390 / 532
第5章 シドニア訪問編
5.6.6 シドニアの学園見学
最後に、すべての学年の領主候補性が集まったお茶会を開くらしくその会場へと移動する。
今日もイシスとガルダは妖精体で人には見えない状態で僕の近くをふわふわしている。
『イシス、ガルダ。サフィーナ様は君達の存在を感じていたみたいだからお茶会の間はおとなしくしていて欲しいだのだけど』
念話でそう話しかけると、イシスは許可も得ずにサフィーナ様の肩に止まり、ガルダは頭の上に乗った。いたずらしないようにと言ったのに。
サフィーナ様は重さを感じるわけではないが、イシス達が触れた瞬間に違和感があったのか、少し肩と頭を触った。
だが勘違いだと思ったのか公爵令嬢らしく姿勢を戻す。
そのまま動かないならよいか。
このお茶会ではスザンヌやマリアテレーズと席が別々になった。一つのテーブルにラルクバッハの男性陣は、一人で座るようになっているようだ。女性側はマリアテレーズとルシアナ様が一緒に、クリシュナ様はスザンヌと。そしてエレノアはサフィーナ様と一緒に参加するようだ。彼女たちまで一人で対応は無理だろうと言う配慮だ。年上の女性と一緒なので心配しなくても良いだろう。
お茶会にはトルステン様が一緒に参加していた。ただし、ラルクバッハの第1王子のルカディリック王子の隣だ。ちゃんと大人しく座っている。反対側にはゴツイ体型の男性が一人。トルステン様を抑える係りなのだろうか。
僕の席は3年生は男女一人ずつ、2年生は男性が一人。そして1年生から女子が2人の合計5人が座っていた。
自己紹介を受けたら、領主候補の侯爵家だけでなく推薦を受けている伯爵家もいることがわかった。
領主候補のクラスは、1学年が20名前後になるように調整されてるそうだ。
自己紹介が終わったころに侍女がお茶を運んできた。
僕の眼はその侍女に目が止まった。
さっき精霊の光が集まっていた子だ。今もいくつかの光が見える。さっきよりも光が多い。イシスとガルダがいるからだろうか。
その子と眼があった。
だが、その子はすっと目をそらしお茶の準備を再開する。そしてお茶を席にならべた後で3年生の女性の後ろに立った。
その3年生の女子はこの場を仕切る侯爵令嬢のグランフェスタ様だ。
ふと、その子の目がこのテーブルではない方で止まっているのがわかった。驚いた顔で違う方向を見ているのだ。その子の向いた方向を見ると、サフィーナ様だ。もしかしてイシスとガルダが見えているのか?
『イシス、ガルダ。こっちに来て』
『どうした』
『僕の前にいる緑の髪の女の子。その子の前に行って。もしかして見えているかもしれない』
『わかったのじゃ』
もちろん返事はイシスだけ。ガルダはこういうときでも話しかけてくることは無い。だが行動はイシスよりも早い。
ガルダはイシスのふわふわと言う進みでは無く一瞬で飛んできた。そしてエリンの周りをまわる。
『おお、この子は、面白い子なのじゃ。どうやらほんとに見えておるぞ』
女の子は周りを飛ぶガルダを目で追いかける。そしてイシスが女の子胸の前で浮いて停止すると、女の子は手を伸ばして触った。
姿を消したイシスやガルダが見えるのは僕以外にはいないはず。それが見える。そしてどうやら触ることまでできているようだ。
その子を鑑定で確認してみる。
年齢は3年生。男爵位を持つ女の子で、名前はエリン。
詳細部分を見ると奇妙な称号と加護がある。その初めて見る称号は、『精霊に愛されし者』と書かれていた。さらに第一王妃エミリア様と同じくアロノニア様からの加護を得ている。
今日もイシスとガルダは妖精体で人には見えない状態で僕の近くをふわふわしている。
『イシス、ガルダ。サフィーナ様は君達の存在を感じていたみたいだからお茶会の間はおとなしくしていて欲しいだのだけど』
念話でそう話しかけると、イシスは許可も得ずにサフィーナ様の肩に止まり、ガルダは頭の上に乗った。いたずらしないようにと言ったのに。
サフィーナ様は重さを感じるわけではないが、イシス達が触れた瞬間に違和感があったのか、少し肩と頭を触った。
だが勘違いだと思ったのか公爵令嬢らしく姿勢を戻す。
そのまま動かないならよいか。
このお茶会ではスザンヌやマリアテレーズと席が別々になった。一つのテーブルにラルクバッハの男性陣は、一人で座るようになっているようだ。女性側はマリアテレーズとルシアナ様が一緒に、クリシュナ様はスザンヌと。そしてエレノアはサフィーナ様と一緒に参加するようだ。彼女たちまで一人で対応は無理だろうと言う配慮だ。年上の女性と一緒なので心配しなくても良いだろう。
お茶会にはトルステン様が一緒に参加していた。ただし、ラルクバッハの第1王子のルカディリック王子の隣だ。ちゃんと大人しく座っている。反対側にはゴツイ体型の男性が一人。トルステン様を抑える係りなのだろうか。
僕の席は3年生は男女一人ずつ、2年生は男性が一人。そして1年生から女子が2人の合計5人が座っていた。
自己紹介を受けたら、領主候補の侯爵家だけでなく推薦を受けている伯爵家もいることがわかった。
領主候補のクラスは、1学年が20名前後になるように調整されてるそうだ。
自己紹介が終わったころに侍女がお茶を運んできた。
僕の眼はその侍女に目が止まった。
さっき精霊の光が集まっていた子だ。今もいくつかの光が見える。さっきよりも光が多い。イシスとガルダがいるからだろうか。
その子と眼があった。
だが、その子はすっと目をそらしお茶の準備を再開する。そしてお茶を席にならべた後で3年生の女性の後ろに立った。
その3年生の女子はこの場を仕切る侯爵令嬢のグランフェスタ様だ。
ふと、その子の目がこのテーブルではない方で止まっているのがわかった。驚いた顔で違う方向を見ているのだ。その子の向いた方向を見ると、サフィーナ様だ。もしかしてイシスとガルダが見えているのか?
『イシス、ガルダ。こっちに来て』
『どうした』
『僕の前にいる緑の髪の女の子。その子の前に行って。もしかして見えているかもしれない』
『わかったのじゃ』
もちろん返事はイシスだけ。ガルダはこういうときでも話しかけてくることは無い。だが行動はイシスよりも早い。
ガルダはイシスのふわふわと言う進みでは無く一瞬で飛んできた。そしてエリンの周りをまわる。
『おお、この子は、面白い子なのじゃ。どうやらほんとに見えておるぞ』
女の子は周りを飛ぶガルダを目で追いかける。そしてイシスが女の子胸の前で浮いて停止すると、女の子は手を伸ばして触った。
姿を消したイシスやガルダが見えるのは僕以外にはいないはず。それが見える。そしてどうやら触ることまでできているようだ。
その子を鑑定で確認してみる。
年齢は3年生。男爵位を持つ女の子で、名前はエリン。
詳細部分を見ると奇妙な称号と加護がある。その初めて見る称号は、『精霊に愛されし者』と書かれていた。さらに第一王妃エミリア様と同じくアロノニア様からの加護を得ている。
あなたにおすすめの小説
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
聖女の孫だけど冒険者になるよ!
春野こもも
ファンタジー
森の奥で元聖女の祖母と暮らすセシルは幼い頃から剣と魔法を教え込まれる。それに加えて彼女は精霊の力を使いこなすことができた。
12才にった彼女は生き別れた祖父を探すために旅立つ。そして冒険者となりその能力を生かしてギルドの依頼を難なくこなしていく。
ある依頼でセシルの前に現れた黒髪の青年は非常に高い戦闘力を持っていた。なんと彼は勇者とともに召喚された異世界人だった。そして2人はチームを組むことになる。
基本冒険ファンタジーですが終盤恋愛要素が入ってきます。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています