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第141話 ドーナツ 会議
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「使っていない屋敷があるからそこを使えばいいわい。報酬は金貨1000枚出そう」
「いや、使わないのでいらないです」
王から紹介された屋敷を見に行くと確かに丁度良い。
庭もあり建物は二階建て、今まで使ってないのが勿体無いくらいだ。
「ここは先代の王が王位を退いた後に住んでいた屋敷ですね。短い間でしたが」
サエさんと騎士団の10人はお手伝いという事で僕に付いてきてくれた。
「退位後の住まいね、良いのかな図書館とかにしちゃって」
「まあ王が良いというのなら良いのでしょう、王は大きな屋敷は好きでは無いですし」
確かにあの城小さいもんな。正直家って大き過ぎても困るよね。
「まず本を作りましょう!」
僕達は地下室に降りてガル爺の本を製本、セットしてボタンを押すだけなのだが量が多いなぁ…。
この際だからと本作成機を11台に増やして騎士と僕でフル稼働。
ガル爺はジャンルで分ける係なのだが…。
「こんなタイトルの本あったかのう…」
爺さんを演じすぎて本物になったか。
困るよお爺ちゃん。
「本棚の設置はワシがやろう、ジャンルなんて分けるのは後で良いじゃろう」
それじゃマズいじゃろう?子供が読んだらどうするの?
「まず大人に解放して読んだ本をジャンル分けして貰ったらどうですか?」
おお、ナイスアイディアだよサエさん。
「確かに良いかも、一階は全年齢いける本にして二階に大人向けの本を置こうか」
僕は本棚を大量に交換し、ガル爺がそれを外に運び出す。なんか爺さんをこき使ってるみたいで良い気はしないんだけど…。
適度に休憩しながら作業を進め、三日後には本の設置まで完成した。ジャンル分けは後にしたのでとりあえず詰め込んだだけだ。
「内装はどうするんですか?」
サエさんのその言葉で気がついたが確かに本しかない、椅子とかも必要?
「この際豪華に作っちゃいますか?ソファとか置いて」
「それも良いとは思うのですが…あまり快適な空間にしすぎると入り浸ってしまう国民が多くなりそうで…」
確かに、やりすぎは良くない。
普通に木の椅子とかベンチを置くくらいでいいか。
「貸し出しはどうするのじゃ?」
色々準備があるな…。
「うーん…全員集合!お菓子でも食べながら運営について会議をします!」
オヤツにはドーナツを準備、なんで今まで食べてなかったのか不思議なくらいメジャーなお菓子だね。
「こんな綺麗なお菓子…しかもこんなにいっぱい」
騎士団は結構食べるからね、好きなだけ食べて良いよ。
「ワシは日本酒と魚が良いのう」
お爺ちゃん、会議だって言ってるでしょ。そんなんだから自分の本のタイトルも忘れるのよ。
「まず椅子とか机はある程度準備するとして、貸し出しはどうしようか」
「そうですねぇ…借りたまま忘れてしまうとか、まあ盗むような国民はいないと思いますが管理は大事ですよね」
会員カードみたいな物があれば良いかな?
「サキエル、何かない?」
「ありますよ、ギルドカードの仕組みがそれです」
最近虚空に話しかけると出てくる女神、いつか僕が結婚とかして夜の営みをする時はあればなにか対策を打たなくては。
「あ!あの!その方ってもしかして!?」
突然の女神登場に驚きを隠せない騎士団の皆さん。
そうです、エサあげても良いですよ。
「サキエル…お主いつもショウを見張っておるのか?」
「え…そ、そんな事ないですよ!偶然ですよ!」
「まあそれは今は良いとしてそのギルドカードの作成する機械って僕でも出せるの?」
「うーん…そのお菓子があったら出来るかも知れません」
なるほどな、ギルドの機械ってドーナツで出来るのか。しかし勝手に食わないあたり成長したな。
サキエルは騎士団と談笑しながらドーナツを食べ始めた。騎士団超緊張してるじゃん。いいよタメ口で。
「サキエルー、なんていう機械なの?」
「え?あー、はい!カード作成機です!」
簡単に作るなぁ…。仕事ができるのかそもそもカブトムシとかにも出来るくらい簡単な仕事なのか…
そして確かにある、200ポイントで交換すると普通の水晶玉だ。手をかざすとカードが現れ、名前と…貸し出し履歴?が印刷された。
「そんな感じなら良いんじゃないですか?期限を過ぎると勝手に本が図書館に返却されるようにしましたよ」
なんだコイツ、ドーナツ食ったらマジで有能になったじゃないか。永遠に食い続けてたら良いのに。
「「「流石女神様です!」」」
認めたくはないが騎士団に同意だ。ごくごく稀に女神になるじゃん。
「問題は解決じゃのう、販売はするのかの?」
販売か…僕のスキルポイントを使って作ってる本で金儲けはしたくないな…。
しかし無料にしちゃったらポイントだけガンガン消費されてしまうなんて事もありえる。
塵も積もればってヤツだ。
「難しいなぁ…売るにしても安すぎるとそもそも図書館いらなくない?ってなりそうだし、お金でポイントは買えないしなぁ」
「え?地下室のスキルで作ったものなら幸せポイント入りますよ?」
ドーナツに夢中だと思ったけど話聞いてるんだな、今日は。
「本当?じゃあ本配ったらもうすごいポイント入っちゃうじゃん。でも無料だからってどんどん持って行かれても嫌だなぁ…」
ある程度は大事にして欲しいしね。お金で買った本と無料で貰った本では扱いに差が出る気がする。
「一冊銅貨10枚くらいで良いんじゃないでしょうか、図書館の運営にもお金かかりますし」
なるほど、スタッフとかも必要になるのか。受付の人とか本を整理する人とか。
一冊千円くらい?まあ妥当?
「私達は一応騎士団なので…お手伝いくらいはできますけど…流石に受付を一日中というのは…」
「まあワシでも良いぞ、新作を書きながら自分の本を読む人間を見るのも良かろうて」
一人じゃきつくない?伝説の竜が受付すんの?
「じゃあガル爺は住むとして、何人かスタッフを募集しようか」
色々あるけど楽しいな…オープンが楽しみだ!
「いや、使わないのでいらないです」
王から紹介された屋敷を見に行くと確かに丁度良い。
庭もあり建物は二階建て、今まで使ってないのが勿体無いくらいだ。
「ここは先代の王が王位を退いた後に住んでいた屋敷ですね。短い間でしたが」
サエさんと騎士団の10人はお手伝いという事で僕に付いてきてくれた。
「退位後の住まいね、良いのかな図書館とかにしちゃって」
「まあ王が良いというのなら良いのでしょう、王は大きな屋敷は好きでは無いですし」
確かにあの城小さいもんな。正直家って大き過ぎても困るよね。
「まず本を作りましょう!」
僕達は地下室に降りてガル爺の本を製本、セットしてボタンを押すだけなのだが量が多いなぁ…。
この際だからと本作成機を11台に増やして騎士と僕でフル稼働。
ガル爺はジャンルで分ける係なのだが…。
「こんなタイトルの本あったかのう…」
爺さんを演じすぎて本物になったか。
困るよお爺ちゃん。
「本棚の設置はワシがやろう、ジャンルなんて分けるのは後で良いじゃろう」
それじゃマズいじゃろう?子供が読んだらどうするの?
「まず大人に解放して読んだ本をジャンル分けして貰ったらどうですか?」
おお、ナイスアイディアだよサエさん。
「確かに良いかも、一階は全年齢いける本にして二階に大人向けの本を置こうか」
僕は本棚を大量に交換し、ガル爺がそれを外に運び出す。なんか爺さんをこき使ってるみたいで良い気はしないんだけど…。
適度に休憩しながら作業を進め、三日後には本の設置まで完成した。ジャンル分けは後にしたのでとりあえず詰め込んだだけだ。
「内装はどうするんですか?」
サエさんのその言葉で気がついたが確かに本しかない、椅子とかも必要?
「この際豪華に作っちゃいますか?ソファとか置いて」
「それも良いとは思うのですが…あまり快適な空間にしすぎると入り浸ってしまう国民が多くなりそうで…」
確かに、やりすぎは良くない。
普通に木の椅子とかベンチを置くくらいでいいか。
「貸し出しはどうするのじゃ?」
色々準備があるな…。
「うーん…全員集合!お菓子でも食べながら運営について会議をします!」
オヤツにはドーナツを準備、なんで今まで食べてなかったのか不思議なくらいメジャーなお菓子だね。
「こんな綺麗なお菓子…しかもこんなにいっぱい」
騎士団は結構食べるからね、好きなだけ食べて良いよ。
「ワシは日本酒と魚が良いのう」
お爺ちゃん、会議だって言ってるでしょ。そんなんだから自分の本のタイトルも忘れるのよ。
「まず椅子とか机はある程度準備するとして、貸し出しはどうしようか」
「そうですねぇ…借りたまま忘れてしまうとか、まあ盗むような国民はいないと思いますが管理は大事ですよね」
会員カードみたいな物があれば良いかな?
「サキエル、何かない?」
「ありますよ、ギルドカードの仕組みがそれです」
最近虚空に話しかけると出てくる女神、いつか僕が結婚とかして夜の営みをする時はあればなにか対策を打たなくては。
「あ!あの!その方ってもしかして!?」
突然の女神登場に驚きを隠せない騎士団の皆さん。
そうです、エサあげても良いですよ。
「サキエル…お主いつもショウを見張っておるのか?」
「え…そ、そんな事ないですよ!偶然ですよ!」
「まあそれは今は良いとしてそのギルドカードの作成する機械って僕でも出せるの?」
「うーん…そのお菓子があったら出来るかも知れません」
なるほどな、ギルドの機械ってドーナツで出来るのか。しかし勝手に食わないあたり成長したな。
サキエルは騎士団と談笑しながらドーナツを食べ始めた。騎士団超緊張してるじゃん。いいよタメ口で。
「サキエルー、なんていう機械なの?」
「え?あー、はい!カード作成機です!」
簡単に作るなぁ…。仕事ができるのかそもそもカブトムシとかにも出来るくらい簡単な仕事なのか…
そして確かにある、200ポイントで交換すると普通の水晶玉だ。手をかざすとカードが現れ、名前と…貸し出し履歴?が印刷された。
「そんな感じなら良いんじゃないですか?期限を過ぎると勝手に本が図書館に返却されるようにしましたよ」
なんだコイツ、ドーナツ食ったらマジで有能になったじゃないか。永遠に食い続けてたら良いのに。
「「「流石女神様です!」」」
認めたくはないが騎士団に同意だ。ごくごく稀に女神になるじゃん。
「問題は解決じゃのう、販売はするのかの?」
販売か…僕のスキルポイントを使って作ってる本で金儲けはしたくないな…。
しかし無料にしちゃったらポイントだけガンガン消費されてしまうなんて事もありえる。
塵も積もればってヤツだ。
「難しいなぁ…売るにしても安すぎるとそもそも図書館いらなくない?ってなりそうだし、お金でポイントは買えないしなぁ」
「え?地下室のスキルで作ったものなら幸せポイント入りますよ?」
ドーナツに夢中だと思ったけど話聞いてるんだな、今日は。
「本当?じゃあ本配ったらもうすごいポイント入っちゃうじゃん。でも無料だからってどんどん持って行かれても嫌だなぁ…」
ある程度は大事にして欲しいしね。お金で買った本と無料で貰った本では扱いに差が出る気がする。
「一冊銅貨10枚くらいで良いんじゃないでしょうか、図書館の運営にもお金かかりますし」
なるほど、スタッフとかも必要になるのか。受付の人とか本を整理する人とか。
一冊千円くらい?まあ妥当?
「私達は一応騎士団なので…お手伝いくらいはできますけど…流石に受付を一日中というのは…」
「まあワシでも良いぞ、新作を書きながら自分の本を読む人間を見るのも良かろうて」
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色々あるけど楽しいな…オープンが楽しみだ!
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