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第139話 布教活動 静寂
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「ガル爺の本で女性向けの作品ってないの?」
ガル爺の本はどれも面白いが男性向けが多い。
まあ言ってしまえば肌色が多いのだ。
「一応あるぞ?でも別に良いじゃろ、セクシーなシーンがあっても」
「まあそうなんだけどさ…ちょっとジャンルで分けようよ。万が一子供が読んで真似したりしたらダメじゃん」
「ショウにしてはまともな事を言うのう…。少し待っておれ、すぐに分けてやろう」
うん…なんかガル爺の僕の評価が思ったより低いな…
そして数時間でジャンル分けが完了した。
大きく分けて3種類。冒険譚、純愛、日常。
そしてその中でお色気シーンがあるものはRー15として小分けにした。
「流石に全部は多い気がするから何個かオススメ選んでよ。人気になったら残りも本にするからさ」
「そうじゃのう…じゃあこれとこれと…」
ガル爺が選んだのは10作品くらいか。
ほとんどがお色気シーンを含むから全年齢が読める作品を選ぶのに苦労したそうだ。
一般と大人向けが半々くらいかな。
「ガル爺の小説ってぶっちゃけエロシーン多いよね」
「まあワシも男じゃからの、そんなもんじゃ」
なんで爺さんの見た目になったんだろ、もしかして性癖なの?
「じゃあ本にして感想聞きに行こうか」
僕はそれぞれ10冊くらいを複製し、まずはギルドに向かった。
「ユキさん!本が出来ました!ギルドに置いてみんなに感想聞きたいんですけど良いですか?」
「良いですよ。私も読みたいんですけど…どんな本があるんですか?」
僕はジャンル分けした本を説明、半分くらいは大人向けですとも付け加えた。
「お、大人向けですか…。私は大人なので読んでも大丈夫ですね!」
まあ大丈夫ですけど…ぶっちゃけRー15!とか連呼してるけどそんな事ないよ。結構な大人向けなシーンあるよ。
「この七聖竜のガルドーンが書いたんですよ。僕も読んだけどかなり面白いです」
「七聖竜が書いたんですか?」
「そうじゃな、ワシが全力で書いたんじゃ。楽しんで貰えると嬉しいのう」
「竜が書いた本ですか…是非読ませて頂きます」
僕は地下室で本棚をポイント交換し、ギルドの隅に置かせてもらった。みんな読んでくれるといいなぁ。
「年甲斐もなくドキドキするのう…」
「まあしばらく様子みようか。ちょっと地下室で酒でも飲みながら待とうよ」
「そうじゃのう、ツマミは魚がいいのう」
「そう言えばガル爺みたいな人が好きなゲームあるんだよね。一緒にやろう!」
僕達は刺身を食べながら酒を飲み、メダルゲームで遊ぶ。もうやりたい放題ですよね。
「おぉ!また当たったぞ!無限に遊べるぞい!」
まだジャックポットは出ていないがやはり気に入ったらしくチマチマとメダルを入れながら遊ぶガル爺。
ジャックポット出た時驚いて心臓止まらないと良いけど。
数時間後…
「ちょっと飲みすぎたよ…風呂入ってギルドの様子見てくるけどガル爺も行く?」
「ダメじゃ!今流れが来ておる!」
ダメなの?どハマりじゃん。
仕方ない爺さんを置いて僕は酒を抜きギルドの様子を見に行く。本読んでくれてるかなぁ…。
ギルドに到着すると中は静まり返っていた。
みんな本読んでくれてる!本棚の本も空っぽだ!
ユキさんも真剣に本読んでるな…あれは確か中々の大人向けだったような…
「ユキさん!ガル爺の本人気ですね!」
「そうですね…」
「その本面白いですか?」
「そうですね…」
「あの…ユキさん?」
「そうですね…」
んー…本に夢中だ…。今なら何しても大丈夫なんじゃなかろうか…。
僕は一旦地下室に戻りUFOキャッチャーで例のフィギュアを獲得、ギルドに戻った。
「ユキさん、このボタン押して貰っていいですか?」
「あー、はい」
おお、普通に押して貰えた!ユキさんのフィギュアをゲットしたぞ!でも絶対に許されざる行為なのは間違いない!
悪ふざけはこの辺にして少し大きな声で話しかけてみる。
「ユキさん!!どうですか!!面白いですか!!」
「へ!?あ、しょ、ショウさん!!いつからいたんですか!?」
「結構前からいましたよ…あの、この人形…」
「え?なんですかそれ!私いつボタン押しました!?」
催眠効果とかを疑うレベルで読み耽ってたな。
「ちょっと貸して下さいそれ!!」
あぁ…本に夢中の女性を騙して手に入れたフィギュアが…。
ユキさんはまじまじと自分の人形を見つめ、スカートの中を確認して僕に返してきた。
「こ、この前はアレでしたが今回は大丈夫です!大事にして下さいね!」
え?良いの?なんかすごく悪い事した気がしてたんだけど…。大人向けの本の読み過ぎで寛容になった?
「そ、それで本はどうですか?気に入ってたみたいですけど」
「面白いですよこれ!!みんな夢中になって読んでます!」
「ちなみに今何読んでるんですか?」
「え?うーんと…そうですね…。本です!!」
見たら分かります。
まあ複製したの僕だから内容は分かるんだけどね。
しかしいつも若干の賑わいを見せるギルドはペラペラとページを捲る音だけの静寂の空間になってしまった。
たまにはいいのか?
そういえば恋愛物が好きそうな人いるな、あの人にも届けてみようかな。
王都にいる騎士団のポエムの人。
ガル爺の本はどれも面白いが男性向けが多い。
まあ言ってしまえば肌色が多いのだ。
「一応あるぞ?でも別に良いじゃろ、セクシーなシーンがあっても」
「まあそうなんだけどさ…ちょっとジャンルで分けようよ。万が一子供が読んで真似したりしたらダメじゃん」
「ショウにしてはまともな事を言うのう…。少し待っておれ、すぐに分けてやろう」
うん…なんかガル爺の僕の評価が思ったより低いな…
そして数時間でジャンル分けが完了した。
大きく分けて3種類。冒険譚、純愛、日常。
そしてその中でお色気シーンがあるものはRー15として小分けにした。
「流石に全部は多い気がするから何個かオススメ選んでよ。人気になったら残りも本にするからさ」
「そうじゃのう…じゃあこれとこれと…」
ガル爺が選んだのは10作品くらいか。
ほとんどがお色気シーンを含むから全年齢が読める作品を選ぶのに苦労したそうだ。
一般と大人向けが半々くらいかな。
「ガル爺の小説ってぶっちゃけエロシーン多いよね」
「まあワシも男じゃからの、そんなもんじゃ」
なんで爺さんの見た目になったんだろ、もしかして性癖なの?
「じゃあ本にして感想聞きに行こうか」
僕はそれぞれ10冊くらいを複製し、まずはギルドに向かった。
「ユキさん!本が出来ました!ギルドに置いてみんなに感想聞きたいんですけど良いですか?」
「良いですよ。私も読みたいんですけど…どんな本があるんですか?」
僕はジャンル分けした本を説明、半分くらいは大人向けですとも付け加えた。
「お、大人向けですか…。私は大人なので読んでも大丈夫ですね!」
まあ大丈夫ですけど…ぶっちゃけRー15!とか連呼してるけどそんな事ないよ。結構な大人向けなシーンあるよ。
「この七聖竜のガルドーンが書いたんですよ。僕も読んだけどかなり面白いです」
「七聖竜が書いたんですか?」
「そうじゃな、ワシが全力で書いたんじゃ。楽しんで貰えると嬉しいのう」
「竜が書いた本ですか…是非読ませて頂きます」
僕は地下室で本棚をポイント交換し、ギルドの隅に置かせてもらった。みんな読んでくれるといいなぁ。
「年甲斐もなくドキドキするのう…」
「まあしばらく様子みようか。ちょっと地下室で酒でも飲みながら待とうよ」
「そうじゃのう、ツマミは魚がいいのう」
「そう言えばガル爺みたいな人が好きなゲームあるんだよね。一緒にやろう!」
僕達は刺身を食べながら酒を飲み、メダルゲームで遊ぶ。もうやりたい放題ですよね。
「おぉ!また当たったぞ!無限に遊べるぞい!」
まだジャックポットは出ていないがやはり気に入ったらしくチマチマとメダルを入れながら遊ぶガル爺。
ジャックポット出た時驚いて心臓止まらないと良いけど。
数時間後…
「ちょっと飲みすぎたよ…風呂入ってギルドの様子見てくるけどガル爺も行く?」
「ダメじゃ!今流れが来ておる!」
ダメなの?どハマりじゃん。
仕方ない爺さんを置いて僕は酒を抜きギルドの様子を見に行く。本読んでくれてるかなぁ…。
ギルドに到着すると中は静まり返っていた。
みんな本読んでくれてる!本棚の本も空っぽだ!
ユキさんも真剣に本読んでるな…あれは確か中々の大人向けだったような…
「ユキさん!ガル爺の本人気ですね!」
「そうですね…」
「その本面白いですか?」
「そうですね…」
「あの…ユキさん?」
「そうですね…」
んー…本に夢中だ…。今なら何しても大丈夫なんじゃなかろうか…。
僕は一旦地下室に戻りUFOキャッチャーで例のフィギュアを獲得、ギルドに戻った。
「ユキさん、このボタン押して貰っていいですか?」
「あー、はい」
おお、普通に押して貰えた!ユキさんのフィギュアをゲットしたぞ!でも絶対に許されざる行為なのは間違いない!
悪ふざけはこの辺にして少し大きな声で話しかけてみる。
「ユキさん!!どうですか!!面白いですか!!」
「へ!?あ、しょ、ショウさん!!いつからいたんですか!?」
「結構前からいましたよ…あの、この人形…」
「え?なんですかそれ!私いつボタン押しました!?」
催眠効果とかを疑うレベルで読み耽ってたな。
「ちょっと貸して下さいそれ!!」
あぁ…本に夢中の女性を騙して手に入れたフィギュアが…。
ユキさんはまじまじと自分の人形を見つめ、スカートの中を確認して僕に返してきた。
「こ、この前はアレでしたが今回は大丈夫です!大事にして下さいね!」
え?良いの?なんかすごく悪い事した気がしてたんだけど…。大人向けの本の読み過ぎで寛容になった?
「そ、それで本はどうですか?気に入ってたみたいですけど」
「面白いですよこれ!!みんな夢中になって読んでます!」
「ちなみに今何読んでるんですか?」
「え?うーんと…そうですね…。本です!!」
見たら分かります。
まあ複製したの僕だから内容は分かるんだけどね。
しかしいつも若干の賑わいを見せるギルドはペラペラとページを捲る音だけの静寂の空間になってしまった。
たまにはいいのか?
そういえば恋愛物が好きそうな人いるな、あの人にも届けてみようかな。
王都にいる騎士団のポエムの人。
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