【R18版】豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜

自来也

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第179話 レイ その7

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「それではギルドに向かいましょう。あそこにはお世話になった方が沢山いますから…」
少し暗い顔になるレイさん。

分かるよ、僕だってそこまで鈍感じゃないから…。
でもきっと祝ってくれるさ。きっと…。

僕達はギルドの近くに地下室を置き、少し緊張しながら扉の前に…。

ん?

「あ!ショウさんとレイさんっす!!!!」

ノアちゃんが扉の前で椅子に座ってるけど…どうしたの?通行人とか調査中?
あと声大きいね今日。

「あの、何してるの?」

「ちょっと色々あるっす!!」

あらそう…大変そうだね。

「じゃあ僕達はギルドに用があるからさ。ノアちゃんにも聞いて欲しいんだけど」

「なんの話っすか?」

「それは中でお話致します。それではショウ様、行きましょう」

「いや何の話っすか?気になるっす!!」

「いやだから中で話するって」

「ここじゃダメなんすか?」

ノアちゃんってこんなに面倒臭い子だった?
そんなこんなで押し問答をしばらくしているとノアちゃんが急に立ち上がり。

「じゃあ中で話聞くっす!」
ノアちゃん…君は急にどうしてしまったんだい?

「それでは行きましょう」
僕とレイさんは緊張しながらギルドの扉を開く…すると、

「「「「ご結婚おめでとうございます!!」」」」

へ?何これ。見知った顔がずらりと並び拍手で迎えられる僕達。
何が起こった?

「ショウさん遅いっすよ!何してたんすか!!」

何?なんで僕が怒られんの?

「今日の朝方に王都から連絡がきたっす!ショウさんとレイさんの結婚のお祝いを国をあげてするって!!」

は?グアム王が言ってたヤツ?まじだったの?

「そしてもう王都を出たって話だったのでみんなでサプライズを用意してたのに…ショウさんの地下室ならもっと早く着くはずっすよね!?もう待ちくたびれたっすよ!!」

だから椅子に座ってたの?んで大きい声で僕達が来たのを中のみんなに知らせたって事?

「でも連絡手段とかどうしたの?トランシーバーとかないでしょ?」

「ギルドに連絡手段無いわけないじゃないっすか…普通に魔道具で簡単な連絡なら取れるっすよ…」

なんでやれやれみたいな感じなの?急に出てきた便利グッツじゃん…。

「ショウ様、皆さんがお待ちのようですよ」

レイさんに言われてみんなの方を向くと全員が僕達に注目している。いや、これは僕待ちか。

「えーと…ビックリしたけどみんなに祝って貰えて嬉しいよ。その…僕とレイさんはこの度夫婦になりました。冒険者は辞めないから…みんなこれからも宜しくお願いします!」

「二人共おめでとう!」
「ショウさん!レイさんを泣かせちゃダメですよ!」
「おめでとう御座います。お似合いですよ」
「一丁前に緊張してるな!頑張れよ!」

シロ…ユキさん…マロンさん…ローガンさん…。

「ショウさんも結婚か、これは気軽にビールを飲みにいけないな」
「私はちょくちょく遊びに行くよ!」
「そうじゃのう、たまにはビリヤードをしたいわい」
「ショウさん、レイさん!おめでとうございます。末長くお幸せに!」

ブレイズのみんな…。

「おめでとうにゃん!!たまには遊びにいくにゃん!」
「レイ…良かったかも…。いつもショウの話ばっかりしてたから…うぅ…良かったかもぉおお」

タマとエムエム…え?いつも僕の話してたの?

「おめでとう、レイもショウも幸せになれよ」

ヴォルフ!久しぶりに見た!

こんなに祝って貰えるなんて…僕は幸せ者だよ。

「みんな…本当にありがとう。その…幸せになるよ」
「皆様。本当にありがとうございます。本当に…ありがとうございます…」

色々思うところはあるよね。僕だってそうだよ。
でも祝って貰ってるんだ。ここは笑顔でお礼を言おう。

「ショウさん、レイさん、おめでとうっす!で、何してたんすか?こんな時間まで」

ん?何って?ナニだが?

「少し公園で遊んでおりました。つい夢中になってしまって…」
夢中になったね。何も間違ってない。

「公園っすか?ふーん…。良かったっすか?」

「ええ!開放感があってとても!やはりベッドの上だけではなく外でというのもたまには…」
そう言いかけて我に返り顔を真っ赤にして俯く僕の妻。これは擁護のしようがない。
レイさんってなんか性欲絡むと少し冷静さを失うよね。

「ショウ…私達結構待ってたのに…」
「仲が良いのは良い事ですが…いったい何時間…」

ちゃうねん、聞いて欲しいねん!うーんと…ちゃうくないかも!

「まあそのくらい元気じゃないと冒険者は務まらないからな!」
ナイスフォローギルド長!何かそれっぽい事言えばなんでもフォローになるよ今なら!

「ショウ、ルナティアとかリディには連絡したの?」

そうだよね。連絡しなきゃね。

「うん…まだだよ。これから行くつもり」

「早く行った方が良い」

「そうですね、シロ様の言う通りです。行きましょう」
ギルドで簡単なパーティーを開いてくれるらしいので僕達はルナとリディに結婚の報告をしたら帰ってくると言ってギルドを出た。

「ルナ…お祝いしてくれるかな…」

「きっと祝ってくれます…」

僕達は急いでルナの山に向かい、ルナの住処に出るといつもと変わらず…いやショウ吉と遊んでるけどまあ変わらずだな。

「ルナ、今日は大事な話があってきたよ」

「ショウとレイか、婚約したらしいのう。おめでとうなのじゃ」

「え?知ってたの?」

「妾ともなればそのくらい知っておるのじゃ。童貞は捨てたのか?」

「え?あ、うん。大事に取っておいたんだけどね。この度ぶん投げたよ」

「それは良かったのじゃ、レイ、ショウと幸せに暮らすんじゃぞ」

「はい、ルナティア様。お任せください!」

「良い返事じゃ!妾はこれから少し用があってのう…また今度ゆっくり話を聞かせて貰うのじゃ!」

ルナは用事?いつも暇なイメージあるけど…。

「じゃあまた後で来るね。ルナ、ありがとう」

「なんじゃ気持ちの悪い、まあ妾だって素直に祝う事くらいするのじゃ」

うん、ありがとう。そして僕は次の目的地のリディの元へ急ぐ。暴言魔法とか撃たれないと良いけど…。

……………。

ショウ達が出発した後、ルナティアの住処。

「本当に結婚したそうじゃよ、お主の元になった人間」
ルナティアはショウの人形のショウ吉に寂しそうに語りかける。

「まあ、妾とは生きる時間が違うからのう…。いつかまた思い出になっていくのじゃ、いつもの事じゃな。いつもの…ことじゃ…」

ルナティアの目からは大粒の涙がこぼれ落ちた。
確かに生きる時間は違う、いつか別れが訪れる。
しかしそれでも…自分はショウに恋をしていた。

あの一日限りのデート。楽しかった、もしかしたら毎日あんな日が続く未来もあると期待してしまった。
ただ選ばれたのは自分では無かった。仕方のない事だ。そう…仕方のない事だ。

するとショウ吉はルナの肩に飛び乗りルナの目から流れ出す涙を拭き取る。

「お主は優しいのう、散歩にでも行くのじゃ!考えてみれば妾はまだまだ長生きじゃからのう!あんな童貞より良い男との出会いなんて星の数ほどあるのじゃ!いや…彼奴はもう童貞じゃなくなったか…。生意気な男じゃのう…。幸せになれよ!ショウ!」

ルナティアはショウ吉を乗せて大空へ羽ばたく。

「人間に恋か…妾も随分と乙女じゃのう…」

………………。


「えぇ…結婚しちゃったの…ショウ君…」

「そんな急に!?我も結婚したし!!されたし!!」

いや無茶言うな、エリザは無理だろ。いや…見た目を変えたらなんとか…。

「僕はこのレイさんと夫婦になったんだ。無理にとは言わないけどお祝いしてくれたら嬉しいかな」

「うーん…しょうがない…でもたまに私と子作りしてもバチは当たらない」

バチがどんな感じなのか僕は知らないけど多分当たるよ。それも結構な数。

「申し訳ないのですが…その…浮気はちょっと…」

ですよね。ほら。ダメだってさ!

「仕方ない…でもたまに遊びに行ってもいい…?」
「我も遊びたし!!子作りはちょっと…恥ずかしい…かも?」

「どんな遊びする気?でもたまに遊びに来てよ。またゲームでもして遊ぼう」

「うん…うん!仕方ない。ショウ君が選んだんだから仕方ない!おめでとう!でも隙があったら私にも種付けしてもらう!」

「これは気が抜けませんね…」

でも僕の妻は多分リディより性欲が…。

「我も祝いたし!おめでとう!」

「ありがとう。また今度ゆっくり遊びに来るね。今日はギルドでお祝いのパーティーがあるんだ。二人も来る?」

「行く!」
「行きたし!!」

意外だな。リディもこういうの好きなんだ。
それから四人でギルドに向かう。そして到着したギルドの中はすでにどんちゃん騒ぎが始まっており…。

「ショウさぁん、遅いですよー。もう一本だけって思ってたらもう一本が出てきてぇ」
久しぶりにユキさんのもう一本聞いたな…。

「良かったですね。皆さんにお祝いしてもらって」

「うん、本当に幸せ者だよ僕達」

「ショウ!こっち来て一緒に飲もうぜ!」
「レイさん!ショウさんとのお話聞きたいっす!」

僕達がお祝いパーティーもとい大宴会から解放されたのは昼前、何時間飲んだんだ…。

「流石に今日は疲れましたね」
「そうですね…流石に疲れました」
レイさんは女性陣からの質問攻めで主に疲れたんだね…大変そうだったし。

「寝ますか…」

「そうですね…すみませんが今日は二回が限界かも知れません…」

あ、うん。

うん…。
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