83 / 221
間章 閑話
SS:みさきとマンガとまゆみ先生
しおりを挟む
みさきは考えていた。
どうしてまゆちゃんに預けられたのだろう。
これまでもお留守番をすることは何度かあった。
だけど、いつもは一人でお留守番していた。
どうして?
りょーくんは、みさきのことが心配だと言っていた。
おうちの中に居るのにどうして心配なんだろう?
「それはね、みさきちゃんのことが大好きだからだよ」
ならこの前まではみさきのことが大好きでは無かったのか。みさきはしょんぼりした。
「みさきちゃん? ……ねむいのかな」
とぼとぼ部屋の隅まで歩いて膝を抱えたみさきを見て、檀はそう判断した。それから小さな机に目を戻して作業を再開する。作業というのは勿論、漫画のことである。
漫画を描き始めた檀じーっと見ながら、みさきは思う。
まゆちゃんの部屋は少し良い匂いがする。りょーくんの安心する匂いとは違って、なんだか甘い匂い。どこかに美味しい物があるのかなと部屋中を見てみたけれど、それらしき物は見つからなかった。
その代わりに、何やら不思議な物がたくさん置いてある。みさきの目が届く範囲にあるものは全て漫画を描く為の道具なのだが、みさきにはその知識が無い。
だから鉛筆っぽい物で紙に何かを描いている姿を見ていると、好奇心でうずうずしてくる。
まゆちゃんは何をしているのだろう。
ついに我慢できなかったみさきは、四つ這いで檀に近付くと、彼女の膝に乗って机を覗いた。
「……まんが?」
「そだよ~」
いつもお風呂で檀の膝の上に座っているから、みさきはスッカリこの場所が気に入ってしまった。一方で作業を中断せざるを得なかった檀だけれど、その心はとてもほんわかしている。
檀の位置からではみさきの頭の上くらいしか見えないが、自分の描いた絵を子供が興味深そうに見ているというのは悪い気分ではない。
「みさきちゃんも描いてみる?」
「んっ」
「ふひひ、いい返事いい返事」
鬼畜同人の神という異名を持つ檀だが、夏コミ以降はちょっとした心境の変化で健全な少女漫画を描いていた。今の檀は、子供が近付いても安心安全な漫画家である。
~アヘッ! 小日向檀のお絵かき教室~
檀は軽く机の上を片付けた後、B5サイズの用紙と鉛筆を二本用意した。
「みさきちゃん、何が描きたい?」
「りょーくん」
「ふひひっ、みさきちゃんは本当に天童さんが大好きだね」
うっとりとした気持ちで、すっかり描き慣れた絵を描く檀。一方でみさきは「りょーくんのことは好きだけど、はっきり言われると照れる」という顔をしていた。
「ほほい、マネして描いてみて」
僅か十秒程度で描き終えた檀は、相変わらず膝の上に居るみさきに声をかけた。すっかり別のことを考えていたみさきは、パチパチと瞬きをして、机の上の用紙に目を移した。それから、そこに描かれた絵をじーっと見つめる。
「……りょーくん?」
「はい、天童さんです」
「……ちっちゃい」
「ふひひ、これはSD天童さんです」
「えすでぃ?」
首を逆さまに傾けて問いかけるみさき。
檀は先生みたいな気分になって、ピンと右手の人差し指を立てた。
「スモールデフォルメ。可愛いは正義を体現した技法です」
「……ん?」
「ふひひ、だよねー。えっと、可愛く描く為の方法だよ」
「……かわいい?」
「はい。それに、これだと慣れれば十秒くらいで描けるので、ちょっとした四コマ漫画を描きたい時にオススメです」
言葉の意味は良く分からなかったみさきだけど、とりあえず手を動かすことにした。
檀が描いた絵を見ながら、その隣に同じものを描いてみる。その拙い手つきにキュンキュンしながら、檀は「頑張れ頑張れー」とみさきを応援した。
そして五分ほど時間が経って、みさきは初めての絵を描き終えた。
「おー、うまいうまい」
と素直に褒める檀の声を聞きながら、みさきは二つの絵を見比べてムっと眉を寄せた。みさきの絵は檀の描いた絵に比べて、なんだかカクカクしている。可愛くない。
「ん、もう一回? いいよいいよー、好きなだけ描いてねー」
みさきの方が可愛くりょーくんを描く。
そんな思いが、みさきに火を付けた。
「もうちょっと力抜いた方がいいよー」
という檀のアドバイスを素直に聞きながら、描いては眉を寄せ、描いては眉を寄せる。
最初に描かれた絵の周りには、みさきの描いた絵がクルクルと描き足されていった。その絵がドンドン上達するから、檀のテンションもドンドン上がる。
「みさきちゃん、長い線は一気に描いた方がいいよ」
「んっ」
「この髪の毛のツンツンしてるところはリズム良く!」
「つん、つん、つん♪」
「ふひひ、天童さんの目って、最初はギラギラしてたけど、最近はキラキラしてますよね」
「……ん?」
こうしてSD天童さんを描き続け、十七体目を描き終えた時、みさきはようやく鉛筆を置いた。
「すごいよみさきちゃん! 初めてでこんなに上手く描けるなんて将来有望ですよ、はい」
パチパチと心から拍手をする檀。
しかしみさきは、二つの絵を見比べて、やっぱり納得がいかない。
みさきが描いた絵は、とても五歳の子供が描いたとは思えないものだったけれど、檀の絵と比べれば、やはり劣っている。
しょんぼりと、みさきは口を一の字にした。
「これ天童さんが貰ったら喜ぶだろうなぁ」
みさきが最後に描いた絵を見ながら、檀がふひひと笑う。
その言葉を聞いて、みさきは――
「……ん」
「お、なんだこれ……うぉ!? 俺じゃねぇか!」
「……」
「みさきが描いたのか!?」
「……んっ」
「うぉぉぉぉスゲェぞみさき! 最高にかっこいいぜ!」
「……ひひ」
「――でも、なんか……いや、なんでもない」
――ふりふりふり、みさきは首を横に振る。
「……もっと」
「ん? まだ描くの? いいよいいよー」
ふりふり。
「違うの?」
「……ん」
もっと上手くなってから。
その心理を檀が知るよりも先に、龍誠が部屋のドアをノックした。
どうしてまゆちゃんに預けられたのだろう。
これまでもお留守番をすることは何度かあった。
だけど、いつもは一人でお留守番していた。
どうして?
りょーくんは、みさきのことが心配だと言っていた。
おうちの中に居るのにどうして心配なんだろう?
「それはね、みさきちゃんのことが大好きだからだよ」
ならこの前まではみさきのことが大好きでは無かったのか。みさきはしょんぼりした。
「みさきちゃん? ……ねむいのかな」
とぼとぼ部屋の隅まで歩いて膝を抱えたみさきを見て、檀はそう判断した。それから小さな机に目を戻して作業を再開する。作業というのは勿論、漫画のことである。
漫画を描き始めた檀じーっと見ながら、みさきは思う。
まゆちゃんの部屋は少し良い匂いがする。りょーくんの安心する匂いとは違って、なんだか甘い匂い。どこかに美味しい物があるのかなと部屋中を見てみたけれど、それらしき物は見つからなかった。
その代わりに、何やら不思議な物がたくさん置いてある。みさきの目が届く範囲にあるものは全て漫画を描く為の道具なのだが、みさきにはその知識が無い。
だから鉛筆っぽい物で紙に何かを描いている姿を見ていると、好奇心でうずうずしてくる。
まゆちゃんは何をしているのだろう。
ついに我慢できなかったみさきは、四つ這いで檀に近付くと、彼女の膝に乗って机を覗いた。
「……まんが?」
「そだよ~」
いつもお風呂で檀の膝の上に座っているから、みさきはスッカリこの場所が気に入ってしまった。一方で作業を中断せざるを得なかった檀だけれど、その心はとてもほんわかしている。
檀の位置からではみさきの頭の上くらいしか見えないが、自分の描いた絵を子供が興味深そうに見ているというのは悪い気分ではない。
「みさきちゃんも描いてみる?」
「んっ」
「ふひひ、いい返事いい返事」
鬼畜同人の神という異名を持つ檀だが、夏コミ以降はちょっとした心境の変化で健全な少女漫画を描いていた。今の檀は、子供が近付いても安心安全な漫画家である。
~アヘッ! 小日向檀のお絵かき教室~
檀は軽く机の上を片付けた後、B5サイズの用紙と鉛筆を二本用意した。
「みさきちゃん、何が描きたい?」
「りょーくん」
「ふひひっ、みさきちゃんは本当に天童さんが大好きだね」
うっとりとした気持ちで、すっかり描き慣れた絵を描く檀。一方でみさきは「りょーくんのことは好きだけど、はっきり言われると照れる」という顔をしていた。
「ほほい、マネして描いてみて」
僅か十秒程度で描き終えた檀は、相変わらず膝の上に居るみさきに声をかけた。すっかり別のことを考えていたみさきは、パチパチと瞬きをして、机の上の用紙に目を移した。それから、そこに描かれた絵をじーっと見つめる。
「……りょーくん?」
「はい、天童さんです」
「……ちっちゃい」
「ふひひ、これはSD天童さんです」
「えすでぃ?」
首を逆さまに傾けて問いかけるみさき。
檀は先生みたいな気分になって、ピンと右手の人差し指を立てた。
「スモールデフォルメ。可愛いは正義を体現した技法です」
「……ん?」
「ふひひ、だよねー。えっと、可愛く描く為の方法だよ」
「……かわいい?」
「はい。それに、これだと慣れれば十秒くらいで描けるので、ちょっとした四コマ漫画を描きたい時にオススメです」
言葉の意味は良く分からなかったみさきだけど、とりあえず手を動かすことにした。
檀が描いた絵を見ながら、その隣に同じものを描いてみる。その拙い手つきにキュンキュンしながら、檀は「頑張れ頑張れー」とみさきを応援した。
そして五分ほど時間が経って、みさきは初めての絵を描き終えた。
「おー、うまいうまい」
と素直に褒める檀の声を聞きながら、みさきは二つの絵を見比べてムっと眉を寄せた。みさきの絵は檀の描いた絵に比べて、なんだかカクカクしている。可愛くない。
「ん、もう一回? いいよいいよー、好きなだけ描いてねー」
みさきの方が可愛くりょーくんを描く。
そんな思いが、みさきに火を付けた。
「もうちょっと力抜いた方がいいよー」
という檀のアドバイスを素直に聞きながら、描いては眉を寄せ、描いては眉を寄せる。
最初に描かれた絵の周りには、みさきの描いた絵がクルクルと描き足されていった。その絵がドンドン上達するから、檀のテンションもドンドン上がる。
「みさきちゃん、長い線は一気に描いた方がいいよ」
「んっ」
「この髪の毛のツンツンしてるところはリズム良く!」
「つん、つん、つん♪」
「ふひひ、天童さんの目って、最初はギラギラしてたけど、最近はキラキラしてますよね」
「……ん?」
こうしてSD天童さんを描き続け、十七体目を描き終えた時、みさきはようやく鉛筆を置いた。
「すごいよみさきちゃん! 初めてでこんなに上手く描けるなんて将来有望ですよ、はい」
パチパチと心から拍手をする檀。
しかしみさきは、二つの絵を見比べて、やっぱり納得がいかない。
みさきが描いた絵は、とても五歳の子供が描いたとは思えないものだったけれど、檀の絵と比べれば、やはり劣っている。
しょんぼりと、みさきは口を一の字にした。
「これ天童さんが貰ったら喜ぶだろうなぁ」
みさきが最後に描いた絵を見ながら、檀がふひひと笑う。
その言葉を聞いて、みさきは――
「……ん」
「お、なんだこれ……うぉ!? 俺じゃねぇか!」
「……」
「みさきが描いたのか!?」
「……んっ」
「うぉぉぉぉスゲェぞみさき! 最高にかっこいいぜ!」
「……ひひ」
「――でも、なんか……いや、なんでもない」
――ふりふりふり、みさきは首を横に振る。
「……もっと」
「ん? まだ描くの? いいよいいよー」
ふりふり。
「違うの?」
「……ん」
もっと上手くなってから。
その心理を檀が知るよりも先に、龍誠が部屋のドアをノックした。
0
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
レンタル従魔始めました!
よっしぃ
ファンタジー
「従魔のレンタルはじめました!」
僕の名前はロキュス・エルメリンス。10歳の時に教会で祝福を受け、【テイム】と言うスキルを得ました。
そのまま【テイマー】と言うジョブに。
最初の内はテイムできる魔物・魔獣は1体のみ。
それも比較的無害と言われる小さなスライム(大きなスライムは凶悪過ぎてSランク指定)ぐらいしかテイムできず、レベルの低いうちは、役立たずランキングで常に一桁の常連のジョブです。
そんな僕がどうやって従魔のレンタルを始めたか、ですか?
そのうち分かりますよ、そのうち・・・・
魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。
それは、最強の魔道具だった。
魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく!
すべては、憧れのスローライフのために!
エブリスタにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる