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第117話 かき氷 泥酔姉妹 肩凝り
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「まずお風呂かな、ユキさんは詳しいので使い方を聞いて下さいね」
「ショウさんのスキルってなんかイメージと違うんだね…火を出したりとかだと思ったけど地下室を出すスキルって…」
何かな?火は良いのに地下室はダメなのかな?
「お風呂なんてユキに会いに行った時以来だよ、村では水浴びくらいしか出来ないからね」
「実はここ…お酒も飲み放題なの…」
ユキさん、家族の前でもう一本オバケになる気!?いや良いのか…家族の前だし。
「それは楽しみだねぇ!まずお風呂に連れてって貰おうかね。」
「お姉ちゃんいつもこの地下室来てるの!?ずるいよ!」
「いつもは来てません!ショウさんだって忙しいんだから!さぁお風呂行きましょう!」
僕も風呂に入るか、向こうは家族でゆっくりしたら良いよ。
しかし風呂が無いのか…ガルドーンの爺さんだったら温泉とか出せないのかな?
後で会ったら聞いてみようっと。
僕は風呂を出てソファで寛ぐ、しかし甘いものか…何が良いかな。
風呂上がりだし何か…冷たいものか…
カキ氷とかどうだろうか、あのなんか原型留めてないタイプのヤツ!
フワフワ氷タイプのかき氷機をポイント交換し、試しに作ってみる事にした。
宇治金時とか良いのではなかろうか…
涼しげな器をかき氷機にセットしボタンを押すとフワフワのカキ氷が降ってくる。
結構丸くするの難しいな…まあ良いか、僕かき氷で食ってくわけじゃないし。
小豆に抹茶シロップ、ソフトクリームに練乳を、適当にドーン!
綺麗に盛り付けしてる間に溶けたら元も子もない!素人は調子に乗ってはいけないのだ。
出来上がったかき氷を食べてみるとこれは美味しい…ヒール風呂のおかげで虫歯もないしアイスクリーム頭痛にだけ気をつければ永遠に食べられるな。
かき氷を一人で楽しんでいると三人がパジャマ姿で風呂から出てきた。
やっぱり初めてのシャンプーとリンスをした後って見違えるほど髪が綺麗になるね。
「ショウさん!すごいよあのシャンプーとリンスっていうの!髪の毛サラサラだよ!」
「私も若返ったようだよ、お風呂も大きくて気持ちいいし最高だったねぇ」
「いつ入っても良いですよねここのお風呂、あれ?ショウさん何食べてるんですか?」
ユキさんは僕が食べているかき氷にいち早く気がつく、流石の観察眼っすね。
「これはかき氷っていって氷のお菓子ですね。試しに作ったんですけど美味しいですよ、みんなもどうですか?」
「氷のお菓子!!何それ!!食べる!」
「氷を食べるのかい?想像も付かないねぇ」
「ショウさんの作るものは全部美味しいですからね!頂きます!」
全員にかき氷を作りトッピングはお任せだ。色々準備したからね!
みんなそれぞれ楽しそうに色々乗せて…
「あの…ユキさん?一体何を?」
ユキさんはなんの迷いもなく白ワインをドバドバとかけている…。お菓子って僕言ったと思うんだけど…
「絶対美味しいですよ!間違いないです!」
間違いないなら良いか!最終的には絶対こうなってたし!
モエさんは小豆が気に入ったらしく練乳と小豆、ソフトクリームを綺麗に盛り付けている。流石お母さん!娘さん酒かけて食ってますよ!
「お風呂上がりに最高だねぇ…あぁ、火照った身体に染みるねぇ、そしてこの濃厚な甘さ。ショウさん、ありがとうね。」
喜んでくれて良かった。シチューのお礼もあるしね。
そしてナツちゃんは…何それ?アリでも呼ぶの?
ナツちゃんの目の前にはソフトクリームや練乳、小豆にチョコソース、果物などの山が出来上がっていた。
「ねぇナツちゃん…それ全部食べられるの?」
「私甘いものは別腹だからね!このくらい食べておかないと!」
美味しそうに食べるけどお腹壊さない?まあヒール風呂入れば良いか…。
「ユキの飲んでるのは酒かい?ちょっと私にもおくれよ」
「え!お姉ちゃんだけお酒飲んでるの!?ずるいよ!私にもちょうだい!!」
そしてお酒につられて全員でBARへ、かき氷つまみに良く酒飲めるな…
モエさんは身体が冷えたと言い熱燗を飲んでいる。ジョッキで…。
なんでここに来る人ジョッキで日本酒飲めるの?
「いやぁ美味しい!!この日本酒っていう酒!たまらないよ!」
「お母さん!このカクテルも甘くて美味しいよ!どんどん飲めちゃうよ!」
ナツちゃんって激甘党?そんな糖分取って砂糖の汗とか出ない?
「本当に最高ですよこのもう一本…いくらでも飲めちゃいますよぉ」
ワインね、もう一本なんていうイカれた居酒屋で出しそうな名前の酒なんてないよ。
せっかく地下室に来たんだ、ここで酔い潰れて終わるのも…
花見行こうか、ヴォルフとかと騒いで以来使ってないし。
「みんなでお酒もって花見に行きましょう。綺麗なもんですよ。」
「あー…ギルド長が言ってたヤツですねぇ、行きましょう行きましょう!」
「花かい?まあ行ってみようかね」
「お花ならうちでも見られるんだけど、ショウさんが行くなら行くー」
普通の花じゃないんだぜ、いや…花は花か。
夜桜にしようか、もう外は夜だしね。
「こ、これは見事なもんだね!なんていう花だい?こんな綺麗な花見た事ないよ…」
「わぁ!わぁ!すごいすごい!早く飲もうよ!この花見ながら!」
「ショウさぁん、すごいですね!とっても綺麗ですぅ…」
足が痛くないようにマットレスを敷こう。
ツマミも複数用意してのんびりと桜を見ながら…
「ショウさぁん、こっちで一緒に飲みましょうよぉ」
「ダメだってばぁ、ショウさんは私と飲むんだってばぁ」
ペース早すぎるんだよねいつも…まあ楽しんでるから良いんだけど。
「あんた達!なんて格好してるんだい!ショウさんの前だよ!」
モエさん、酒超強いっすね。ジョッキから一升瓶にクラスチェンジしてるじゃないですか。
娘二人は服がはだけてあられもない姿になっている…。
お母さんの前だ!我慢しろショウ!
「ショウさんすまないねぇ…この子らは中途半端に強いから限界まで飲んじゃうんだよ。酒は高級品なのにねぇ…」
そうですね、その一升瓶って何本目ですか?
「でもうちの娘は二人とも見た目だけは良いと思うんだよ。なんなら二人共貰ってくれても良いんだよ?私は少し席を外すからこのまま勢いでやっちまっても…」
お母さん!?そんな事して良いの!?全部終わった後にモエさんに会うの超気まずいんだけど!
「いやいやいや!そういうのはちゃんと…」
「おや、その反応…もしかしてショウさんってまだ…」
「モエさん!!こっちの日本酒も美味しいですよ!!お刺身作ってくるんでちょっと待ってて下さい!釣ってきます!」
「ショウさん…あんたその顔で…もう少しグイグイいったら女には困らないだろうに…」
あーあー聞こえないー!
僕は逃げるように釣り堀に向かった。向かったというか逃げた。逃げるが勝ちだが今回は完全に敗走である。
「あの子はなかなか落とすのに苦労しそうだねぇ、じゃあ刺身とやらが来るまで飲もうかね。おーいユキ!ナツ!私も混ぜておくれー!」
僕が一人カジキマグロと戦っている間、三人は酒を飲み続けていた…。
「釣れましたよーこいつは大物でっせぇ!」
あれ…みんな寝てる…。ごめんなカジキ…間に合わなかったよ…。
僕は毛布を全員にかけて一人でカジキをつまみながら飲むのであった…。
良い寝顔だなぁ…僕も眠くなってきた…。
………。
翌朝僕はナツちゃんに起こされた。
「ショウさん!起きて下さい!イタズラしちゃいますよ!」
よろしくお願いします!!
「なんて事言うの!普通に起こしなさい!」
ダメか…起きよう。
「ショウさん、昨日は楽しかったよ。ありがとうね。」
「今日帰っちゃうんでしょ!また来てくれる!?それか私もお姉ちゃんのところ行こうかな!」
「アンタは畑仕事があるだろ…私一人じゃ腰が砕けちまうよ」
「そうだよねぇ…畑仕事がひと段落したらお姉ちゃんのところに遊びに行こうね!」
「そうだねぇ、それなら良いかもね。」
「是非遊びに来て下さい、僕も楽しみにしておきます。」
もし遊びに来たら今度はナイトプールで飲もうね。
「あ、そう言えばショウさん、今はお風呂で良くなったのですがあの…マッサージ機って…」
あら、忘れて無かった。
「こ、これです…」
僕はマッサージ機を出して見せた。
「これを凝った部分に当てると楽になるんですよ!それだけの為の道具です!はいみんなに一個ずつあげます!」
「おお、確かに気持ちいいねぇ、ショウさん、何から何までありがとうね」
うんうん、うんうん。
「これは確かに…気持ち良いかもしれません。サキュバスの方も言ってた通り…」
うんうん?うん?
「サキュバスさんが言ってたの?ふーん、あ!お姉ちゃん!私がマッサージしてあげる!!」
うん?う、うんうん…
「ちょっとナツ!どこに当てて!ちょっと…ショウさんの前で…ちょ…んっ!」
うんうん!!うんうん!!
「何してるんだい…そういうのは夜にしな…」
うーん?うん…
「ちょっとナツ!お姉ちゃん怒っちゃったからね!それ!」
「ちょっとお姉ちゃんやめてよぉ!ちょっと!あん!」
ふぅ…整いました。
「じゃ、じゃあ帰りましょうか。アルカリスまで」
「し、ショウさん!そうしましょう!ナツ!良い加減にしなさい!」
「はーい!ショウさん、これありがとね!」
良いよ良いよ、肩が凝ったら使ってね。
僕達は地上に戻り、二人とはお別れだ。
「シチュー美味しかったです。ぜひ今度遊びに来て下さいね」
「私も楽しかったよ、こんなに家族で騒いだのは久しぶりだったよ。何度も言うけど本当にありがとうね。ショウさんもいつでもおいで」
「はい、そうさせて貰います!」
「あ、お母さん、これお土産のキャンドルだよ。好きだったでしょ?」
「あんたこれ昨日使っておけば……まあありがとうね。この香りはお父さんとの思い出なのさ。」
ん?モエさん何かすごい事言わなかった?何に使ってたの?詳しくは聞かないけど。
「ショウさん!今度遊びに行った時は他の場所も見せてね!あと甘いもの!」
1週間もいれば糖尿病予備軍にくらいはなるんじゃないの?
僕は大量のお酒とチョコレートをプレゼントしておいた。数日で消えそうだけど。
「じゃあまたね!お母さん!ナツ!」
「それじゃあ失礼します」
そう言って僕達は村を後にする、楽しかったなぁ。
家族ってやっぱり良いね。
……………。
「行っちゃったね…あーあーもっとショウさんと遊びたかったなぁ」
「そうだねぇ、でもまた会えるさね。どれ…じゃあそろそろ…」
「「飲むか!!!」」
……………。
なんかとんでもないプレゼントをした気がする。
「今回もありがとうございました。親孝行もできたし里帰りもできたし。また明日から頑張れそうです」
「それは良かったです。しかしそれ気にいったみたいですね。」
ユキさんはずっと肩のマッサージをしている。そんな瞬間的に凝るもん?
「なんかクセになりますねこれ。肩にも良さそうです」
「肩にも?いや肩に使いたいって…」
ユキさんの顔はみるみる赤くなっていき…
「あ、当たり前じゃないですか!!肩ですよ肩!何言っとるのですか!」
いや何言っとるはこっちのセリフでんがな…
まあ帰ろう、今度はどんな依頼を受けようかな!
「ショウさんのスキルってなんかイメージと違うんだね…火を出したりとかだと思ったけど地下室を出すスキルって…」
何かな?火は良いのに地下室はダメなのかな?
「お風呂なんてユキに会いに行った時以来だよ、村では水浴びくらいしか出来ないからね」
「実はここ…お酒も飲み放題なの…」
ユキさん、家族の前でもう一本オバケになる気!?いや良いのか…家族の前だし。
「それは楽しみだねぇ!まずお風呂に連れてって貰おうかね。」
「お姉ちゃんいつもこの地下室来てるの!?ずるいよ!」
「いつもは来てません!ショウさんだって忙しいんだから!さぁお風呂行きましょう!」
僕も風呂に入るか、向こうは家族でゆっくりしたら良いよ。
しかし風呂が無いのか…ガルドーンの爺さんだったら温泉とか出せないのかな?
後で会ったら聞いてみようっと。
僕は風呂を出てソファで寛ぐ、しかし甘いものか…何が良いかな。
風呂上がりだし何か…冷たいものか…
カキ氷とかどうだろうか、あのなんか原型留めてないタイプのヤツ!
フワフワ氷タイプのかき氷機をポイント交換し、試しに作ってみる事にした。
宇治金時とか良いのではなかろうか…
涼しげな器をかき氷機にセットしボタンを押すとフワフワのカキ氷が降ってくる。
結構丸くするの難しいな…まあ良いか、僕かき氷で食ってくわけじゃないし。
小豆に抹茶シロップ、ソフトクリームに練乳を、適当にドーン!
綺麗に盛り付けしてる間に溶けたら元も子もない!素人は調子に乗ってはいけないのだ。
出来上がったかき氷を食べてみるとこれは美味しい…ヒール風呂のおかげで虫歯もないしアイスクリーム頭痛にだけ気をつければ永遠に食べられるな。
かき氷を一人で楽しんでいると三人がパジャマ姿で風呂から出てきた。
やっぱり初めてのシャンプーとリンスをした後って見違えるほど髪が綺麗になるね。
「ショウさん!すごいよあのシャンプーとリンスっていうの!髪の毛サラサラだよ!」
「私も若返ったようだよ、お風呂も大きくて気持ちいいし最高だったねぇ」
「いつ入っても良いですよねここのお風呂、あれ?ショウさん何食べてるんですか?」
ユキさんは僕が食べているかき氷にいち早く気がつく、流石の観察眼っすね。
「これはかき氷っていって氷のお菓子ですね。試しに作ったんですけど美味しいですよ、みんなもどうですか?」
「氷のお菓子!!何それ!!食べる!」
「氷を食べるのかい?想像も付かないねぇ」
「ショウさんの作るものは全部美味しいですからね!頂きます!」
全員にかき氷を作りトッピングはお任せだ。色々準備したからね!
みんなそれぞれ楽しそうに色々乗せて…
「あの…ユキさん?一体何を?」
ユキさんはなんの迷いもなく白ワインをドバドバとかけている…。お菓子って僕言ったと思うんだけど…
「絶対美味しいですよ!間違いないです!」
間違いないなら良いか!最終的には絶対こうなってたし!
モエさんは小豆が気に入ったらしく練乳と小豆、ソフトクリームを綺麗に盛り付けている。流石お母さん!娘さん酒かけて食ってますよ!
「お風呂上がりに最高だねぇ…あぁ、火照った身体に染みるねぇ、そしてこの濃厚な甘さ。ショウさん、ありがとうね。」
喜んでくれて良かった。シチューのお礼もあるしね。
そしてナツちゃんは…何それ?アリでも呼ぶの?
ナツちゃんの目の前にはソフトクリームや練乳、小豆にチョコソース、果物などの山が出来上がっていた。
「ねぇナツちゃん…それ全部食べられるの?」
「私甘いものは別腹だからね!このくらい食べておかないと!」
美味しそうに食べるけどお腹壊さない?まあヒール風呂入れば良いか…。
「ユキの飲んでるのは酒かい?ちょっと私にもおくれよ」
「え!お姉ちゃんだけお酒飲んでるの!?ずるいよ!私にもちょうだい!!」
そしてお酒につられて全員でBARへ、かき氷つまみに良く酒飲めるな…
モエさんは身体が冷えたと言い熱燗を飲んでいる。ジョッキで…。
なんでここに来る人ジョッキで日本酒飲めるの?
「いやぁ美味しい!!この日本酒っていう酒!たまらないよ!」
「お母さん!このカクテルも甘くて美味しいよ!どんどん飲めちゃうよ!」
ナツちゃんって激甘党?そんな糖分取って砂糖の汗とか出ない?
「本当に最高ですよこのもう一本…いくらでも飲めちゃいますよぉ」
ワインね、もう一本なんていうイカれた居酒屋で出しそうな名前の酒なんてないよ。
せっかく地下室に来たんだ、ここで酔い潰れて終わるのも…
花見行こうか、ヴォルフとかと騒いで以来使ってないし。
「みんなでお酒もって花見に行きましょう。綺麗なもんですよ。」
「あー…ギルド長が言ってたヤツですねぇ、行きましょう行きましょう!」
「花かい?まあ行ってみようかね」
「お花ならうちでも見られるんだけど、ショウさんが行くなら行くー」
普通の花じゃないんだぜ、いや…花は花か。
夜桜にしようか、もう外は夜だしね。
「こ、これは見事なもんだね!なんていう花だい?こんな綺麗な花見た事ないよ…」
「わぁ!わぁ!すごいすごい!早く飲もうよ!この花見ながら!」
「ショウさぁん、すごいですね!とっても綺麗ですぅ…」
足が痛くないようにマットレスを敷こう。
ツマミも複数用意してのんびりと桜を見ながら…
「ショウさぁん、こっちで一緒に飲みましょうよぉ」
「ダメだってばぁ、ショウさんは私と飲むんだってばぁ」
ペース早すぎるんだよねいつも…まあ楽しんでるから良いんだけど。
「あんた達!なんて格好してるんだい!ショウさんの前だよ!」
モエさん、酒超強いっすね。ジョッキから一升瓶にクラスチェンジしてるじゃないですか。
娘二人は服がはだけてあられもない姿になっている…。
お母さんの前だ!我慢しろショウ!
「ショウさんすまないねぇ…この子らは中途半端に強いから限界まで飲んじゃうんだよ。酒は高級品なのにねぇ…」
そうですね、その一升瓶って何本目ですか?
「でもうちの娘は二人とも見た目だけは良いと思うんだよ。なんなら二人共貰ってくれても良いんだよ?私は少し席を外すからこのまま勢いでやっちまっても…」
お母さん!?そんな事して良いの!?全部終わった後にモエさんに会うの超気まずいんだけど!
「いやいやいや!そういうのはちゃんと…」
「おや、その反応…もしかしてショウさんってまだ…」
「モエさん!!こっちの日本酒も美味しいですよ!!お刺身作ってくるんでちょっと待ってて下さい!釣ってきます!」
「ショウさん…あんたその顔で…もう少しグイグイいったら女には困らないだろうに…」
あーあー聞こえないー!
僕は逃げるように釣り堀に向かった。向かったというか逃げた。逃げるが勝ちだが今回は完全に敗走である。
「あの子はなかなか落とすのに苦労しそうだねぇ、じゃあ刺身とやらが来るまで飲もうかね。おーいユキ!ナツ!私も混ぜておくれー!」
僕が一人カジキマグロと戦っている間、三人は酒を飲み続けていた…。
「釣れましたよーこいつは大物でっせぇ!」
あれ…みんな寝てる…。ごめんなカジキ…間に合わなかったよ…。
僕は毛布を全員にかけて一人でカジキをつまみながら飲むのであった…。
良い寝顔だなぁ…僕も眠くなってきた…。
………。
翌朝僕はナツちゃんに起こされた。
「ショウさん!起きて下さい!イタズラしちゃいますよ!」
よろしくお願いします!!
「なんて事言うの!普通に起こしなさい!」
ダメか…起きよう。
「ショウさん、昨日は楽しかったよ。ありがとうね。」
「今日帰っちゃうんでしょ!また来てくれる!?それか私もお姉ちゃんのところ行こうかな!」
「アンタは畑仕事があるだろ…私一人じゃ腰が砕けちまうよ」
「そうだよねぇ…畑仕事がひと段落したらお姉ちゃんのところに遊びに行こうね!」
「そうだねぇ、それなら良いかもね。」
「是非遊びに来て下さい、僕も楽しみにしておきます。」
もし遊びに来たら今度はナイトプールで飲もうね。
「あ、そう言えばショウさん、今はお風呂で良くなったのですがあの…マッサージ機って…」
あら、忘れて無かった。
「こ、これです…」
僕はマッサージ機を出して見せた。
「これを凝った部分に当てると楽になるんですよ!それだけの為の道具です!はいみんなに一個ずつあげます!」
「おお、確かに気持ちいいねぇ、ショウさん、何から何までありがとうね」
うんうん、うんうん。
「これは確かに…気持ち良いかもしれません。サキュバスの方も言ってた通り…」
うんうん?うん?
「サキュバスさんが言ってたの?ふーん、あ!お姉ちゃん!私がマッサージしてあげる!!」
うん?う、うんうん…
「ちょっとナツ!どこに当てて!ちょっと…ショウさんの前で…ちょ…んっ!」
うんうん!!うんうん!!
「何してるんだい…そういうのは夜にしな…」
うーん?うん…
「ちょっとナツ!お姉ちゃん怒っちゃったからね!それ!」
「ちょっとお姉ちゃんやめてよぉ!ちょっと!あん!」
ふぅ…整いました。
「じゃ、じゃあ帰りましょうか。アルカリスまで」
「し、ショウさん!そうしましょう!ナツ!良い加減にしなさい!」
「はーい!ショウさん、これありがとね!」
良いよ良いよ、肩が凝ったら使ってね。
僕達は地上に戻り、二人とはお別れだ。
「シチュー美味しかったです。ぜひ今度遊びに来て下さいね」
「私も楽しかったよ、こんなに家族で騒いだのは久しぶりだったよ。何度も言うけど本当にありがとうね。ショウさんもいつでもおいで」
「はい、そうさせて貰います!」
「あ、お母さん、これお土産のキャンドルだよ。好きだったでしょ?」
「あんたこれ昨日使っておけば……まあありがとうね。この香りはお父さんとの思い出なのさ。」
ん?モエさん何かすごい事言わなかった?何に使ってたの?詳しくは聞かないけど。
「ショウさん!今度遊びに行った時は他の場所も見せてね!あと甘いもの!」
1週間もいれば糖尿病予備軍にくらいはなるんじゃないの?
僕は大量のお酒とチョコレートをプレゼントしておいた。数日で消えそうだけど。
「じゃあまたね!お母さん!ナツ!」
「それじゃあ失礼します」
そう言って僕達は村を後にする、楽しかったなぁ。
家族ってやっぱり良いね。
……………。
「行っちゃったね…あーあーもっとショウさんと遊びたかったなぁ」
「そうだねぇ、でもまた会えるさね。どれ…じゃあそろそろ…」
「「飲むか!!!」」
……………。
なんかとんでもないプレゼントをした気がする。
「今回もありがとうございました。親孝行もできたし里帰りもできたし。また明日から頑張れそうです」
「それは良かったです。しかしそれ気にいったみたいですね。」
ユキさんはずっと肩のマッサージをしている。そんな瞬間的に凝るもん?
「なんかクセになりますねこれ。肩にも良さそうです」
「肩にも?いや肩に使いたいって…」
ユキさんの顔はみるみる赤くなっていき…
「あ、当たり前じゃないですか!!肩ですよ肩!何言っとるのですか!」
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