117 / 228
第116話 理由 シチュー 家族
しおりを挟む
「ユキさんの故郷ってのどかですねぇ…」
僕は今ユキさんと手を繋いで大樹?までお散歩中。
僕はユキさんとお手手を繋いでいる!
「まあ何もないところですけどね、私はこの田舎が嫌になって町に出たんですけど…やっぱり帰ってくると恋しいというか…」
なんか意外だな、私こんな田舎はイヤ!とか言うタイプじゃないと思ったんだけど。
「おや、ユキちゃんじゃないか、なんだい男と手なんて繋いで、やっと結婚する気になったのかい?」
「ちょ、おばさん、違いますよ!これは…その…ちゃうんやで!」
あーあ…おばさんのせいで手離されちゃったんやで。
「なんだい初々しいねぇ…まあ仲良くやんなよ!おばちゃん邪魔しないからさ!」
僕に親指をグッと立てて歩いて行くおばちゃん、今まさに邪魔をしたおばちゃん。
「すみません…なんせ小さい村なので…」
「いや良いと思いますよ、みんな仲良さそうで何よりです。」
「まあそれはそうなんですけど…あっ、もうすぐ大樹ですよ!」
いや無いよ?大樹って大きい木だよね?おじさんの名前とか言わないよね?
「あそこです!落ちないように気をつけて下さいね」
そう言われて少し進んでいくと急に大きな穴?あっぶねぇなここ。
穴の中には立派な木が一本立っていた。確かに大樹だわ…タイジュ叔父さんじゃないわ…
「この村の守り神なんですよ。帰って来た時と出発する前はこうしてお祈りをするんです。まあ気休めだとは思いますけどね。」
「なるほど、じゃあ僕もお祈りしておこうかな」
ユキさんの真似をして僕もお祈り。そういや今まで神頼みなんてした事なかったな…。最近神って聞くとビール飲んでるヤツの顔がチラつくんだよね。
「この穴の下ってどうなってるんですか?」
かなり深い、底は見えないし気にならない?
「分からないですねぇ、降りたら絶対帰って来れないですし…」
今度誰かと来たら潜ってみようかな、オバケとか出たら怖いし、ギャースとか叫んでるのユキさんには見られたくないし。
「あの、このタイミングで聞くのもなんなんですけど…どうしてこの村までの護衛を僕に頼んだんですか?」
ユキさんは少しの沈黙の後に口を開く。
「いえ…その…ショウさんに見て欲しかったんです。私の自慢の故郷…私が生まれ育った場所を…」
「確かにのどかで綺麗で、みんな暖かい良い村ですね。ユキさんが優しくて可愛く育ったのも分かる気がします」
「かわ!可愛いですか!?ショウさんから見て私可愛いんですか!?」
「可愛いですよ!?今の感じも特に!」
「へ、へぇー…そうか、そうなんだ、へへっ」
この人が可愛くなかったらどうなる?!いやなんだろ…分からん!きっと大変だ!太陽とか消えるかも!
「そ、そろそろ帰りますか!是非夕食を食べて行って下さい。私が帰ると絶対シチューを作ってくれるんです。」
お家ご飯?母親の?絶対美味しいよ!
「じゃあお言葉に甘えて…楽しみですね」
そして来た道を引き返す僕達、途中でまた色々なおじさんとおばさんから冷やかされる僕ら、でも悪い気はしないんだよね。あったけぇ村だよ本当。
「ただいまー」
「お邪魔しまーす」
「あ!帰ってきた!今お母さんがシチュー作ってるよ!ショウさんも食べてくの?!」
「そうだね、ご馳走になろうかな」
ナツちゃんは元気なユキさんって感じだな。なんか新鮮な感じ。
しばらく三人で談笑しているとお母さんがシチューを持って現れた、そういえば名前ってなんだろ。
「美味しそうですね、あの、そういえばお母さんの名前って…」
「そういえば言ってなかったね、モエだよ、まあお母さんって呼んで貰っても構わないけどねぇ」
「お母さん!何言ってるの!?」
ん?ユキさんどうしたの?あぁ、そう言う事か…。
「まあモエさんって呼びますね。それにしてもこの香り…食欲をそそりますね」
「ユキの好物なんだよ、子供の頃から好きでねぇ…帰ってきたら決まってこれさ」
「もう!お母さんそれは良いから!早く食べましょう!」
「お腹空いたよー」
女三人か、モエさんも色々苦労があったのだろう。娘二人を立派に育て上げた立派なお母さんだね。
全員で食卓についてシチューを食べる。なんだこの…涙が出るような懐かしい味は…美味いよ母さん!
「おや、気に入って貰えたようで何よりだねぇ、おかわりもいっぱいあるからどんどん食べな!」
「はい!頂きます!お母さんおかわり!!」
「おやおや、息子まで出来ちまったよ。本当に息子になったら毎日でも…」
「お母さん!!私もおかわり!!」
「ユキ、そんな目で見るんじゃないよ…冗談じゃないか」
ユキさんは顔を真っ赤にしてお母さんを睨んでいる。そんな顔もキュート!
「お姉ちゃんって分かりやすいよねぇ、ショウさんライバル多そうだし早くしないと誰かに…」
「ナツ!あとでショウさんがチョコレートくれるって!」
言った?まあ別にあげるけど。
「我が姉ながら…素直じゃないんだから…。まあチョコレート貰えるなら良いや!」
顔を真っ赤にしたユキさんとそれを見て笑うモエさんとナツちゃん。良いなぁ…どこも温もりで溢れているよ。
美味しすぎてちょっと食べすぎた…。
食後のお茶を飲みながら少し休憩しているのだが…。
「ショウさん!あの…チョコレートを…その…」
ナツちゃんまだ食べるの!?
まあ約束だしね。僕は何も言ってないけど。
「じゃあお風呂入ってからデザートでも食べますか」
「ショウさん、申し訳無いんだけどお風呂はないのさ、高級品だからねぇ…」
「任せて下さい、僕のユニークスキルに案内しますよ」
地下室の扉を出し、みんなで降りていく。
ユキさんはいつもの事だが二人はかなり動揺しているかな?
「なにここ!!見た事ないものいっぱい!!」
「たまげたね…こんなの夢物語じゃないか…」
今度は僕がおもてなしをする番ですね!!
僕は今ユキさんと手を繋いで大樹?までお散歩中。
僕はユキさんとお手手を繋いでいる!
「まあ何もないところですけどね、私はこの田舎が嫌になって町に出たんですけど…やっぱり帰ってくると恋しいというか…」
なんか意外だな、私こんな田舎はイヤ!とか言うタイプじゃないと思ったんだけど。
「おや、ユキちゃんじゃないか、なんだい男と手なんて繋いで、やっと結婚する気になったのかい?」
「ちょ、おばさん、違いますよ!これは…その…ちゃうんやで!」
あーあ…おばさんのせいで手離されちゃったんやで。
「なんだい初々しいねぇ…まあ仲良くやんなよ!おばちゃん邪魔しないからさ!」
僕に親指をグッと立てて歩いて行くおばちゃん、今まさに邪魔をしたおばちゃん。
「すみません…なんせ小さい村なので…」
「いや良いと思いますよ、みんな仲良さそうで何よりです。」
「まあそれはそうなんですけど…あっ、もうすぐ大樹ですよ!」
いや無いよ?大樹って大きい木だよね?おじさんの名前とか言わないよね?
「あそこです!落ちないように気をつけて下さいね」
そう言われて少し進んでいくと急に大きな穴?あっぶねぇなここ。
穴の中には立派な木が一本立っていた。確かに大樹だわ…タイジュ叔父さんじゃないわ…
「この村の守り神なんですよ。帰って来た時と出発する前はこうしてお祈りをするんです。まあ気休めだとは思いますけどね。」
「なるほど、じゃあ僕もお祈りしておこうかな」
ユキさんの真似をして僕もお祈り。そういや今まで神頼みなんてした事なかったな…。最近神って聞くとビール飲んでるヤツの顔がチラつくんだよね。
「この穴の下ってどうなってるんですか?」
かなり深い、底は見えないし気にならない?
「分からないですねぇ、降りたら絶対帰って来れないですし…」
今度誰かと来たら潜ってみようかな、オバケとか出たら怖いし、ギャースとか叫んでるのユキさんには見られたくないし。
「あの、このタイミングで聞くのもなんなんですけど…どうしてこの村までの護衛を僕に頼んだんですか?」
ユキさんは少しの沈黙の後に口を開く。
「いえ…その…ショウさんに見て欲しかったんです。私の自慢の故郷…私が生まれ育った場所を…」
「確かにのどかで綺麗で、みんな暖かい良い村ですね。ユキさんが優しくて可愛く育ったのも分かる気がします」
「かわ!可愛いですか!?ショウさんから見て私可愛いんですか!?」
「可愛いですよ!?今の感じも特に!」
「へ、へぇー…そうか、そうなんだ、へへっ」
この人が可愛くなかったらどうなる?!いやなんだろ…分からん!きっと大変だ!太陽とか消えるかも!
「そ、そろそろ帰りますか!是非夕食を食べて行って下さい。私が帰ると絶対シチューを作ってくれるんです。」
お家ご飯?母親の?絶対美味しいよ!
「じゃあお言葉に甘えて…楽しみですね」
そして来た道を引き返す僕達、途中でまた色々なおじさんとおばさんから冷やかされる僕ら、でも悪い気はしないんだよね。あったけぇ村だよ本当。
「ただいまー」
「お邪魔しまーす」
「あ!帰ってきた!今お母さんがシチュー作ってるよ!ショウさんも食べてくの?!」
「そうだね、ご馳走になろうかな」
ナツちゃんは元気なユキさんって感じだな。なんか新鮮な感じ。
しばらく三人で談笑しているとお母さんがシチューを持って現れた、そういえば名前ってなんだろ。
「美味しそうですね、あの、そういえばお母さんの名前って…」
「そういえば言ってなかったね、モエだよ、まあお母さんって呼んで貰っても構わないけどねぇ」
「お母さん!何言ってるの!?」
ん?ユキさんどうしたの?あぁ、そう言う事か…。
「まあモエさんって呼びますね。それにしてもこの香り…食欲をそそりますね」
「ユキの好物なんだよ、子供の頃から好きでねぇ…帰ってきたら決まってこれさ」
「もう!お母さんそれは良いから!早く食べましょう!」
「お腹空いたよー」
女三人か、モエさんも色々苦労があったのだろう。娘二人を立派に育て上げた立派なお母さんだね。
全員で食卓についてシチューを食べる。なんだこの…涙が出るような懐かしい味は…美味いよ母さん!
「おや、気に入って貰えたようで何よりだねぇ、おかわりもいっぱいあるからどんどん食べな!」
「はい!頂きます!お母さんおかわり!!」
「おやおや、息子まで出来ちまったよ。本当に息子になったら毎日でも…」
「お母さん!!私もおかわり!!」
「ユキ、そんな目で見るんじゃないよ…冗談じゃないか」
ユキさんは顔を真っ赤にしてお母さんを睨んでいる。そんな顔もキュート!
「お姉ちゃんって分かりやすいよねぇ、ショウさんライバル多そうだし早くしないと誰かに…」
「ナツ!あとでショウさんがチョコレートくれるって!」
言った?まあ別にあげるけど。
「我が姉ながら…素直じゃないんだから…。まあチョコレート貰えるなら良いや!」
顔を真っ赤にしたユキさんとそれを見て笑うモエさんとナツちゃん。良いなぁ…どこも温もりで溢れているよ。
美味しすぎてちょっと食べすぎた…。
食後のお茶を飲みながら少し休憩しているのだが…。
「ショウさん!あの…チョコレートを…その…」
ナツちゃんまだ食べるの!?
まあ約束だしね。僕は何も言ってないけど。
「じゃあお風呂入ってからデザートでも食べますか」
「ショウさん、申し訳無いんだけどお風呂はないのさ、高級品だからねぇ…」
「任せて下さい、僕のユニークスキルに案内しますよ」
地下室の扉を出し、みんなで降りていく。
ユキさんはいつもの事だが二人はかなり動揺しているかな?
「なにここ!!見た事ないものいっぱい!!」
「たまげたね…こんなの夢物語じゃないか…」
今度は僕がおもてなしをする番ですね!!
62
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
転生?したら男女逆転世界
美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。
※カクヨム様にも掲載しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる