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最初の一歩
短期バイトを卒業した日
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みさきが入園してから一週間くらい経った。
特筆するような出来事も無く日々が過ぎ、ひとつの区切りを迎えた。
今日、俺はバイトを辞める。
「約束通り一週間続けてやりましたよ、店長さん」
「おっと、もう一週間か。この歳になると時間の流れが早くていけねぇ」
早朝5時。閉店作業を終えた俺はカウンターに座って、同じく作業を終えた店長と話を始めた。
外も店内も静かだからか、互いの声がハッキリと耳に届く。たった一週間でスッカリ馴染んでしまったオッサンの声に苦笑しながら、俺は店長との会話を続ける。
思えば、ひたすら我慢した一週間だった。そりゃもういろんな客に出会って、握り締めた拳に爪が食い込んで血が出た日、理由の無い暴力に襲われた日……本当に、よく我慢できたと思う。
立派な親に少しでも近付くという最初の目的に沿えているのか怪しい所だが、この店で仕事を続けられるなら、何処に行っても大丈夫という自信のようなものは芽生えた。こんなこと店長に言ったら多分なぐられるけどな。
「それで、テメェはどうするつもりなんだ?」
噂をすればなんとやら。店長のことを考えた直後に声をかけられた。
このムカつく笑顔を見るのも今日で最後と考えると、少しだけ寂しいような気もする。少しだけ、本当に少しだけな。
「どうするもなにも、仕事を探すつもりですよ」
「ほう。当てでもあんのか?」
「…………まぁ、根性でどうにかしますよ」
「はっ、テメェが言うと本当にどうにかなりそうだから面白い。だがな、世の中そんなに甘くねぇぞ?」
「分かってますよ、痛いくらい」
「ほぅ、テメェはクソ生意気なことばかり言うガキだが、たまに妙な説得力がありやがる……過去に何かあったのかい?」
「そりゃ、20年も生きていれば武勇伝のひとつやふたつはありますよ」
曖昧な言葉で濁すと、店長は短く笑っただけで、それ以上の追求はしてこなかった。
「まぁ、腐れ縁も立派な縁だ。困ったことがあったら、金を持って店に来やがれ。歓迎してやる」
「全部ツケにしといてくださいよ、踏み倒すんで」
「ほんと可愛くねぇガキだなテメェは」
「当たり前ですよ。俺は親になろうとしているんだから」
「……ふん。なら、テメェが大事な娘を連れて来る日を楽しみに待ってるよ」
「誰がこんな危ない店に連れて来るかよ」
「おいコラ、また口が砕け散ってるぞ」
「しまった!?」
この店で働くようになってから意識した言葉遣い。見違えるほどマシになったと自負しているのだが、油断すると直ぐに砕け散る……もとい、くだけた言葉遣いになってしまう。
「たく、人の大事な店を悪く言うからだ」
「実際に危険な客しか来ないじゃねぇか」
「……まぁ、否定できねぇけどな」
両手を広げておどけて見せる店長につられて、俺も少しだけ笑った。なんだかんだ、今日まで続けられたのは彼の人柄による部分が大きいのかもしれない。
果たして、このオッサンがもしかしたら立派な大人なんじゃないかと思えてしまうことは悔しがるべきなのか、それともケンカの相手を選ぶ目よろしく、少しはマシな人間に近付けたからこそ気付けたことなのだと喜ぶべきなのか……。
まぁ、考えても仕方ないか、こんなこと。
「そういや、店長はどうして自営業なんてやってるんだ?」
「どうしてそんなことを聞くんだ?」
「少し前まで俺は働く気なんて無かった。なのに娘が出来た途端にコレだ」
たったひとつ理由が出来ただけで、真面目に働こうなんて思ってしまった。
「だから、他の人はどう思ってんのかって、少しだけ気になったんだよ」
「……くっ、ははははは」
「なんだ、何がおかしい」
「いや、わりぃ、そんなとこまで俺にそっくりだからよ、つい笑っちまった」
そういや最初にも同じようなこと言ってたな。言葉遣いとか似ているような気がするが、他は全然違うだろ。言葉遣いにしたって、野郎なら大体こんな感じだ。
「よし分かった。話すつもりは無かったが、特別に教えてやるよ」
少しだけ儚い響きのある声で呟いて、店長は上を向いた。それは何かを思い出しているかのような、そんな雰囲気だった。
「人を待ってんだよ」
「……人?」
「ああ、来るかも分からねぇ、まだ生きてるかも分からねぇ女だ。もう10年も前の話だが、俺はテメェよりちゃらんぽらんなクソガキでよぉ。この店は親父から継いだってだけで、この場所が欲しいってヤツに売り飛ばすつもりだった。だけど、あいつが来やがった。当時は9時に店を閉めてたんだが、閉めた直後に入り込んできてな。しかも、腹が減って死にそうだけど金が無いから無料で寄越せと抜かしやがる。あんまりしつけぇから余り物を恵んでやったら、そのまま居座りやがってな……気が付けば3時だ。そんな時間まで明かりがついてるもんだから、残業帰りやら深夜バイト帰りの奴らが来店しやがって、あれよあれよと大盛り上がり。結局、あの女以外の客が帰ったのは朝の5時だったよ。最後まで残った女は本当に金が無いらしくてな、仕方ねぇからツケにしてやったんだ。……だから、あいつがツケを返すまでは店をたたむわけにはいかねぇのさ」
店長は楽しそうに、だけど少しだけ寂しそうに言葉を紡いだ。
なるほど、やっぱり理由があったらしい。
しかも共感できる内容だったから腹が立つ。
きっと、楽しかったんだ。
想像すら出来なかった感情に出会ったんだ。
「テメェのツケと一緒に、釣銭を返すのも忘れんなよ」
小生意気な事を言ってやると、店長は呆れた表情で振り返った。
その間抜けな顔を笑ってやる。
下手な笑顔だったからか、店長にも笑われた。
「ぬかしやがれ、クソガキ」
また来る。
そうか。
とても短い会話をして、俺は店を出た。
すると偶然にも太陽が昇り始め、眩しい光に目を細める。
それでも眩しいから、仕方なく太陽に背を向けて、ついでに頭を下げた。
……あんたのこと尊敬するよ。
店長、いや、先輩……兄貴。
そうだな、これがいい。
あのクソ店長と俺の関係なら、敬称は兄貴以外にありえない。
「……お世話になりました。クソ兄貴」
部屋に帰ると、珍しくみさきが寝ていた。自分と同じくらいある枕に可愛らしく抱き着いて、天使のような寝顔で眠っている。もしかして本当に天使なんじゃねぇの?
みさきの傍には漢字ドリルやノート、文庫本が並べてあった。きっと寝る直前まで勉強していたのだろう。
……待て、文庫本なんて買った覚えねぇぞ?
手に取って、なんとなくひっくり返す。
ゆい。
可愛らしい字で、大きく書いてあった。
「…………」
音を立てないように本を置いて、みさきの寝顔を見る。
こいつを育てると決めてから、とにかく変化の連続だった。
テメェがまともな人間に近付いているなんて思っちゃいねぇが、ずっと続けていた煙草と酒、それからギャンブルも止めた。寝具を買って、毎日風呂に入るようになった。飯だって、毎日食べるようになった。
だけど、こんなの出来て当たり前のことだ。
俺はまだスタートラインにすら立っていない。
どうやら立派な親になれる日は、まだまだ先らしい。
「……みさき」
俺に比べて、みさきの成長は著しい。
教えたことは直ぐに覚えるし、教えなくても何かを覚える。保育園では直ぐに友達を作って、保育士さんからの評価もそこそこ高い。しかも枕元にある漢字ドリルは、いつのまにか高学年が使う物になっている。
やはり、みさきは只者ではない。
みさきと似たような立場だった俺が思うのだから、間違いない。
彼女はきっと、俺みたいな大人にはならない。
いやいや、違うだろ。
俺がみさきを育てるんだ。
立派な親になって、立派な大人に育てる。
生まれてきて良かったって思わせてみせる。
……頑張らねぇとな。
自嘲気味に肩を揺らして、身体を倒す。
目を閉じると、直ぐに眠気がやってきた。
特筆するような出来事も無く日々が過ぎ、ひとつの区切りを迎えた。
今日、俺はバイトを辞める。
「約束通り一週間続けてやりましたよ、店長さん」
「おっと、もう一週間か。この歳になると時間の流れが早くていけねぇ」
早朝5時。閉店作業を終えた俺はカウンターに座って、同じく作業を終えた店長と話を始めた。
外も店内も静かだからか、互いの声がハッキリと耳に届く。たった一週間でスッカリ馴染んでしまったオッサンの声に苦笑しながら、俺は店長との会話を続ける。
思えば、ひたすら我慢した一週間だった。そりゃもういろんな客に出会って、握り締めた拳に爪が食い込んで血が出た日、理由の無い暴力に襲われた日……本当に、よく我慢できたと思う。
立派な親に少しでも近付くという最初の目的に沿えているのか怪しい所だが、この店で仕事を続けられるなら、何処に行っても大丈夫という自信のようなものは芽生えた。こんなこと店長に言ったら多分なぐられるけどな。
「それで、テメェはどうするつもりなんだ?」
噂をすればなんとやら。店長のことを考えた直後に声をかけられた。
このムカつく笑顔を見るのも今日で最後と考えると、少しだけ寂しいような気もする。少しだけ、本当に少しだけな。
「どうするもなにも、仕事を探すつもりですよ」
「ほう。当てでもあんのか?」
「…………まぁ、根性でどうにかしますよ」
「はっ、テメェが言うと本当にどうにかなりそうだから面白い。だがな、世の中そんなに甘くねぇぞ?」
「分かってますよ、痛いくらい」
「ほぅ、テメェはクソ生意気なことばかり言うガキだが、たまに妙な説得力がありやがる……過去に何かあったのかい?」
「そりゃ、20年も生きていれば武勇伝のひとつやふたつはありますよ」
曖昧な言葉で濁すと、店長は短く笑っただけで、それ以上の追求はしてこなかった。
「まぁ、腐れ縁も立派な縁だ。困ったことがあったら、金を持って店に来やがれ。歓迎してやる」
「全部ツケにしといてくださいよ、踏み倒すんで」
「ほんと可愛くねぇガキだなテメェは」
「当たり前ですよ。俺は親になろうとしているんだから」
「……ふん。なら、テメェが大事な娘を連れて来る日を楽しみに待ってるよ」
「誰がこんな危ない店に連れて来るかよ」
「おいコラ、また口が砕け散ってるぞ」
「しまった!?」
この店で働くようになってから意識した言葉遣い。見違えるほどマシになったと自負しているのだが、油断すると直ぐに砕け散る……もとい、くだけた言葉遣いになってしまう。
「たく、人の大事な店を悪く言うからだ」
「実際に危険な客しか来ないじゃねぇか」
「……まぁ、否定できねぇけどな」
両手を広げておどけて見せる店長につられて、俺も少しだけ笑った。なんだかんだ、今日まで続けられたのは彼の人柄による部分が大きいのかもしれない。
果たして、このオッサンがもしかしたら立派な大人なんじゃないかと思えてしまうことは悔しがるべきなのか、それともケンカの相手を選ぶ目よろしく、少しはマシな人間に近付けたからこそ気付けたことなのだと喜ぶべきなのか……。
まぁ、考えても仕方ないか、こんなこと。
「そういや、店長はどうして自営業なんてやってるんだ?」
「どうしてそんなことを聞くんだ?」
「少し前まで俺は働く気なんて無かった。なのに娘が出来た途端にコレだ」
たったひとつ理由が出来ただけで、真面目に働こうなんて思ってしまった。
「だから、他の人はどう思ってんのかって、少しだけ気になったんだよ」
「……くっ、ははははは」
「なんだ、何がおかしい」
「いや、わりぃ、そんなとこまで俺にそっくりだからよ、つい笑っちまった」
そういや最初にも同じようなこと言ってたな。言葉遣いとか似ているような気がするが、他は全然違うだろ。言葉遣いにしたって、野郎なら大体こんな感じだ。
「よし分かった。話すつもりは無かったが、特別に教えてやるよ」
少しだけ儚い響きのある声で呟いて、店長は上を向いた。それは何かを思い出しているかのような、そんな雰囲気だった。
「人を待ってんだよ」
「……人?」
「ああ、来るかも分からねぇ、まだ生きてるかも分からねぇ女だ。もう10年も前の話だが、俺はテメェよりちゃらんぽらんなクソガキでよぉ。この店は親父から継いだってだけで、この場所が欲しいってヤツに売り飛ばすつもりだった。だけど、あいつが来やがった。当時は9時に店を閉めてたんだが、閉めた直後に入り込んできてな。しかも、腹が減って死にそうだけど金が無いから無料で寄越せと抜かしやがる。あんまりしつけぇから余り物を恵んでやったら、そのまま居座りやがってな……気が付けば3時だ。そんな時間まで明かりがついてるもんだから、残業帰りやら深夜バイト帰りの奴らが来店しやがって、あれよあれよと大盛り上がり。結局、あの女以外の客が帰ったのは朝の5時だったよ。最後まで残った女は本当に金が無いらしくてな、仕方ねぇからツケにしてやったんだ。……だから、あいつがツケを返すまでは店をたたむわけにはいかねぇのさ」
店長は楽しそうに、だけど少しだけ寂しそうに言葉を紡いだ。
なるほど、やっぱり理由があったらしい。
しかも共感できる内容だったから腹が立つ。
きっと、楽しかったんだ。
想像すら出来なかった感情に出会ったんだ。
「テメェのツケと一緒に、釣銭を返すのも忘れんなよ」
小生意気な事を言ってやると、店長は呆れた表情で振り返った。
その間抜けな顔を笑ってやる。
下手な笑顔だったからか、店長にも笑われた。
「ぬかしやがれ、クソガキ」
また来る。
そうか。
とても短い会話をして、俺は店を出た。
すると偶然にも太陽が昇り始め、眩しい光に目を細める。
それでも眩しいから、仕方なく太陽に背を向けて、ついでに頭を下げた。
……あんたのこと尊敬するよ。
店長、いや、先輩……兄貴。
そうだな、これがいい。
あのクソ店長と俺の関係なら、敬称は兄貴以外にありえない。
「……お世話になりました。クソ兄貴」
部屋に帰ると、珍しくみさきが寝ていた。自分と同じくらいある枕に可愛らしく抱き着いて、天使のような寝顔で眠っている。もしかして本当に天使なんじゃねぇの?
みさきの傍には漢字ドリルやノート、文庫本が並べてあった。きっと寝る直前まで勉強していたのだろう。
……待て、文庫本なんて買った覚えねぇぞ?
手に取って、なんとなくひっくり返す。
ゆい。
可愛らしい字で、大きく書いてあった。
「…………」
音を立てないように本を置いて、みさきの寝顔を見る。
こいつを育てると決めてから、とにかく変化の連続だった。
テメェがまともな人間に近付いているなんて思っちゃいねぇが、ずっと続けていた煙草と酒、それからギャンブルも止めた。寝具を買って、毎日風呂に入るようになった。飯だって、毎日食べるようになった。
だけど、こんなの出来て当たり前のことだ。
俺はまだスタートラインにすら立っていない。
どうやら立派な親になれる日は、まだまだ先らしい。
「……みさき」
俺に比べて、みさきの成長は著しい。
教えたことは直ぐに覚えるし、教えなくても何かを覚える。保育園では直ぐに友達を作って、保育士さんからの評価もそこそこ高い。しかも枕元にある漢字ドリルは、いつのまにか高学年が使う物になっている。
やはり、みさきは只者ではない。
みさきと似たような立場だった俺が思うのだから、間違いない。
彼女はきっと、俺みたいな大人にはならない。
いやいや、違うだろ。
俺がみさきを育てるんだ。
立派な親になって、立派な大人に育てる。
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……頑張らねぇとな。
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