り投げ、その次の瞬間、彼の姿は消えてしまったではないかっ!
 ばさっ…と、投げられた本が床に落ちる音が静まり返った空間に響く。
「だ、ダンナ…?」
 皿を片していた烈火が消えた姿に彼を呼んでみたものの、返事は返ってこない。
 一体、何が起こったというのだろうか…?
 音が無くなったかのように、無音の空間がリム達を包み込んだ。意味が解らないと氷華は苦笑いを浮べ、彼が放った本を床から拾い上げようと手を伸ばす。だが…。
「!!!な、なんだっ…!?」
「―――っ…す、凄い魔力だわっ…」
 烈火は手にしていた皿を落とし、割れる音が響く。だが、その音は轟く爆発音にかき消され、彼等の耳には届く事は無かった…。
 眠っていたシーザは異変に目覚めると再び人型にトランスし、氷華は感じる戦闘力に子供から大人へと力を解放する。烈火もそれに倣い、直手の届く範囲において置いた槍に手を伸ばし、おそらく訪れるであろう戦闘に生唾を飲み込んだ。
「…この魔力……Aクラス…?」
 リムの震える声に、返事は返されない。緊張が走る空間に、呑気に話していられるほど自分達は強くないのだから。
 何度かけたたましい爆発音が鳴り響き、その度に身を震わせてしまう事が情けなかった。
「…ダンナっ…!」
 無事を祈る烈火の声に、リムはジェイクが姿を消した理由が漸く解った。誰よりも早く何者かが此処に近付いてきていることを感じ取り、できればこの場から立ち去ってもらおうと一人侵入者へのもとへと向かったのだろう。
(私には、感じることすら出来なかった…)
 今でこそ侵入者の存在を感じる事が出来るものの、それはおそらくジェイクが何者かと戦っているから。Aクラスの戦闘力が、開放されたから…。
 痛感する。ジェイクとの差を。世界との、差を。
 焦るなと言い聞かせていたのに、力の差があることはどうしようもないと分かっていたはずなのに…。焦らないと、決めていたはずなのに……。
(ちくしょうっ…!!)
「!あっ!!リムっ!馬鹿野郎っ!!!!死にたいのかっ!?」
 飛び出そうとしたリムの行く手を阻むのは、ジェイクに仲間をこの空間から出すなと言われていた烈火。相手の戦闘力はAクラスで自分達は戦力外だと解っているから、戦っている彼の足手まといになるような真似はできない。それをリムがすることも、許せない。いくらジェイクと言えど、戦闘力がDクラスのリムを護りながら戦うなんてできるわけがないだろうから。
「退けっ!烈火!!!」
 止めるなと凄む彼女にふざけるなと怒声を張り上げる烈火。シーザと氷華は外にはジェイクがいるから大丈夫だが、家の中で一戦繰り広げられそうだとハラハラしながらそのやり取りを見守っていた。
「気は確かか!?お前だってレベルの差を感じてるんだろうが!死ぬぞ!?」
「煩いっ!死ぬ事なんて怖くは無いっ…!戦うべき相手から尻尾を巻いて逃げる方がごめんだ!!」
 むしろ戦って死ぬなら本望だとリムは言う。それに烈火の怒りは頂点に達した。
 幾ら焦りと苛立ちに取り乱していようとも許せる言葉と許せない言葉が人にはあり、彼女の言葉が烈火のそれに当たる。最も許せない、命を軽んじる言葉…。
「てめぇーが死に急ぎたいっていうのは勝手だけどな、お前が飛び出した事でダンナにもしもの事があったらどうするんだ!?死にたきゃ一人でくたばってろ!!」
 女の胸倉を掴み、額が触れるか触れないかの距離まで顔を近づけ、睨みつける烈火。その眼光に宿るのは憎悪にも似た、怒り。
 お前一人の身勝手な行動で命を落とす人がいるかもしれないと言うことを知るべきだ。弱い奴が吼えるな!とリムの我侭に付き合いきれないとその手を放す烈火。
「…ど、どうしちゃったの…烈火……あんなにキレやすいキャラじゃないでしょ…?」
 普段の彼はいつも笑っていて、口は悪いがよっぽどの事が無い限りこうやってキレることなど無かっただろうに…。
「わ、解らないわよ…」
 何かに苛立っている、というよりも、気が立っているに近いその様子に、烈火のこめかみを額に滲む汗が伝うのを見た。
 それは、極度の緊張から吹き出す汗…。
「…リム…剣をしまえ…」
 彼女に、手にしていた武器を下ろせと烈火が命じる。そうすれば、俺もこの槍をお前の首から外すから。と…。
 烈火の眼光から怒りが消え、懇願の色が濃くなった。それにリムは頭に血が上っていたのは自分の方だと気が付いて、烈火が止めてくれなければ自分は死んでいたかもしれないと感じた。
「…悪い…」
 おずおずと鞘に剣を収めるリムに、烈火は安堵の息を漏らして槍をリムの首筋から放してやる。
「…いや、いいよ…お前の気持ちは解らないでもないから…。ただ、言ったよな?死に急ぐような真似はしないでくれ。俺は目の前で仲間が死んでいくところはもう見たくないんだ」
「…烈火…?」
 悲しげに笑うその姿に、違和感を感じずにはいられない。
 リムはどういう意味だ…?と言葉の意味を尋ねようとした、その時…。
「!ダンナ!」
「!!ジェイク!大丈夫だった!?」
 空間に戻ってきた男の姿に緊張に張り詰めていた空気が一瞬で和らいだ。
 烈火はリムを押しのけかけより、氷華も所々切られた痕の残るマントに訪問者は相当な実力を有していたことを悟り、心配そうに顔を歪めた。
「ああ、平気だよ。…外傷はない」
 回復する必要はないと言い、相手は?と尋ねるリムに「お帰り願った」と彼は笑う。それ以上は何も言わず、氷華が拾った本を受け取ると、再びソファに深く腰掛け、それに目を落とし始めるジェイク。
 苛立ちを覚えるのはリムで、彼女は彼の手から本を取り上げて、
「相手は何者だったんだ…?!」
 と、教えろと睨みつけた。
 自分には知る権利があるはずだ。此処は自分の家で、相手はこの家にやってきた『客人』なのだから。
「…名声を求める者さ」
 穏やかに笑い、教えたのだから本を返してもらえるか?と手を差し出す。
 烈火とシーザは、彼の言葉に首を傾げ、氷華は目をパチパチと瞬かせていた。そして、リムは…。
「…師匠達が、目的だったのか…?」
「そういうことになるかな」
「どうして殺さなかったんだっ!!」
 何を呑気に笑っているのかと怒りを露にジェイクを非難した。
 生かしておけば、敵はまた必ず現れる。此処じゃなくとも、いつか師の下に…。
「師匠は魔法が全く使えないんだぞっ…!!!」
 師達の身に何かあったらどうするんだ!と焦るリムに、ジェイクは落ち着けとそれを宥めようとする。
「よく考えろ。リム。…例え魔法が使えない身体であるとしても、ケイが勝てない相手に俺が敵うわけが無いだろう?相手は"DEATH-SQUAD"の元S班4thだぞ?」
 ジェイクは、先の相手は三下だと言い、大丈夫だからと笑いながら彼女の手から本を抜き取ると再びそれに目を落とした。
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