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其の一 華の香り
1-6 見えない壁を手で探り
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週が変わり、千鶴はいつも通り登校した。土曜日の雨も日曜日には止み、晴れ間が見える今は路面も乾いており、通りは始業に追われる人々で活気を予感させた。
帝都女学院では平日は午前が四限、午後が三限で、朝礼を終えると授業が始まる。文学や歴史、地理、算術、宗教などの座学は午前中に。礼儀作法、家政、芸術、外国語といった実技は午後に行い、一週間みっちりと学ぶのだ。
午前の授業を終えた後、午後の授業が始まるまでは一時間ほど休憩がある。
寄宿生は寄宿舎の食堂で食事をするし、千鶴のような通学生は持参した弁当で昼食を取る。当番の娘はお茶の用意をすることになっており、皆手を貸しながら束の間のおしゃべりにいそしむのが常だ。
噂話について探るならば絶好の時間だった。
千鶴は、影守が欲しい類いの噂ならば寄宿生が良いだろうと当たりをつけていた。
彼女たちは朝は六時、夜は二十時まで生活と学習を共に過ごす。厳しく行動を制限されるなか親しくなるのは当然で、その中で醸造される空気は独特のものがあった。まるで姉妹の契りをしたのかと思う程に。
(でも、今から話の輪に入るのは不自然よね。それに妖しげな話ばかりしていたら、先生方に注意されてしまうわ)
寄宿生以外の寄宿舎への立ち入りもまたかなり厳しく制限されている。直接向かうことはできない。
仲の良い生徒もいるにはいるが、千鶴がとれる手段はかなり限られていた。交換日記が最も密にやりとりができる手段だろう。
「千鶴さん、なにか困りごと? ぼうっとしているわ」
「……あっ、ごめんなさい。ちょっと考え事を」
弁当を広げながら箸が進まない様子に、淑乃がそっと声を掛ける。千鶴ははっとして、取り繕うように笑みを浮かべた。
「よかった、具合が悪いのではないのね」
「ええ。とっても元気よ。ありがとう。ごめんなさい、心配を掛けてしまって」
「いいのよ。けれど、なにか悩みがあるのならいつでも言ってちょうだいね」
淑乃の柔らかい笑みに、千鶴はほっと息をついた。成績優秀で、教師に褒められることも少なくない淑乃は視野も広い。なにか次の一手がほしい千鶴は、少し言い淀んだ後、ぽつりぽつりと話し出した。
「実は……昨日の求人先で、定期的に話し相手を勤めることができそうなの。でも、流行り物がお好きらしくて……おまじないだとか、そう言った不思議な話題をお求めだそうで。わたくし、疎い自覚があるものだから、どうしたら皆さんのそう言ったお話を伺えるかしらと」
「まあ、そんなこと。寄宿生と交換日記くらいなさっているでしょう?」
「実は……わたくしの性分と言いますか、交換日記と言うよりお手紙でのやりとりばかりで。それも今はなんだか時間が惜しく感じられてしまって……」
「千鶴さん、このところ慌ただしくいらっしゃったものね……あっ」
淑乃ははっと目を見開くと、僅かの間周囲を伺うと、声を潜めた。
「……噂の蒐集というと、先週末の、あのいかにも怪しげな求人用紙ですの?」
眉をひそめる表情から、彼女が快く感じていないのが伝わってくる。しかし千鶴は正直に頷いた。
「身元は確かな方のようでしたわ。それに、とても丁寧に対応していただきましたの」
「まだ一度お目にかかったきりなのでしょう? 本当に、危ないお話ではないと言えるの?」
「はい。家に挨拶までしていただきました」
「まあ……」
淑乃の口から、呆れとも、拍子抜けとも取れない声が漏れる。千鶴は彼女の気持ちが手に取るように分かった。ある意味、今なお疑わしい部分があるからだ。
それでも、妙に心惹かれてならない。期待と不安が混じり合い、けれど行動しなくてはと言う気持ちが千鶴に立ち止まることを許さない。
そして影守の振る舞いに対し、好感を持っていることも無視できない理由だった。
複雑な千鶴の心すべてを詳らかにすることは彼女自身にとっても難しい。淑乃には理解されなくとも許されたいと思った。
「では、婚約なさるのかしら」
「まあ! どうかお母様のようなことを仰らないでくださいな。先のことは分かりませんが、当面そのようなことにはならないはずですわ」
「そんなこと、分からないではないですか。千鶴さんは週末にお相手を勤めること自体には乗り気なのでしょう?」
「でも……そんなこと、あるかしら……」
「貴女はお母様のようなことを仰らないでと言うけれど、ということはお家の人はあわよくばと思っていらっしゃるのではなくて?」
そう言われると否定できず、千鶴の口は重くなった。
淑乃はそれを見て、一度言葉を区切ると、大きくなり始めていた声を落とした。
「……ごめんなさい、そういうお悩みではないのよね。先走ってしまったわ」
「いいえ、心配してくださったのでしょう? 淑乃さんは色んなことを知っていらっしゃるから、わたくし、心強く感じておりますのよ」
「そう言っていただけると嬉しいわ」
「うふふ」
淑乃の表情に柔らかさが戻り、千鶴は安堵した。
「ひとまずお手紙の内容をさらってみてはいかが? 毎日新しい話がでてくるとも思えないわ」
「そうですね。そうします」
「千鶴さんは思い切りがよろしいから、心配だわ。どうか少しでも不安に思うことがあったら、仰ってくださいましね。それこそ、お手紙でも構いませんから」
「勿論ですわ」
「わたくしは交換日記でもいいんですのよ」
少しおどけたような表情に吹き出しつつ、千鶴は改めて感謝を述べた。
噂話については収穫はなかったが、一番の友人に優しく受け止めてもらえたことが嬉しかった。
進捗は芳しくなかった。淑乃も都度声を掛けてくれていたものの、影守が『魂屋の店主』として気に入りそうな話題には今ひとつ届かないものばかりだった。期日が迫るにつれ、今週だけだという体で他にも仲良くしている数人に聞いてみたが、なしのつぶてである。
「事件由来の怪談話なんて、別に校内じゃなくても聞きますものね……」
流石に木曜日になってもなんの収穫もないと、愚痴めいた口ぶりになってしまう。
淑乃は気落ちする千鶴を見かねて、励ますように肩に手を添えた。
「千鶴さん、そんなに一所懸命になっていらっしゃるけれど、お相手の方は貴女にそういうお話をかき集めてくるよう言いつけなさったの?」
「え? ……そういうわけではなかった、けれど……」
元々は噂話を集めている、情報に通じている女生徒を求めていたという求人だったが、店主からなにか指示があったわけではない。
しかし、土曜日に語る噂話によって採用の可否が決まるのだ。つまりそれは、話の種を集めてこいという意味ではないか。
千鶴は惑うまま考えを口に乗せた。
淑乃は小さく頷きながら相づちを打ち、千鶴の口からするすると言葉を引き出していく。
「結局判断するのはお相手さまなのね。だったら、千鶴さんは千鶴さんらしくした方がよろしいんじゃなくて? たった一回のことだったら分かるけれど、そんなに頑張っているのだもの。未来あるお話なのでしょう。けれど、この先ずっと、こんな闇雲なことをなさるおつもりなの? 成績も落ちてしまうわ」
淑乃の言葉は尤もだった。机を寄せて話を聞いていた芙美と太惠も思い思いに頷いている。教室の中には他にも生徒たちがいたが、みな内向きに顔と意識を向けており、千鶴たちも例外ではない。
「……ここが限界かしら」
このままもがいていても、場合によっては遊びほうけていると取られてもおかしくはない。元々その手の話に疎く、「それでも」と押し通すほどの情熱があるわけでもない。これ以上固執すれば、身持ちを崩してしまうのは時間の問題だった。
「気忙しくなってしまうのは分かるけれど、わたくしも他の方も、元気で明るい貴女が好きよ」
やんわりとした警告だった。千鶴は深呼吸を一つ挟むと、友人の気持ちを受け止めた。
求人はこれだけではない。例え心惹かれるものがなくなったとしても、級友と親交を温める事の方が余程大切だった。
「でも、千鶴さん、なんだか恋をしているようね」
「えっ」
「だって、これきりにしたくないのでしょう?」
ふふ、と淑乃との様子を見守っていた芙美と太惠が顔を見合わせて笑う。芙美は卒業と同時に嫁入りすることが決まっており、婚約者と穏やかに関係を築き、心を通わせている。太惠は進学を決めており、留学も視野に入れているほど外国語に堪能で、異文化への関心が高い娘だった。
千鶴の一歩も二歩も先を行く二人にそう言われ、千鶴は顔を赤らめた。
「……そう、ね。なんだか心惹かれるの」
「千鶴さんのことだから、お相手の方に惹かれているというわけではないかもしれないけれど」
「いいじゃない。何に興味を持ったのかなんて些事よ。大事なのはそういうものがあるかどうかなのだから」
どちらも千鶴の変化を前向きに受け止めてくれているのが伝わってくる。
「でも、自分を大事にしてね」
最後に添えられた淑乃の言葉に、二人は同意の首肯を。千鶴も返事のために頷いたのだった。
帝都女学院では平日は午前が四限、午後が三限で、朝礼を終えると授業が始まる。文学や歴史、地理、算術、宗教などの座学は午前中に。礼儀作法、家政、芸術、外国語といった実技は午後に行い、一週間みっちりと学ぶのだ。
午前の授業を終えた後、午後の授業が始まるまでは一時間ほど休憩がある。
寄宿生は寄宿舎の食堂で食事をするし、千鶴のような通学生は持参した弁当で昼食を取る。当番の娘はお茶の用意をすることになっており、皆手を貸しながら束の間のおしゃべりにいそしむのが常だ。
噂話について探るならば絶好の時間だった。
千鶴は、影守が欲しい類いの噂ならば寄宿生が良いだろうと当たりをつけていた。
彼女たちは朝は六時、夜は二十時まで生活と学習を共に過ごす。厳しく行動を制限されるなか親しくなるのは当然で、その中で醸造される空気は独特のものがあった。まるで姉妹の契りをしたのかと思う程に。
(でも、今から話の輪に入るのは不自然よね。それに妖しげな話ばかりしていたら、先生方に注意されてしまうわ)
寄宿生以外の寄宿舎への立ち入りもまたかなり厳しく制限されている。直接向かうことはできない。
仲の良い生徒もいるにはいるが、千鶴がとれる手段はかなり限られていた。交換日記が最も密にやりとりができる手段だろう。
「千鶴さん、なにか困りごと? ぼうっとしているわ」
「……あっ、ごめんなさい。ちょっと考え事を」
弁当を広げながら箸が進まない様子に、淑乃がそっと声を掛ける。千鶴ははっとして、取り繕うように笑みを浮かべた。
「よかった、具合が悪いのではないのね」
「ええ。とっても元気よ。ありがとう。ごめんなさい、心配を掛けてしまって」
「いいのよ。けれど、なにか悩みがあるのならいつでも言ってちょうだいね」
淑乃の柔らかい笑みに、千鶴はほっと息をついた。成績優秀で、教師に褒められることも少なくない淑乃は視野も広い。なにか次の一手がほしい千鶴は、少し言い淀んだ後、ぽつりぽつりと話し出した。
「実は……昨日の求人先で、定期的に話し相手を勤めることができそうなの。でも、流行り物がお好きらしくて……おまじないだとか、そう言った不思議な話題をお求めだそうで。わたくし、疎い自覚があるものだから、どうしたら皆さんのそう言ったお話を伺えるかしらと」
「まあ、そんなこと。寄宿生と交換日記くらいなさっているでしょう?」
「実は……わたくしの性分と言いますか、交換日記と言うよりお手紙でのやりとりばかりで。それも今はなんだか時間が惜しく感じられてしまって……」
「千鶴さん、このところ慌ただしくいらっしゃったものね……あっ」
淑乃ははっと目を見開くと、僅かの間周囲を伺うと、声を潜めた。
「……噂の蒐集というと、先週末の、あのいかにも怪しげな求人用紙ですの?」
眉をひそめる表情から、彼女が快く感じていないのが伝わってくる。しかし千鶴は正直に頷いた。
「身元は確かな方のようでしたわ。それに、とても丁寧に対応していただきましたの」
「まだ一度お目にかかったきりなのでしょう? 本当に、危ないお話ではないと言えるの?」
「はい。家に挨拶までしていただきました」
「まあ……」
淑乃の口から、呆れとも、拍子抜けとも取れない声が漏れる。千鶴は彼女の気持ちが手に取るように分かった。ある意味、今なお疑わしい部分があるからだ。
それでも、妙に心惹かれてならない。期待と不安が混じり合い、けれど行動しなくてはと言う気持ちが千鶴に立ち止まることを許さない。
そして影守の振る舞いに対し、好感を持っていることも無視できない理由だった。
複雑な千鶴の心すべてを詳らかにすることは彼女自身にとっても難しい。淑乃には理解されなくとも許されたいと思った。
「では、婚約なさるのかしら」
「まあ! どうかお母様のようなことを仰らないでくださいな。先のことは分かりませんが、当面そのようなことにはならないはずですわ」
「そんなこと、分からないではないですか。千鶴さんは週末にお相手を勤めること自体には乗り気なのでしょう?」
「でも……そんなこと、あるかしら……」
「貴女はお母様のようなことを仰らないでと言うけれど、ということはお家の人はあわよくばと思っていらっしゃるのではなくて?」
そう言われると否定できず、千鶴の口は重くなった。
淑乃はそれを見て、一度言葉を区切ると、大きくなり始めていた声を落とした。
「……ごめんなさい、そういうお悩みではないのよね。先走ってしまったわ」
「いいえ、心配してくださったのでしょう? 淑乃さんは色んなことを知っていらっしゃるから、わたくし、心強く感じておりますのよ」
「そう言っていただけると嬉しいわ」
「うふふ」
淑乃の表情に柔らかさが戻り、千鶴は安堵した。
「ひとまずお手紙の内容をさらってみてはいかが? 毎日新しい話がでてくるとも思えないわ」
「そうですね。そうします」
「千鶴さんは思い切りがよろしいから、心配だわ。どうか少しでも不安に思うことがあったら、仰ってくださいましね。それこそ、お手紙でも構いませんから」
「勿論ですわ」
「わたくしは交換日記でもいいんですのよ」
少しおどけたような表情に吹き出しつつ、千鶴は改めて感謝を述べた。
噂話については収穫はなかったが、一番の友人に優しく受け止めてもらえたことが嬉しかった。
進捗は芳しくなかった。淑乃も都度声を掛けてくれていたものの、影守が『魂屋の店主』として気に入りそうな話題には今ひとつ届かないものばかりだった。期日が迫るにつれ、今週だけだという体で他にも仲良くしている数人に聞いてみたが、なしのつぶてである。
「事件由来の怪談話なんて、別に校内じゃなくても聞きますものね……」
流石に木曜日になってもなんの収穫もないと、愚痴めいた口ぶりになってしまう。
淑乃は気落ちする千鶴を見かねて、励ますように肩に手を添えた。
「千鶴さん、そんなに一所懸命になっていらっしゃるけれど、お相手の方は貴女にそういうお話をかき集めてくるよう言いつけなさったの?」
「え? ……そういうわけではなかった、けれど……」
元々は噂話を集めている、情報に通じている女生徒を求めていたという求人だったが、店主からなにか指示があったわけではない。
しかし、土曜日に語る噂話によって採用の可否が決まるのだ。つまりそれは、話の種を集めてこいという意味ではないか。
千鶴は惑うまま考えを口に乗せた。
淑乃は小さく頷きながら相づちを打ち、千鶴の口からするすると言葉を引き出していく。
「結局判断するのはお相手さまなのね。だったら、千鶴さんは千鶴さんらしくした方がよろしいんじゃなくて? たった一回のことだったら分かるけれど、そんなに頑張っているのだもの。未来あるお話なのでしょう。けれど、この先ずっと、こんな闇雲なことをなさるおつもりなの? 成績も落ちてしまうわ」
淑乃の言葉は尤もだった。机を寄せて話を聞いていた芙美と太惠も思い思いに頷いている。教室の中には他にも生徒たちがいたが、みな内向きに顔と意識を向けており、千鶴たちも例外ではない。
「……ここが限界かしら」
このままもがいていても、場合によっては遊びほうけていると取られてもおかしくはない。元々その手の話に疎く、「それでも」と押し通すほどの情熱があるわけでもない。これ以上固執すれば、身持ちを崩してしまうのは時間の問題だった。
「気忙しくなってしまうのは分かるけれど、わたくしも他の方も、元気で明るい貴女が好きよ」
やんわりとした警告だった。千鶴は深呼吸を一つ挟むと、友人の気持ちを受け止めた。
求人はこれだけではない。例え心惹かれるものがなくなったとしても、級友と親交を温める事の方が余程大切だった。
「でも、千鶴さん、なんだか恋をしているようね」
「えっ」
「だって、これきりにしたくないのでしょう?」
ふふ、と淑乃との様子を見守っていた芙美と太惠が顔を見合わせて笑う。芙美は卒業と同時に嫁入りすることが決まっており、婚約者と穏やかに関係を築き、心を通わせている。太惠は進学を決めており、留学も視野に入れているほど外国語に堪能で、異文化への関心が高い娘だった。
千鶴の一歩も二歩も先を行く二人にそう言われ、千鶴は顔を赤らめた。
「……そう、ね。なんだか心惹かれるの」
「千鶴さんのことだから、お相手の方に惹かれているというわけではないかもしれないけれど」
「いいじゃない。何に興味を持ったのかなんて些事よ。大事なのはそういうものがあるかどうかなのだから」
どちらも千鶴の変化を前向きに受け止めてくれているのが伝わってくる。
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