凌辱夫を溺愛ルートに導く方法

riiko

文字の大きさ
6 / 66
第一章 社畜降臨

6 初夜はまだです ※

 ガリアードは俺のバスローブを脱がす。
 尻を調べるだけなのに、全裸になる必要ありますか!? リリアンらしく、おどおどとした態度を取りつつ、俺はリアルBLに少しだけ期待した。
 前世では、女の子の細い指と自分の指しか経験がない。ゲイではなかったので、あの頃は男に触られるのも掘られるのもゴメンだった。最終的には極太ディルドまで挿入できるようになったけど、やはり生身の体を味わいたい。
 アニメで見た屈強な男の極太指がついに俺の中に! いやリリアンの中に入るんだ。
 一視聴者として見慣れている相手だったのと、自分がリリアンという可愛い感じの男の子になったからか、男に対して前世ほど男に嫌悪感がなく、せっかくならリアルで体験してみたいとまで思ってしまった。
 でもガリアード君、大丈夫? 
 彼はリリアンの全裸を見て興奮している。イキナリ興奮できる男を初めて見た。アニメを見る限りだと、怒りだけがガリアードを勃起させていたので、俺はこいつをただの凌辱変態男かと思っていた。しかし今、リリアンの可愛さだけで男が起きた。
 それにしても目が血走っていて怖いし、ガリアードの股間は膨らんでいる。オイルを俺の目の前で指に垂らし、リリアンの足を開く。
「あ、」
「リリアン」
 そんなガバッと!? 俺っち、さすがに恥ずかしいっ。
「リリアン、ゆっくり進む」
「は、はい、んん、冷たいっ」
 ぴちゃっと、リリアンの尻にオイルを垂らす。侍女のジュリは温めてから肌に塗ってくれるのに、さすがガリアード野生だ。
「うっ、なんて可愛い声だ。大丈夫、すぐ熱くなる」
「はい。あ、あ、いっ、痛いっ!」
「ッ! さすがにキツイな」
 クイって指が入ったけど、でかい指に思わず引き攣る痛みがあった。ガリアードはその声に驚いたのか、指を抜こうとしたようだが、焦ったのか逆にぐいっと中に入り込んだ。
「ひゃっ、嫌ぁ! いたっ、痛いです。苦しいっ、ガ、ガリアードさまぁ」
「リリアン、凄い締め付けだ。私の指が初めてだね」
 俺の痛い発言に喜んでいる。
「グスッ、うっ、は、はい。リリアンのお尻に入ったのは、ガリアード様だけですっ」
 マジで痛い。こんな極太指じゃ馴染まない。
「よし、確認終わりだ。あともう少し頑張ろうか?」
「えっ、え! ええっ、ああ!」
 確認して終わりじゃないんかーい!?
「せっかく入ったから。このまま少しだけ慣らそう。明日の初夜に、ちゃんと私のモノまで入るくらいに今から拡張しよう」
「へっ、あ、あぅ」
 拡張工事は医者からガリアードに変わっただけで、予定通り行われるらしい。おそるべし、物語の強制力ぅ!?
 グチュグチュとオイルを足しながら、ガリアードの指が入ってくる。
「リリアン、息を吐いて」
「ふぅ、ふっ、ふぅ、んんん、いっ、痛っ、グスッ」
「この痛みは私を受け入れる試練だよ」
「ふぁ、はぁ、はい」
 何が試練だ、下手くそっ。
 元カノの方がよっぽど上手い。リリアンの目から涙が止まらない。そのとき、唇に柔らかい感触。目を開いたらガリアードにキスをされていた。
「ふぁ、は、ガリアードさまぁ?」
「リリアン、あなたはとても愛らしい」
 キスしながら、俺に伝えてくる。
「ふぁあ、あん、んんん」
「口開けて、キスは初めて?」
 涙を流しながら頷いた。ぷはって呼吸をしたら、すぐにガリアードが食べるようにリリアンの口に貪りつく。ガリアードは、リリアンの不慣れな行動に興奮していた。
「はっ、はぁ、んん」
「リリアン、んん、唾液が垂れて、可愛いな」
「そ、そんなこと、はずかしいです、んん」
 キスしながら、ガリアードが音を鳴らして俺の唇に吸い付く。
「こうやって吸い付いて、そう、そうだよ」
「ふ、ふ、こくんっ」
 思わず彼の唾液を飲み込んでしまった。するとガリアードが喜び、キスがもっと激しくなる。俺は不思議と彼とのキスが嫌ではなく、むしろ気持ちよくなる。それもそのはず、ガリアードの手はひっきりなしに動いていて、指が前立腺と呼ばれるところを掠ったからだ。社畜の頃の記憶でそこが気持ちいいところだということを知っている。期待で体が喜ぶ。
「ひぁ、あああ、ガリアードさまぁ!」
「ああ、ここがリリアンのいいところか」
「あ、そこ、こわいっ」
 前世で彼女がそこをやたらと責めてきたところだ。そこ触られると電流走ったみたいにびくってするんだよな。リリアンのウブな体は思った以上に反応して、小さな男根がち上がった。口では怖いと言ったが、実は期待しかなかった。
 男の大きな手で前立腺を刺激してもらえる日が来るなんて! ごめん、ガリアード。ウブなリリアン、実は社畜のオッサンで、気持ちがいいことが大好きなんだーぃ!
「怖くない。ここを刺激すると気持ちいいんだ。ほらリリアンのココが大きくなった」
「ひやぁ、あっ、そこ、」
 めちゃ、いい! つうか、そんな言葉攻めできるの? ガリアードの手が俺の男の子に触れ、尻には指が入っている。
「ここが何?」
「ガリアードさまぁ、僕、変ですぅ。お尻痛かったのに、今は……」
「今は?」
「あぅ、はっ、はぁ」
 前も後ろも手を止めない。そんなことされたら無垢なリリアンの体は反応するしかないだろォォォ! 
「言って、今は何? リリアンの可愛いお尻はどう感じているか言って。きゅうっと私の手を離さないココ、どうしたい?」
 言葉責めぇぇっ。
 リリアンに言わせたがりのガリアードさん! アニメと本質変わっておりませんでしたぁっ! だがしかし! アニメとは違い、怒りに任せた責めではなく、優しい誘導責めに変わったのは朗報であろう。
 俺氏、頑張った。
「リリアン、んん、のココは、はぁっん、ガリアード様の指が痛かったの、に。き、気持ちいいに変わりましたぁ、はんっ!」
「くっ、かわいいっ!」
 二重確認、大事です。これ、会社員の常識、取引先もご満足のご様子。ガリアードは尻を攻めながら、前も握ってしごいてくださいました。気持ちいいんですがね、リリアンの体清いんです。ああ、もう無理っ。
「あっ!」 
 ガリアードの大きな手に、白濁をまき散らした。
「リリアン、気持ちよかったか?」
 ガリアードが優しく問いかける。無垢な体がいきなりこんな刺激を受けたら、リリアンはこうなる。俯いてこくりと頷くと、ガリアードは満足そうにキスをしてきた。
「んん、んちゅっ、ん。ガリアードさま。お手を汚してしまい、も、申し訳ありません。くすん」
「ああ、泣かないでくれリリアン」
 と言いつつ、キスを止めないガリアード。
 リリアンは、初めての人からの刺激が少しだけ怖かったのと同時に嬉しかった。粗相をした経験がなかったから、涙が出てくる――これ俺が考えた設定ね。まんまとガリアードが騙されて、リリアンの涙をキスで拭いとる。なかなかの上級テクニックだ。
「泣いて、ごめんなさい。ぼく、こんな恥ずかしいこと初めてしたからっ。これで僕の純潔は確認できましたか?」
「ああ、あなたは綺麗だ。私が最初の男で、もちろん最後の男だ。よく耐え抜いた。偉かった」
 はい! 処女認定いただきましたぁ! 
 そして間違いねぇ。最初はこいつ、そしてリリアンは物語通りなら数ヶ月で死ぬから、最後もこいつだわ。
 でもさ、このままいけば凌辱コースはなくなって、普通の夫夫ふうふ生活目指せるんじゃないか? 俺の社畜人生舐めんな! 結末を知っているストーリーなんてどうにでもなる。目の前のコイツを攻略してやるぜ。
 そして俺は溺愛ルートに入って、贅沢ライフを送るんだぃ! ついでに体も満足性活!
 そこで体に異変を感じた。
「ひぁっ、あ」
「リリアン、夫の前で何を考えているの? こっちに集中しようか?」
「ああ、あ、あ」
 待てーい! まだ指が挿入はいっていたんかーい! 確認済んだのなら、俺の可愛い尻から手をどけろぃ。グチュグチュと卑猥な音を鳴らして、ガリアードはご満悦らしい。
「あっ、だめ。このままじゃ僕、お嫁に行けない体になっちゃいますぅ。明日まで、まっ、待ってくだひゃいっ」
 あ、噛んだ。ガリアードがくすりと笑う。
「お嫁には私のところに来るのだから、問題ない。君は可愛いな」
「でも、これ以上したら、明日の結婚前に処女じゃなくなっちゃうぅ」
「うっ、リリアン指だけじゃ、処女は失わないぞ」
 ガリアードが嬉しそうに言う。指で処女を失うと思いこむ可憐な公爵令息って、ガリアードさん、お好きでしょう? 俺のゴマスリは今頂点を極めております。
「あ、でも」
「ウブで可愛い幼妻、それもいいな。リリアン、私のこの たかぶりが、リリアンの慎ましい可愛い後ろの口に入らないと交わりをしたとは言えない」
 俺の尻を触って説明する卑猥な男ガリアード。なんだよ、その知識。キスして後ろでアンアンさせているんだ。これはブツを挿入していないだけでセックスだろうが!
「でも、怖いです。これ以上は……結婚前に変なところ見られて、ガリアード様に嫌われたくありません。明日頑張るので、今日はもうこの辺で」
 これなら拒絶ではないよな? ちらりとガリアードを見る。
「私に嫌われたくない? こんな姿を見て嫌う男がいるなら見てみたい。いや、それはダメだな、誰にも見せられない。だがそうだ。明日の初夜を楽しむためにも、今日はこの辺で終わりにしようか」
 俺はホッとした。
感想 143

あなたにおすすめの小説

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

悪役令息の七日間

リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。 気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】

【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします

  *  ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!? しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です! めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので! 表紙は、Pexelsさまより、Lorena Martínezさまによる写真をお借りしました。ありがとうございます!

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

【完結】悪役令息の従者に転職しました

  *  ゆるゆ
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。 依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。 皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ! 『悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?』のカイの師匠も 『悪役令息の伴侶(予定)に転生しました』のトマの師匠も、このお話の主人公、透夜です! 表紙は、Pexelsさまより、Abdalrahman Zenoさまによる写真をお借りしました。ありがとうございます! 文章にはAIを使用しておりません。校正も自力です!(笑)

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。