初夜がないとか許せないので、いまから旦那を襲いに行きます

めがねあざらし

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初夜、解禁。

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抱かれたまま寝室に運ばれ、ベッドに降ろされた。

「……っ」

先ほどのキスの余韻が消える間もなく、俺の唇がまた塞がれる。
さっきより深く、強く、舌を割り込ませるようなキスだった。
逃げようとしたわけじゃないのに、後頭部をがっちり押さえられて、息が吸えないほど密着させられる。

「っ、ん……っ」

舌を絡められて、歯の裏をなぞられて、喉の奥まで押し込まれて。
息苦しいのに、ヴァンの体温が心地よくて、抗う気持ちなんてもうなくなっていく。

その間にも、手はどんどん服の中へ。
背中をなぞる指が熱い。くすぐったいのに、それが嫌じゃなくて、むしろその手にもっと触れてほしくなる。

「エイバ……」

耳元で低く名前を囁かれて、ゾクリと背筋が震える。

「こんなに、やらしい格好して……自分が何してるかわかってんのか?」
「わ、かってる……っ」

言い返したつもりなのに、声が震えた。
すでにヴァンの指が、シャツの裾から滑り込んで、俺の腰をゆっくりなぞってる。
肌に触れるたびに、全身が跳ねた。

「あ……っ、あ、待っ──」

シャツが乱暴に引きはがされ、ボタンが床に散る。
素肌をさらされた瞬間、寒さじゃない何かにゾクッと震えた。

「……やっぱ、綺麗だな」

まじまじと見つめられて、鼓動が跳ね上がる。
今さら恥ずかしくなって、思わず腕で胸元を隠そうとしたら──

「隠すな」

手首をつかまれて、腕ごとベッドに押し倒された。

「っ、ヴァン……っ!」

上から覆いかぶさってくる。
ああ、やっと、触れてくれる。
ずっと欲しかったその手が、口が、ようやく俺に向けられている。

ヴァンの唇が、鎖骨に落ちた。
そのまま舌が這い、胸筋の上をなぞるように滑っていく。

「ここ、感じる?」
「っ……う、るさい……っ」

わざとらしいほどの舌の動きに、思わず声が漏れた。
悔しいのに、何かが崩れ落ちるみたいに快感が染み込んでいく。

「かわいい」

ヴァンの声が、甘く、低く、耳の奥まで浸透する。

「ずっと我慢してた。……お前の隣にどんな気持ちで立っていたか、わかるか?」

片手で乳首を撫でられて、息が詰まる。
乾いた指先で撫でられるだけなのに、脳にじわじわ痺れるような快感が広がっていく。

「やっ、あ、くっ、や……あんま、そこ……っ」

言葉の意味が、口の中で溶けていく。

「ああ、ここ好きなんだな。じゃあ、もっと触っていいよな」

指が爪を立てるように、わずかに刺激を変える。
跳ねた身体を、ヴァンの体重がしっかり押さえ込んでいた。

「んっ……や、ぁ……あ……っ!」

こんな声、聞かせるつもりじゃなかったのに。
全身が熱い。息ができないほど、快感が深くまで浸透していく。

「エイバ、もっと気持ちよくなれよ。……俺を感じろ」

その言葉の直後、ベルトが外される音が響いた。
腰からズボンが引き抜かれ、下着越しに膨らんだモノを手のひらで撫でられる。

「う、そ……待、まって、それ……っ!」

初めて、誰にも触れさせたことのない部分。
自分でするのとはまるで違う。
他人の手で、しかも好きな相手に触れられるって、こんなに――

「は……んっ、やっ……くっ、ヴァン……や、だ……っ、あっ!」

恥ずかしすぎて、目が潤んでくる。
でも、止まらない。もう止めたくない。

「気持ちいい?触られるの、好き?」
「うるさ……っ、そ、れ、ばっかり……っ!」
「俺のこと好きなんだろ?可愛く喘がれると、もっと意地悪したくなる」

そんな顔、すんじゃねぇよ……
こんなに優しくて、こんなに強引で、こんなに甘いとか……反則だろ……。

自分のそれが布越しに指で扱かれるだけで、腰が勝手に逃げそうになる。
それを許さないみたいに、ヴァンの体が覆い被さって、逃げ場を塞いでくる。

「くっ……や、っ……ぁ……」

はしたない声が、口から勝手に漏れる。
顔を背けようとしたら、顎を掴まれて向き直された。

「こっち、ちゃんと見てろよ」

低い声で囁かれて、さらにゾクッと背筋が震える。
目が合った。
ヴァンの瞳は、獣みたいに熱と欲に濡れていて、それが俺のことしか映してないのが、もう――たまらなくて。

「エイバ、口、開けて」
「……ん……んんっ!」

唇が合わさった瞬間、下着の中に手が入り込んだ。
直接触れられたそこは、もう限界寸前で、わずかな刺激に跳ね上がってしまう。

「んぁっ……やっ……だっ、や、ば……っ!」

熱い。
俺のものも、ヴァンの掌も、全部熱くて、溶けそう。
実際とけてしまってないだろうか……俺のちんこ、そこにあるのか……?

「声、可愛いな。もっと聞かせて?」
「っ、ばっ……お前、ほんっと、うるさ……」

文句を言おうとしても、喘ぎが邪魔して言葉にならない。

そのうち、ヴァンの唇が俺の胸元から腹筋へと、舌を這わせながら下っていく。

「ちょ、下っ……そこは……っ!」
「嫌なら言えよ? でも……」

下着の縁に歯が触れて、ぴくんと腰が跳ねた。

「さっき自分で“抱いてほしい”って言ったよな」

言われた瞬間、顔から火が出るかと思った。

「そ、それは……っ、状況が、だなっ……!」
「言った時点で、もう遅い」

下着をゆっくりと口で下ろされる。
普通に服を脱がされるより、こっちの方が何倍も恥ずかしい。
なのに、視線を逸らせない。
目の前で、ヴァンが俺の中心をじっと見てる。

「綺麗だな。……ここも」

そんなこと言うなって……!
唇が触れた瞬間、頭が真っ白になる。

「ひゃっ……っ、あっ、まっ……そこ、や……っ!」

舌が先端をなぞり、ゆっくりと含まれる。
舌のぬるい感触、熱、圧。
全部が気持ちよすぎて、膝がガクガク震える。

「ん、あ……あっ、く……っ、そんな……っ、ぅ……!」

奥まで咥えられて、喉の奥が締まる音が聞こえる。

「っ、だめ、だっ、そこ吸うな、やっ……ヴァン、やだっ……!」

ヴァンの手が腰を押さえて、逃げ場をなくす。
もう限界。

「あっ……いくっ、出、っ……く、ぅ……!」

吐き出す瞬間、ヴァンはそれをすべて飲み込んだ。
口を離し、俺の顔を見ながら、平然とした声で言った。

「一回目、少し濃いか……?気持ちよかった?」
「しねっ」

頭を枕に押しつけてうずくまる。
羞恥と快感が混ざって、息ができない。

「……エイバ、次は中な」
「は?」
「お前が欲しいって言ったから。……責任、取らせてもらう」

そのまま、脚を開かされる。
指先が一度萎えた俺のものを撫でて、下に滑っていく。
くちゅ、と音を立てて、指が入り口をこじ開けた。

「っっ……ぅ……っ!」

未経験ののそこに、侵入してくる異物。
俺は先ほどと違う種類の熱に満ちていく。

「最初は一本。……きついな。俺のが入るまでに、ちょっと時間かかりそうだ」
「待っ、あっ、そんな、いきなり、ぃ……っ!」

第二関節まで入った指が、内側をぐりぐりと掻き回す。

「ここ、感じるか?」
「しっ、しらなっ……!」

わかんねぇよ! 初めてだぞこっちは!!
男同士における夜の営みのあれこれを知ってからは、体内の洗浄魔法を常にかけることはしていたものの……。
自慰をする時でさえ、そっちは入り口をちょっと刺激するだけで、慣らすほどの勇気はなかった。
いや、多分……ヴァンに触れられたかったんだと思う、俺は。
……とか思ってる間に、指が二本目、三本目と追加される。

「んっ、くぅっ……ヴァン、や……くるっ、しぃ……!」

ヴァンの指が丁寧に、中を擦って拡げていた。
圧迫感が凄い。でも、気持ち悪くはなかった。全然。
それどころか、指の動きに合わせて俺の腰が震え始める。
初めてなのに、気持ちがいい。
この感覚が実際のものなのか、ヴァンに触られているという相乗効果あってのことなのかわからないが、薄い快感がどんどんと塗り重ねられて、厚くなっている。

「柔らかくなってきた。ちゃんと受け入れる準備できてきたな」
「うるせぇぇぇ……っ、黙ってやれよ……っ!」

返事の代わりに、指が抜かれる。
空っぽになった穴が、ヒクヒクと何かを求めてるみたいに震えてるのが、自分でもわかって……恥ずかしい。

「……挿入れるぞ」

そう告げられた瞬間、ヴァンのものがあたってきた。
太くて、熱くて、パンパンに膨れた雄の象徴。
それを視界に収めた時、思わず俺は唾を飲み込んだ。
俺のものとは全然違う、それ。
ヴァンは俺よりも頭一つデカいので、それもデカいとは思っていたけど。
想像よりもそれは生々しく肉肉しい。
先端が俺の入り口を押し拡げてくる。

「っ、ぁ……や、っ、ヴァンっ、待っ、でか、い、むりっ……!」

欲しかった、ずっと。
今だって欲しい。けれど……生理的な恐ろしさが少しあった。
嫌悪ではない未知なるものに対しての畏れ。

「無理じゃない。ゆっくり入れる。……力抜け、エイバ」

優しい声。だけど、身体は容赦なく押し拡げられる。

「っ……っっ、あぁ……っ、くっ、うっ……!」

深く、深く、ヴァンの全てが俺の中へ入ってくる。

「奥まで入った。……大丈夫か?」
「なっ、わけあるか……っ、バカっ……!」
「可愛い」

腰が動き始める。
一回一回が、深くて、重くて、でも確実に俺を溶かしていく。

「は、ぁっ、ん、くっ、ゔぁん、あっ……!」

何度も突き上げられて、声が止まらない。
苦しいのに気持ちよくてたまらない。
競り上がる快感に、涙が滲む。

「あっ、やっ……んっ、そこっ……!」
「ああ、ここがいいんだな。じゃあ、何度も突いてやる」

ある一点を通られるたびに、俺の腰はビクビクと震えていた。
それを見たヴァンがこれみよがしに、責め立ててくる。

「ひぁっ、やっ、あっ、くぅ……っ、ヴァン、やあっ……!」
「イきそう?」

イく?
そうか、これが、そうなのか。
射精感とはまた違う種類の熱が身体の中から吹き出しそうだった。
俺、初めてでこれだろ?
大分、才能がある気がする。

ドチュ、ドチュとデカいものが肉の中で暴れて、悦楽が弾けそうになっていた。

「もっ、もう……くっ、イくっ、あっ……あああっ!!」

果てる瞬間、ヴァンが中で激しく突き上げた。

意識が白く弾ける。
脳の奥まで快感が染み込んで、何もわからなくなる。

数秒後、ヴァンも熱いものを中に吐き出して、俺を強く抱きしめた。

「はっ……凄いな、俺の妻は……まだ終わらないからな」

蕩けた俺の上でヴァンがそう呟いた。
お前、そんな性欲どこに隠してたんだよ……。


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