『貴方』に『別れの挨拶』はまだ言えない

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手帳

手帳というのはいい。

特に装丁がしっかりしているものが、私は好きだ。

デザインのいい手帳を販売している店では、それを眺めているだけでも楽しい。

使いやすさでいったらソフトカバーで、重厚感を求めるならハードカバー

私はハードカバーが好きかな。

デザインがより繊細に映るし、魔導書みたいだから。

魔法っていいよね。

魔法は『ことば』であらわすじゃない？

だから、私は『ことば』を手帳に書くの。

目標とか、夢とか、予定とか。

その『ことば』の魔法はいつか実現するから。

そういえば貴方もハードカバーの手帳を買ったと言っていましたね。

そこにはどんな『魔法』が書いてあるのかしら。

世界一の金持ち？

違う。

世界一の名誉？

違う。

貴方はそこにはいつもの日常を魔法で書いているはず。

私は運命なんて『信じない』。


だって




貴方という『運命の人』がもういるから。



運命の人は

恋愛や男女、友情という言葉だけでは片付けられないもの。

『こころ』でつながっているから。


貴方はどんな目標をたてた？

誰と居たいと思ってる？

きっと達筆な字で書き留めているのでしょうね。

お互いの手帳を見せ合うのも楽しいね。

お互いの『魔法』を。

magicという英単語にはふたつ意味があると貴方は教えてくれた。

ひとつは「手品」。

そして、もうひとつは、




『魔法』。



あなたが幸せに生きていけるような『魔法』をかけるよ。

傍にいることしかできないけど。

それが私にできるmagic


だから｢もったいない｣なんて言わないでページを開いてほしい。


何を書いても私は貴方を受け止めるから。

もう私は逃げない。なぜならもう十分逃げたから。

だから、真っ直ぐな瞳で、私を見つめてほしい。

そこにもう「ことば」はいらないの。

なぜなら貴方の。

貴方だけの。



Magicに。

くびったけだから。




好きよ。