日刊幼女みさきちゃん!

下城米雪

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第五章 未来のこと

みさきが七歳になった日

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「はっぴばーすでー、とぅーみさきぃ〜!
 はっぴばーすでぇ、とぅうみさきぃ〜!
 はっぴっばーすでっ……とぅっ、みさきぃ〜!
 はっぴばーすでー、とぅー、みさきぃ〜」

 \おめでとー!/

 みさきの七歳の誕生日会は、ゆいちゃんのうろ覚え感あふれる歌と共に始まった。

「みさき、今だ」
「んっ」

 ふーっ! みさきの鋭い息が蝋燭の火を揺らす。しかし消えたのは手前の三本だけで、奥までは届かなかったようだ。

「みさき! ちかづいて!」
「ん」

 隣に座っているゆいちゃんの声を受けて、みさきは蝋燭に顔を寄せた。そうして一本ずつ吹き消していく。

「あといっぽん!」

 \がんばれー!/

 ゆいちゃんの声に合わせて机を囲む大人達も声援を送る。
 果たして最後の一本が吹き消されると、大きな拍手が起こった。

 みさきは一見するといつも通りで、しかし口元を見れば喜んでいることが分かる。それを見るだけで、俺まで嬉しくなる。

「みんな、今日はみさきの為にありがとう」
「どういたしまして!」

 一番に答えたのは、えっへんと胸を張るゆいちゃん。
 相変わらず元気いっぱいな彼女がみさきの友達で良かったと改めて思う。どうかこの先もずっと仲良くしてくれることを願うばかりだ。

「なんで龍誠の方が嬉しそうなんだよ」
「みさきが嬉しそうだからだ」

 みさきの幸せは俺の幸せであり、つまりこの場合は俺自身がみさきなのだ。

「今日は本当にありがとな。わざわざみさきの為に来てくれて」
「だから気にすんなって」

 そっけなく言って目を逸らす朱音。
 この前は俺が不甲斐ないせいで色々あったというか、結衣とピリピリしていたけれど、今日は普通に挨拶していたし、機嫌も良さそうだ。

「じゃーん! プレゼントです!」
「……ん」
「プレゼントです!」
「……ん?」

 一方で結衣は、みさきにプレゼントを渡す娘を撮影していた。って、見てる場合じゃねぇ。俺もプレゼントを渡さないと。

 ……俺なりに頑張って選んだが、喜んでくれるだろうか。
 
 背中に隠した袋に触れて、ゴクリと粘っこいものを飲み込む。
 いつ渡そうか。ソファで仲良く話している二人を見ながら、俺はタイミングを見計らっていた。

「みさきちゃん、私からもどうぞ」
「……ん」

 そうこうしている間に小日向さんがプレゼントを渡した。
 みさきは嬉しそうに頷いて、差し出されたプレゼントを受け取る。包装されているから中身は分からないけれど、あの形は本に違いない。

 ところでゆいちゃんが渡していたのは、みさきの顔と同じくらいの大きさをした熊のぬいぐるみだ。それは今みさきの膝の上にあって、みさきは小日向さんから受け取ったばかりのプレゼントをくるくる回して興味深そうに見ている。ついでにゆいちゃんも隣で覗きこんでいる。

 さて、次は俺の番――

「ほら、一応オレも用意したから」
「……ん」

 先を越されたか、まあいい。
 朱音のプレゼントも包装されていて中身は分からないが、あの形なら本だろうか。

「チョコだよ。食える?」
「……いい?」
「え、なに?」
「食べてもいいかって聞いてる」
「いいけど……なんで今ので分かるんだよ」

 なんで分かるかって聞かれると難しいな……雰囲気?

「みさき、いっこちょうだい!」
「……ん」

 早速中身を取り出して口に入れたみさき。
 その後もうひとつ摘んでゆいちゃんの口に入れる。

「どう、うまい?」
「おいしいです!」

 代わりに返事をしたのはゆいちゃんだ。その間にみさきは二口目をパクリとして、小さな口をもにょもにょ動かしている。ただし顔は朱音の方を向いていて、目でありがとうと言っているが、果たして苦笑いを浮かべた彼女には伝わっているだろうか。

 さてさて、今度こそ俺の――

「私からはこんな物を用意しました」

 ……ほう、みんな行動が早いじゃないか。

「勉強道具です。使ってくださいね」
「……ん」

 なるほど、勉強道具なら有って困ることは無い。というか、ゆいちゃんのと合わせて結衣が二つ用意してくれたようなものか。

「本当にありがとう、みさきも喜んでる。そうは見えないかも知れないが」
「……ん」

 この通り、みさきは頷きながら吐息を漏らすことしか出来ていない。もともと無口だが最近は口数も増えているし、きっと照れているのだろう。

「さて、あとは貴方だけですね」

 結衣が言った直後、全員が俺に目を向ける。

「……そうだな」

 瞬間、みさきの視線が俺を貫いた。
 その目には期待を絵に描いたような眩い輝きがあって、それが大きな重圧として襲いかかる。

 いいのか? 本当にこのプレゼントでいいのか?

 今回用意したのは兎柄のマフラーだ。
 理由は、なんか最近寒いかなって……。

 因みに去年はパジャマで、とても喜んでくれていた。

 もしもの話をしよう。
 もしもみさきが、去年のプレゼントで今年のプレゼントに過大な期待をしていたら?

 よくよく考えると、あの時のみさきは気持ち的に盛り上がっていた。思い出は美しいという俺には無縁だった言葉があるけれど、先人の知恵に習うならば、みさきが俺以上に去年の出来事を美化している可能性だってある。

 つまり


 え、マフラー?
 ……あ、うん……ありがとう。


 となる可能性もあるわけだ。
 きゅ、急に寒気が……なんなんだこれは、プレゼントを渡すのってこんなに難しかったのか。

「なあ龍誠、早く渡したら?」
「……あ、ああ、そうだな」

 朱音の言う通りだ。
 どうせ迷ったところで結果は変わらない。

「察してあげてください。彼は今、本当にこのプレゼントで良かったのかなと考えているのです」

 ちくしょうエスパーめ、察しが良すぎる。

「チゲぇよ。これは、ほら、あれだよ。焦らしてるだけだ」
「ふーん。焦らす程の物を用意したのですね」

 このっ、余計に渡しにくくなったじゃねぇかよ……。

「ちなみに、みさきは何を貰えたら一番うれしい?」
「りょーくん」

 なんてことだ、俺自身がプレゼントになるのが正解だったのか。
 
「ど、どの部位を渡せばいい?」
「おかしなことを言っていないで早く背中に隠した袋を出しなさい」

 こいつ少しは空気を読めねぇのかよ!?

「天童さん、みさきちゃんならきっと喜んでくれますよ」
「小日向さん……」

 くっ、今はこの優しさが少し苦しい。
 さておき時間が経つほどに苦しくなるばかりだ。これならさっさと渡してしまうに限る。

 ……喜んでくれると信じて。

「みさき、七歳の誕生日おめでとう」
「……ん」

 ケーキに当たらないよう気をつけながら、机の向こう側に座るみさきにマフラーの入った袋を差し出した。みさきはコクリと頷いて、受け取った袋を自分の方に引き寄せる。

「……いい?」
「あ、ああ。好きなだけ中身を見てくれ」
「……ん」

 みさきが袋を開けようとすると、自然に周りの視線も集まった。自分の用意したプレゼントをいろんな人に見られるってのは妙に恥ずかしい。

 ……喜んでくれるといいが、もし微妙な反応だったらどうする? はぁぁぁ、マジで、何だよこれ。こんな緊張感は久々だ。

「マフラー!」

 声を上げたのはゆいちゃんだ。
 みさきはマフラーを持った手を思い切り広げて、全体をまじまじと見ている。

 ……ど、どうだ?

 冷や汗を握る俺の前で、みさきは素早くマフラーを首に巻きつけた。
 それからじーっと俺の目を見て、ひひっ、と息を漏らす。

「ありがと」

 っしゃああああああああぁああああ!!
 なんだこれ! なんだこれ嬉しい! 嬉しいぞ!?

「あー! みさきっ、りょーくんにだけありがとういってるー!」
「ゆい、ソファの上に立つのはマナーが悪いですよ。それから、人に指を向けてはダメです」
「……ごめんなさい。でもずるいー!」

 怒られて小声で騒ぐゆいちゃん。
 みさきはゆいちゃんから顔を逸らすと、俺がプレゼントしたばかりのマフラーに口を隠した。

「さてと、プレゼントも渡せたことだし、みんなでケーキを食べようか」

――こうして、みさきの誕生日会は終始賑やかに行われた。今日に至るまでには様々なことがあったけれど、この時間は俺も考えるのを止めて、純粋にみさきを祝った。

 相変わらず結衣は空気の読めない発言を繰り返していたが、この前みたいに険悪な感じになることはなかった。というか、主にみさきとゆいちゃんの微笑ましいやりとりを見守る時間だったから、ピリピリとした空気なんて入り込む余地がなかった。

 実際の所みんなが何を考えているのかはわからないが、この時間だけは純粋に楽しんでくれていたと思う。だからこそ、それが終わりに近付くにつれて、俺は気分が沈んでいくのを感じていた。

 祭りの後の寂しさに似ている。ただし、この楽しい時間が終わった後に残るのは、いつもと変わらない静かな風景とは違う。

 果たしてどうなるのか。
 それを考える度に、少しずつ体が重くなった。

 だけどそれは、これまでの地面に足を縫い付けられるような感覚とは違って、程良い緊張感と呼べなくもない。そう感じるのは、きっと俺の中に答えがあるからだ。

 
 *


「では、タクシーが到着したようなので、私はゆいを連れて帰りますね」
「ああ、今日は本当にありがとう」

 気持ちよさそうに眠っているゆいちゃんを抱いて、すたすた玄関へ向かった結衣を見送る。
 彼女はゆいちゃんを揺らさない為かゆっくり歩いていたけれど、振り向くことはなく、何か言うこともなかった。彼女にしては珍しく口数が少ないと思ったが、俺も黙って背中を見送ることにした。

「外までは来なくて大丈夫です」
「そうか、気をつけてな」
「はい……また、学校で何かあった際には連絡します」
「ああ、よろしく頼む」

 短い会話の後、結衣は外に出た。
 どこか他人行儀な感じがしたけれど、逆にいつも通りだったような気もする。

 少しだけ引っかかるが、今はそれよりも大事なことがある。
 俺は軽く呼吸を整えて、振り向いた。

 大部屋に戻ると、小日向さんがソファで眠るみさきに毛布をかぶせたところだった。

「子供ってすげぇよな。さっきまで騒いでたと思ったら、今度はぐっすり眠ってる」
「ふひひ、たぶん疲れたんでしょうね」
「いやいや絶対オレの方が疲れたし。ゆいすけマジやばい」

 悪態をついているように聞こえるけれど、その顔を見れば優しい目をしているのが分かる。実際、ゆいちゃんが疲れて眠ってしまうまで、ほとんど朱音が相手をしてくれていた。工場で慕われている姿を見た時から感じていたけれど、朱音はかなり面倒見の良い性格になったらしい。俺と二人でいる時は良くも悪くも昔のままだが……さておき、小日向さんとも打ち解けたようで何よりだ。

 なんというか、和やかだ。
 この空気に水を差すようなことはしないで、今日はもう終わりにしたいと強く思う。

 だけど、きっと長引かせることに意味はなくて、そんな時間も残されていない。

「さて、朱音はこの後どうする? 良かったら駅まで送って行こうか」

 出来る限りいつも通りを装って、声をかける。
 すると、二人は揃って俺に目を向けた。
 
「……えっと」

 朱音は面食らったような表情をして、あちこちに目を泳がせた。
 その反応を見るだけで、俺が声をかけたことの意味が伝わっているのだと分かる。

 やがて、朱音は俺の目を見て返事をした。

「……うん。そうだな。そろそろ帰ろうと思ってた」

 朱音は荷物を持って立ち上がる。

「それじゃ小日向さん、ちょっと送ってくる」
「……あ、はい。暫くここに居るので、みさきちゃんのこと、見ておきますね」
「ありがとう」

 短い感謝の言葉に何か添えようとして、しかし思い付かない。
 俺は開きかけていた口を噤んで、朱音に目を向けた。

「行こうか」
「……うん、よろしく」


 *


 駅までは少し距離があって、普通に歩けば三十分はかかる。とりわけ今はゆっくりとした歩調だから、一時間近くかかるかもしれない。

 二月の夜風は冷たくて、ときおり吹く強い風が身体を凍りつかせようとする。
 実際に首から上はすっかり硬くなってしまって、用意したはずの言葉が一向に出てこない。

 いつ切り出そうか。
 部屋を出てからずっとタイミングを見計らっているけれど、どうにも良い機会が見付からない。

「……寒いな」
「……そう、だな」

 なんだか手持ち無沙汰になって声をかけてみても、この通り会話が続かない。思えば、朱音と並んで歩く時はいつもこんな感じだ。

「あのさ!」

 そんなことを考えていたら、朱音が声をあげた。
 俺は少しだけ反応が遅れて、二、三歩だけ離れたところで振り返る。

「……」

 朱音は肩に掛けたバッグの紐を強く握って、俺のことを見ていた。

 まだ駅までは少し距離がある。
 特に意図したわけではないけれど、最短の道を選んでいたら大通りを避ける形になった。周りには明かりの灯った家々が建ち並んでいて、車はあまり通っていない。耳を澄ませても風の音しか聞こえない静かな場所だけれど、家からもれる灯と頭上にある電灯が合わさって妙に明るい。朱音の表情も、口から出る白い息も、はっきりと見える。

 やがて朱音はバッグに手を入れると、中から何かを取り出した。
 それは桃色の包装がされていて、よく見るとみさきに渡していたものと似ている。

「……ほら、これ、一応、バレンタインデー、だから」

 途切れ途切れに言って、差し出した。

「ありがとう」

 俺は受け取る為に手を伸ばして、しかし直前で動きを止める。

「龍誠?」

 不思議そうな目をして朱音は言った。

 ……言うなら、今しかない。

「朱音……結婚の話なんだが」

 ビリビリとした感覚が全身を襲う。
 途端に冷や汗が溢れ出して、べっとりとした感覚を背中に覚えた。

 これから言う言葉が正しいのか否か、直前になって拭い去ったはずの不安が蘇る。

 果たして、この発言が何をもたらすのか。
 それがほんの一欠片でさえ想像できない。

 だけど、覚悟を決めよう。




「ごめん。朱音の気持ちには応えられない」




 しばらく、時間が止まったかのようだった。
 あれだけ冷たかった空気も感じなくなって、代わりに言いようのない気持ちと熱が押し寄せた。

 言ってから、とても後悔していた。こんなことに意味があるのかと。せっかく向けられた好意に対して、それを拒むと告げることに、いったい何の意味があるのかと。
 その問いは、これまでの日々を丸ごと否定するかのようなものだけれど、自問せずにはいられない。

 顔を上げるのが怖い。
 俺でさえこれほど苦しいのなら、朱音はいったい、どれほど――

「そっか」

 果たして耳に届いたのは、しかしあっさりとした声だった。

「……うん、分かってた」

 顔をあげると、そこには朱音の笑顔があった。

「だってさ、龍誠、すっごく分かりやすかった」

 どこか乾いた声で、楽しそうに言う。

「こっちこそ、困らせるようなこと言ってごめん」
「なんで、朱音が謝ることなんて無い」
「いいよっ……ほら、ほんと、分かってたから」

 分かっていた。その言葉がチクリと刺さる。彼女の言う通り、俺のこれまでの態度は、そう思わせる程のものだったのだろう。心当たりはいくつもあって、とてつもなく申し訳なくなる。

「……ごめん」
「だから……はぁもう、大人になった龍誠めんどくさい」

 かつんかつんと、朱音は音を鳴らして歩く。
 その姿を追いかけて振り向くと、静かな背中が目に映った。

「…………」

 とても長い間、その背中を見つめていた。
 かける言葉なんて見付からなかった。

「……あのさ」

 ぽつりと、朱音は呟くようにして言う。

「これからも、時々、遊びに誘ってもいいか?」
「……え?」
「難しいのは分かってる。でも、ほら……寂しいっていうか……やっぱり、龍誠は龍誠だから。恋とか、そういうの抜きにしても……家族みたいなものだから」

 ……家族。

「なんて……ずるいよな、こんなの」
「ずるくなんかっ」

 俺の言葉を遮るようにして、朱音は軽快な動きで振り向いた。
 そのまま俺に駆け寄って、手に持っていたチョコレートの箱を俺の胸に叩き付けた。

「はいこれ、友チョコ」
「……」
「知ってるか? 最近のバレンタインだと、友達にもチョコレートをあげるんだって」

 静かに、だけど子供のような表情をして、朱音は言う。

「これからも、よろしくな」

 その言葉の裏で何を思っているのか、それは分からない。俺なんかに分かるはずはない。だけど、朱音がどうしたいのかは痛いくらいに伝わった。

「……ああ。また暇になったら、いつでも電話してくれ」

 俺は、それを受け入れることにした。
 それ以外の選択肢なんて思い付かないし、きっと存在しない。

「龍誠こそ、何かあったらオレにも声をかけてくれよ」
「何かって?」
「……さあ、なんだろ」

 会話が途切れ、少し強い風が吹いた。
 その風が過ぎ去った後、朱音は大股で一歩だけ下がり、軽く手を振る。

「ばいばい。ここからは一人で大丈夫」
「いや、せっかくだから最後まで送ってくよ」
「いいって。ほら、みさきちゃんも待ってるんだろ?」

 それは何でもないような言葉だったけれど、俺はそれ以上なにも言えなかった。

「……気をつけてな」
「うん」

 朱音は頷いて、きっと何か言いかけて、しかし無言のまま振り返った。
 それから少し早歩きで駅へ向かう。

 俺はただ、見送った。
 やがて朱音の姿が見えなくなった後、なんとなく受け取ったチョコレートを手に取る。

 それは不格好なハートの形をしていて、手のひらくらいの大きさだった。
 相変わらずの肌寒さを感じながら、パクリと口に含む。

 俺の知っているどのチョコレートよりも甘くて、ジャリっとした砂糖の食感がある。
 明らかに砂糖の分量を間違えているチョコレートは、しかし、ほろ苦かった。
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