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番外編
義理兄の深い恋心
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潤と付き合って、四年が経過した。初心な潤に、いろんなことを教えた気はするが、まさか、あの潤がいっちょ前に嫉妬を覚えるとは思いもしなかった。
* * *
潤は大学を卒業すると、五井園建設に入社した。コネ入社ではなく、就職試験を受けて正当な道からの入社をしたいという潤の男気に、俺と父さんは感動した。あの幼かった潤が、そんな大人になったのかと。潤にそう言うと怒るので、父さんと二人酒を酌み交わして潤の成長を祝ったのが懐かしい。
社会人二年目の今では、彼は酒も覚え仕事も順調にこなしていき以前から希望していた秘書として働いている。まだ父さんの専属には社会経験が足りないので今は第二秘書として先輩の補佐をしている。どうしても父さんの秘書になりたいと、入社当時から希望していた。あのファザコンでは仕方ない。父さんがそういうふうに育ててしまったのだから。
初めはブラコンで俺に依存していた。
もちろん、俺がそういう弟に育てた。昔から我が家に遊びに来る潤を可愛がっていた。あの子が中学に上がった頃から、俺は自分の中になかった「愛情」というものが芽生えていた。いや、幼い頃からあった。潤に会うといつも、胸が高鳴り、可愛がりたいと思っていた。一人っ子だったから、単純に兄弟愛でも芽生えたのかと思っていたが、あの子が中学生になった時、女の子と一緒に歩いているところを見て、それが違ったと気づいた。
隣にいる女の子に俺は嫉妬した。彼の隣で笑う女というだけで、その女を殴ってやりたいと思った。潤が男友達と一緒に歩いている時、その男に肩を組まれているのを見た時は殺意まで生まれた。女だけではなく男にまで、潤に対して「独占欲」を知ってしまった瞬間だった。
自分だけに笑顔を見せてほしい。でも、なぜそう思うのだろう。自分の気持ちが不思議だった。自分の中の恐ろしい「独占欲」を俺はしまい込んだ。
そして潤の両親が亡くなり、五井園に養子として迎え入れた時、彼が俺だけに甘える姿を見てもう限界だと思った。
昔からなんの見返りも求めずにただただ甘える可愛い幼馴染。どんな女と付き合っても、潤といる時のような胸の高鳴りはないし、守ってあげたいとも思えなかった。でも、弱った潤を見て、俺だけが彼を――そう思ってしまった。あの時、ずっと育ってきたものが「恋」だったと気が付いた。
だから俺はこの家を出た。男同士など間違っている。潤は、まだ何も気づいていないし、まだ恋すら経験がなさそうだ。もし彼から好きな人ができたと相談を受ける日が来たらどうだろう。俺はその女を殺しかねない。
心に蓋をするために家を出たが、五年後に再会すると、やはりだめだった。俺はもう自分を抑えることができずに彼を抱いた。結果、潤が俺を好きだと言う気持ちが、恋になってくれたからよかったが、拒絶されたら俺はどうなっていたのかと思うと、今でも怖い。
そんな昔のことを思い出してしまったのは、潤があんな瞳でこちらを見ているからだった。あの瞳は俺の昔の姿。潤をこっそり見てあんな表情をしていたかもしれない。
会社のパーティーで俺に話しかける女がいた。俺に気があるのは見え見えだった。取引先と面倒ごとになるのが嫌だったので、笑顔で対応していたら潤の視線に気が付いた。
俺はほくそ笑んだ。
「ぜひ、今度お食事でもいかがですか?」
女が下心満載な顔で誘ってくる。
「いいですねぇ」
ワイン片手にそんな話をしている。もちろん食事に行くつもりはないが、断ることは難しい。俺は笑顔で楽しそうな男を演出する。すると少し怒った顔をしている潤が、父に一言耳打ちしてからこちらに歩み寄って来た。彼は父の秘書としてこのパーティーに参加していた。
「兄さん、やっと見つけた。彼女が捜してたよ。また浮気しないか見てきてって僕が怒られた!」
「え?」
俺と会話をしていた女性が、驚いた声を出す。すると潤が彼女に向かって笑顔で話し始める。
「ああ、失礼しました。わたくし五井園建設社長秘書をしている五井園の次男の潤と申します。兄が浮気ばかりするから、見張っているようにと弟の私が言われておりまして……彼女が大変情熱的で、相手の女を晒し上げてSNSで地獄に堕としてやるって、それはもう先月の浮気は大変だったんです。お相手の方が精神を壊してしまって。兄の浮気を止めなければ被害者は浮気相手なんです。身内の恥をさらすようでお恥ずかしいです。兄がなにか失礼なことをしてませんでした?」
「だ、大丈夫です。私はこの辺で失礼しますっ」
取引先の女性は、そそくさとその場を離れた。先ほどまで手を触って積極的だったが、浮気一つでSNSにさらされてしまっては大変だろう。懸命な判断だ。潤は「僕も失礼します」と言って、なぜか会場を出て行った。俺は急いで彼を追いかける。会場の外は静かで中の賑わいが嘘かのようだった。潤の腕を掴み、近くの二人掛けのソファに座らせた。
「誰だよ、その鬼嫁みたいな女は。つーか俺、浮気したこと一度もないけど? 勝手にでっちあげるなよ」
「ねぇ、ここ仕事できてるの。鼻の下伸ばさないでくれない?」
「伸ばしてねぇだろ」
「嘘ばっかり。さっきの人、健吾が大学生の時付き合ってた人に似てた」
「え?」
潤が悔しそうな顔をして言う。一度だけ、潤とデートしてる時にばったり会ったことがある。隠すのもおかしいので、その時に昔の彼女だと潤に紹介したが……似てたか?
「とにかく! 女性と絡むなら僕のいないところでやって」
「ちょっと落ち着けよ。お前こそ、ここは仕事先だろ。なに女みたいな嫉妬してるんだよ」
潤はその言葉に、きつい表情を見せた。きっと自覚していたのだろう。
「…っ申し訳ありませんでした。では失礼します」
いきなり他人行儀な態度を取り立ち上がると、俺の前から立ち去ろうとする潤。逃がすかよ! こんな美味しい場面を! 嫉妬は俺の専売特許かと思ってたけど違ったらしい。嬉しい誤算だ。
俺は潤の腕を掴んだ。潤は振り返り俺を見ると、その目からは涙が溢れそうになっていた。
「あーあ、バカが。そんな顔見た誰かがお前に恋しちゃったらどうするんだよ」
「よかったじゃん。僕みたいなお荷物がいなくなるかもよ?」
完璧に痴話げんかだった。こんな場面誰かに見られたら大変なので、俺は強引に手を引いた。
「ちょっと、何? 痛いんだけど」
「上に部屋取ってあるから」
「え?」
「パーティー終わったらお前と泊まるって父さんにも言ってある」
「な、なんで?」
「帰るの面倒くさいから?」
「呆れた!」
「兄弟仲がいいなって、父さんは喜んでたぞ」
「……バカ」
エレベーターに簡単に連れ込まれる潤に、少し心配になるが仕方ない。こいつは俺に対して素直で従順だ。父にメールを打った。
「潤が気分悪くなったから、先に上がるって打っといた」
「……バカ」
まんざらんでもなさそうだった。部屋に着くと、潤が聞く。
「この部屋、今日ひっかけた女の子と泊まるつもりじゃなかった?」
「んなわけあるかよ! お前を抱くために予約したに決まってるだろ」
潤は赤い顔をする。
「でも、健吾は女の子と付き合ってきたんだし、やっぱり男の僕より、ああいう綺麗な人と付き合いたいって思うんじゃないの? それに、お父さんの跡を継ぐなら結婚して子どもくらいいないと、跡取りがいなくなっちゃうよ」
「俺は、お前意外を抱くつもりはないし、誰とも結婚しない」
「でも!」
潤は大人になったら、やたらと世間体を気にするようになった。俺は父さんに潤のことを話す覚悟はあるが、潤から止められていた。
「僕のことなら気にしないで。女の人と結婚したいなら、してもいいよ」
絶対嫌だって顔して話す潤が愛おしかった。
「でも、僕は健吾が誰かと結婚すると決めた時点で別れるけどね」
「させるかよ!」
そこで強引に唇を奪い、その日は潤が止めてと泣いて謝るまで抱いた。こんなに愛してるのに、自ら身を引こうとする恋人を俺は許せなかった。だけど嫉妬をしてくれたのは、実は嬉しかった。
俺は愛されていると確信が持てた。
絶対にこいつを誰にも渡さない。幼い頃からの無自覚恋心は、愛に変わった時点でもう止められなかった。
俺は義理の弟を愛している。
――おわり――
* * *
潤は大学を卒業すると、五井園建設に入社した。コネ入社ではなく、就職試験を受けて正当な道からの入社をしたいという潤の男気に、俺と父さんは感動した。あの幼かった潤が、そんな大人になったのかと。潤にそう言うと怒るので、父さんと二人酒を酌み交わして潤の成長を祝ったのが懐かしい。
社会人二年目の今では、彼は酒も覚え仕事も順調にこなしていき以前から希望していた秘書として働いている。まだ父さんの専属には社会経験が足りないので今は第二秘書として先輩の補佐をしている。どうしても父さんの秘書になりたいと、入社当時から希望していた。あのファザコンでは仕方ない。父さんがそういうふうに育ててしまったのだから。
初めはブラコンで俺に依存していた。
もちろん、俺がそういう弟に育てた。昔から我が家に遊びに来る潤を可愛がっていた。あの子が中学に上がった頃から、俺は自分の中になかった「愛情」というものが芽生えていた。いや、幼い頃からあった。潤に会うといつも、胸が高鳴り、可愛がりたいと思っていた。一人っ子だったから、単純に兄弟愛でも芽生えたのかと思っていたが、あの子が中学生になった時、女の子と一緒に歩いているところを見て、それが違ったと気づいた。
隣にいる女の子に俺は嫉妬した。彼の隣で笑う女というだけで、その女を殴ってやりたいと思った。潤が男友達と一緒に歩いている時、その男に肩を組まれているのを見た時は殺意まで生まれた。女だけではなく男にまで、潤に対して「独占欲」を知ってしまった瞬間だった。
自分だけに笑顔を見せてほしい。でも、なぜそう思うのだろう。自分の気持ちが不思議だった。自分の中の恐ろしい「独占欲」を俺はしまい込んだ。
そして潤の両親が亡くなり、五井園に養子として迎え入れた時、彼が俺だけに甘える姿を見てもう限界だと思った。
昔からなんの見返りも求めずにただただ甘える可愛い幼馴染。どんな女と付き合っても、潤といる時のような胸の高鳴りはないし、守ってあげたいとも思えなかった。でも、弱った潤を見て、俺だけが彼を――そう思ってしまった。あの時、ずっと育ってきたものが「恋」だったと気が付いた。
だから俺はこの家を出た。男同士など間違っている。潤は、まだ何も気づいていないし、まだ恋すら経験がなさそうだ。もし彼から好きな人ができたと相談を受ける日が来たらどうだろう。俺はその女を殺しかねない。
心に蓋をするために家を出たが、五年後に再会すると、やはりだめだった。俺はもう自分を抑えることができずに彼を抱いた。結果、潤が俺を好きだと言う気持ちが、恋になってくれたからよかったが、拒絶されたら俺はどうなっていたのかと思うと、今でも怖い。
そんな昔のことを思い出してしまったのは、潤があんな瞳でこちらを見ているからだった。あの瞳は俺の昔の姿。潤をこっそり見てあんな表情をしていたかもしれない。
会社のパーティーで俺に話しかける女がいた。俺に気があるのは見え見えだった。取引先と面倒ごとになるのが嫌だったので、笑顔で対応していたら潤の視線に気が付いた。
俺はほくそ笑んだ。
「ぜひ、今度お食事でもいかがですか?」
女が下心満載な顔で誘ってくる。
「いいですねぇ」
ワイン片手にそんな話をしている。もちろん食事に行くつもりはないが、断ることは難しい。俺は笑顔で楽しそうな男を演出する。すると少し怒った顔をしている潤が、父に一言耳打ちしてからこちらに歩み寄って来た。彼は父の秘書としてこのパーティーに参加していた。
「兄さん、やっと見つけた。彼女が捜してたよ。また浮気しないか見てきてって僕が怒られた!」
「え?」
俺と会話をしていた女性が、驚いた声を出す。すると潤が彼女に向かって笑顔で話し始める。
「ああ、失礼しました。わたくし五井園建設社長秘書をしている五井園の次男の潤と申します。兄が浮気ばかりするから、見張っているようにと弟の私が言われておりまして……彼女が大変情熱的で、相手の女を晒し上げてSNSで地獄に堕としてやるって、それはもう先月の浮気は大変だったんです。お相手の方が精神を壊してしまって。兄の浮気を止めなければ被害者は浮気相手なんです。身内の恥をさらすようでお恥ずかしいです。兄がなにか失礼なことをしてませんでした?」
「だ、大丈夫です。私はこの辺で失礼しますっ」
取引先の女性は、そそくさとその場を離れた。先ほどまで手を触って積極的だったが、浮気一つでSNSにさらされてしまっては大変だろう。懸命な判断だ。潤は「僕も失礼します」と言って、なぜか会場を出て行った。俺は急いで彼を追いかける。会場の外は静かで中の賑わいが嘘かのようだった。潤の腕を掴み、近くの二人掛けのソファに座らせた。
「誰だよ、その鬼嫁みたいな女は。つーか俺、浮気したこと一度もないけど? 勝手にでっちあげるなよ」
「ねぇ、ここ仕事できてるの。鼻の下伸ばさないでくれない?」
「伸ばしてねぇだろ」
「嘘ばっかり。さっきの人、健吾が大学生の時付き合ってた人に似てた」
「え?」
潤が悔しそうな顔をして言う。一度だけ、潤とデートしてる時にばったり会ったことがある。隠すのもおかしいので、その時に昔の彼女だと潤に紹介したが……似てたか?
「とにかく! 女性と絡むなら僕のいないところでやって」
「ちょっと落ち着けよ。お前こそ、ここは仕事先だろ。なに女みたいな嫉妬してるんだよ」
潤はその言葉に、きつい表情を見せた。きっと自覚していたのだろう。
「…っ申し訳ありませんでした。では失礼します」
いきなり他人行儀な態度を取り立ち上がると、俺の前から立ち去ろうとする潤。逃がすかよ! こんな美味しい場面を! 嫉妬は俺の専売特許かと思ってたけど違ったらしい。嬉しい誤算だ。
俺は潤の腕を掴んだ。潤は振り返り俺を見ると、その目からは涙が溢れそうになっていた。
「あーあ、バカが。そんな顔見た誰かがお前に恋しちゃったらどうするんだよ」
「よかったじゃん。僕みたいなお荷物がいなくなるかもよ?」
完璧に痴話げんかだった。こんな場面誰かに見られたら大変なので、俺は強引に手を引いた。
「ちょっと、何? 痛いんだけど」
「上に部屋取ってあるから」
「え?」
「パーティー終わったらお前と泊まるって父さんにも言ってある」
「な、なんで?」
「帰るの面倒くさいから?」
「呆れた!」
「兄弟仲がいいなって、父さんは喜んでたぞ」
「……バカ」
エレベーターに簡単に連れ込まれる潤に、少し心配になるが仕方ない。こいつは俺に対して素直で従順だ。父にメールを打った。
「潤が気分悪くなったから、先に上がるって打っといた」
「……バカ」
まんざらんでもなさそうだった。部屋に着くと、潤が聞く。
「この部屋、今日ひっかけた女の子と泊まるつもりじゃなかった?」
「んなわけあるかよ! お前を抱くために予約したに決まってるだろ」
潤は赤い顔をする。
「でも、健吾は女の子と付き合ってきたんだし、やっぱり男の僕より、ああいう綺麗な人と付き合いたいって思うんじゃないの? それに、お父さんの跡を継ぐなら結婚して子どもくらいいないと、跡取りがいなくなっちゃうよ」
「俺は、お前意外を抱くつもりはないし、誰とも結婚しない」
「でも!」
潤は大人になったら、やたらと世間体を気にするようになった。俺は父さんに潤のことを話す覚悟はあるが、潤から止められていた。
「僕のことなら気にしないで。女の人と結婚したいなら、してもいいよ」
絶対嫌だって顔して話す潤が愛おしかった。
「でも、僕は健吾が誰かと結婚すると決めた時点で別れるけどね」
「させるかよ!」
そこで強引に唇を奪い、その日は潤が止めてと泣いて謝るまで抱いた。こんなに愛してるのに、自ら身を引こうとする恋人を俺は許せなかった。だけど嫉妬をしてくれたのは、実は嬉しかった。
俺は愛されていると確信が持てた。
絶対にこいつを誰にも渡さない。幼い頃からの無自覚恋心は、愛に変わった時点でもう止められなかった。
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