76 / 83
第4章 学園編2
4.8 図書館通い②
しおりを挟む
さて、文献調査に集中しよう。
魂の増やし方を見ると、恋をしろと書いてあった。個人的には同学年と言う事もあってアデリートメアリー様が一番親しくしてもらっていたがこれからは彼女が婚約者になるのか。恋をするのか、大丈夫だろうか。そう思ってジェーンレオノール様を見る。
「どうされました」
キャサリンエリザ様が僕を見て声をかけてきた。
「いえ、先ほど調べた資料で、魂を増やすには恋をしろと書かれていたので、ジェーンレオノール様を見ていただけです」
「まあ、恋ね。大丈夫ですよ。親しくしていれば男女は好きになれる者です。私たちは魔物や動物と異なり言葉を交わし、友好を結びます。平民はそれで恋をするそうですが、私達貴族には魔力があります。私たちは言葉だけではなく魔力にも惹かれます。クレストリア様もあと1、2年でわかりますわ。ジェーンは、もうクレストリア様感じられるのでしょう」
「はい、初めて会った時から感じていました。私の魔力にとても合う魔力を持っています。私たちはきっと良い夫婦になれると思います」
こういう時にツンツンではないのか。姉に対する答え方が違うのか。ジェーンレオノール様の人なりや癖を覚えないとな。
「そうなのですか。僕にはまだわかりません」
「大丈夫よ。女性の匂いや姿に敏感になるころに魔力にも敏感になるわ」
女性に敏感にね。女性にはいつも添い寝してもらって、いい匂いはいつも感じてるけどな。魔力を感じるのか、わかるようになるのだろうか。
「さあ、今日はこれでお開きしましょう。離宮で食事会をする予定ですから戻りましょう」
その日は離宮に移動しておじいちゃん先生も交えて話をした。彼らも興味があるらしく、おじいちゃん先生も図書館に行くことになった。傍系として登録されているから入れるのではないかと言う事らしい。写本する人が増えるのは良いことだ。
おばあちゃんは、ティベリウスが逮捕されたので安心できるとエルレドルア領への移動を希望し、すでに離宮を引き払い移動を済ませている。
今年の領主候補生の先生は、おじいちゃん先生とヴィルヘルム王子、キャサリンエリザ王女の3人だ。彼らが礎の魔法を教えたり、神聖魔法を教えるのだ。
今日調べた中には領主が知っておいた方が良い内容がいくつかあったがそれを本当に教えるとなると3人では足りない気がする。どうするのだろう。
「調べた後で、陛下との相談になるが、礎の魔法に関係しない魔法や魔道具は上級貴族向けのカリキュラムに組み込んだ方が良いかもしれぬな。失われたにしては有益すぎる」
「それは、古代語を教えると言う事ですか」
「そうじゃな。翻訳はすぐが、王族だけで秘匿したから失われたのならば、もう少し広く勉強させるべきだ。古代語は領主候補生にも教えるべきだろう。現にエイレーネアテナ様が入られ独自に学ばれたのだ、あの地の急激な順位改善はそれらの知識による物もあるじゃろう。元々領主候補生が入れる仕組みならば、読めるように教えるべきじゃ。そして魔道具屋や、儀式のための魔法陣は上級貴族の文官には教えるべきじゃろう、そうでなければ今の領主候補生は魔道具作成の腕が悪すぎる。学んでもどのみち作れぬぞ」
「そうですね。陛下と相談して決めていきましょう。ですがまずは我々の知識の取得からですね。クリストリアが古代語を読めたのが幸いでした。神の采配ですね」
「そうじゃな。全鑑定か、うらやましいスキルじゃ」
にほんごが読めるのが完全に全鑑定の力になっている。古代語の翻訳で転生者と書かれてたところがいくつあるのだろうか。それはごまかした方が良いのか、正直に訳して良いのか悩むところだ。
翌日、おじいちゃん先生は図書室に入れなかった。僕らが先に入って待っていたら、おじいちゃん先生が入る時に金色のウサギさんが、属性足りないと言った。どうやら属性が足りないと入れないようだ。僕ら全員が全属性なので入れたことがわかった。そうすると現在の領主候補生で全属性はいないはず。いや、アイリーンクリスタの祈りが間に合えば来年には全属性になる。それ以外にはいないのか。陛下は僕が神の書を取るまでは属性を増やす方法を公開しないつもりのようだ。王家の血を引いて全属性になれるのが大領地の領主候補生なので、あまり沢山の候補者が出て荒れるのを防ぎたいようだ。だが現状の領主候補生たちは、ヴィルヘルム王子よりも魔力量が低いのであまり気にする必要は無いと思うのだが。
魂の増やし方を見ると、恋をしろと書いてあった。個人的には同学年と言う事もあってアデリートメアリー様が一番親しくしてもらっていたがこれからは彼女が婚約者になるのか。恋をするのか、大丈夫だろうか。そう思ってジェーンレオノール様を見る。
「どうされました」
キャサリンエリザ様が僕を見て声をかけてきた。
「いえ、先ほど調べた資料で、魂を増やすには恋をしろと書かれていたので、ジェーンレオノール様を見ていただけです」
「まあ、恋ね。大丈夫ですよ。親しくしていれば男女は好きになれる者です。私たちは魔物や動物と異なり言葉を交わし、友好を結びます。平民はそれで恋をするそうですが、私達貴族には魔力があります。私たちは言葉だけではなく魔力にも惹かれます。クレストリア様もあと1、2年でわかりますわ。ジェーンは、もうクレストリア様感じられるのでしょう」
「はい、初めて会った時から感じていました。私の魔力にとても合う魔力を持っています。私たちはきっと良い夫婦になれると思います」
こういう時にツンツンではないのか。姉に対する答え方が違うのか。ジェーンレオノール様の人なりや癖を覚えないとな。
「そうなのですか。僕にはまだわかりません」
「大丈夫よ。女性の匂いや姿に敏感になるころに魔力にも敏感になるわ」
女性に敏感にね。女性にはいつも添い寝してもらって、いい匂いはいつも感じてるけどな。魔力を感じるのか、わかるようになるのだろうか。
「さあ、今日はこれでお開きしましょう。離宮で食事会をする予定ですから戻りましょう」
その日は離宮に移動しておじいちゃん先生も交えて話をした。彼らも興味があるらしく、おじいちゃん先生も図書館に行くことになった。傍系として登録されているから入れるのではないかと言う事らしい。写本する人が増えるのは良いことだ。
おばあちゃんは、ティベリウスが逮捕されたので安心できるとエルレドルア領への移動を希望し、すでに離宮を引き払い移動を済ませている。
今年の領主候補生の先生は、おじいちゃん先生とヴィルヘルム王子、キャサリンエリザ王女の3人だ。彼らが礎の魔法を教えたり、神聖魔法を教えるのだ。
今日調べた中には領主が知っておいた方が良い内容がいくつかあったがそれを本当に教えるとなると3人では足りない気がする。どうするのだろう。
「調べた後で、陛下との相談になるが、礎の魔法に関係しない魔法や魔道具は上級貴族向けのカリキュラムに組み込んだ方が良いかもしれぬな。失われたにしては有益すぎる」
「それは、古代語を教えると言う事ですか」
「そうじゃな。翻訳はすぐが、王族だけで秘匿したから失われたのならば、もう少し広く勉強させるべきだ。古代語は領主候補生にも教えるべきだろう。現にエイレーネアテナ様が入られ独自に学ばれたのだ、あの地の急激な順位改善はそれらの知識による物もあるじゃろう。元々領主候補生が入れる仕組みならば、読めるように教えるべきじゃ。そして魔道具屋や、儀式のための魔法陣は上級貴族の文官には教えるべきじゃろう、そうでなければ今の領主候補生は魔道具作成の腕が悪すぎる。学んでもどのみち作れぬぞ」
「そうですね。陛下と相談して決めていきましょう。ですがまずは我々の知識の取得からですね。クリストリアが古代語を読めたのが幸いでした。神の采配ですね」
「そうじゃな。全鑑定か、うらやましいスキルじゃ」
にほんごが読めるのが完全に全鑑定の力になっている。古代語の翻訳で転生者と書かれてたところがいくつあるのだろうか。それはごまかした方が良いのか、正直に訳して良いのか悩むところだ。
翌日、おじいちゃん先生は図書室に入れなかった。僕らが先に入って待っていたら、おじいちゃん先生が入る時に金色のウサギさんが、属性足りないと言った。どうやら属性が足りないと入れないようだ。僕ら全員が全属性なので入れたことがわかった。そうすると現在の領主候補生で全属性はいないはず。いや、アイリーンクリスタの祈りが間に合えば来年には全属性になる。それ以外にはいないのか。陛下は僕が神の書を取るまでは属性を増やす方法を公開しないつもりのようだ。王家の血を引いて全属性になれるのが大領地の領主候補生なので、あまり沢山の候補者が出て荒れるのを防ぎたいようだ。だが現状の領主候補生たちは、ヴィルヘルム王子よりも魔力量が低いのであまり気にする必要は無いと思うのだが。
351
あなたにおすすめの小説
悪役令息ですが破滅回避で主人公を無視したら、高潔な態度だと勘違いされて聖人認定。なぜか溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
BL小説『銀の瞳の聖者』の悪役令息ルシアンに転生してしまった俺。
原作通りなら、主人公ノエルをいじめ抜き、最後は断罪されて野垂れ死ぬ運命だ。
「そんなの絶対にお断りだ! 俺は平和に長生きしたい!」
破滅フラグを回避するため、俺は決意した。
主人公ノエルを徹底的に避け、関わらず、空気のように生きることを。
しかし、俺の「無視」や「無関心」は、なぜかノエルにポジティブに変換されていく。
「他の人のように欲望の目で見ないなんて、なんて高潔な方なんだ……!」
いじめっ子を視線だけで追い払えば「影から守ってくれた」、雨の日に「臭いから近寄るな」と上着を投げつければ「不器用な優しさ」!?
全力で嫌われようとすればするほど、主人公からの好感度が爆上がりして、聖人認定されてしまう勘違いラブコメディ!
小心者の悪役令息×健気なポジティブ主人公の、すれ違い溺愛ファンタジー、ここに開幕!
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
【死に役転生】悪役貴族の冤罪処刑エンドは嫌なので、ストーリーが始まる前に鍛えまくったら、やりすぎたようです。
いな@
ファンタジー
【第一章完結】映画の撮影中に死んだのか、開始五分で処刑されるキャラに転生してしまったけど死にたくなんてないし、原作主人公のメインヒロインになる幼馴染みも可愛いから渡したくないと冤罪を着せられる前に死亡フラグをへし折ることにします。
そこで転生特典スキルの『超越者』のお陰で色んなトラブルと悪名の原因となっていた問題を解決していくことになります。
【第二章】
原作の開始である学園への入学式当日、原作主人公との出会いから始まります。
原作とは違う流れに戸惑いながらも、大切な仲間たち(増えます)と共に沢山の困難に立ち向かい、解決していきます。
今日からはじめる錬金生活〜家から追い出されたので王都の片隅で錬金術店はじめました〜
束原ミヤコ
ファンタジー
マユラは優秀な魔導師を輩出するレイクフィア家に生まれたが、魔導の才能に恵まれなかった。
そのため幼い頃から小間使いのように扱われ、十六になるとアルティナ公爵家に爵位と金を引き換えに嫁ぐことになった。
だが夫であるオルソンは、初夜の晩に現れない。
マユラはオルソンが義理の妹リンカと愛し合っているところを目撃する。
全てを諦めたマユラは、領地の立て直しにひたすら尽力し続けていた。
それから四年。リンカとの間に子ができたという理由で、マユラは離縁を言い渡される。
マユラは喜び勇んで家を出た。今日からはもう誰かのために働かなくていい。
自由だ。
魔法は苦手だが、物作りは好きだ。商才も少しはある。
マユラは王都の片隅で、錬金術店を営むことにした。
これは、マユラが偉大な錬金術師になるまでの、初めの一歩の話──。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
2026年2月12日 お気に入り登録800人達成?!!
なんということでしょう!ユーディリア達が愛されてる…!!!
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる