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5部 10歳後半
5.55 舞踏会スタート
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私の両金眼の事はスザンヌ、マリアの両方と婚約した時に見た人もいるので、徐々に噂は広まっていた。そして、この領地内の主だった貴族にはかなり噂が浸透している。
そろそろ公にしても良いとメルミーナ様から言われていた。なので初めての魔道具なしでの参加します。マリアも魔道具をはずして後ろにいます。スザンヌは、ばれてないので魔道具をつけています。
最初に、私が開催の挨拶をします。ざわざわと噂が本当だったと声が聞こえる。
「アナベル・クロスロード伯爵の子、ジルベール・クロスロードです。今日は遠いところから王妃様、王子、それに公爵家の方々を来賓として迎えました。
そして、これよりこの領地初の舞踏会を開催します。この後、来賓の方々からも挨拶がありますが、皆様本日の舞踏会をお楽しみ下さい」
それからリリアーナかあさまが王妃様、王子、王女、公爵夫人、公爵令嬢と紹介をしました。
最初は歓談の時間が取ってあります。本日は若手の人ばかりですが適当にあいさつに来てくれる人の相手をします。
王妃に王子がいるので皆緊張しながら偉い人たちに挨拶をしてます。田舎物の我々に対しても王家や公爵家婦人たちは丁寧に接してくれてました。
そうやって平和に進行していたはずですが、領地内では見たことが無い20歳ぐらいの若者がこちらに来た。
馴れ馴れしく、スーとサフィーナ様にしゃべりかける。
私とルカ王子は、他の令嬢たちに取り囲まれていたので助けられそうにない。
暫く時間が経過、まだスーとサフィーナ様から離れないので、私が二人のそばへ移動した。
私に気づかず、いまだ美女2人に馴れ馴れしくしゃべりかけている。
私が会話に入り込む。2人は、ホッとした顔つきでこちらを見る。
それでもサフィーナ様に馴れ馴れしく触ろうとするので、私が手を叩いて睨む。
ゴンザレスが来て、この若者を離した。
すると去り際に「両金眼が偉そうに金眼なだけのチビの癖に。金眼、金眼って、王子も含めて金眼なんてそんなに偉いかね。挙句に、王家も両金眼だってだけで、こんなチビに娘2人も差し出すほどへつらいやがって。王家も地に落ちたな。ルカなんてただのガキだじゃないか。私の方が才能があるのに。サフィーナだって私の方が相応しいのに。畜生」と馬鹿にした口調で文句を言う。
もちろん途中から防音魔法で声が外に出ないようにしましたが、私と距離が離れていたので、防音魔法の空間が少し広範囲になってしまっていた。しまったな。今の声が2妃様と公爵夫人のセルニア様にも聞こえてたようだ。あの坊ちゃんを睨んでいる。
私がこの男の隣に移動し気絶させる。ゴンザレスが倒れこまないように体を支えた。
そして注目を集めないうちに護衛に渡して片付ける。
時間的に少しだけ早かったが、騒ぎになる前にダンスを開始した。
ファーストダンスは二組だけが中央で踊る。主催の私と若者代表ルカ王子にサフィーナ様のペア。私はスザンヌを連れて中央に。 隣にルカ王子にサフィーナ様。
少し難しい曲です。
私は、ファーストダンスの担当というか、そもそも舞踏会のダンスが始めて。他の3名は小さい舞踏会で何度も踊ってたらしいけど。私はちょっと緊張しながらも、2組がなんなく完璧に踊りきる。 皆から拍手がもらえました。
それから2曲目に入ります。皆がダンスフロアーに移動。私はエリンとダンス。スザンヌは下がってマリアの隣に移動します。
3曲目エイミーと踊る。エリンもスザンヌの隣に下がる。
一度休憩がはいり、皆4曲目の相手を探す。
スザンヌとエイミーにサフィーナ様が領地の人と踊るようだ。2人の前に人が列をなして、同着の人がじゃんけんをしている。
エリンはマリアを連れて控え室にさがりました。
王妃様、公爵家夫人のところも、緊張した男子が列を成している。
私は、開催者特権で、レオニー王妃、レッシィ様、セルニア様、ルーナ様と並んでいる面々を無視して踊る。
最後にサフィーナ様のところへ。
サフィーナ様は、大人気で列ができ、じゃんけんが白熱していましたが私が近くに行くと
「大変も申し訳ありません。主催者の方とはお約束があったのでごめんなさいね」と順番待ちの人に丁寧に挨拶をする。
私も「すいませんね。主催者特権なんです」
みんな私に文句を言う人はいませんのでどうぞどうぞ譲ってくれた。私は最後のダンスを踊った。予定を全て踊り終わり丁度休憩。
おこちゃまの私はここで下がる予定だったのでスーのところに行ってエスコートしながら控え室に行こうとした。ですが、知らない16歳ぐらいの令嬢がやって来て「ダンスは終りですか?」と聞いてきた。「まだ見た目どおり小さいので、そろそろ下がるつもりです」と正直に答えると「握手だけでもしていただけないでしょうか」と頼まれた。
握手ぐらいと了承すると、すぐに10人ぐらいの列ができて全員と握手をした。挨拶をしてスーと一緒に控え室に戻る。
スーが「ジルベール様、人気ですね」と言ったが、スーのダンスの列の方が長かったよと。そんな会話を交わして我々子供組みは全員退室。
皆で馬車に乗り込みスザンヌとマリアにフィリップは旅館で降ろし、我々は領主館へ戻った。
眠るまでは少し時間があったので、ドレス姿のエリンと談笑し、2人で少しダンス。ゆったりと踊っているとエイミーが戻ってきた。「戦績0勝だったよー」と言って、エリンと交代し、私とダンスを踊ってから着替え、疲れて就寝。
そろそろ公にしても良いとメルミーナ様から言われていた。なので初めての魔道具なしでの参加します。マリアも魔道具をはずして後ろにいます。スザンヌは、ばれてないので魔道具をつけています。
最初に、私が開催の挨拶をします。ざわざわと噂が本当だったと声が聞こえる。
「アナベル・クロスロード伯爵の子、ジルベール・クロスロードです。今日は遠いところから王妃様、王子、それに公爵家の方々を来賓として迎えました。
そして、これよりこの領地初の舞踏会を開催します。この後、来賓の方々からも挨拶がありますが、皆様本日の舞踏会をお楽しみ下さい」
それからリリアーナかあさまが王妃様、王子、王女、公爵夫人、公爵令嬢と紹介をしました。
最初は歓談の時間が取ってあります。本日は若手の人ばかりですが適当にあいさつに来てくれる人の相手をします。
王妃に王子がいるので皆緊張しながら偉い人たちに挨拶をしてます。田舎物の我々に対しても王家や公爵家婦人たちは丁寧に接してくれてました。
そうやって平和に進行していたはずですが、領地内では見たことが無い20歳ぐらいの若者がこちらに来た。
馴れ馴れしく、スーとサフィーナ様にしゃべりかける。
私とルカ王子は、他の令嬢たちに取り囲まれていたので助けられそうにない。
暫く時間が経過、まだスーとサフィーナ様から離れないので、私が二人のそばへ移動した。
私に気づかず、いまだ美女2人に馴れ馴れしくしゃべりかけている。
私が会話に入り込む。2人は、ホッとした顔つきでこちらを見る。
それでもサフィーナ様に馴れ馴れしく触ろうとするので、私が手を叩いて睨む。
ゴンザレスが来て、この若者を離した。
すると去り際に「両金眼が偉そうに金眼なだけのチビの癖に。金眼、金眼って、王子も含めて金眼なんてそんなに偉いかね。挙句に、王家も両金眼だってだけで、こんなチビに娘2人も差し出すほどへつらいやがって。王家も地に落ちたな。ルカなんてただのガキだじゃないか。私の方が才能があるのに。サフィーナだって私の方が相応しいのに。畜生」と馬鹿にした口調で文句を言う。
もちろん途中から防音魔法で声が外に出ないようにしましたが、私と距離が離れていたので、防音魔法の空間が少し広範囲になってしまっていた。しまったな。今の声が2妃様と公爵夫人のセルニア様にも聞こえてたようだ。あの坊ちゃんを睨んでいる。
私がこの男の隣に移動し気絶させる。ゴンザレスが倒れこまないように体を支えた。
そして注目を集めないうちに護衛に渡して片付ける。
時間的に少しだけ早かったが、騒ぎになる前にダンスを開始した。
ファーストダンスは二組だけが中央で踊る。主催の私と若者代表ルカ王子にサフィーナ様のペア。私はスザンヌを連れて中央に。 隣にルカ王子にサフィーナ様。
少し難しい曲です。
私は、ファーストダンスの担当というか、そもそも舞踏会のダンスが始めて。他の3名は小さい舞踏会で何度も踊ってたらしいけど。私はちょっと緊張しながらも、2組がなんなく完璧に踊りきる。 皆から拍手がもらえました。
それから2曲目に入ります。皆がダンスフロアーに移動。私はエリンとダンス。スザンヌは下がってマリアの隣に移動します。
3曲目エイミーと踊る。エリンもスザンヌの隣に下がる。
一度休憩がはいり、皆4曲目の相手を探す。
スザンヌとエイミーにサフィーナ様が領地の人と踊るようだ。2人の前に人が列をなして、同着の人がじゃんけんをしている。
エリンはマリアを連れて控え室にさがりました。
王妃様、公爵家夫人のところも、緊張した男子が列を成している。
私は、開催者特権で、レオニー王妃、レッシィ様、セルニア様、ルーナ様と並んでいる面々を無視して踊る。
最後にサフィーナ様のところへ。
サフィーナ様は、大人気で列ができ、じゃんけんが白熱していましたが私が近くに行くと
「大変も申し訳ありません。主催者の方とはお約束があったのでごめんなさいね」と順番待ちの人に丁寧に挨拶をする。
私も「すいませんね。主催者特権なんです」
みんな私に文句を言う人はいませんのでどうぞどうぞ譲ってくれた。私は最後のダンスを踊った。予定を全て踊り終わり丁度休憩。
おこちゃまの私はここで下がる予定だったのでスーのところに行ってエスコートしながら控え室に行こうとした。ですが、知らない16歳ぐらいの令嬢がやって来て「ダンスは終りですか?」と聞いてきた。「まだ見た目どおり小さいので、そろそろ下がるつもりです」と正直に答えると「握手だけでもしていただけないでしょうか」と頼まれた。
握手ぐらいと了承すると、すぐに10人ぐらいの列ができて全員と握手をした。挨拶をしてスーと一緒に控え室に戻る。
スーが「ジルベール様、人気ですね」と言ったが、スーのダンスの列の方が長かったよと。そんな会話を交わして我々子供組みは全員退室。
皆で馬車に乗り込みスザンヌとマリアにフィリップは旅館で降ろし、我々は領主館へ戻った。
眠るまでは少し時間があったので、ドレス姿のエリンと談笑し、2人で少しダンス。ゆったりと踊っているとエイミーが戻ってきた。「戦績0勝だったよー」と言って、エリンと交代し、私とダンスを踊ってから着替え、疲れて就寝。
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